『やりたいこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
まだ小さかった時は自分の半径3メートルぐらいの中でやりたいことをひたすらしようとしていた気がする。
少し成長したら地球の反対まで行ってもできないようなことをやりたいと夢を見ていた気がする。
思春期真っ只中にはやりたいことなんてないとある種達観して世界を見透かせた気になっていた。
大人への階段に本格的に足をかけだした今は自分の中にある心地いいゾーンから一歩か二歩踏み出したことならなんだつてやりたいことだ。
やりたいこと
「チュン、チュン」
今日もいつもと変わらない鳥の鳴き声で目が覚める。ペットボトルの水で口をゆすぎ、顔を洗う。
そうして目が覚めたらカーテンを開ける。
目が覚めていても突然の太陽の光には勝てることはなく目を細める。「まぶしっ」そう言いながらも、毎日同じことをしている。いわば日課だ。
朝起きてから服を着るまでのルーティンは毎日一緒。違うところといえば、毎日服が変わる。
高級ブランドの日もあれば、プチプラの日もある。すべては気分だ。気分で決まることはファッションだけでなく、今日1日することも決まる。
今日することが決まると足取り軽く友達の家に突撃をしにいく。これもまた日課だ。
「よっ!今日することが決まった!」
「ふぁぁぁ、なに?」
友達はまだ寝起きらしく大きく欠伸をしていた。
「ずばり!…………寝る!」
「あっそう。じゃあ、おやすみ」
「ちょ、まてまてまて。冗談だよ。」
「えっ、なんだよ……まじかと思ったじゃん。」
「そんなわけないじゃん!」
「はいはい、じゃあ本当は何ですか?」
「よくぞ聞いてくださいました。すばり………決まっていない!」
「なんだよ、てめぇ、しばくぞ。」
「いや、ごめんってたまには2人で考えてようかなって……」
「あー、なるほどね。」
さぁ、今日はどんなやりたいことをしようか。
2人しかいないこの広い世界で……。
fin
俺はあっちに行きてーの
おまえがゴチャゴチャ言ったって関係ねーの
俺は行きたいとこ行くしやりたいことやるし
おまえがそこに立ってるんなら
ブッ潰して進むんだよオラァ!
邪魔すんなばーか
“やりたいこと”
何もやりたくないし、やりたいことを探したくもない。瞑想だとか睡眠だとかでもなくて、純粋な無で在りたい。
これが君の言う、「愛」というものならば。
今日も僕は君に殴られるんだ。
泣いても、怒ってもいない、原因があった訳でもない、無表情の君に殴られ続ける。
こんなのは痛くも痒くも無いんだよね。
君は初めて僕に「愛」という存在を教えてくれた、唯一の大切な人だから。
君は僕のことを殴ったあとに、頭を優しく、温かい手で撫でてくれるんだ。
それもまた、「愛」というのは僕知ってるんだよ。
だから今日も君に殴られてあげるんだ。
「何で泣いているの?これが、愛という形なんでしょう?だからさ、手を止めないでよ。」
「最近、どう?」
貴方と久しぶりに出会えた今日。
私の家で酒をちびちびと飲んで、話題が浮かんだら口に出して雑談して。
そんなグダグダな夜を過ごしていた。そんな時、私は何気なくそんな質問をした。
「うーん、まぁ、そこそこ、かな」
「そっか。仕事は、どう?」
「なりたい仕事にはなれてるし、充実はしてるよ。まぁ……正直心は折れそうだけど」
我ながら情けないー、と貴方は嘆く。
「やりたいことって、必ずしも自分に向いてるとは限らないよね。ほんと、今更になってそれを学んだきがする」
貴方は窓に映っている満月を見つめながら、そう呟いた。なにかに縛られているような貴方の横顔は、私の目には美しく映った。
「……本当に、これがやりたい事だったのかな」
やりたいこと
時には、自分を縛るものとなる。
『やりたいこと』
やりたいこと。
私のやりたいことって、なんだろう。
自分でもわからない。
でも周りは、みんなは、
自分のやりたいことが決まってる。
そんな環境に、ただ焦る。
──いつになったら自分を見つけられるんだろう。
周りの人はちゃんと目標があって、
それを目指して努力してる。
なんで、私だけ努力するスタート地点にすら立ててないんだろう。
────────────────。
これから見つければいい。
ここから、また始めればいい。
ここから、やりたいことを探せばいい。
それでも見つからなければ、それでいい。
どんな小さな、些細なことでもいい。
直感でもいい。
人生は一瞬で終わってしまうのだから。
今、やりたいことを、
存分に、一生懸命にやればいい。
やりたいこと…
それが何なのか分からない。
今の子供は親がやりたいことが出来る
環境を作ってくれてる。
大人は自分で環境を作らないとね。
やりたいこと。
その前にやらないといけないこと
それをやらないといけないよね(汗)
普段から掃除に片付け…
やらないとなぁ…
テスト勉強、毎日の宿題。
目まぐるしい日々に追われて、やることばかりが増えていく。がむしゃらに頑張って、言いたいことも我慢して、いつの間にか愛してるの言葉さえ失って、気づけば何もなくなっている。
やりたいことだって、たくさんあったはずなのに、
気づいたら全て消え去っていた。
いつか幸せになるから。いつか報われるから。そうやって今日も無気力に動いている。
そんなの、本当の幸せだと言えるのだろうか
『やりたいこと』
やりたいこと
できること
やらなきゃいけないこと
やらなくてもいいこと
全部好き勝手に取るなんてできなくて
だから私は自分の気持ちをなかったことにして
やりたいことから手放してしまう。
「…あれ?」
思い出せない、目的が確かにあったのだ。
何か作ろうと思って、それで何かが必要で、
一番安く手に入るのはこの店だな
と思った事だけは覚えているのだ。
記憶を辿ってもスマホのメモにも書いてなかった。
無意味に彷徨い、目的とは違う商品ばかりが
カゴに増える。
首を傾げながらレジで会計を済ませる。
ありゃとうござぁした~という投げやりな店員の
挨拶を背に店から出た。
「結局、私は何を買いに来たんだ…?」
100円均一の店は記憶を無くす魔力があるにちがいない。
小説を書くのは 誰かの心に残るものを作りたいから
サプライズをするのは 誰かの喜んでいる顔を見たいから
ギターを始めたのは 自身が心を動かされたから
イラストを描くのは 自分の心を動かしたいから
そう、誰かの心を動かしたい。
誰かの心に私がいて欲しい。
ほんの少しでも私の価値を感じてみたいから。
*やりたいこと*
やりたいこと
やりたいことって、難しいですよね。
なぜなら、たくさんあるからです。
人生って、やりたいことばっかやるんです。
そのたくさんあるやりたいことをやるために。
でも、やれない、挫折することだってあります。
そこで力をなくさないで欲しい。
次やりたいことに挑戦するために。
下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる。
「やりたいこと」
「私のやりたいことか」
自室で独り言を呟く。
学校でやりたいことについて作文を書くという課題が出た。
「やりたいこと。あっ!」
やりたいことについて考えているうちに、昔、友達と語り合った夢の話を思い出した。
やりたいことなんてないだろうなと思っていたけれど、私は、やりたいことがあったんだ。なんで忘れていたんだろうと私は思った。
「イラストで賞を取る事」と作文に書いて提出した。
時間はかかるかもしれないが、今からでもやってみようと思う。
[やりたいこと]
やりたいことやってみたいことは沢山あるよ。
今のうちにできることはやる!
立派な大人になると出来なくなるかもしれないから。
人生楽しもう!
きっと大切な人もできるよ。
「ねぇ、お母さん」
「どうしたの?」
「なんで私たちこんなに苦労して生きているの?」
「さぁねぇ、お母さんにも分からないわ。」
僕たちはとっても寒い雪国で暮らしている。昔はお隣さんや、同じ地域に住んでいた人達が大勢いたけど、住める場所が少なくなった今、家を無くさざるを得なかった人達がが大半だ。僕たちの周りの家が無くなり始めたのは、僕たちが一番この世で恐れている"偉い人"と呼ばれる人達が原因である。彼らは僕たちの家や命を次々と奪っていく何とも恐ろしい存在。だけど、彼らに気に入られれば、住む場所が与えられ、美味しい食事も与えられる。安泰な暮らしが送れるというわけだ。僕たちのような崖っぷちの人生を送っている場合、どうやって偉い人に自分たちを見つけさせるか、気に入られるかを毎日のように考え、探っている。僕の知っている中にも何人か彼らに気に入られ、今でも豊かな暮らしをしていると聞く。昔は気に入られることなどなく、彼らに会うと一瞬で命を奪われてしまうため、今のような生活に幸せを感じる者が多かったが、彼らに気に入られるというのがとても身近に感じられるようになったからこそ、誰もが理想の生活を頭の中で作り上げるようになった。そして僕もその内の一人だ。
「僕たちも早く偉い人に気に入られたいな。」
「貴方は何が夢なの?ママに教えて。」
「そうだなあ、夢は沢山あるよ。まず、広いお家が欲しい。後は美味しいご飯が食べたい。」
「ご飯は毎日食べれてるじゃない。」
「ご飯は毎日食べれてるんだけど、やっぱりいつも同じじゃ飽きちゃうよ。偉い人に気に入られたら、毎日違うご飯が出てくるんでしょ?夢のようだよ。」
お母さんに話したって何も叶わないのに、それでも僕はお母さんに自分の夢を話すのが好きだった。お母さんもいつも僕の話を聞いてくれた。何気ないこの時間が、僕にとっては宝物のような時間だった。
僕の夢に毎日出てきたあの人達が、現実に現れたのはある日の事だった。三人ぐらいの人達が僕とお母さんをジロジロ見つめながら、何かを話している。三人の内の一人は拳銃を持っていて、その銃口は僕たち親子に向けられている。お母さんと僕はただ立ち尽くしているばかりだった。少しでも動いたら、彼らに何かされるような気がして。暫く経つと、彼らがこちらに近づいてきて僕らを眠らせた。麻酔銃だろうか。僕らの中では銃で打たれたような感覚で眠くなる、というのが彼らに気に入られた合図だった。その為、僕は打たれた感覚がただただ嬉しくて、朦朧とした意識の中でこの先の生活を夢見ていた。
眠りから醒めると僕たち親子には既に新しい家が与えられていて、家の中には美味しそうなご飯が置かれている。興奮しながらお母さんを叩き起して、僕はこれから理想の生活を過ごせるとお母さんに口早に話した。お母さんも家の中に置いてある美味しそうなご飯を見て、目を丸くさせていた。やっと僕たちも勝ち組になれたんだ。
…そんな事を思ったのも束の間。体内で一週間が経った頃、僕たち親子は疲れ果てていた。前は涼しかったのに、今は太陽に照らされて凄く暑い。それに、ご飯は決まった時間にしか与えられない為、お腹が空いて空いて仕方がない日がある。それにそれに、僕たちを監視するかの如く、無数の知らない人たちが僕たちの目の前に毎日のように現れる。僕は今まで自分がいた環境が凄く恵まれていたことを、今になって知った。僕はなんて贅沢を言っていたんだろう。隣で寝転び、動かなくなった母を見つめて呟く。
「そっか。僕が本当にしたかったことは、本当の夢は、お家を変えることでも、色んな種類のご飯をお腹いっぱいに食べることでも、偉い人に気に入られることでもなかったんだ。」
今日もまた、言葉が伝わらない彼らに僕たち親子は監視されている。
_20xx年
ある一人の科学者が動物の脳内を理解しようと研究を続けた結果、動物の脳内を見ることが出来る機械が発明された。そして、その研究の延長線、機械のお試しも含め、彼はまたある一つの研究を開始した。それは「絶滅危惧種になると言われているホッキョクグマの親子の一生を覗き、一回の人生で変わり続ける子の脳内を調べる」というものだった。野生から人間の支配下に置かれた時、彼らはどのように感じ、どのような行動をするのか。この彼の研究には誰もが興味を持ち、ホッキョクグマの親子が動物園に展示された日から、毎日のように人が訪れたという。そして科学者は研究が終わった後に、このような言葉を残している。
「最初、ホッキョクグマの子は私たち人間に支配されることを望んでいた。その結果、彼らは私たち人間を"偉い人"だと崇めていた。が、実際自分が支配されると、私たち人間に対して恐怖を覚えた。その結果、最終的に私たちは"偉い人"から"言葉が通じない彼ら"と変換されたと思われる。」
「彼が最期に望んだ本当の夢は、私たち人間の手から逃れることだったのかもしれない。」
「したいこと」
【やりたいこと】
何も思いつかない
何もしたくない
何もせずただ朽ちていきたい
やりたいことなんてもうない
やり尽くしたのだ
自分が興味のあるものには片っ端から手を出し
そして興味を失っていったのだ
まずはやってみればいいなどとよく聞くが
さまざまなものに触れていれば
次第に向き不向きは分かってくるし
好き嫌いもはっきりしてくる
だからもう私にはやりたいことがないのだ
やりたいことはやったし
極めるものは極めて
やりたくないものはやらないことにした
明らかに苦手なものからは目を背けた
この世に私がやりたいことなどない
あるとすれば
何もせず朽ちることだけだ
よく晴れた午後
ふと思い立ってノートを手に取る
死ぬまでにしたい事 誕生日までにしたい事
やりたいことと言っても色々考える
ノートを開くと同じ様な
「死ぬまでにしたい事」
「死ぬ時にしてほしい事」
と書かれたページが目に入る
こんな事書いたかな
思いながらも指でなぞるように読み進める
・死ぬまでに
読みたい小説を全部読む
見たい映画を全部見る
行きたい所全部行く
イギリスに行きたい
・死ぬ時は
好きな本と一緒がいい
みんなが笑顔がいい
苦しまずがいい
読み進めて気づく
これは自分の字では無い
そして1つの記憶が蘇る
あぁ…そうか、これは
去年の君が間際に書いたものだ
読みたいと言った本を買ってきた時は、嬉しそうにしていたね
映画のDVDを一緒に見たね
文句を言いながらゲームセンターで騒いだ
国外なんて行けないからテレビの特集を見たね
棺に君の好きな小説と漫画を入れたね
涙で前が見えなくなったけど笑顔でいられたかな
穏やかないつもの君の笑顔だったね
気が付くと随分と時間が経っていた
そしてノートの新しいページを開き改めて
「今、やりたいこと」
と自分自身の想いを書くことにしてみる
「やりたいこと」すぐには思いつかない
思いついても行動できるものばかりではない
けれど、数少ない「思った時に出来る事」はすぐ行動したほうが後悔は小さいのかもしれない
#やりたいこと
やりたいことが多すぎる。どれも諦められないけど、現実はシビア。欲しいものも、やりたいこともいつも足元で逃げていく。急がなきゃ、出遅れちゃう。どうしてもつかまえたくて、今日も私は影踏み。
やりたいこと
夢だってある。目標だってある。理想像もある。
なのにこの辛い気持ちは何?
どうして私は夢へ突き進めないんだろう
焦燥感と背徳感
自己肯定感だけがただただ下がって
やるべきこともやりたいことも手につかなくなる
負のループに陥ったら最後
絶望の深淵に突き落とされるだけ
蜘蛛の糸なんてない
あるのは恣意的な意図だけ