『エイプリルフール』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君に嘘をつくのはこれが最後
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「エイプリルフールに嘘ついた事ありますか?」
急に意識が戻される
ふと右を見ると頭に疑問を浮かべこちらを問いかける
君がいた
「う〜ん、どうだろう。エイプリルフールなんて行事最近知ったからね〜。」
「そうですか。」
聞いておいてそんな素っ気ない反応って思ったけど別に僕も面白い回答をした訳では無いからなー
「じゃあ、」
隣の相手が急に立ち止まったと思うと
次は僕が疑問を浮かべて振り返るな
「約束してください。2人で幸せになりましょう。」
目が飛び出そうだった
そんなのプロポーズと変わりない
相手も少し口元が震えている
僕も少し震えながら
「もちろん!一緒に幸せになろうね!」
公園で抱き合いながら2人で泣いた
今日はエイプリルフール
僕は君と一緒に幸せになることは出来ない
あの人に
あなたが好き
ってLINEで送ってみる
あなたは
あー今日エイプリルフールか!
なんて言うけれど
気づいてる?
本気で思ってるよ
こういう日にしか言えない自分が情けない
ちゃんと言えるようになるまで、
嘘だと思われないようになるまで、
もう少し、待っててね
全部嘘だよって言うなら
今日がチャンスだったんだけどな、、
そう言いそうな気がして
期待しちゃうんだよな
季節のイベントは、、、
今日はエイプリルフールだよ、、、
「喜べ、お前の仮釈放が決まったぞ」
四畳半の独房を背にし、看守が俺に言った
おいおい、いくらなんでも急すぎないか
俺は指いじりをやめ、看守帽をまじまじと見ながら次の言葉を探った、が、なにも出てこなかった
せっかちだったのだろう、看守がコートをシャンと伸ばし、俺を見た
「エイプリルフールだよ、騙されたな?」
俺は白い息を吐きながら口をツンと尖らせた
看守は、わははと笑った
エイプリルフール
「なぁなぁ知ってるか?エイプリルフールって今年から4月2日になったらしいぜ」
幼馴染の彼がそんなことを言ってきた。
まぁエイプリルフールの嘘なんだろうけど。
『ふ〜ん。』
「あんま驚かね〜のな。」
『だってそれ嘘でしょ。』
「うわ!バレたか。」
『幼馴染なめんな』
いじけてしまった彼を見て少し笑ってしまう。
『それじゃぁ今から言うことは嘘か本当か当ててみてよ。』
余裕だろ〜なんていってる彼の目を見ながら私は言葉を紡ぐ。
『私は貴方のことが好きです。』
「ハァッ!?」って驚いてる彼をよそにあかくなっている顔を隠すように少しうつむく。
彼は気づくかな。これが嘘じゃないってこと。
同じ色景色痛みを共有できないそれほどに寂しいことはないと
メッセージアプリの絵文字のばってんが教えてくれるはずだ あのくらげは同じように
同じ海でたゆたってはくれない つき損ねずに喉に置いていかれた嘘もきっと同じ痛みを孕んでいる
エイプリールフール。私がついた嘘は罪深いものだったのかもしれない。
先輩、すみません。先輩が勘違いしてしまったかもしれないと思って。私、先輩が本当に好きでした。でも、先輩が卒業してしまったので、私は気持ちを切り替えたんです。私はもうそんな目で先輩を見てません。すみませんが、私は先輩のこと、大嫌いです!ご迷惑をおかけしました。それでは、また。
いつもの自分の練習場所。1人で練習したこのセリフは心が傷んで、私は先輩の前で嘘をつくことが出来なかった。
昨日の嘘。私は、今日、用事で部活に行けなかった。昨日の嘘は本当に私を引っ掛けるためだけに考えた嘘だったんだろうか?私も幼馴染くんと同じことを考えていたんだけどな…でも、聞いてほしいことがあるんだ。と、私は始める。
君の嘘、とてもつまらないよ。私をハメようとしたのかもしれない。でも、私はそう簡単には君に落ちはしないよ。君に沼りだってしないだろう。だって私はチョロくもなんともない。最初からわかってたでしょ?私、君のこと、大嫌いになったんだから。
でも、これ。君に似合いそうだったからあげる。
お返しの嘘と、私とのペアルックのキーホルダー。君は私の嘘に気づいてくれる?
去年は…なんだっけ?
ほら、宝くじに当たったから
ハワイに連れて行ってあげる…だったかな
エイプリルフールの嘘は
午前中に嘘をついて 午後には
その 種明かしをする?
それは、イギリス式らしいし
いつ種明かししてもいいんじゃない?
で、 今年はなんで
そんな嘘なの?
浮気してた上に
浮気相手の女が妊娠した…
なんて、 笑えない
その 問いかけに 彼が口を開いた
嘘じゃないよ
浮気した相手が妊娠したんじゃなくて
本命が妊娠した…だよ
#エイプリルフール
「ねえ、好きだよ」
「うん、私も好きだよ」
「私たち親友だよね」
「うん、親友だね」
「ずっと仲良しだよね」
「うん、ずっと仲良しだよ」
「いつも「うん」としか言わないのにどうしたの?」
「んー?気分かな」
(今日はエイプリルフールだしね…)
光のみちた風が吹く
いのこる冬をおいたてるように
古い いくさの神も
剣を農具へもちかえて
四月の嘘は
ユーモアをもって吐かれるべきだ
鉄の匂いはあおく若葉の香
ながいながい悲しみも
花の雨にかわって
閉ざされた門や戸が開き
人々が踊りだす
はじまりの日
生まれかわりのひるまえ
『エイプリルフール』
#エイプリルフール
「好きだよ」
飲み会の席で冗談っぽく呟く
今日は、本当の気持ちが半分の勇気で伝えられる日
/エイプリルフール
「そんな君が、大好きだよ!」
執務室に来た彼へ、勇気を振り絞って言ったのに、彼はちらりともこっちを向かず、一言も話そうとしなかった。
「ねぇ、君が好きなんだよ?聞いてる?」
「下らねぇ嘘ついてねぇで仕事しろ」
「なんで嘘なのさ」
そう言うと彼がカレンダーを指さした。
昨日とは違った絵柄のカレンダーの今日の日付には「エイプリルフール」の文字。
「手前にしちゃ適当な嘘だったな」
そう言い捨てた彼を睨む。机に突っ伏しながら彼の肩を叩いて時計を指さす。
時間は昼を回ってる。
「嘘をついていいのは午前中までなんだよ?」
「だから?日頃毎日、息を吐くように嘘をついてるだろ」
そんな一言に目を丸くして、伏せる。
人差し指でテーブルを撫でれば書類で頭を叩かれた。
「いいから仕事しろ」
「やる気出ない」
「飯奢ってやるから」
ちらりと彼を見た。
「……やだ。やりたくない」
五秒ちょうど眺めて子供のように机に突っ伏して首を振った。今日は、押せばもう少しいけそうだ。
「わぁった!飯作ってやるから」
「和食?」
「分かったから」
「……じゃあやる」
「ん、頑張れ」
想像よりずっと、優しい声が聞こえてきた。
「嘘じゃないよね……?」
「午前中しか嘘つけねぇんだろ」
エイプリルフール。
エイプリルフールは
ゆうに
「嫌い」って
言ったのに
しばらく下は
空白にするのに。
耐えきれなくて
5列目には
「嘘。
大好きだよ。」って。
今日も明日も
大好きだからね。
「ねねっ!!私〇〇先輩に告白された!!」
『え?』
やばくない?とキャハキャハしてるけど僕は驚いて全然なんか反応できない
僕たちは幼馴染で家も隣でずっともう家族みたいに仲良しだけど、僕はそれ以上に君を女性として好きだからだ。
こんな嬉しそうに報告、、(つ、付き合うのかな。、、)
ずっといえないで、言わないでいたんだ、この関係が壊れるのが怖くて、、
だって君は、僕のことそんなふうに見てないだろうなと思って、でも、もう限界だ。
「え、あれ、なんか反応ぅすいね、(なんでだ、絶対からかってくると思ったのにそれに)、、」
「いや、あのさ、これ、今日、
『いかないで。』
「ぇ、、?」
『その先輩と付き合うの、、』
「な、なにそんな真剣に、ちが、今日エ」
『好きなんだ、ずっと。君のことがずっと好きだった。今も好き。』
僕の告白に驚いているようだ。
でもすぐ
「、、それ、、本当?嘘じゃない?」
『こんな時に嘘なんかつかないよ』
「いや、こんな時っていうかさ、、今日何の日か知ってる?」
『?、、、4月1日?なんの、、え、あ、っ
え?エイプリルフール、、え⁈僕の言ったことは本当に嘘じゃないよ!』
『本当に君が好きだよ』
「、、ごめん」
『え、、、(あ、こんなあっさりふられ、)』
「え、あ、!違うそれじゃなくて!!!」
すごいテンパって否定している
「、、、先輩から告白されたって、、いう、、」
申し訳なさそうにめちゃくちゃ下がった眉。
彼女の言わんとすることがわかった
僕はホッとして抱きしめていた。
びっくりしている君。
でも確かに聞こえた、
僕の背中にゆっくり手をまわしたあと
「あの、、私も、、すき、、好き」
『それは本当?笑』
とちょっと意地悪な聞き方だったかなと思いながらも君の顔を覗き込んだら
「ほ、ほんとっ」っていつもはあまり見せない頬を赤く染めた君の顔を見れたから満足。
♯エイプリルフール
私、今日猫になるんだ。
ねね、はるか。
んー?
猫になりたいって思ったことある?
えっとー、、猫?
うん。猫
どうしたの?急に笑
いやー、なんとなく?笑
もうちなつは面白いんだからー笑
ちなつ「でもさ、猫ってなんか生きやすそうじゃない?」
はるか「んー、まぁ、確かに?」
ちなつ「自分の好きなように生きれるし、人に何か言われなくても済む。」
はるか「そうだねぇ、、」
ちなつ「"だから私、今日猫になろうと思うんだ。"」
はるか「もー、さっきから何言ってるのちなつ笑なんか今日変だよ?」
ちなつ「うーん、、」
はるか「なんかやたら教室を細かい所まで綺麗にしたり、いつもだったら必ず飲んでる牛乳だって飲んでなかった。」
ちなつ「、、、」
はるか「本当にどうしたの?」
ちなつ「まぁー、今日はそういう日なんだよ。ニマッ」
はるか「あっ、私気づいちゃった!」
ちなつ「ん?」
はるか「今日、エイプリルフールでしょ?しかも、猫って綺麗好きなイメージあるから、猫の真似してるんでしょ。」
ちなつ「……あー、そうかもね?笑」
はるか「ほんっとちなつは分かりやすいんだから〜笑笑」
ちなつ「えへへ〜笑」
はるか「って話してるうちにもう分かれ道じゃーん」
ちなつ「あ、ほんとだ。…もう別れ道。」
はるか「じゃあ、またねっ」
ちなつ「うん……ば、、」
はるか「どした?ば?」
ちなつ「あっ、ごめん。ばいばい!」
はるか「う、うん?またね〜」
千夏「…遥香、ごめ…」
そうして私達はそのまま家に帰った
そしてその翌日。
ガラガラガラ
「 おはよ…う、?」
なんで皆青ざめた顔をしているんだろう…
そういえば、ちなつは?あれ、今日は来ていない…
えー、着席してください。
実は、千夏さんが昨日、飛び降り自〇でお亡くなりになりました。
…え?
遥香、ごめん。
#エイプリルフール
ある日___、
放課後の教室での出来事でした。
「好きです。付き合って下さい。」
そういうのは、幼なじみの好きな人だ。
僕は、その現場を見て、
涙が溢れそうだった。
これで僕の恋は終わるのだ___。
幸せになってね___。
僕がそう思った次の瞬間だった。
「ごめんなさい。私、好きな人がいるんです。」
彼女はそう言う。
僕は驚き過ぎて、耳を疑った。
自分のほっぺを軽くつねる。
「痛い!」
ってことは…夢なんかじゃない。
僕は不思議で不思議で頭が混乱した。
「っ…そうだよね。
てかさ、今日はエイプリルフールじゃん?
だから好きってのは嘘だよ!!笑」
告白相手の彼はそう言う。
僕は、何を言っているんだ。
と、怒りが込上げる。
冗談でも、
好きな子に対してそんな事を言って欲しくなかったからだ。
そう言うと、彼は何も言わず悲しげな顔で教室を後にした。
何故か彼女は悲しげな顔から、何か決心したような顔つきになったのを僕は見逃さなかった。
彼が見えなくなったのを確認し、忘れ物を取りに教室へと入った。
すると___。
君……○○君…。
彼女が僕の名前を呼んでいる。
彼女は、僕に話があると、伝える。
僕は、まさか…現場を見ていた事に気付かれていていたのだろうか。
僕はそう考えながら恐る恐ると彼女の元へ寄る。
彼女は、緊張げにしている。
ここは…早く謝らないとな。
見ていた僕が悪いし…
僕の友達とかは前告白現場をガン見していた。
でも好きな子の告白現場を見てしまうと申し訳なさと悲しさでいっぱいになるものだ。
○○ちゃん、さっきは見てしまってごめんなさい。
彼女は不思議そうに言う。
「あー別に大丈夫だよ!!○○君は忘れ物を取りに来た時にこんな状況に出くわしてしまったんだもんね。
確かにここだと見えてしまう場所だからねぇ。」
彼女はそう言う。
僕は、彼女への言葉に少しホッとした次の瞬間だった。
「でも"○○君は私の前の教室だよね、?"」
僕はその言葉にゾクッとする。
「前の教室から見えたとしても忘れ物を取ったらすぐに帰れば良かったのでは?」
確かに彼女の言う通りだ。
僕は申し訳なさでいっぱいだった。
次の瞬間、また耳を疑う時が起きた。
「じゃ…じゃあさ、明後日休みだから一緒にどこかに行かない…?」
彼女はそう言う。
僕は嬉しくて思わず……
「喜んで……!!」
と言う。
ハッ…流石に返事が早すぎたか、?
そう思っていると、
彼女は……
「やった!」
と笑顔で喜んでいる。
まさにその笑顔は美少女。
いや、天使だ。
あぁ……
神様、どうか僕の恋を応援して下さい────。
「最近、仕事が忙しくてさ、ごめんね。今日はのんびりしよう。」
付きあって3年が経つ彼と久しぶりのおうちデート。本当は外に出かけたかったけど仕事で疲れた彼をゆっくりさせてあげたい気持ちが勝って家に遊びに来た。
「お腹はすいてる?」
「うん。」
「なんか作ろうか?」
「食材あったかな?無理しなくてもいいよ。」
そんなに自炊が得意ではない彼だから大したものは
入ってないだろうけど冷蔵庫を開けてみた。
冷蔵庫を開けた瞬間、違和感を感じた。
作りおきのおかずなのか、残り物をタッパーに詰めたのか、そんなマメさは彼にない。
「昨日何食べたの?被ったら嫌だからさぁ。」
「何食ったっけな?覚えてねーな。あーパスタだったかな?」
黒に近いグレーである。
「ふーん。使えそうなものあんまりないから炒飯で良い?」
「うん。」
また調味料の引き出しを見ると見慣れない調味料が入っていた。
あいつ調味料とかこだわるタイプじゃないしなと思いながらも炒飯を仕上げて彼の前に置いた。
「どう?美味しい?」
「ああマジで上手いよ。」
「調味料のおかげかも。」と微笑んだ。
御手洗借りるねと席を外し、気を張らないと泣きそうなになりそうな鏡で確認しようとふと視線をやるとシャンプーの影に女性物のヘアオイルがあった。
「100パー、黒じゃん・・・」
とつぶやいた。
部屋に戻ると彼は炒飯を食べ終わっていて上機嫌だった。
「なんかあったの?元気ないじゃん。今度さディズニーリゾート行くか!」
と彼は嘘をついた。
何故嘘だと思うかと言えば、以前から並ぶの嫌いと言って1度も行ったことがないからだった。
「もぉそんなこと言って今日はエイプリルフールだって分かってるから!」
「バレたか。」と無邪気に笑う彼だったが
「ねね、エイプリルフールって知ってる?午前中は嘘ついて良くて午後は真実をバラして終わるのが正式らしいよ。」
「へぇー!今11:58分だからセーフだな。」
「そうだね。もう3年も付きあってきたから何となく分かるよ、嘘は。女の勘は鋭いしね。」
「なんだよー。分かんないかもしれないだろう?」
「そうかもね。私たち別れようか。」
「えっ?またベタな嘘だなぁ。」
と言う彼を見つめた。
「なに?」
視線に耐えきれず彼は視線を逸らし誤魔化すために時計を見ると12:02を指していた。
「えっと12:00過ぎてんだけど?」苦笑いした彼に
私は
「他に女の子いるよね。真実をバラす時間だけど?」と彼に問いかけると彼は瞬間息を飲んでしまった。
「私が嘘ついたか真実を話したかわかった?」
といって部屋を出て行った。
『エイプリルフール』
エイプリルフール
今日はエイプリルフールだからこんな事も言えちゃうんだ。
「僕、君の事が前からずっと好きでした!」
そんな事も平気で言える。なんて素晴らしい日だ。
彼女はこたえてくれた。
「えっと、エイプリルフール…ですよね?」
僕は少し焦りながら言った。
「そ、そうだよ!こんな嘘を言ってみたかったんだ」
彼女はなんだと安心した顔になった。僕は本気なのにな。
あいもやでー
「聞けえ!」
「うっさいわね!なに!?」
いつも通りの始まり方。でも内容は180°違った。
「俺彼女出来たんだ!」
「......は?」
嘘。絶対嘘。こいつに彼女ができるはずない。
「ほんとかしら〜?」
「ほ、ほんとだ!写真送ったろか!?」
「いいわw別にw」
あーこれ諦めた方がいいやつ...かな
「お前はただの親友だったってこったw」
「お前を欲しいとは思わないからな〜」
「お前なんか大嫌いだ!」
「ちょ、冗談きつい。あとお前って...」
「あ、まち」
「ん?」
「今から遊ぶ事になった!じゃあな!」
トゥルルンと音をたてる。
きっと彼女だろうな。
あーなんで泣いとんのや、私。
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「聞いてよ〜」
「どうした?」
「私が使ってたノートPC壊れた泣」
「え、ガチ!?大丈夫!?まぁまぁ値段したヤツだよね?」
「...ふふふ、なんてね」
「え?」
「今日はエイプリルフール!嘘をつく日よ?」
あ、なんかそういうのあったな。こういう何もない時に時間が過ぎるのは早く感じる。
「あ〜...そんなのあったね」
「引っかかったねw」
彼女のスマホが鳴る。
「友達から電話だ...ちょい出てくる〜」
「ん〜」
あれ。待てよ。エイプリルフールって事は...
思わずLINEを開く。
「お前はただの親友だったってこったw」
「お前が欲しいとは思わないからな〜」
「お前なんか大嫌いだ!」
これが、嘘だとすると。
考えるだけで顔から火が出るほど熱くなった。
照れてる。私照れてる。
「ただまー...ってどした。顔トマトだよ?」
「彼氏出来たわ」
「はー?」
急な宣言しても大丈夫。
なんたって今日はエイプリルフール。
とりあえず告白と受け取っておこう。
気が早いけどね
SNS上では嘘をついて盛り上がっていたが、
リアルでは嘘をつきあうこともなく今日を終えた。
エイプリルフール