エイプリルフール』の作文集

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エイプリルフール』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/1/2024, 6:04:22 PM

エイプリルフールといったら人に嘘をつくイベントだが、自分は今までエイプリルフールで嘘をつくなんてことをした覚えがない。たぶん生来自分は斜に構える性格で、こういうイベント事を無意識に面倒くさいと考えてしまうからだろう。それに「これは嘘ですよー!」って体でつく嘘って何かつまらない。

4/1/2024, 6:04:13 PM

エイプリルフール


時刻は変わり、4月1日。

足が千切れてしまうんじゃないかと思うほど引っ張られて、母のうめき声と共にワタシは産まれた。

大富豪の娘として生まれ、特に不自由もなくすくすく育ったワタシは明日、成人式を迎える。

「髪型はどうしましょうか?」

「ワタシ、キラキラしたものが好きなんです。なるべく派手にお願いします」

スタッフさんは『わかりました』と笑顔を向けて、色の濃い髪飾りを付けていく。

完璧に仕上がったワタシを見て、店員全員が歓喜の声を上げた。

「当たり前でしょう。ワタシなんですから」

壁に置かれた鏡台の前で、くるりと回る。

帯締めをキツく締められたせいか、激しい動きはできなかったけれど、動く度に舞った袖が綺麗で思わず笑みが溢れた。


既に皆到着しており、会場は騒がしいほどの大量の人が集っている。

人混みをかき分けて、前を進んでいくと、見慣れた後ろ姿が見えた。

「父さん!」

と、横に女が1人。

他人というのには妙に距離が近く、ぴったりと横にひっついていて、離れない。

「誰よ、あなた」

父がこちらを振り返ると、その女もゆっくりと、体を回らせて、こちらを見た。

「あぁ、もう来ていたのか。待っていたよ」

「えぇ……ワタシもです」

ワタシと父は抱擁を交わした。

その動きが少しぎこちなくて、違和感を覚える。

すると、横にいた女が『あの』と気まずそうに声を上げた。

「そうだ、お前に言いたいことがあるんだよ」

「なんですか?」

ワタシが疑問を寄越すと、少し縮こまった女の肩を寄せて、愛おしそうに視線を向けた。

「私の娘なんだ」

「ふふ、なにを……娘はワタシですよ?」

扇子を口に当てながら、風を仰ぐ。

体が熱くなっていく感覚が気味悪くて、ワタシはもっと扇子を動かした。

「いいや、違うんだ」

「今日はエイプリールフールではないんですよ。冗談を撤収するなら……」

「本当だ」

『今の内』と言う前に、父が食い気味に答えた。

どうやら母は浮気をしていて、ワタシはその隠し子だと。

今まで育ててきていたのはすべて父の勘違いだと言う。

母が自白して、つい最近知ったものだから驚いたよと呆気なく答えた。

「待ってください……じゃあ、ワタシはもう要らないと、」

父は目を見開いて、『違う、違う』と訂正する。

「そんなこと言わないでくれ。お前とは血が繋がっていなくても、家族だろう?」

「そう……ですよね」

ほっと息を吐く。

けれど、目の前にいる男が赤の他人だと言う事実を受け入れなくて、少し目を逸らした。

父の実の娘だという、女と目が合う。

あ、と声を出して眉を顰めた後、こちらを見てにこりと微笑した。

それを見て、父が口を開く。

「今後は、この子と過ごすことになるんだ」

「お前は仕事があるから大丈夫だろう?」

もう成人したんだし、と付け足す。

「母さんも納得しているよ」

淡々と告げられる言葉に呆然と、立ち尽くしていた。

息を吸う暇もなく、烈々と並べられた事実を頭の中で整理するだけで精一杯だった。

つまり、父さんは母さんを愛していて、離れる気はない。

もちろん実の子であるこの女のことは、何よりも大切にしている。

そんなの、ワタシは要らないと言ってるのと同じじゃないか。

「そんなに血が大事なの」

喉元まで言葉が出ていたが、無理やり押し殺す。

「わたしなんかが、務まるかどうか……」

当たり前じゃない、お前などに、ワタシの代わりが……

「よろしくお願いしますね、お姉様」

女が、慣れない手つきでワタシに手を差し出した。

「もちろん、仲良くしましょう」

屈託のない笑顔を彼女に向け、初めてワタシは嘘を吐いた。



「存在自体が嘘?」

「ふざけないで、絶対に……」

帰り道、歩く度に草履の音が鳴り響く。

布が擦れる音、息を吐く瞬間、今も、何もかもが不愉快。

爪を噛み締めながら、あの女の顔を思い浮かべた。

4/1/2024, 5:57:01 PM

ポピーポピー
風に揺れる
涙は乾いた

オレンジ色の優しさよ
おおポピー

もう大丈夫と笑った君は
嘘つきだった

ああポピー
どうして届かなかった
平静を装っていただけだったのに

ポピーポピー
救えなかった

ポピーポピー
どこにでもある

ポピーポピー
君の好きな花
風に揺れる

ポピーポピー
雨が消し潰して
夏が来る

君に送った最後のポピー

4/1/2024, 5:46:12 PM

別にいいじゃん
細かいよ 怒んないでよ
黙って俺を自由にして
連絡なくて開いたメッセージ
ずっと俺が未読無視してた
この会話なんかめんどくさいな
3日や4日で文句言わないで
何度も言おうと思ったって
じゃあなんで言わなかったんだよ
俺も同じって返したら黙ってしまった
そんなことより俺引っ越したんだ
今度遊びに来てよ
あーそんなこと言っちゃうんだね
まあそれならいいけどね

一生直らないもんだ人間だと思っていないよって
どうでもいいけど今日なんのテレビ見よう?
笑って許してくれてた君はどこへ行ったの
あのままで良かったんだよ

4/1/2024, 5:44:47 PM

目が覚めたら隣に君はいなかった
散歩にでも出たのだろうと疑わなかった

お昼になっても帰ってこない
今日は外食の気分なのだろうとコンビニに歩いた

夜になっても私は一人だった
何かのサプライズ?
プレゼントを持って帰ってくるのだろうか?
少し心を弾ませ、一人夜の時間を過ごす

友人のストーリー
テーブルに転がる
見覚えのあるブレスレット

ああ、そういえば今日はエイプリルフールだ

_エイプリルフール

4/1/2024, 5:39:40 PM

「演奏者くん、エイプリルフールって知ってるかい?」
 彼女に急に現れて、演奏していた僕にむかってそう聞いた。
 うららかな春の日差しがさんさんと照っていると言えば聞こえはいいけど、実際はいつも昼、というか明るいこの『ユートピア』にとって日付も時間も季節も住人にとってはないものなのだ。
 だがしかし『権力者』である彼女は日付や季節といったものを感知ができるようで。僕のことを嫌ってるきみがわざわざ話しかけてきたのも、きっとその辺の話だろう。
「⋯⋯⋯⋯知らない」
「だよね? いっくらボクのことを下に見たい演奏者くんも、流石に知らないよね??」
 僕の予想は当たったらしく、彼女はやたら上機嫌に言った。言い方が憎たらしいような、そんな些細なことで威張ってて微笑ましいようなそんな感情を覚える。
「で、なんなんだい、それは」
「ん? ああ、えっとね、まず君には分かりがたいかもしれないけど、今日は四月一日なんだよ」
「⋯⋯なるほど」
「それで四月一日というのは嘘をついてもいい日って決めたんだ」
 嘘をついてもいい日、ね?
「そうだね」
 僕は極めて冷静にそう言った。
 僕の思った通り、彼女は少しギョッとしたあと、顔をしかめた。
「もしかして、知ってて嘘ついたな!?」
「いや、騙せるかと思ってね。ついやってみただけで本当に僕は知らなかったよ」
 そう言うと、彼女はあからさまに機嫌が悪くなった。
「あっそう!! そういうことすぐするよね、演奏者くんは!! そういうとこ大嫌い!!」
「それは今言ったら逆の意味になるんじゃないかい」
 そう言うと彼女は沈黙した。顔をぐしゃぐしゃにして、怒っていた。それでも逆の意味をすぐ返さないのは、きっと嘘でも言うことすら躊躇うからだろう。
「僕も嫌いだよ、きみのこと」
 そんな言葉で追い打ちをかければ、靴で軽く地面を蹴って舌打ちしながら彼女は去っていた。
 皮肉ったわけではなく、本当に彼女のことを嫌いではないのは、彼女には伝わらなかったらしい。

4/1/2024, 5:20:56 PM

今日はなんでも嘘をついていいって。
じゃあどんな嘘をつこう?
ならこれはどう?

「今日は地球に隕石が落ちて、皆死ぬらしいよ」

あはは!何それ!
我ながらすごい嘘をついた気がする…
それ絶対皆嘘だって気づくよ。
でもそれがいいんじゃん?
皆本当に信じてしまいそうな嘘をつくけど、たまには現実味のない、嘘だって分かる嘘もいいじゃん。
だって今日は、
エイプリルフールなんだから。


これはそんな楽しそうで、好きな様に楽しむ
何処にいるか、一体誰なのかも分からない集団のお話

4/1/2024, 5:18:58 PM

僕は
東京大学を出ています( ´∀`)ははは
それは嘘!
エイプリンフールでした。
最後が違うわ~ってかあε=(ノ・∀・)ツ
お題は👉️エイプリルフール👈️
じゃあ~ってかあε=(ノ・∀・)ツ

4/1/2024, 5:17:04 PM

「今日私死んじゃうかもよ?」
「えっ?」
俺はふとカレンダーを見た。4月1日。
「今日エイプリルフールだな。縁起でもないこと言うなよ」
「はぁい笑」

この日あいつの言った言葉に向き合ってやれば良かった。
冗談じゃなかったんだ。

毎年この日になると思い出す「今日私死んじゃうかもよ?」

死ぬなよ。ほんとに。あの日あいつが急に片付けしようと言ったのも何か理由があったのかもな。

あいつのことで片付けが長引いた。あいつが「この引き出しは開けないでね」って言った場所。
手を合わせてから開けた。引き出しの中には一冊の手帳が入ってた。
あいつの日記だ。最後のページには俺のことが書いてあった。

ゆうすけのことは好きでも嫌いでもない。
私恋愛向いてないかも…。てかあれ?私が死んだらこれ見られるのか笑
ゆうすけへ
今までありがとう。ゆうすけといる時は楽にいられることが多かったよ。ただ一人になりたいって言った時は一人にさせてよね笑まぁとにかく感謝はしてる。ありがとう。
あとごめんね。 まいより

知らなかったな。気づいてやれなかったな
俺はものすごく後悔した。
ほんとにごめん。

4/1/2024, 5:14:11 PM

今日はエイプリルフール、ということで。

「玲人(れいと)実は私、今まで彼氏50人くらいいたことあるんだ~」

玲人に嘘をついてみたのだ。

私に関して、玲人の驚いた顔はあんまり見たことがない。だからちょっとだけ、ちょっとだけ気になったのだ。
「...ふーん」
「学生時代、モテにモテまくってコロコロ彼氏変わってたんだ~凄いでしょ」
こんな分かりやすい嘘はないでしょ?

「......まぁ俺もいたし、お互い様ってとこかな」
「え?」
「ん?俺だって学生時代、彼女の1人や2人いたよ」
「は、え、ちょ、聞いてない」
「だって聞かれなかったし」

私は隣に座っている玲人に問い詰めた。なんでも高校生の時に1人、社会人になってから1人付き合っていたらしい。どちらとも別れたが。
「私...玲人の初彼女じゃないの...!?」
「いや、この年で初彼女とかまずいし」
「わ、私は玲人が初彼氏なのにっ...!」
「............あー...」
「え!?何!?」
玲人は何かを察すると「なんでもないよ」と苦笑いした。
「うぅ......玲人の初彼女になりたかった...」
「なんでだよ...」
「初めてって特別感あるじゃん!!むぅ...!!いいもん!最後の彼女になるんだから!」
そう言うと玲人は「?」を浮かべた。

「玲人の彼女は私で最後。玲人の隣に居るのはずっとこれからも私で、結婚しても、子供が生まれても、ずっと私。死んでも離さないから」

「こっわ......てか重...」
「玲人だって初彼氏ってわかって嬉しかったくせに!顔に出てるぞ!!?あと玲人の方が重いだろ!!」
「重くないよ?...ただ」
「ただ?」


「ただこんなに可愛い葉瀬(ようせ)が、誰にも触れられてなくて良かったなって。触れるのは一生俺だけでいいし」


そう言って玲人は葉瀬の右頬に触れ、左の頬にキスをした。
「なんなら他の人と同じ空間にいて欲しくないよね。空気すら触れられるの嫌だし」
「.........それを世間では重いって言うんだよ」
「そう?俺なりの愛情表現なんだけどなぁ」
「...私には伝わってるからいいよ。でも限度は考えてよ?」
「うん。葉瀬は優しいね」
「玲人だけにだけどね」
玲人は私の頭を優しく撫でる。

なんとなく部屋全体が甘い雰囲気になった気がした。




あれ?私、玲人に嘘ついて驚かせる予定だったんだけど。


お題 「エイプリルフール」
出演 葉瀬 玲人

4/1/2024, 5:05:09 PM

エイプリルフールについた嘘は、その1年間叶わなくなるそうだ。例えば、恋人がいないのに恋人ができた、という嘘をつくと、1年間恋人ができなくなるとか。
これを逆手にとって私は嘘をついた。

「私、牛丼大盛りを食べたことがない!」

ふふふ、これで今年1年、牛丼大盛りをいつでも食べられるというものよ。我ながらなんという巧妙な嘘。
隣の部屋にいる姉に伝えると、姉はスマホから目を離すことなく、
「近所の牛丼屋潰れるらしいよ」
と抑揚のない声で言い放った。
「はっはぁ〜ん、姉ちゃんもエイプリルフールに乗っかってるんだね。これで近所の牛丼屋も1年間潰れないね!」
「いや、エイプリルフール関係なく牛丼屋潰れるってよ」
見せられた姉のスマホ画面には、【閉店のお知らせ】と書かれたポスターの写真があった。

「嘘だ…」

4/1/2024, 5:02:07 PM

「今度、学校休校だって」


『…どうせ嘘なんだろ?
 飽きて適当なこと言うならやめろよ』

「ふ、やっぱり分かったか」

見え透いた嘘をつくその姿は、エイプリルフールでも特に変わった様子がない。

日頃からよく嘘をつき、周囲の人を困らせる君。
「あそこのコロッケ屋、ボロボロだから
 コロッケに木屑が入ってるんだって」
「斜向かいのアパート、全室埋まってるから
 今度地下を作るらしいよ」

日々嘘をつき続ける
そのバイタリティは尊敬して良いものか。

世間は今日限りのネタを持ち寄って騙し騙される
1日限りの極小イベントで盛り上がっている。
まさに四月馬鹿だな、なんで言えば君は笑った。


「人間、手の届く範疇にあるものには
 全力を出して取りに行くんだよ

 それはそうと、君は今日も陰気そうだ」

『そりゃどうも。
 お前こそ、よく口が回るもんだな』

「どういたしまして」

褒めてねーし、と口を開く前に君が振り向いた。


「この日のためにとっておいた、
 とっておきの嘘教えてあげよっか」


ひゅ、と風が吹き、咲き始めたばかりの桜が
もう散ってしまう。

勿体無い、
もう少し後に咲けばよかったのにと思う。



『なんだよ』



「桜の木の下には秘密が眠ってるんだ。
 何が眠ってるか知りたい?




 
 隣の小学校では、クラスのマドンナ。
 あっちの猫町の方にある幼稚園には、
 お母さんが1人と子猫がざっと23匹。」


『へえ、名前に負けず変な街なんだな
 うちは?』

「僕だよ」


聞き返す間もなく
君の体は蒼い桜の花と化し、風に攫われていった。





それからしばらく忙しかった。

先生に言ってもなかなか信じてもらえなかったが、
気の弱い女教師を引きずって掘り返した桜の木の下には真っ白に細くなった君がいた。


学校には警察が登校するようになり、
無期限の休校になった。


暇つぶしによく通る傘橋の方では、
食事中、年寄りが喉に木屑を突き刺して死んだという噂で持ちきりになっている。


おばさんに招かれて家にお邪魔した時、
ふと見た斜向かいのアパートが一段低くなっていた。
落雁を食べながらアパートについて尋ねると、
どうやら地面に穴を掘り、アパートを埋めて一階を地下一階にするという計画が進んでいるという。
今でも入居者が絶えず忙しいらしい。


君の嘘は現実になった。

そういや少し前に、俺の死に方について
君は何か言っていたな。


ぜひとも苦しまず死にたいものだと思っていたら、
家を出たところで車に引き摺られ、皮が剥け黄色い脂肪を垂れ流しながら台湾まで誘拐された。


どうやら死して尚君は悪趣味なようだ。
頭上でニタニタ笑う君を見つめながら俺は死んだ。

4/1/2024, 4:46:42 PM

四月馬鹿とも言うね。
馬鹿は、騙された馬鹿者を指すらしい。
なんていうか、この手厳しい感じ。
昭和を感じて、こっちの言い方も私は好き。
日本語は、面白いよね。

嘘をつくにしても、楽しい嘘をつこうね。
誰も悲しくならない嘘。

うわぁ、引っかかった
って、相手も笑って、楽しくなる嘘。

エイプリルフールは、そういう日。

嘘で、不幸になる人が増えるような日を、
カレンダーなんかに書くわけないんだから。
︎︎
◌ エイプリルフール ︎︎◌

4/1/2024, 4:36:58 PM

エイプリールフール


エイプリールフールでは嘘をつくといった決まりがあるらしい。毎年1度は嘘をつきたいと思ってもなかなか難しいものである。
ふとした瞬間
「実は課題が終わった」
「実は牛乳が好き」
「実はジェットコースターを克服したくない」
実は実は…の嘘を頭の中で繰り返す。
一見、ただの子供騙し、幼稚な嘘と誰しもが思うだろう。
自分自身でこの事は事実。この事は嘘。
情報を整理することによって、例え人に嘘をつかなくたって自分を見つめ直す良い機会になるということに気が付いた。
更に、次回のエイプリールフールには今考えついた嘘だって
「課題が終わっていない」
「牛乳が嫌い」
「ジェットコースターを克服できない」
このように、過去の嘘を真実にして新たに嘘に変わるのかもしれないと思うととてもワクワクするものであることにだって気が付いた。

今まではエイプリールフールはただ嘘をつくだけの日だと思っていたが、それだけでは無いことに気が付き、奥深いものだなと新たな発見が出来た日だった。

4/1/2024, 4:30:21 PM

ユーモラスがあって誰も不幸にしない
そんな嘘をつきたくて一生懸命考えている間に
4月2日になってしまいました

延々と
イメージしても
プアな語彙
力まず書いた
流浪の文
踏み出せたかな
嘘の日に
ルネサンスという乾杯を

4/1/2024, 4:24:35 PM

あたしを傷つけるための嘘はとびきりの出来で、
あたしはそれを聞いて、あなたがどれだけあたしを知っているかを、理解してしまった。

泣き真似の一つでもしてあげたかったんだけど、頬が緩んでもう、それどころじゃない。

お題:エイプリルフール

4/1/2024, 4:24:13 PM

自分語りですが、聞いて下さい。

私の推しが毎年エイプリルフールにSNSの名前やらアイコンやらヘッダーやら変えてくるんです。
全力で私達ファンを騙そうとしてくるんです。
彼は元々嘘が好きなタイプなので、毎年ノリノリでやってくれるのです。
私も過去に某変なCEOを間違えてフォローしたのかと思ったら推しでした。
危うくフォロー外すところでした。危ない。
今年は何になったのか。
まさかの鯖でした。
本人は鯖が好きなのか知りませんが鯖でした。
何故鯖かは知りません。
多分彼も深くは考えていないでしょう。
という訳で、今年のエイプリルフールは終わりました。
来年の推しはどんな嘘をついてくれるんでしょうね?
今からワクワクしている自分がいます。

■テーマ:エイプリルフール

4/1/2024, 4:21:38 PM

エイプリルフールは、嘘をついても良い日。
冗談のような嘘をつく人もいれば、相手を本気で騙すため現実味のある嘘をつく人もいる。そして、本当のことを告白し、反応を伺う人もいるはず。
例えば、「私は君が嫌い」と伝えたとしよう。相手は呆気に取られ、「え?いやいや、エイプリルフールでしょ!」と否定したがるはず。そして「うん、エイプリルフール」と言えば自分が言った本当のことは嘘であったと相手に思わせることが出来る。相手は本当のことに気が付かぬまま。自分は少しだけ気持ちを話せれてスッキリする。どっちもウィン・ウィンの関係になれる。そんな感じの日だと私は考える。

4/1/2024, 4:16:39 PM

[エイプリルフール]
私は嘘つきです。本当です。

さて、これは本当だろうか。
本当に嘘つきなのだとしたら、「嘘つきです」という言葉さえも嘘なのではないだろうか。
本当に嘘つきなのだとしたら、「本当です」という言葉さえも嘘なのではないだろうか。

言葉というのは面白いもので、同じ文字を見ているのに感じ方や解釈が人により異なる。冒頭の文を読んでも、特に違和感なく読み進めた人もいるだろう。
一人一人に違う価値観があり、それぞれの歩んだ人生に沿ってその文字の意味を探る。1人の中に幾つもの考えが浮かんで、その中で自分の納得する解釈を見出す。なんて面白い。

それは言葉に限らない。
雲一つなく晴れ渡る空の絵を見て、人は何を思う。
コップに注がれたコーヒーの写真に、人は何を思う。
アップテンポで繰り返される音楽に、人は何を思う。
皺の増えた手で頭を撫でるあの人をみて、人は何を思う。
この言葉を読んで、君は何を想像したんだろうか?

人の分だけ、違う思考を辿る。
人の人生の分だけ、違う解釈が生まれる。
あの人が綴った嘘の物語だって、本当なのかもしれない。あの人があの人生を歩んでいなかったら、描くことのできなかった物語だから。

自分たちは常に人の人生の片鱗を見ているのである。
その台詞は希望なの?その場面は実体験なの?その空白に何を込めたの?その言葉に意味はあるの?
貴方の経験から生まれるその活字のうえをスキップしながらまた自分の人生が構築されていく。
構築されたそれを基に思考をする。考えて考えて考えて、それからまた心に溜まった言葉を吐くのだろう。

そして4月2日の今日というエイプリルフールに宣言しよう。

私は嘘つきです!!

4/1/2024, 4:15:47 PM

そういえば四月朔日はエイプリルフールだった。

「嘘つきのパラドックス」は有名…だよね…?
攻殻機動隊のタチコマが言ったシーンも思い出す。

自己言及のパラドックスと言われ、「自分は嘘つきだ」と自己について言えば、それは結局、嘘つきか、そうでなく正直者なのか答えが出ない…というやつだ。

「自分は嘘つきだ」は自己申告だから、その言葉どおりに嘘を言うなら正直者ってこと?…となり、じゃあ「自分は嘘つきだ」が「正直者の言う真実」なら、嘘を言ってないことになり、そも嘘つきじゃないことになるから「自己申告の内容」は嘘だということになり、堂々めぐりになる。こう、書いてみると本当に小さく限定した範囲の理屈だ。

さて、「嘘つきのパラドックス」には「文脈・背景という前提」が無い。すると、問題の焦点がずれる。

実際のところ、全体状況という背景や文脈があるときにだけ、「嘘」は成立する。「嘘」と覚しきものが「そこ」にある状況であるならば、必ず何か「嘘をかぶせる対象事象」がある。しかも、嘘かどうかを検証する必要が生じるとき、真偽解明フォースが目指すところは「対象事象に対する情報は嘘か真か」であって「情報の伝達者は嘘つきか正直者か」は二の次だ。

文脈も背景も切り離してしまって本来なら成立しない「嘘つき」を、幻術よろしく“「命題」に据えること”自体が既に矛盾している、と思うのだ。立てる式に矛盾があるなら答えも出ないのはフツー、じゃないのかな…?

人間は自分の目玉で自分を直接見ることはできない。でも自分の行動は自分でする。「嘘つきのパラドックス」は自分による直接行動ではなく、「自分ではない他者に、他者では確定し得ない自分領域を、確定しろとけしかける」。

エイプリルフールのネタが面白いのはりっぱに「前提・背景」があるからだ。だからこそ、ちゃんと「嘘」が成立して、皆をニヤリとさせる。

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