『ゆずの香り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【ゆずの香り】
今日は冬至 特別祝う日でもない
僕はいつも通り会社に行き、
いつも通り仕事をこなし
いつも通り帰る
なんの変化もない日常だった
スマホを開くと 母親からLINEが届いている
そうか、来週は帰省するんだった
風呂に入ろう いつも通りシャワーで済ませよう
そう考えて浴室に行った
何もしていないのに、ゆずの香りがした
懐かしいな
いつもこの日母はゆずの皮を風呂に入れていたな
その姿は歳をとるうちにどんどん小さくなった
寂しさを思い出した
来週の帰省が楽しみになった
お土産何にしようかな?
少し楽しいバスタイムが始まった
ゆずの香りはほんの少し苦味があって、それでいて爽やかで好きだ。
特に、お風呂の入浴剤としても最高だ。
匂いを嗅ぐだけでスッキリする。爽やかな匂いで何もかも忘れられる気がする。匂いを嗅ぎ終わって思い返すと残っているのは、大好きな彼氏。認めたくないけど未練タラタラと認めたくないけど、彼が大好き。給食のゆずのおひたしを食べてまた同じ事を思い出す。
「気づいて私もまだ未練タラタラだよ。」
お題『ゆずの香り』
冬至。
小さなイベントでも、
毎回家族みんなでおばあちゃんの家に行く。
おばあちゃんは料理が得意で、知識も豊富。
毎回の小さなイベントに、
おばあちゃん特製料理を食べる。
やっぱり美味しい。
その後におばあちゃんが
用意してくれたお風呂に入る。
そのお風呂はゆず風呂で、
すんごく心地よくていい匂い。
ゆずの匂いがして気持ちもスッキリするし、
身体にも良い。
おばあちゃんが用意してくれるゆず風呂がすき。
1番って言っていいほど。
きっと私は暖かい包まれたような、
ゆずの香りが好きなんだろう。
#『ゆずの香り』
No.13
キッチンからゆずの香りがした。
コーヒーを淹れるためと部屋を出て正解だったらしい。場合によってはつまめる物を頂戴できる。
部屋を覗き込めば案の定エプロン姿の家族がいた。
しめしめ。
そうゆっくりと近づけばより甘い香りがした。
「なに作ってんの」
するとイタズラする子供を見る様な目である。心外だ。
ゆずの香りを嗅ぎつけた腹ペコと思っているのだ。ここにきたのは全くの偶然だというのに。
この場所はとってもゆずの香りがする。
それは、ここがゆず農園だからだ。
ゆずは私にとって大切な存在である。
忘れられない思い出の中には必ず"ゆず"があった。
昔一緒によく出かけてた彼、彼は私がなにかに失敗したり、落ち込んだりしてると、どんな時でもゆず差し出して言った。
「この匂いを嗅ぐと心落ち着くよ。さわやかになって。何かが変わるわけじゃないけど、気持ちスッキリする感じすると思うよ。」
そう言ってゆずを差し出す。
いつもその匂いを嗅いで、心を落ち着かせてた。
ゆずというかその匂いは、私にとって大切な存在になった。
ゆずを見ると彼のことを思い出す。
あれは、私にとって1番幸せな時間だったんだなと。
あの彼とは、もう5年もあってない。
理由は何も無い。
だだあってないだけ。
それでもゆずを見ると彼のことを思い出して、会いたないって思う。
#ゆずの香り
今日は、冬至の日────
シャワー浴びを終え、温かなお風呂へゆったりと浸かる。
数分後。
段々と体が温もってきた頃。
そこに今日買ってきたゆずを数個投入。
辺り全体がゆずの香りでいっぱい。
温かいお湯といい香りのするゆず。
これは、最高の組み合わせだと思うんだ。
この日、1年に1度の今日。
あぁ…なんていい日なんだろうか___。
今日も1日お疲れ様。
「お風呂あがったよ。お次どうぞ。」
そう言ってくれたあなたからゆずの香りがする。
そうか、今日は冬至か。
「ありがとう。行ってくるわ。」
沈ませては手を離し、ぽこんと浮かんでくるゆずを見ながら温まる。
無心でそれを繰り返し、危うくのぼせそうになって慌ててお風呂を出る。
「いいにおいする。」
なんて言いながらくっついてくるあなた。
「おなじにおいするよ?」
「んー。」
…こりゃ聞いてないな。そして眠いんだな。
一緒の布団に入るとすぐ寝ついたあなた。
あなたの寝顔を見ていると、何故か心もあたたまる気がする。
おやすみ、また明日。
231222 ゆずの香り
最近、私はゆずをお風呂に入れて
つかるのがマイブームなんですよ。
ゆずの香りがお風呂にいれる時間が
長ければ長いほど
ゆずの香りが濃厚になって
それが、とても心地よいんです。
心地よさって大事ですからね〜(笑)
あまり食べたことはない
お風呂に並べること
しばしば。
寒いがストレスの
この時期に
香る癒し。
寒さを代償に
–ゆずの香り–
友達がみかんの皮を風呂に入れるって言ってたけど、普通柚子だよな…
風呂の蓋を開けると黄色い物体が浮かんでいて一瞬驚いた。ぷかぷかと浮かぶそれと、浴室内に漂う柑橘系の香りに今日は冬至だったかと今更ながらに思い出した。
湯船に浸かり、浮かんでいる柚子の一つに手を伸ばす。
「……」
ぐに、とぶよぶよとした不快な感触が伝わってきて、私はすぐにそれを離すと湯船の向こうへと押しやった。入れられてだいぶ時間が経っているのだろう。ふやけた柚子は私が身じろぐたびに湯船の中で上へ下へと揺れている。
そういえば、子供の頃からこの感触が大嫌いだった。
匂いはどちらかと言えば好きな方なのに、このぶよぶよとした中身があるのか無いのか分からない感触が不快で仕方なかった。いつもこの匂いに惹かれて手を伸ばし、触れた感触で手を伸ばしたことを後悔するのだ。
柚子を入れたのは妻だろう。
普段ほとんど会話など無いから、妻が何を考えているかよく分からない。
季節の行事などまるで頓着してなさそうなのに、急にケーキや団子を買ってきたり、花を飾ったりする。我が家にはクリスマスツリーも無ければ置物の一つも無い。物を置くのが嫌いなのだろう。季節の行事もそれが終わったらすぐに処分出来るもので済ましているようだった。
ぶよぶよになった柚子は明日になればゴミ箱行きだ。
なんだか無性に腹立たしくなって、私は浮いている柚子の一つに手を伸ばすと、思い切り力をこめた。
「……」
不快な感触が無くなるくらいに強く握り潰す。
浴室内の香りが一際強くなる。
――これくらいの力で締めればいいのか。いや、まだまだだ。
健康にいい筈の柚子なのに、私の中で育つのはひどく不健康な考えばかりだった。
END
「ゆずの香り」
千切れるほど、冷え込んだ指先。
熱いお湯に浸しても中々温まらない、頑固な冷え。
体温だけでない、冬の風は、潤いも奪っていく。
ハンドクリームは必須品だ。鮮やかな黄色い果実が散りばめられたパッケージ。
蓋を開けただけで香ってくる爽やかな柑橘。
たっぷりと掌にのせ、一指一指、丁寧に塗り込んでいく。
潤いを与えるように。マッサージしながら、血を通わせる。肌に馴染ませる。丁寧に、丁寧に。
手首まで塗り広げると、もうすっかり、ゆずの香りに包まれる。
今日の学校の献立で
鮭とゆずを合わせたものが出た。
ゆずの酸味が程よく出てて、ご飯と食べると凄く美味しかった!
ゆずの香り
ここに来ちゃいけない 笑
面白い事言うのね
面白ろ 可笑しく書かれてきたのに
ゆずの香りが嫌になるくらい
ゆらゆらしそぅ
今日だけょ!
だってこの携帯使いづらい
嫌になるくらい
嫌いなの
偶然 寄っただけ
来ないならその方がいいね
ゆずとみかん、どっちを多く食べたかの質問には、
誰もが、みかんと答えるだろう。
皮をむくだけで、食べられる。
みかんを食べるために、育てるのか。
みかんを育てるために、食べられるのか。
食べられて、種を残す、育ててもらう。
恐るべし、みかん。
だが、ゆずよ。
お前は、二番手な気がするが、
匂いは一番好きだ。
Thema「柚子の香り」
『疲れた』
そう思った時はお風呂に入浴剤を入れる。
「今日は柚子か」
4種類の香りがある入浴剤。毎回、目を瞑って選んでいる。そして今日は『柚子の香り』だった。
入浴剤を湯船の中に落とす。
きっと身体を洗い終わった頃には、全部溶けてるだろう。
そして身体を洗い、湯船を見ると。
「いい感じに溶けてる」
足からゆっくり湯船に浸かる。
「ふわぁ……」
なんでだろう。お風呂に入ると、1日の疲れが吹き飛ぶ。嫌なことも忘れられる。
しかも柚子の香りのおかげがは分からないけど、いつもより少しリラックスできてる気がする。
「いい香り……」
━━━━━━
今日は久しぶりの休日。
ということで。
「ちょっくら、お出かけっと」
私はバイクに跨り、寒い冬の時期に旅をする。
ここから有名な観光地までは、そこまで遠くない。日帰りで行くにはぴったりの場所。
にしても。
「寒いな……、確か1年に1度の寒波とか言ってたっけ」
全く。なんでこういう時に限ってこうなんだ。
━━━━━━
そして一通り有名な観光地を周ったりした。
「もう帰るか。明日も仕事だし」
休日に家でゴロゴロするのもいいけど、こういう旅をして癒されるのもいいなぁ。
そして帰り道、寒さに震えていると。
「天然温泉……」
温泉の看板が。
ちょうど身体冷えてるし、入ってみるか。
「おひとりですか?」
「はい。そうです」
お金を支払い。いざ。
「温泉だぁ!!」
の、前に。
しっかり身体を洗って。
よし。今度こそ。
ここの温泉は何種類かあるらしい。
「とりあえず気になったやつに……」
……!?、あれは。
『柚子温泉』
柚子…。
少し近づき、考える。
「うーん……」
するとほんわかと柚子の香りが。
私は吸い寄せられるように温泉に入った。
「ふわぁ〜」
冷えきった後に入る柚子温泉。
最高〜。
「……」
なんだろう。なんか柚子に不思議な親近感が。
私は柚子に向かってこう伝えようとする。
「柚子め、お前こと好きになったかもしれないじゃないか」
━━━━━━
仕事終わりに買い物をしていたときだった。
そいつと、目が合った。
「柚子……」
考えるより先に身体が動いた。
「ありがとうございました」
あーあ。買っちゃった。
あんなもん知っちゃったら、もう戻れないな。
そして私は今日も日々の疲れを癒すために。
優しい柚子の香りを感じるために。
お風呂に入る。
「えーと、なんだっけ。みかん?」
「違います!」
「じゃあ、ぽんかん」
「じゃないです」
じゃあ、と先輩が続けようとしたので、「もういいです!」と私は遮った。
この先輩、初めて会った時から私の名前をわざと間違える。何故か柑橘系に詳しくて、私の方が逆に色んな柑橘系の名前を教えられているという、不思議な関係が2年と少し続いている。
「もう少し覚えやすけりゃなあ」
「わざとでしょう、先輩。でも、今日は違いますからね!」
私は、黄色の小さいボトルに入った液を1回、手首に吹きかけた。ふわり、ゆずの香りがする。
「なんの匂い?」
「ふふん、柚子ですよ。私と同じ名前。もう覚えにくいなんて言わせませんからね!」
得意げにふんぞり返る。
すると、先輩は私の手首を掴んで引き寄せた。すん、と先輩の鼻が鳴る。
「ゆず。覚えた。ゆずね」
あんなに呼んでほしかったはずなのに、「ゆず」と繰り返して笑う先輩を突き飛ばしたくなった。
ゆずの香り。
ゆずの香りで
癒されたかな?
暖かいお風呂で
一緒に
温まりたい。
ゆずの香りは好きだよ
お風呂に入れてゆず湯にするのもいいけど、やっぱり料理に入れるのがいいね
漬け物なんかに入れるのもいいし、お雑煮にも入れるよ
そうか、クリスマスの後は、あっという間にお正月だね