『エイプリルフール』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
エイプリルフール
王子様である俺を待つ人たちがいる
何万人の笑顔を守るそのためならば
嘘で塗り固められた物語を紡ごう
エイプリルフールなんて関係ない
本当の俺も失望も悲しみも
舞台袖に置いていこう
いつか、俺の紡いだ物語が
本当になる日を信じて
本当の俺を愛してくれる人が
現れるその日まで
「今日はとても天気がいいなぁ…」
スマホを確認すると11時40分。
今日は親友の家に久しぶりに遊びに行く。
「よし、ついたぞ…!」
インターホンを押すと、親友の一華(いちか)が出てきた。
「紬(つむぎ)?もう来たの?笑いらっしゃい、入っていいよ」そう言い、私を家の中に入れてくれた。
何回も来たことがある家なのに、未だに新鮮な感じがする。でも友達の家ってそんなもんか。
「あれ、一華ママは?」
「…んー?なんてー?」
「一華ママはー?」
数秒間沈黙が続き、窓を開けた音が家中に響いた。
「…えっ!?紬!!虫!!虫はいってきた!!」
「はっ!?待って無理だよ!?私何も出来ないよ!?」
「紬!なんとかして!!私が一番無理!!」
そう言い、入ってこっちへ向かってきたと思ったら、
漫画の一コマを切り抜いたかのような転び方をした。
「えっ…ちょ、一華っ…だい…w大丈夫っ…?w」
「何笑ってんのよ!笑」
2人で爆笑しまくったあと、虫が居るか確認をしたら、
既にいなくなっていた。きっと窓から逃げたのだろう。
手を洗い、2階へあがる。
部屋の中へ入り、他愛もない会話をする。
今日はエイプリルフールだから、一華に嘘をつく。
きっと私のこの素晴らしい嘘に騙されるだろう。
演技力には自信がある。
「ねぇねぇ一華ー?」
「どうした?」
「実はね?私宝くじ当たったの!」
「へぇ…笑いくら当たったの?」
まずい。金額を決めていなかった。
「えーっと…1億!!」
「そっか、それは嬉しいね笑」
うんうん、いい感じに騙されてる!!
現在時刻は11時59分。
エイプリルフールは午前中しか嘘をついてはいけない!!あと1分…!まだあと1つくらいならいける!!
「あとね!私昨日彼氏できた!!」
「ふふっ…笑いいね、どんな子?」
「うーんと…めっちゃ背高くてイケメン!」
「いいねぇ…今度会わせてね?本当に紬に相応しいか私がチェックしたい」
「…もちろん!」
スマホを見ると11時59分。
あと数十秒くらいしかなさそう、あともう1つくらいなら…!
そう思い、視線を一華の方に向ける。
するとスマホを見ながら一華が口を開いた。
「私ね、今日の朝お母さん殺しちゃったんだよね〜笑」
「…えっ、えぇ!?」
「お父さんが持ってるネクタイで首絞めたの」
「…そっ、そっかぁ…!あ、ねぇそろそろお菓子食べない?」
「…あぁ、食べよっか」
びっくりしたーー!!一華ったら突然変なこと言わないでよね!!
「ねぇ…一華」
「んー?」
「エイプリルフールって午前中しか嘘つけないの知ってる…?」
「えっ、さすがにそのくらいは知ってるよ笑」
「だっ、だよねー…笑」
スマホの時刻を見ると12時3分だった。
テーマ 「エイプリルフール」
作品名 「嘘になれなかった」
久しぶりにみんなで会話できる通話。ここ最近は入試やらなんやらで忙しくしたあと、バカが一発で受からなくて第4とかいったり、生真面目が引っ越しだのなんだのでみんな揃うのは通話でもなかなかなかった。
そんなときだ。そういえば、と通話でバカがみんなに確実に聞こえる声でいった。
「彼女できたんだわ」
「ハイハイハイハイ彼女ね彼女彼女」
「んもー妄想もそこら辺にしときなって」
「そんな嘘ばっかりだからモテないのですよおバカ」
バカの言葉に、俺も自称ギャルも生真面目も無関心で返す。このメンバーに恋人なんてできるわけがないのだから。
「いやマジマジ。今日遅れたじゃん?彼女からメール来てさぁ、それちょっと返すのに時間くってたワケ」
「?」
「……?」
「…………?」
「「「???」」」
「そんなに僕の言葉が信じれないのかお前らは」
バカの言葉にこてんと時間差ありきで全員首を傾げた。いやないないない、ないないない。このバカに恋人、だなんて……。
「そいつは俺より強いんだろうな?」
「うちより金持ってなきゃだめじゃん?」
「私より頭いいのですか?」
「えなに急にそんなモンスターいてたまるか」
ちなみに俺は剣道で何度も世界大会優勝してる。剣なら負け知らずである。そんで自称ギャルは父母の影響でドがつくほどの超人気有名インフルエンサー。スパチャの額はパンドラの箱。そして生真面目は世界で一番IQが高いと言われる大学入学確定で英検と数検どちらも一級。頭が良すぎてテスト時の会話がわけわからん。
「……待って、なんか歩いてない?みんな」
「べぇぇつにぃぃ?今から自転車で最寄りの電車までとかないけどねほんと」
「そーそ今から車出そうとか思ってないよまじまじ」
「ほんとですよまさかそんなバスに乗ろうとしてるわけないじゃないですか」
「ねえ図星じゃん図星じゃんそれは」
「「「いやいやいや全然全然」」」
俺、自称ギャル、生真面目が声を揃えて言う。そうまさかそんな、今からバカの住んでる地域に行こうとか、その彼女のツラ拝んでやろうとか思ってない。彼女がほんとにいいやつなのか見極めようとかもなんも。ただそういえばあそこで買わなきゃいけないものがあった気がする。うんきっと確かそうだそうに違いない。
「ギャルっちもうすぐ電車」
「私はあと20分程度です」
「俺は電車待ち。自称ギャル引っ越してなかったよね最寄り駅同じか?どこ?」
「うちねー」
「待って待って待ってみんな」
「え何が?」
「ちょこっと必要なもの買いに行くだけだようちら」
「そうだよ」
「ちょエイプリルフールエイプリルフール!!嘘嘘嘘!!!僕の真っ赤な嘘!!!!」
……エイプリルフール?バカの一声で俺らが止まる。そして、一斉に喋りだした。
「なぁんだもーエイプリルフールですか」
「エイプリルフールねおっけおっけ把握把握」
「あーエイプリルフールかあそんなのあったねー」
一気にニコニコとした声色になる俺らに、
「こ、怖……怖すぎ、なんで?情緒死んでる?もエイプリルフールやめとこ……」
バカは無自覚にもそう呟いた。
このまま無自覚ではいけない。そう思った俺は、とあること……バカと同じことを言う。
「―――俺に彼女ができたっつったらどう思う?」
「アホってまだあそこの家だよね今会いに行くね」
「来なくていい来なくていいエイプリルフールだっての。だから車出そうとすんなバカ」
「嘘……?」
「ああ。遠慮なく言いたまえ」
「あなたが嫌いです、とか?」
「ほぉ。それなら僕も、きみが嫌いだと返事するとしよう」
……。
……。
「俺のこと好き、だったの?」
「イイコトもしたいと思ってるぞ?」
「マジかよ!」
「ふふっ、嘘だがマジでも悪くない」
#エイプリルフール
「エイプリルフール」
この日だけは
嘘をついても良い日と
思ってない?
違うよね。
日頃から
自分に嘘ついてる。
お題『エイプリルフール』
キミからの
「帰ります~」って
いつものメッセージ
時計を見て少し驚いた
今日はずいぶん早いみたい
凄く嬉しいけど
「え!ご飯、もう食べちゃったよ!」
って返信してみた
既読が付いたのを確認して
少しだけ間を置いてから
「うそだよ」とスタンプを送る
ドキドキしながら返事を待ってたら
キミからは
クエッションマークのスタンプ
今日が4月1日って気づいてないのかな?
それとも
キミと一緒に食べるのが大好きってこと
バレてるのかな?
帰ってきたら伝えてみよう
キミは笑ってくれるかな?
変わらない毎日が
いちばんの本当
でも、今日は少しだけ
嘘みたいに幸せで
少しだけ照れくさいんだ
ねぇ、起きてよ。もうお昼になっちゃうよ?
そう声をかけられて目を覚ます。寝ぼけた視界に君の顔。枕元のスマホで時間を見る。4月1日11時37分。今日は晴れ。無視されてむくれる君を横目にまた布団に潜り込む。
あっ!なんで寝ちゃうの!?起きてよ!ねぇ!
布団越しに喚く君。今日は4月1日。エイプリルフール。そう。明日になれば君の声は聞こえない。その声は、私が作り出した偽物だ。
#エイプリルフール
―――
始まりの多い、4月の最初
冗談を言い合って、昼になったら種明かし
そうして突き合わせたのが、笑顔なら良い
ネットの海では、難しいのかもしれないが
起源がだとかを抜きにして
ただ純粋に、そういう日であれば...と思うのだ
ちなみに今日ディズニーから帰ってきました
#エイプリルフール
あれだけ言ったのにバカね
期待をしたら惨めなだけと
ねぇ君は何でそんな
楽しそうに生きられるの?
人気者なのね
"広く浅い"の代名詞ね
新たな環境でも水を得た魚のように
生き生きとしている人達が恨めしくて
こんな歌をまた思い出させる
大丈夫
私は嘘つきだから気にしないで
Inspired by Mrs.GREEN APPLE 「A Priori」
※エイプリルフールの本場、イギリスなどでは4月1日の午前に嘘をつき、午後に種明かしをするんだそうです。
【エイプリルフール】
今年も来た。この時期が。もう4月だ。
桜は咲き、花びらはまだ散らない。
儚く、短く美しい花の笑い声が飛び交う季節だ。
その桜の下、僕は君にこう言った。
「もしも大人になったら、結婚しよう。」
付き合ってもない。ただ、お互いに昔からの幼馴染だった。
君はエイプリルフールだからでしょ。と、笑って見せたが、僕は真剣だった。
「エイプリルフールは午前までだよ。今は午後、嘘じゃない。僕は本気で言ってるんだ。
君も僕も大人になって恋人が出来るかもしれない、
本当に好きな人が出来るかもしれない。
けど…、
けどもしも、大人になってもそんな感情を持つ人がいなかったら、君と結婚したい。」
君は目を見開いて、驚きで固まって声も出さぬまま、顔を赤らめて、泣きそうな程に潤んだ目で、
「なら、今からプロポーズして?」
いつの間にか、彼女は泣いていた。
僕は予想外の言葉に驚き、固まった。
今度は逆に、僕が泣いて顔を赤らめて、君と抱き合った。今日はエイプリルフール。皆が軽い嘘や冗談を言い合う日。
だが、このプロポーズも感情も言葉も、全て嘘じゃない。
「改めて、僕と結婚してください。成人しないと結婚はできないけど…、今から、僕が予約して、君を独占したい。エイプリルフールじゃなく、本気で、僕は君を愛してる」
題名:エイプリルフール
嘘ばっか吐いてた。
分かんない分かんない。
その日は罪を犯して良い日。
嘘を吐いて、笑って答える。
─そんな罪を犯してないよ
って。
午前中についても平気なウソ。
何かあるかなぁと考えていた。
恋人を驚かせる何かを考えてもなー。
無垢な瞳は俺の言葉を信じてしまうだろう。
嘘をついても怒られないことを考えようと思うけど……なんかなー。気乗りしないんだよねぇ。
モヤモヤするんだよな。
俺は自然と胸をさする。胸焼けを抑えるようにぐるぐる回してしまっていた。
俺の言葉を正面から信じる彼女の笑顔を思い出すと、やっぱり嫌だな。
「ウソ、つきたくないかも」
おわり
六八五、エイプリルフール
「エイプリルフール」
嘘でもいいから
あなたが
「よみがえった」という
話を聞きたい
そんな話が
嘘の仮面付きでも
出てこないという
現実という
ショーウィンドウの哀しさ
「大丈夫。」
春一番に連れられて
蛍光ピンクの花びらは旅に出る
卓上灯のひかりが原稿用紙に
蒼白を残して私の夢は始まった。
4月1日 この日にだけはうそがつけるなら
そうして、日記にこう書き連ねていた。
不安はない 私は確実に結果を残すから
問題はない 誰もが応援してくれるだろうから
大丈夫 賞の端くれにくらい通るだろうから
「大丈夫。」
私はいま、元気だから
エイプリルフール
愛ある嘘をください
昨日までの悲しみ
明日が見えないほどの苦しみを
笑顔に変える魔法🪄
そんな
愛ある嘘をこの混沌とした世界に
エイプリールフール
人についていい嘘とつかない方がいい嘘がある
それを考えていたらお昼になっていた
私は嘘を考えるのが下手なのかもしれない
いや、実際に言おうとしていた嘘はあるが、「エイプリールフールに言った嘘は一年間叶わなくなる」と耳にして誰にも伝えずに終わった。
好きな人に嫌いだということも。
話をしようとすることもしなかった
「エイプリルフール」
エイプリルフールの午後、あなたに告白された。
エイプリルフールは午前しか嘘をついちゃいけないのに。
これは本音?それとも嘘?
あなたの本心が分からない。
【書く練習】
今日の書く練習はお休みします。
世間は新しい年度に突入した
いつもの通勤路に新たな人並みが発生する
学生、社会人、眩しくも初々しい
自分にもそんな頃があったのかと不思議に思う
あれから地続きで今があるハズなのだか
全く思い出せない
いや、記憶はある
ただ、あのキラキラとした気持ちはなく暗雲が垂れ込めている
どこで落としたものか、全く思い出せない
#エイプリルフール
今日、友達に恋人ができたと嘘をついた。
すぐにエイプリルフールだと気づくだろう思ったけど、ものすごく信じきっていて、焦った。
少し考えた後に、こんなくだらない嘘しかつけない自分な惨めになった。 4/ 1
〖エイプリルフール〗
四季がリセットされ、
新しい出会いと気持ちの4月
だというのにも関わらず
一発目、しかも一日目は
「嘘をついてもいい日」で始まる。
元々、エイプリルフールは
「午前中に嘘をつき午後に解き明かす」
というふうに知られていますが
もしも
「今日以外でも、たまには嘘をついてね。
そうやって気楽にいるのも悪くないよ」
なんて、「嘘が語る優しさ」のような
メッセージが込められていたら。
嘘はいけないことだと教えられてきた私達
でもときには最強の武器になってくれる
だからもしものときにしのげるように
今日は嘘をつく練習をしておこうねと
そんな、静かな寄り添いを感じる日。
4月初め。いつか嘘をつく日の為の練習日。
それがきっと、エイプリルフール。
X(旧Twitter) @Amoon_3k