『イルミネーション』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
イルミネーション
イルミネーションを見てるときは
みんな笑顔
……というわけでもない
昔、その光を一緒に見た
誰かのことを忘れられなくて
涙堪えて俯く人もいる
イルミネーション
もう直ぐクリスマスですね。
我が家から駅までの通りに、
庭先をクリスマスのイルミネーションで飾ったお家が4〜5件続く通りがあります。それがとっても綺麗なの!
コロナ前は、車で家族の送り迎えしてたのですが、そこを通るのが楽しみでした。落ち込んでいる時は、特にそう感じました。
今年もそろそろイルミネーション飾ってくれているのかな?
ご自宅で、庭先のイルミネーションしている方ありがとうございます!
そのイルミネーションが、誰かを元気にしているかも知れないのです!
その誰かの代わりに、ありがとう!
そしてメリークリスマス!
イルミネーションの人工的な灯りを見ると、自分ひとりなんだと思いこんでいた時期を想い出す。
あの頃は永すぎた片想いをやっと終わらせて、ああ、誰も好きな人はいないなぁ…と、自由になったような、寂しくなったような頃だった。
ひとりも悪くないよ。自分で決めて進んでいく道は、結局ひとりでしか行けないんだから。
まぁ、20年も片想いしていたのは、本当は誰も好きじゃなかったのかもしれないけど。
それでも、どこかで拘泥して、勝手に息苦しくなってた。
そこから自由になって、目を上げた先で光っていたのはイルミネーションで。
人工的な、誰かの努力でそこにある光は、君はひとりじゃないよと囁いているようだった。
足を引きずり歩く帰り道
毎日通る神社の階段にイルミネーションがあった
神社らしく提灯のようなイルミネーション
弱った私の心に一筋の光が差し込む
ただの人工の光
ちょっぴり虚しさも感じるけれど
それ以上に暖かかった
私の生きている場所は、私の過ごしている世界は、
とても小さな世界だと気づかせてもらったから
誰が飾ったのかな
綺麗で優しいイルミネーション
明日になれば忘れてしまっているかもしれない
また同じ事で雫を零しているかもしれない
でもまた明日ここを通った時感じるんだ
世界の広さと私の知らない優しさを
イルミネーション
冷たい空気で澄みきった空、足は感覚が分からないほど冷え切っている。初めての12月の神戸の冬は、雪は降らないが、凍てつく寒さだった。
通行規制の為、人の流れに沿って歩くと、ひんやりとした金属のボードが見えてきた。ライトアップの時間まで1時間近くある。それでも通りは人で埋まっていく。
今か今かと寒さに耐え、並んで待つ、ライトが点った瞬間、「わぁーきれい。」カメラを構え、その美しさに人々の表情には喜びや感動が溢れる。見ず知らずの人々ばかりなのに、不思議とこの瞬間だけは一体感のようなものに包まれる。
同じような文様の連続に見えて、空が暗くなるにつれ、文様がくっきりとしてくる。ふと振り返ると後ろにずーっと光のトンネルが続く。空からも見えそうなくらい、頭上に広がる光のトンネル。眼にうつる全てをこの眼に焼き付けたい、この感動を伝えたい、忘れたくない。寒さを忘れ、写真におさめた。
阪神大震災からの復興、祈りが込められた神戸ルミナリエ。それを期に家族で毎年のように行った。ここ2年は行けていないが、12月になるとルミナリエを思い出す。ただのイルミネーションとは違う特別な空間、特別なひとときを。
イルミネーション
「暗くて怖いから嫌だ」
夜に出歩くことを一切しない君になぜなのか、と理由をきけば、そう返ってきた。
たしかに真っ暗な場所もあったりするが、基本的には色んなところに電気が点いていて暗すぎるわけではない。
夜景、なんて言葉があるように今は夜でも明るすぎるくらいだ。
だから少し嫌がる君の手を引いて夜の街に繰り出す。ずっとうつむいたまま後ろを歩く君の視線が上を向くように声をかけた。
パッと顔を上げて、その瞳に映る鮮やかな光は一瞬にして君を笑顔に変えた。
「綺麗……」
繋いでいた手をゆっくりと離し、君は光輝くイルミネーションの中を楽しげに歩く。
くるり、とこちらを振り返って、微笑む君はその輝く光たちよりも美しかった。
19テーマ【イルミネーション】
『あのっ、!』
「どうしたの?」
『クリスマスの日っ、!一緒に、、イルミネーション、見に行きませんか、?』
「いいよ?」
今日、好きな先輩とのクリスマスデートが決まった。いや、デートではないのかもしれないけどっ、……嬉しいなぁ〜。
―当日
『すみません、待たせちゃいましたか、?』
「ううん、大丈夫。今来たところ。」
「さ、見に行くよ!」
そう言ってはしゃぐ先輩は、とても愛くるしかった。
おそろいのキーホルダー買ったり、カップルでもないのにペアルック着ようと聞いてくれたり、結局それは断ったんだけど、。
『もう消灯時間になりそうなので、そろそろ行きませんかっ、?』
「うんっ、行こっ?」
「わぁ〜、キレ〜!」
『………先輩、』
「ん?なぁに〜?」
『来年、ここにまた一緒に来ませんか?』
「それは…どう受け取ればいいのかな?」
『先輩の思う方でお願いします。』
「いいよっ」
「また来よ?」
『ほんとですかっ、!?』
「その時は、ちゅー、しようね?」
『…はいっ!』
―1年後
『来れましたね、またここに。』
「そうだね、また来れたね。」
『先輩、僕とっ、結婚してください、!!』
「え、急だね?」
『いや、今言わないといつ言えばいいのか分からないので…』
「それもそうだね、」
『返事は今じゃなくて』
「なら返事は、はいっ!だね」
『えっ…』
「あれ、ダメだった?」
『いや、まだ付き合って1年なのに、了承してくれたのが嬉しくてっ、!』
「唇貸して?」
『えっ、ちょ』
僕達は、唇を交わした。少女漫画みたいに、点灯の時間にクリスマスツリーの前で。ファーストキスは少し深い蜜の味がした。先輩の唇は、柔らかかった。
帰りに本命の道路のイルミネーションを見て、先輩を家に送り届けた。
「もう1回、唇貸して?」
そう言われたので何も言わずに僕からした。
「それじゃあね、おやすみ。」
『おやすみなさい、良い夢を。』
そう最後に言葉を交わし、帰路に着く。
『先輩の唇、相変わらず柔らかかったな…//』
☆イルミネーション☆
これは、まだコロナが流行る前の事です。
愛犬めいちゃんを迎えて、初めてイルミネーションを見に遠くまでお出掛けしました。
初めて見るきらびやかな世界に、めいちゃんはルンルンに目を輝かせながら、お散歩をしていました。
イルミネーションで飾られたソリにも、家族みんなで乗りました。
いい思い出です。
めいちゃんは、赤ちゃんの頃に我が家にきたので、他のわんちゃんと過ごす機会がなく、ここにイルミネーションを見に来て、初めて、沢山のわんちゃんに出会いました。
ジャックステリアのわんちゃんは、とても挨拶上手にでした。
ジャックステリアのわんちゃんは、めいちゃんを遊びまで、誘ってくれたのに…。
めいちゃんは、びっくりして固まってしまいました。
真っ白のスピニーズの女の子も凄くかわいかった。
綿菓子みたいな見た目に、胸キュンしました。
それに、パグ。
歩き方が、めちゃくちゃかわいかった。
色んなわんちゃんに、合いながら、イルミネーションのトンネルや橋を通り、どんどん進んでいくと…。
遠くに、真っ白いモフモフのわんちゃんが見えました。
『わぁー。大きんだろうなぁー。』っと遠目から見て思っていました。
がっ!
実際、間近に来ると、めちゃくちゃ大きかった。
手も足も顔も特大サイズ。
そして、一瞬で抱きつきたくなる包容力のある背中。
その正体は…。
グレートピレニーズのわんちゃんでした。
めちゃくちゃ大きいのに、しっかり躾ができてて、飼い主さんの言葉を理解し、凄く優しいわんちゃんでした。
落ち着いた風貌や、賢さに、主人も私も感激しました。
グレートピレニーズのわんちゃんに、くぎ付けになっていた私達。
ふと、我に返りめいちゃんに目をやると、めいちゃんは、グレートピレニーズの大きさに、びっくりし、足腰がブルブル震えて、かなりへっぴり腰になり。
グレートピレニーズ君に、近づきたいけど、なかなか近づけず…。
最終的には、私達に抱っこの要求を。
その姿が面白くて、笑っちゃダメだけど、グレートピレニーズの飼い主さんとみんなで大笑いしたのをイルミネーションのシーズンになると思い出します。
イルミネーション
駅前でこれでもかって位に目立ちやがって
俺はボロ雑巾みてーに泥水すすってるってのに
奴らはイベントごときでよぉ
たっかい木やらビルやらから見下しやがって
こちとら見世物なんかじゃねーんだぞ!
愉快な音楽を鳴らすな!
愛想を振りまくな!
チカチカ点滅して煽るな!
あの子の笑顔を照らすな!
はぁー……電飾になりたい……
お化粧ってイルミネーションみたいだね
しなくても生きていけるけど、頑張れば頑張るほど皆が見てくれる
私はお化粧が嫌い、お化粧しなくても綺麗って言われたい
イルミネーション無しの心惹かれる夜景が見たい
【イルミネーション】
通りの木々はきらきらと輝いている
隣にいる彼女の瞳も輝いている
「きれーい!ねね、早く行こ!」
「ハイハイ、そんなはしゃぐなって…」
僕は彼女の手を取りぎゅっと繋いだ
「はぐれたら、元も子もないからな」
「え、えへへ…そうだね」
恥ずかしそうに頬を赤らめる彼女は
イルミネーションよりもとても綺麗だ
「イルミネーション」
あなたとイルミネーションを見たい
一人で見るよりも、もっと何倍も何十倍も
綺麗なんだようなぁ
暗闇を照らす無数の光が
生きた1年を輝かしく彩る
出会った人の言葉や表情が
訪れた場所の匂いや音が
たくさんの光彩で装飾される
小さく輝く光が映し出した
嫌だったことも逃げ出したかったことも
365日のほんの一部分に過ぎないのかもしれない
毎年12月になると、人の体内のイルミネーションが光り出すのだけれど、今年は電気代の高騰と環境への配慮から、自粛要請が出された。
おかげで今年は六等星までくっきりと見える。
イルミネーション
あなたとロマンティックな
イルミネーション街道を
ゆっくり歩いてみたいの…
きっと…
あなたの姿がより
すてきに輝くでしょう…
そんなあなたを
ずっと…見つめていたいの
キラキラかがやくおほしさま
ぼくのまちもおほしさまがいっぱいかざられている
上からみたらホンモノのおほしさまみたい
あの中にとびこんだら、まるでそらをとんでるみたい
ふわふわからだがういてる
すごいすごい!
いまからぼくあのおほしさまの中にとびこむんだ!
きらきらな、いるみねーしょん
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ねえわたしが住んでる街は
こんなにもイルミネーションが綺麗だよ
君の街はどうですか。
いつか一緒に見れたらいいね
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Theme:イルミネーション
もっと読みたい1000人越え ありがとう
イルミネーション
ここ数年
近所でクリスマスに
自宅をイルミネーションで
デコレーションして
楽しませてくれる
お家があったけど
今年はまだ点いていない
去年はもう点いていたのに
これも物価高の
影響だとすると
なんだか寂しく感じる
光散翼
白き夜に包まれ
時に魅せられ
独りだけの足跡・・・
黒き朝に抱かれ
夢を描く刹那
孤に纏うは世界・・・
探し続ける
貴女の面影を
映した硝子
堕り砕け散る
響き続けた不協音・・・
破片を集め
私の雫で繋ぎ
創るは想い
掌に刻まれ
私に突き刺す
拡げる願い
「此の硝朱翼で・・・」
天に羽ばたかせ
散り舞う破片
光と輝きながら
導きの差す彼方
雲の上迄高く
貴女を探す為に
翼が砕け堕ちる迄
何時か・・・
私が朽ち果てる迄
貴女を・・・
『イルミネーション』
「…………アンタどうしたの?」
「……いや、僕って暗いから……こうすれば……まだマシかなって……思って……」
「いや、だからって……身体中にイルミネーション巻き付けるのは違うんじゃないかなぁ〜って」
「……ダメ?」
「ダメっていうか……こう、ズレてるというか……とにかく辞めた方がいいんじゃないかな?」
「……そっか……じゃあどうしたら……明るくなれるんだろう……」
「……そのままで良いんじゃない?アンタが思ってるよりも、誰もアンタに興味なんて無いよ」
「…………」
「わーー!泣かないでっ!ごめんっ!そんなつもりで言ったんじゃないから!」
「私はアンタの良いところ沢山知ってるよ!無理して変わろうとしなくても、分かる人だけが分かれば良いんじゃないかなって思うの」
「……それは……そうだね……でも何だか寂しいんだ……」
「……みんな……青春を持ってる……僕だって欲しかったけど……無理だったから……」
「だから明るくなろうとしたの?」
「……うん」
「そっかぁー……でもやっぱり、アンタはアンタのままでいいと思うよ?」
「……どうして?」
「みんな青春を持ってるのかも知れない、みんなアンタより明るいのかも知れない」
「だからこそアンタみたいな人が必要なんだよ、本当に全員が全員明るかったらその価値が無くなるでしょ?」
「逆に考えたらアンタは青春を持ってる人、明るい人を客観的に見る事が出来る貴重な人なんだよ!そこは喜んでもいいんじゃない?」
「……そっか……そうかも……知れないね……僕は僕なりに頑張って……考えて生きてみるよ」
「……でもやっぱり……僕だって……青春を持ちたかったなぁ……」
「いや、その性格じゃ無理でしょ」
「…………」
「わーー!ごめん!泣かないでっ!」