『イルミネーション』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
イルミネーションって綺麗だよね
ちょっと目にはうるさいけど、綺麗だよね
たくさんの色に光っているよね
凄い派手だよね
だから?って言われると何も言えないけど、
周りに合わせないとイルミネーションも綺麗だとは
思わないよね
自然豊かな場所にピンクのイルミネーションが
あっても変だよね
大都会によくわからない色のイルミネーションが
あっても変だよね
人も同じ。周りに合わせないと変だよね
でも大丈夫。目立っていい。違っていい。
たったひとつだけの、生命なんだから。
自由になってね。
イルミネーションの光が目を刺す、
前回の続きになります。
[ご来店の皆様お待たせしました。
只今より競売を始めさせて頂きます。
お手元のメニューから番号を決め、
投票という形で競売を行います。
票に襖子をかけてください。]
「襖子ってなんだ、」
『かじかがえる、別名金だ。
ここでは古風な言い回しを使っているんだ。』
「ふーん、変な言い回し。」
[それでは、1番、票におかけください。]
競売が始まり、周りの目が色づき始めた。
「なぁ、シークレットっていつだ?」
『そのうちだ、おっ!狙ってるやつだ!いけ!』
「あっそ、俺、ちょっとウロウロしてくっから」
『あー!皆かけるな、俺も!』
「物好きは困るねー」
✡
読んでくださり有り難う御座います。
また続きですみません。
長い目で見てくださると光栄です。
寒がりなあなたを
イルミネーションに誘い続けて16年
やっとあなたから誘ってくれましたね
お題:イルミネーション
星を探していた。
飽きもせずに夜空を仰いで。首が痛くはならないのか、と呆れられながら。
大昔の人たちは、星を繋いで絵を描き、闇に浮かび上がるその絵から物語を紡いだ。子ども心にそれに感動を覚え、眠い睛を擦りながら星図を片手に夜を明かした日々は、今尚続く悪癖を作ったかもしれない。少し形を変えて。
「ランプの灯を消せば書きものが出来ませんし、点ければ遠くの星は見えなくなる……」
見渡す限りの荒野は、日が暮れると足元すら見えない暗闇に覆われる。頭上に横とう無数の星影を除いては。
踏み入る者なき地。仰ぎ眺む者なき夜空。未だ名もなき星が、誰も描いたことのない物語が、ここにあるだろう。
すぐ傍から嗤うような息が聴こえた。
夜毎、星を探す幼い彼に呆れながら見守ってくれたのは、養父だった。長じた今、隣に立つのはエルフの女性である。記憶に残るかつての養父と同じような表情をして。
白く細長い指が伸びて来て、彼の持つ羊皮紙の上を滑る。
「この星とこの星で、北に正三角形を描く位置に少し光の弱い星がある。それから……」
彼は慌てて星となる点を書き留めてゆく。疎らだった紙上の夜空は、瞬く間に星の界となった。
「エルフの千里眼は夜でも利くのですね。僕にも、貴女と同じ景色を見られたなら、どんなに良いか……」
焦がれるように見詰めた星図を、優美な白い指先が爪弾いた。
「貸せ」
促されるままに渡せば、彼女は徐ろに縫い針を取り出し、彼の記した点の上から穴を空けていくではないか。星空を仰いでは、また一つ、ぷすりと。
彼は慌てて止めようとし、はたとその意図に気付いた。そして中途半端に両手を突き出した姿勢のまま、星図の上で繰り返される針の音を聴いていた。
「ランプの光を遮るように持て。ここから南の空を真っ直ぐに見上げるといい」
言われるまま彼女と同じ方角を向き、ランプに翳した星図に睛を落とした。空けられた大小の穴から漏れる灯が揺らめき、星のように瞬き始める。そこには、人間の視力では凡そ見える筈のないごく小さな星まで記されていた。
月なき無窮の夜に。穴だらけの紙の上に。
「見えました……僕にも」
満天の『星空』が。
-イルミネーション-
会社帰りに見たキラキラと光る近所の家。
光っている、電気代は大丈夫なのだろうかとしか
思わない私は幸せでは無いのだろう。
テレビで見た広い道路をキラキラと光る
イルミネーション。
光っていたのはそれだけでは無いと思う。
私にも来るのだろうか、寒くても構わないと。
寒いだけでは無い白い息を吐きながら
イルミネーションを見に行こうと思える日が。
クリスマスシーズンが始まった冬。
街路樹を飾るイルミネーションは
家族連れやカップルを優しく出迎える。
私みたいな独り身でも、
イルミネーションの明かりは温かい。
その輝きを遠く離れた友達にLINEで送る。
彼女から送られてきた返信には
サンタの格好をした猫のスタンプが
「きれいだね」と言っている。
昨日、「さよなら」を言ったあの人は
今頃、新しい誰かと一緒にこの優しい灯りの中を
「寒いね」とでも言い合って歩いているのかな。
イルミネーションは恋人たちのものと思っていたけど
灯りは人を選ばない。
いつかの冬は隣にあの人以上の誰かがいることを
切に願い、
イルミネーションを見て今日も一人たそがれる。
イルミネーション
角を曲がると、昼間のように明るかった。ただの明かりとは思えないほど華やかだった。イルミネーションは、100m先まで続いていて、沿道の店も道行く人々も美しく照らしていた。
組んでいた俺の腕をギュッと掴んで、彼女がつぶやいた。
「信じられないほど綺麗!」
「うん、すごいね」
俺は腕を掴んでいる彼女の手を上から包むように握った。
「でも、一番キレイなのは君だよ」
クサすぎて言えないセリフを飲み込んで、彼女の肩を抱いた。
「さぁ、あっちまで全部見よう」
遥か昔、灯りは愛でした。
長い時間をかけて火を起こし、愛する人に温かい食事を用意しました。
愛する人を寒さから守るため、永い夜も灯りの側で見守りました。
旅人は灯りを頼りに愛する人の元へ向かいました。
大切に扱われた灯りは暖かくやさしく私たちを包み込みました。
今では灯りを見る事がほとんどなくなりました。
スイッチひとつで電気がつき、お店で食べ物が提供されます。一年を通して快適な室内で生活します。寝ても起きても変わりません。
誰の手のひらの中で完璧なナビを持ち、迷う事なく目的地へ辿り着けます。
私たちは灯りを探さなくてはならなくなりました。
———————————-
お題:イルミネーション
イルミネーションを見ると、冬が来たんだなって感じる。街を飾る寒色系の光を見てもそう思うし、家々で楽しんでいる温かい灯りを見てもそう思った。クリスマスに沸く世の中を割とサバサバしながら眺めていた私は、ここの電気代は気にしないんだなとか、冬は電力需給率が低いから何も言われないんだなとか感じてしまう。
もしかしたらそんな感情は、やり込み癖のある自分へのブレーキだったのかもしれないと、パン屋さんのバイトになって思った。
「ヤマノさんが戻ってきてくれて助かったわ。でも病み上がりだからあんまり無理はしないでね」
インフルから戻ってきた私に、店長は優しい言葉をくれた。ですが店長、私をクリスマス飾りの担当に再任命したってことは、そういうことですよね。
商店街のパン屋さん「ブーランジェリー・ジュワユーズ」の簡素なイルミネーションは、私が休んでいる間に飾り付けが終わっていた。その時点ではいつも店長から振られる面倒な仕事を回避できてラッキーぐらいに思っていた。「バイト募集」の貼り紙以来、いつの間にか筆耕係にされていたこともあり、雑用の指令には敏感になっている。
ただ、店のイルミネーションを一目見ただけで、これじゃない感に気づいてしまった。ほんの一瞬、ほんの一瞬だけ絶句しただけなのに、店長は私のその仕草を見逃してはくれなかった。
「さすがヤマノさん、わかってしまったみたいね」
クリスマスの飾り付けなんて、イルミネーションなんて自ら買って出るような人生じゃないと思ってた。でも自分がいる店が、ダサい外観をしているのがこんなに嫌なものだとは思っていなかった。私と店長はすぐに緊急ミニ会議を開き、問題点を洗い出した。
その矢先の「あんまり無理しないでね」だからあまり説得力はない。
いざやり直すとイルミネーションの奥深さがわかってくる。ライトの配色から付ける角度、ツリーならどれくらい幅を空ければいいか、調整しては離れて確認を繰り返す。やばい、楽しくなってきた。
脚立を使って店内の装飾もやり直すと、冬なのにひと汗かいてしまった。出来上がりを見ると妙な達成感がある。
「やっぱりヤマノさんに任せて正解だったわ。来年もよろしくね」
「あ、はい」
あれ? いつの間に来年もいることになってる。ま、いっか。
別に、ただの光の集まりだと思ってたんだけどなあ
君の隣で見られるという、
些細な違いだけれど。
少しの勇気を振り絞って、君との距離をまた一歩縮められて。
その、ご褒美みたいなものだなあと、思ってしまう。
綺麗な景色を、君の隣で見ることができる、
きっと、人生で一度しかないであろうこの奇跡の瞬間を、
写真に納めよう。
過ぎていく季節とともに、この時を振り返られる、
タイムカプセルになるように。
「去年は、『イルミネーション輝く商店街で、道路の段差に足取られて、あやうくタマゴを割るとこだった』ってハナシを投稿した、らしい」
今となっちゃ、もうサッパリ記憶にねぇけどな。
某所在住物書きは今日も今日とて、投稿の初案を消して次を書き、また消して書いてを繰り返した。
アプリ「書く習慣」は、年中行事や季節もの、恋愛系、エモい言葉の出題率が、比較的高い。
今回など「イルミ輝く夜に恋人同士で手を取り合って」だの、「イルミ輝く夜景をふたり寄り添って」だの、良い雰囲気のハナシは色々出てくることだろう。
書けぬ。 この物書き、それが不得意なのだ。
「……来年のイルミどうしよう」
物書きが途方に暮れるのは毎年恒例。 それこそクリスマス前から飾られるイルミのように。
――――――
とうとう、ウチの職場、ウチの支店にも、「給料に加算されない12月の大仕事」の「最初」が来た。
クリスマスのイルミ装飾だ。玄関飾って、暗くなり始める頃から終業時刻まで、ってやつだ。
隣のお店も向かい側のお店も、それぞれキレイに飾ってるから、そろそろウチもやらなきゃいけない。
本店に勤めてた頃は、総務課の連中がもっと早い時期に、倉庫からLEDのロープ持ってきて、
電源と繋げて、一応最近はGPS追跡タグなんかこっそり付けてみたりして、それで作業してた。
今、私は支店勤務だ。
あと数ヶ月で本店に、多分、たぶん戻るけど、少なくとも今年度はこの支店の従業員だ。
自分たちでやらなきゃいけない。全部、ぜんぶ。
……本店の連中どうせヒマなやつ多いんだから、
こういうときに応援に来れば良いのに。
(ところで:自分が本店に居た時の気持ちを述べよ)
「何が面倒ってさぁ」
するする、するり。 お客様入口の上に、あらかじめ設置されてるフックに、ロープをかけて伸ばす。
「これ、クリスマス終わったら、すぐに新年の準備しなきゃいけないってハナシだよね」
今は少し設定をいじれば、プログラムひとつで、
緑&赤のクリスマスイルミネーションから、白&赤の新年イルミネーションになる。
そこに関しては、文明の進歩の恩恵だと思う。
「ツウキさん。付烏月さん」
私が引っ張ったロープを片っ端から固定してくれてる、「今年度限定」の同僚に、話を振った。
「付烏月さんもさぁ、図書館に居た頃、こういうのやってたの。イルミの飾りつけとか」
「ウチはイルミより、紙でチョキチョキだよん」
付烏月さんは、本店に勤めてる私の先輩の、「諸事情」が理由で、ウチに転職してきた。
いわゆる恋愛トラブルだ。 先輩の元恋人が、ウチの職場に就職してまで先輩を追っかけてきた。
付烏月さんは、その元恋人に対する「トラップ」を、みずから買って出たのだ。
「図書館だから、予算少なくてさー。去年のを使い回したり、廃棄本のカバーを有効活用したり」
それに比べりゃ、イルミの分のお金を使える「ここ」は、キレイな装飾ができると思うよー。
付烏月さんはそう言って、笑った。
「ところでさ。後輩ちゃんの先輩、『附子山』の恋愛トラブルも、無事解決したじゃん」
「そだね」
「俺、つまり、恋愛トラブルのピンチヒッターの、任務がちゃんと完了したワケじゃん」
「そだね」
「予定早めて今年で図書館に帰るぅ」
「そだn。
……。 はい?」
「俺、図書館に帰るぅ」
「はい……??」
「あのね、そもそも、藤森の元恋人さんが、
俺が『附子山』を名乗って罠張ることで、『この職場に勤めてた附子山は、自分の恋人じゃなかった』って勘違いさせるのが、目的だったワケ」
なんでもないよ。ただの転職だよ。
付烏月さんが言った。
恋愛トラブル解決が、そもそも5月25日だから、随分昔のハナシだけどね、って。
何が困るって、いろんなことが困る。
この「今年度限定同僚」の付烏月さん、お菓子作りが最近のトレンドで、よく職場に小さいスイーツを持ってきてくれてたのだ。
お客さんからの評判も良かった。 付烏月さんのお菓子を目当てに店に来る常連さんさえいた。
なにより
私のレモンケーキが(いやお前のじゃない)
チョコモンブランが(だから、お前のじゃない)
クッキーとラングドシャと、あと、なんだっけ……
「年イチくらいで、お客さんとして来るよん」
はいはい、懇願チワワみたいな顔しないの。
付烏月さんはイルミロープを固定しながら、いつもどおりの雑談をする抑揚で言った。
「なんなら後輩ちゃん、図書館来れば、俺居るじゃん。たまに、喫茶室にケーキ食いにおいでよ」
私はイルミ装飾の手が進まない。
ただ、口を固く閉じて、富士山みたいに眉上げて、
ああ、おなかが、舌が、段々ケーキの気分に。
「むこうで、なんのおしごと、するの」
言いたいことも出てこなくて、ギリギリ聞けたのは、付烏月さんの向こうでの仕事内容。
んー、って首を傾けて、付烏月さんは笑った。
イルミネーション
仕事中に派手に転倒した。何故そうなったか2日経った今でもわからない。問題は、まるで車にはねられた人みたいな状態になったことだ。誤魔化しながら仕事をしたが、目まいと視界のブレ、呼吸のしにくさ、体幹部に感じる説明し難い不調、終業の頃には変な汗が額に滲み、何とか帰宅して血圧を測ると異様に低い。全く食欲が湧かず具合の悪さに横になる。翌日はひたすら全身が痛い。くしゃみひとつで身体に強い痛みが出てもんどり打つ。発熱あり。延長線上だと思うが頭痛も強い。痛み止めは1回に倍量を一日に3回服用(危険なので絶対真似してはいけない)。身体内の痛み物質多過ぎ。骨折はなさそうではある。臓器損傷は……?
子どもは「救急車呼ぶ?」と不安そうな顔をしていた。当然だ。転倒した自分に腹が立つ。
短期間で治癒しなければならない。私が家庭の屋台骨なのだから。消耗に差す眠気に、いつの間にか落ちる…
点のような光がいくつも見えた。それは見る間に増えて、光の海のようになり、私はそこに「落ちて」、身体という「境界線」は消失した。何も考えず、思い浮かぶものも無いまま漂う。漂い続いてブラックアウト……はた、と目が覚めた。身体に少し、力が戻っているようだ。体幹は軽くなっている。存外に早く動けるようになりそうだ。
壊れた守りをなおさねば。簡易型だが役に立つのは間違いない。そして、自身の覇気を新たにせねば。
今はもう少し、養生しよう…
イルミネーションってきれいだよね
大きくてきらきらで
僕すごく好きなんだ
しかも夜の冬に君と見られるなんて、、、、、、思ってもいなかったよ
きれいだね、、、、
『 イルミネーション』
私は、寒いのも人が沢山いるのも苦手だな。
だけど今年もイルミネーションを見に行きたい。
毎年同じように光っているものを見るだけだけど、
いろんな色でキラキラしてる光はきれい。
毎年同じようにカップルが多くて羨ましいけど、
家族と見れるのもいい思い出。
綺麗な色で、人を喜ばせる。
綺麗な色で、いい思い出をくれる。
そんなイルミネーションみたいな明るくて
キラキラした大人になって素敵な人に出会いたい。
その人とイルミネーションを見に行けたらな。
なーんて思っちゃった。
『イルミネーション』
空を見あげれば、それは、まるでイルミネーションのようにキラキラと輝いていて、雪が白い息で解けて──
星はまるで泣いているかのように光って、そして、雪のように解けていく
人は時が過ぎるのを待ち、光りは届くのを待つ
でも、そこに、光はずっとあって、私もここにいる。
私は冷たくなった手をそっと握りしめた。
「何でイルミネーションとかライトアップとかって冬なんだろう。こんなに綺麗なんだから年中やってもいいのに」
「集るからじゃね?」
「え、人が?」
「蛾?」
彼女が苦虫を噛んだ瞬間、スマホを握った俺の手が動いた。
『イルミネーション』
「イルミネーション」
去年の今頃は君とすごしてたね
毎日が楽しくて
休みの日なんてなければいいのにって思うくらい
学校に行きたくて
放課後イルミネーション見に行ったよね
寒いし行くのやめる?とかいいながら
結局一緒に行ってくれてありがとう
来年も一緒に見に来ようねって
毎年見れたらいいねって。
なんでいま私じゃない他の子の隣にいるの
イルミネーション
世の恋人たちが
こぞってイルミネーションを見に行くのは
あれを見ると
すごく欲情するからなんじゃないか
わたしはイルミネーションを見ても
欲情するタイプではないので
よく分かりませんが
(アラサーシングルぼっち女の所感)
お題『イルミネーション』
夏季補習最終日の3時限終了後、萌香は意を決して大神に連絡先を聞いてみた。すると大神の反応は焦っていたりドキドキしている様子もなく全く表情を変えず制服のズボンのポケットから携帯を取り出しアドレス帳を萌香に見せた。
大神「ほい。怪しいサイトに俺の情報渡さんといてや〜(笑)」
萌香「怪しいサイトって何?」
大神は一瞬驚いた。
大神「……えっ!?まぁ、そんなん知らんで当たり前やな。(笑)俺もよう知らんし……。あ、下手に調べたらあかんで!!」
萌香「?…うん」
このネット社会で怪しいサイトがあることを知らない人が身近にいるとは思わなかった。10コ下の妹でさえそのサイトにアクセスしなくてもそういう情報は知っている。授業で習ったと自慢げに話していた。最近は授業の一環でプログラミングを習うらしい。
大神と萌香は荷物を持って教室を出た。
廊下を歩き一階へ向かう。萌香は少し寂しげに話す。
萌香「夏休みが終わるまでしばらく大神君と会えないんだね。寂しいなぁ、せっかく連絡交換したばかりなのに……」
チラリと大神の顔を見上げる。大神はこちらに見向きもせず答えた。
大神「そんなん言わんでも。いつでも、連絡してくれたらえぇやん」
萌香「本当に?」
大神「おう!」
やっとこちらの顔を見たかと思ったら目の前は靴箱だ。大神と萌香はそのまま別れ二人は家路に着く。
夕方萌香の携帯にメッセージが届いた。
『お疲れ。子猫ちゃん!今週の土曜日の夜に俺とイルミネーショ見に行かん?友達連れてみんなで遊ぼうや!!』
萌香は天にも昇る気持ちだ。速攻で返事を返した。もちろん答えは「Yes」しかないのである。
End
街を彩るイルミネーション
駅にも鮮やかなブルー
カフェに立ち寄り
カウンター席から
ガラス越しに眺める
穏やかなひととき
カフェラテのおかわり~🤭
✴️241✴️イルミネーション