『ゆずの香り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『ゆずの香り』
アイツは皮を被ってるだけだよ
いい香りに騙されたらダメ
化けの皮を剥いでみな
中身は食えたもんじゃない
ゆずの香り
それは突然に
微かな記憶と共に
身体に舞い降りた
あなたとの思い出
ゆずの香りが
心を揺さぶる
慣れない恋愛を
崩れないように
そっと運んだ
あなたは笑うかな
惨めなのに
なぜか幸せなんだ
「私とあなたじゃ住む世界が違う 第六十二話」
「ココって観光地なのかな?ブランド店の他にお土産屋さんがいっぱいあるね」
「何か、観光が主要産業じゃない?ライブハウスだらけじゃん」
「あの人、オーシャンさんじゃありません?」
梨々華の視線の先には、オーシャンが志那達を待っているかのように立っていました。
「よっ!買い物楽しんでるかい?」
「オーシャンさんは、単独行動ですか?」
「アハハ、まぁ、そんな所や。一人って、何か寂しいモンやな」
「そりゃあ、三次元国に来たばっかじゃ慣れてないし、大変じゃないですか?」
「来たばっかか…そう言やスノーから聞いたんやけど、スモークが前の管理人と戦った時に人の命奪わんかったか?」
「確かに、アレは恐ろしい戦いでしたわね…」
梨々華は、顔を青ざめました。
「やはりな…闇覚醒か」
「闇覚醒?」
「闇覚醒言うんは、愛情が断たれとる状態の時に発動してしまう極地の影響の一つや。君達が彼らに同行しとったから、スカイが制御を掛け取ったけど、今回スカイは拠点で留守番やからな…」
オーシャンは、考え込んでしまいました。
「闇覚醒って、誰でも発動する物ですか?」
「せや。誰だってそうなる危険がある。そうならん為にもなるべく愛情に触れる事やな」
オーシャンは、それだけ言うと何処かへ行ってしまいました。
「カインドって、愛情受けずに育ったのかな…?」
志那は、カインドについて考えていました。
「志那、心配するのはスモークの方じゃなくて?」
「でも、彼らって事はフロンティアウォーカー全員って事じゃん。カインドも例外じゃ無いよ?」
由里は、そう言うと海岸線の方に視線を向けました。
「取り敢えず、海の方に行こうよ。人混みでその話題はマズイから」
志那達は、海に行きました。
「キレイな景色だねー!」
「アレ、誰だろ?」
志那の視線の先には、小柄で痩せた女性が佇んでいました。
「観光客かな?」
「幽霊とかだったらどうするんですの?」
「幽霊って、あの人に失礼だよ…」
志那達は話していると、女性が近寄って来ました。
「この島の人達って、何処に集まって居るの?」
「…えーと、ライブ会場?」
「ゴメン、私達観光客だから、詳しくは分からないかな…?」
「…ありがとう」
女性は、何処かへと行ってしまいました。
「…?」
三人は、きょとんとなりました。
「この島にイケメン達が来るなんて、今日はラッキーデー?」
「推しに会えて良かったー!」
「経営者に見つかったらどうすんの?島から追い出されるよ?」
アイドル達は、楽屋で談笑していました。
「ピエロさん、ハグして下さい♡」
「え…」
会場でピエロに会ったアイドルは、ハグを要求して来ました。ピエロは、固まってしまいました。
「ありがと♡」
アイドルは、ピエロに抱き付きました。
「ピエロさん…女?」
「……」
「この前、ハグしてもらった時には乳なんて無かったのに、何で付いてるの!?」
「この前の配信で言いましたが…体の性を心の性に合わせました。あと、二次元国の情報を知りたがって居る人達が居まして、その人達に教えて頂けると…」
「アンタに何百万かけたと思ってるのよ?裏切りじゃない!大体、あの二次元国の高官もそうだけど、裏切るのが本当に好きね!」
アイドルは、激昂するとスライムの様な物体の鋭い槍の餌食になってしまいました。
「だ、大丈夫ですか?!」
「一体、何がどうなったの?!」
空を見たスモークの視線の先には、女性が体からスライムの様な物体を出して、会場中に突き出していました。
「このままだと、犠牲者が多数出るな…」
柚子の香り
あなたから溢れる
柚子の香り…
あなたは柚子の香りが
すきって言った…
わたしもあなたの好きな
柚子の香りを好きに
なったの…
あなたと会えない日々も
あなたの好きな香りに
包まれていたいから…
いつも…
柚子の香りを纏って…
あなたを感じているの
『ゆずひめ様よ』
あたしには棘がある だけども民はあたしを毟る
挙ってきてはあたしを毟る 今日未明、ゆずひめ、三十余人の靴底を刺ス。。が、あたしは敢え無く毟り取られた。きっとあたしは搾られる 手仕事ならばまだ良いが、冷たい機械は本当御免だ 香りのために たかが香りのために なんであたしが。。
#ゆずの香り
君とぼく同じ香りのその夜に
向き合うことは何もなかった
冬至には浮かべる柚子はあのときの
別れた傷を思い出してる
母親とお風呂に入り南瓜食む
幼き頃のありふれたこと
手荒れはあまりない方だけど
今年は酷い
ハンドクリーム買わなくては
何にしよう
目にとまったハンドクリーム
テスターがあったから塗り塗り
あ、れ?
テスターだと思った品は売り物だった!
テスターは、普通一番前に置いていない?
他のお客様もいて、見ていたかもしれないから
そのハンドクリーム買った。
柚子の香りがリラッスさせてくれる。
かえって良かったかも☺️
お題 柚子の香り
『ゆずの香り』
本日は冬至に当たる日。
古来より、冬至は太陽の力が一番弱まった日にして、この日を境に再び力が甦ってくることから、陰が極まり再び陽にかえる日とも考えられている。
──その流れから生まれた四字熟語が、「一陽来復」。意味は、悪いことが続いた後に幸運が開けること、とされている。
これは冬至を境に運が向いてくるとしているためで、験担ぎのためか『(う)ん』がつく食べ物を食べる風習も浸透していった。
冬が旬のゆずは香りも強く、強い香りのもとには邪気がおこらないという考えもあったので、邪気祓いとしてゆず湯に入る習慣が根付いていったようだ。同じものに菖蒲湯もある。こちらも理由は似たもので、やはり邪気祓いとして入浴したらしい。
実際に健康や美容にもいいことが現代の化学で判明している。
昔の人はそんな科学的根拠など知らずに、なんとなく理解して習慣にしていたのだろう。
……などと小難しい本を読みながら、私はゆずの香りに満たされた浴室で、ゆず湯にゆっくりと浸かる。
いやあ、私も嫌なこと続きで冬至を機会に邪気祓いできたらなーとちょっとだけ験担ぎとして入浴していた。
このゆず湯で私の邪気祓いもできたはずだし、明日はいいこと起こりそう!
少しだけ明日が楽しみになったのだった。
「ゆずの香り」
「お前、今日これを風呂に入れるんだよ」
おばあちゃんが冬至になるとゆずをくれた。
意味もわからず、言われるままにお風呂に入れてた。
今年もスーパーでゆずを買います。
風邪をひかないように、願いを込めて。
お風呂に漂うゆずの香り。
少女の頃に見ていた夢ほど
美しいものなど 無かったの
少女のままの私は
いつまでも幼い夢ばかり
見ているの
今の境遇の問題点
それが何かは
分かっているつもりだった
何一つ 分かってなかった
戸惑い走る 16歳の私
少女の間だけは言い訳通じるの
若いってことだけが特権ね
軌道修正ってだけなら
いつだって出来るでしょう
若い内ならばね
今の境遇の解決策
逃げていくのは
何の得になるのか教えて
何の解決になるの?
何処へと走る 16歳の私
お気に入りの入浴剤はゆずの香り
懐かしい頃に初めて嗅いだ
やさしい香りに 包まれて
お気に入りの入浴剤はゆずの香り
思い出すのは幼い初恋
やさしい人が 大好きだった
#ゆずの香り
君の香りが好きだった。
だから、会うたびに好きになっちゃうよ。
もっと、もっと、そばにいたい。
この叶わない願いよ届け
#ゆずの香り
…ゆずの香りがする……。
私の記憶から貴方が真っ先に思い浮かんだ。
貴方が付けてたゆずの香水。
傍によるとふわっと香るゆずの香り。
私が今付けてるゆずの香水。
貴方のことが…忘れられない…。
『ゆずの香り』
冬の香り
寒い夜
ポッカポカのお風呂
今日一日
頑張った私の身体
お疲れ様~
甘酸っぱくて 爽やかな
柑橘系の香りに
ほっこりするひととき
明日も頑張ろう!
頑張りたくないけど…
もう くたくたでヘトヘトだけど…
がんばれ私!
頑張ろう 私の身体! 私の心!
ゆずの香りに包まれて
身も心もとろけそうになりながら
自分を鼓舞する
冬至の夜…
ゆずの香り
ゆずが嫌いな僕の家にはゆずの木がある。
生まれた時一緒に母が植えてくれた木。
ふと気になって取ってみた。
鼻につく柑橘系の匂い。
やっぱり嫌いだ。
いつもゆずの匂いがする君を思い出すから。
「ゆずの香りだ」
彼がつけていた香水がゆずの香りだった
未だにゆずの香りを嗅ぐだけで
彼のことを思い出す私
「未練タラタラじゃねーかよ」
彼が隣にいたらそう言うだろうなって
思い微笑んで
冷たい手に息をかけた
ゆずの香り
ゆずの香り。
ゆずの香り……
恥ずかしながらゆずの香りを私は知らないです…笑
どんな香りなんでしょうね……??
酸っぱいのかな?甘いのかな?
私の好きな香りだといいな……(??)
ふわっと漂う
ゆずの香り。
忘れなきゃいけないのに。
ゆずの匂いがするたびに
あなたのことを思い出す。
もう一度あなたの
側にいられたら……。
『ゆずの香り』
ゆずのかおりがする季節君はいつでも私に会いに来てくれる。そう、ゆずのかおりの香水をつけた君に会えるのは私の幸せだ。君が居ると幸せな楽しい時間を過ごせる。時間が短く感じる。ゆすの木がなくなってから君は来なくなってしまったけどゆずの木を植えてまたまつよ君にまた会えることを願って。
「ゆずの香り」
今日は冬至。お風呂に柚子を浮かべて入ると風邪を引かないとか。
風邪は引きたくないけど、湯船に浮かぶ柚子から醸し出すあの香りは心も身体もリラックス出来て気持ちいい。
我が家では柚子を絞ってそれを味噌汁に入れて飲んでいた。
酸味と苦味が味噌の風味に上手く乗っかって美味しく感じる。
懐かしい味と香りは昔の子供時代を思い出させてくれる。
''よく頑張ったね私''と労りながら仕事仲間から貰った
入浴剤を入れ、よく混ざったことを確認したら
ゆっくり浸かる。
今日の仕事のこと思い出すも少しだけ涙がこぼれそうになる
私が悪かったのにどうして涙が止まらないのかなと
そう考える鼻を少しだけ啜ると
ゆずの香りが鼻腔を擽る。
この香りで涙がかすかに止まったのを感じた
されど涙が簡単には止まらぬ代わりに頭ははっきりとしてくる
''頑張り過ぎたかな…''と呟きながら私は明日のこと考える
たまには、自愛してあげよう
そう決め私は早々に風呂を上がる。明日は幸い休みだ。
好きなことして、体と精神を休ませてあげよう
そう答えが出た
まるでゆずが背中をトンっと軽く押してくれたのかな?なんて思いながら私は湯船な蓋を閉めた。