エイプリルフール』の作文集

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エイプリルフール』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/1/2024, 11:28:24 AM

エイプリルフールだから、と言って朝からきみが嘘をついてくる。

「夢の中にキミが出てきたんだ!」
「今朝ワンちゃんとお話して「それは、絶対、嘘」…えへへ、バレた?」
「わかりやすすぎ」

買い物袋を持たされた俺と肩を並べて歩くきみ。恋人でもないのに、
「不純なんかじゃないよ、幼馴染に買い物付き合ってもらってるだけ!」
「そんなこと思ってな「顔に出てた」……ふん、」僕は、顔には、出ないほうだ。断固として。


「あーー!観覧車ある!光ってる!」

キラキラと光る観覧車にぴかぴかと目を輝かせたあと、僕の方に向いて

「一緒に乗ろうよ!ね?」と告げてきた。


夜景がきれいに見えるところまで_観覧車の四分の一のあたりまで_登ってきたところできみが呟いた。

「覚えてる?ここのジンクス」
「なんだっけ?」

それ自体の意味は、知っていた。知っているに決まっている。

「てっぺんで告白したら成功するってやつ」
「そうなんだ、でもありがちなやつじゃん」
「うっさいなー…乙女は、こういうの信じたいの!」
「へいへい」

頬を膨らませて怒るきみを見ながら思う、今日こそ告白しようかな…、と。
きみと出会ってから何十年もたった。もうそろそろ潮時じゃないか?頂上まであと、3…2…1!


「「あのさ」」

……見事に被ってしまった。なんでだ。この観覧車に乗ったらいつもこうだ。少女漫画じゃあるまいし、まあ見たことは、ないけれど

「あ、ごめんなに?」
「や、おばさんに連絡しなくていいのかなって」
「あー、うん!キミの家に泊まろっと!」
「は!?お母さんいるし…」
「嘘つき、一人暮らしのくせに」
「うるせぇ自宅ぐらしめ」
「何だと!?」

あぁ、これでいい。これが心地良いんだろう。進展なんてしなくていい。


「おかえりなさーい!」

スタッフの人の声が聞こえてきみと観覧車から降りるとき、「先降りる」ときみが僕を押しのけて前に出た。

「ちょ、すみません」

他の人に謝りながら先々と進むきみを追いかける。あと、数メートル、届い、

「好きだよ」「……は?なんて、」
「ずいぶんと韻を踏んだね。……好きだよって言ったの」
「ちょっと、待って!」
「いいじゃない、キミの家で答え合わせしたら」

そう言いながら僕の隣に立ったきみと同じ家にかえる。
よく見るときみも僕と同じように顔も耳もピンクに染まっていた。
この時間がいつまでも続いたらいいと思う。
けれど答え合わせは、今日のうちに終わらせねば。僕がどれだけ有頂天になって変なことを
言ってもエイプリルフールのせいにできるように。

4/1/2024, 11:24:19 AM

“エイプリルフール”

「私、君の事が好き、」

テッテレー!エイプリルフールでしたー!笑

私が君の事が好き?

そんなわけなんじゃんっ…!笑


それが、君に初めてついた、真っ赤な嘘だった。

4/1/2024, 11:23:54 AM

4月1日、今日はエイプリルフール。つまり新年そうそう嘘をついていい日だ。何故嘘をついてはいけないと教わるのに今日だけ嘘をついていいのだろう?誰がいつ決めたことなのだろう?
まあ、嘘をついていいなら誰かにドッキリしてみようかな。と思う自分も居た。 【エイプリルフール】

4/1/2024, 11:23:12 AM

エイプリルフール

昔、昔のエイプリルフール…
私が小さかった頃に
8歳年上の兄に「公園でアメ配ってるよ」と嘘つかれて大泣きしたのを覚えてる…

あれから何十年後の今日の朝、またしても兄に「公園で飴配るってよ」と嘘つかれた。

お兄ちゃん!ウケる(笑)

4/1/2024, 11:22:18 AM

「エイプリルフール」

この世界は、親切な人ばかりだよ
この世界は、苦しみなんかないよ
この世界は、みんな平等だよ

人生は、楽しい事ばかりだよ
人生は、すべてうまくいくよ
人生は、バラ色だよ


今日はエイプリルフールだからね…
これくらいの事言わせてよ

4/1/2024, 11:22:11 AM

あえて
嘘のように
本心だとバレないように
想いを伝える
このドキドキも
隠し通す


『エリプリルフール』

4/1/2024, 11:21:54 AM

さて、今日のテーマは「エイプリルフール」
日本語にすると、四月馬鹿。

さてさて、どうしよう。


────────────────────────
「エイプリルフールの起源を知ってるか…ですか?」

研究室に入って挨拶もそこそこに問いかけてきた博士に、私は疑問符をつけて質問を復唱した。

「うん。今朝研究所のカレンダーを捲ったら、エイプリルフールの文字が目に入ってね」

私は壁にかけられたカレンダーをチラリと見る。昨日まであった3月の文字は、4月に変わっていた。

ふーん、もう、カレンダー4枚目なんだ。
光陰矢の如しって言うけれど、年々速度を増してて恐ろしいなぁ。

脱線する思考の向こうで博士の声が続いている。

「エイプリルフールって、諸説あったなぁなんて思って。君はどんな諸説を知ってるのだろうと気になっちゃってね」

エイプリルフールに諸説あることを「今」知った私は、どうすれば良いのでしょうか。

博士がキラキラと期待の眼差しでこちらを見てくる。
そんな無垢な目で見ないでくださいと強く言いたい。言いたいけれど、言ったら博士凹んじゃうからなぁ…。

「すみません、ルールは知っていますが、起源は知らなくて」
お役に立てず、すみませんと謝ると、博士は慌てた様子で謝ってきた。

「いやいや、こっ、こちらこそ、きゅ、急に変な質問してごめんね」

吃りつつ声が裏返っている。
博士は好奇心が強い人ではあるけれど、それ以上に気遣いの人でもある。
きっと、内心で「やってしまったー」と頭を抱えているに違いない。

「博士はエイプリルフールの諸説をご存知なんですよね」
どんなのがあるんですか?と訊ねると博士の目が生き生きとし始めた。

博士曰く──エイプリルフールの由来の一つにイングランドの王政復古の記念祭である「オークアップルデー」があり、嘘は午前中までとかのルールはここから来ているらしい。
もう一つは、インドの「揶揄節」が由来とする説。
悟りの修行は春分から3月末まで行われるが、すぐに迷いが生じることから、4月1日を「揶揄節」と呼んでからかったことがそのはじまりらしい。
この2つ以外に、嘘の説も存在しているとのこと。
嘘の日の嘘の諸説とは…なんだかエイプリルフールらしくて面白い。
諸説あるエイプリルフールだが、日本に伝わったのは
大正時代。日本のエイプリルフールの歴史は百年ほどということになる。

「でもね、日本に伝わった当初は嘘をついて良い日ではなかったんだ」
博士の穏やかな声がやわらかく響く。

「嘘をつく日でないなら、何をする日だったんです?」

「当時は、【不義理の日】と言われていてね。不義理をしてもよい日。…ではなく、義理を欠いている人に手紙などで挨拶をして、御無沙汰を詫びるための日だったんだ。今みたいなお祭り騒ぎも面白いけれど、昔の穏やかで慎ましやかな雰囲気も素敵だよね」

私は、大正時代の4月1日を思った。
今のようにテクノロジーがない時代。
スマホや新幹線、飛行機なんて便利なものはない。
その為、会いたくてもすぐに会うことは出来ないし、声を聞きたくてもすぐには叶わない。
ご無沙汰をしてしまうと、生き死にすらもわからなくなってしまう。
でも、4月1日に「お元気ですか?」と書かれた手紙が行き交い、ご無沙汰の人を思い出す。
「ああ、あの人は達者で暮らしている」
そんな安堵と共に手紙を通して再び縁が繋がっていく。
なんて穏やかな光景だろうか。

「素敵な行事だったんですね」

私の言葉に博士は優しく微笑んだ。

4/1/2024, 11:20:41 AM

今日って なんの日だっけ
あぁ エイプリルフールか
この日に ウソをつく人って いるのかな?

少なくとも 私はウソをついたことはない
だまされたことも ないなぁ
なんで エイプリルフールって あるんだろ?(笑)

4/1/2024, 11:20:38 AM

僕は彼女に嘘をついた
どう考えても嘘だとわかるような
「エイプリルフールって4月2日になったらしいよ!」
とってもくだらないことだ
ただ、僕の彼女は違う
天然なのか何なのか知らないけど信じてしまった
ほんとに馬鹿だ
そこで僕は
「嘘だよ」
というと彼女はほっとしたかのように
「なんだぁ」
という
ほんとに僕の恋人は可愛いし、面白い

4/1/2024, 11:18:29 AM

エイプリルフール


無意味なものはないと思っていたが
まさかの無意味な風習があった。
バレンタインやハロウィンのように
イベント商戦があるわけでもない。
子供時代は、4月1日だけできる会話
として特別感は確かにあった。
大人になってする会話ではない。
変なの。

ちなみに、今日の夕飯は
A5ランクの牛肉でした。

4/1/2024, 11:17:52 AM

【エイプリルフール】

嘘かもしれない
という希望を残したいから

どうか

告白の返事は
エイプリルフールに

4/1/2024, 11:17:36 AM

この人生どうか嘘だと言ってくれ
世界はこんなにも美しいのに

4/1/2024, 11:16:42 AM

「エイプリルフールについたウソって、一年間は叶わないらしいよ」
へぇ、とキミは興味なさげに相槌を打った。
「ウソは嫌い?」
「嫌いもなにも、嘘なんてつくべきじゃない」
「はははっ、相変わらず頑固だねえ」
私がそう返すと、キミは不服そうな顔をする。
素直に感情を出してくれることが嬉しくて、私は笑顔になってしまう。
そんな私の顔を見て、キミは更に嫌そうな顔をする。
「……笑うなよ」
「はははっ、ごめんごめん」
笑うことをどうにかこらえて、キミへ呼びかける。
「ねぇ」
「なんだよ」
「来年も、再来年も、その後もずーーっとこんな風に生きていたい!」
いきなり大きな声を出して私に、キミはポカンと口を開ける。
「それは嘘か……?」
「どうでしょう?キミが信じるほうでいいよ」
目をぱちくりとさせて少しの間キミは考えているようだったけど、やがて穏やかに言った。
「じゃあ、そう思っておくよ」
「えー?そう思うってどっち!?」
「秘密だよ」
普段はしないような、いたずらっぽい笑みを浮かべてキミがそんなことを言うから、なんだか心がふわふわしていた。

4/1/2024, 11:15:50 AM

「エイプリルフール」

「ああ。嘘だよ。だってエイプリルフールだよ」
君は笑ってそう言った。
「良かった。君に何かあったら私は」
と、ホッとした。
「ごめんね。驚いたよね」
「うん」
「君の事、好きなのは嘘じゃないよ」
「知ってる」
と笑い合った今年のエイプリルフールだった。

4/1/2024, 11:14:01 AM

エイプリルフール

エイプリルフールについた嘘は、1年間実現しなくなる。
例えば、恋人ができたと嘘をついた人には、
その先1年恋人はできないらしい。
それを知った上で親友やら恋人やらに、
絶交だ、とか冗談を言うのが定番なのだろうか。
私が友達についた適当な嘘。
「3日後に見る映画、今日が上映最後らしいよ」
...1年間上映し続けるの?

4/1/2024, 11:11:00 AM

フランスのエイプリルフールは
魚の絵や魚の形の紙を
気づかれないようにそっと
誰かの背中につける🐟

4/1/2024, 11:08:26 AM

今日のうちに、
全部ついちゃって。
傷つきそうな嘘も、優しい嘘も。

4/1/2024, 11:07:01 AM

私はあなたが大好きです

それなのに彼は私を残して逝ってしまったと警察に電話で伝えられた

どうして?なんで、なんで彼は何も悪いことをしていないのに
死んでしまうはずがない

思い出した!今日はエイプリルフールだ!
これはきっとドッキリなんでしょう?

ねえそうだ。って、そうだよ。ってお願いだからそう言って

#エイプリルフール

4/1/2024, 11:07:00 AM

「はじめまして!引きこもり君!君を外に誘いに来たよ!」
目の前でパタパタと羽を動かし、俺の顔を覗き込む小さな人。
妖精、としか言いようのない生物。
18歳の時から引きこもり始めて早5年。
俺はとうとう幻覚まで見るようになってしまったらしい。
「もう!返事くらいしてよ!引きこもりすぎて声の出し方忘れちゃった?口を開けて、お腹から息を出してあーって言ってごらーーー」
「流石に話し方はわかる。お前に驚いただけだ」
「あっそうなの?まあ仕方ないか。人間に姿を見せることなんて滅多にないからね」
さもありなん、と妖精らしき生物が頷くたび、羽から銀の光が舞う。
「お前、妖精…で合ってるのか?こんな夜中に何をしに来た」
「うん!僕はエイプリルフールの妖精だよ!僕はね、ある願いのために君を外に誘いに来たんだ」
「願い?親父とお袋のか?悪いが外には出られない。出ようとすると動悸と眩暈がして倒れてしまうからな。もう諦めたんだ…」
「願いは人間だけのものじゃないよ引きこもり君。それに、今は僕がいる。君の『本当は外に出たい』っていう願い、僕なら叶えてあげられる。ね、玄関に行ってみようよ。お庭に出るだけでいいからさ」
外に出られる?俺が?随分と都合の良い幻覚を見ているんだな俺は。
それに庭に出るだけってなんなんだ。誰の願いでそんなことを…。

でも、今日はエイプリルフールだ。
この冗談みたいな幻覚に付き合ってやってもいいかもしれない。
夜なら誰にも見つからないだろうしな。
なぜか急にそんな考えが浮かんだ俺は、着替えて玄関へ向かった。

「さあ!扉を開けてみて!僕が魔法をかけたから、今の君は絶対外に出られるよ!」
靴を履き、震える手で玄関のドアノブを掴む。
冷や汗は出るものの、本当に動悸も眩暈もしなかった。
ギイーーー

これまでのことが嘘のように、俺はあっさりと外に出て、家の庭に向かう。
なんだかぼんやりしていて、頭がうまく働いていない気もするが、久しぶりの外は、月明かりが優しくて、思いの外心地良かった。

「嘘だろ…本当に外に出られた…」
「だから言ったでしょ!大丈夫だって!ーーーさて、この子が願いの主だよ」
そう言って妖精が指差したのは、俺が生まれた年に植えられた一本の木だった。
「この子がね、君の姿がもう何年も見えない、どこにいるのか、大丈夫なのか、会いたい、会いたいってずっと僕に言ってきててね、あんまりかわいそうだから、本当はダメだけど僕が君の前に現れて、君を連れ出したってわけ」
「そう、だったのか…」
「今は久々に君の姿が見られてとっても喜んでるよ。この子にとって君は特別に大切な友達なんだってさ」
にこにこと木を撫でていた妖精が、くるっとこちらを向いて、真剣な眼差しで言葉を紡ぐ。
「一度外に出られたんだ。きっと君はこれから、お日様の下も歩けるようになるよ。だから、どうか、この子のことも忘れないで。年に一度でも良いから、顔を見せてあげてね」
「わかった…約束する」
「ふふ、絶対だよ?」
妖精と木に向かって微笑んだその時ーーー
「宏樹!あなた、外に」
窓を開け、こちらを見て涙を流す母と父。
ふと周りを見れば、あの妖精はいなくなってしまっていた。
「ああ。お袋、親父、俺、外に出られた。この木と、エイプリルフールの妖精のおかげなんだよ。俺、これから頑張るから」
俺の言葉に少しきょとんとした両親だったが、すぐに笑顔になって俺を抱きしめにきてくれた。

幻のような妖精のおかげで、俺は扉を開けることができた。
これからは自分の足で、一歩ずつ進んでいこう。
冗談みたいなエイプリルフールの奇跡と、特別な友の存在を胸に刻んで。





テーマ『エイプリルフール』

4/1/2024, 11:06:59 AM

p.m.11:59

『きみのことが好きだー!』

……て、おいおい
同級生から届いていたメッセージに戸惑う
今日はエイプリルフールだぞ?

a.m.0:00

既読にした時間は
日にちを跨いだ4月2日

嘘か真実か
どっちなんだ〜!?


#エイプリルフール

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