『もしも未来を見れるなら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
一体俺は何をしたいんだろうか。
疎遠になった人に連絡をしてしまった。
昨日からだ。
昨日から妙に連絡したくて仕方がなかった。
心底嫌われてる人に、「友達になりたい。」
なんて言われたら、どう思うのだろうか。
初めてこんなにお風呂で熟考したと思う。
考えすぎて、お風呂上がりの今も暑い。
返事はもちろん俺の望む方なら1番だが、
もし逆のことを言われても、まぁ、耐えれると思う。
そこら辺もちゃんと考えていますから。
もし、
もしも未来が見れるなら、
俺があの人の近くにいるかを見たい。
俺の事が心底嫌いな人に、勝てるのだろうか。
何故か頭の滑走路に、巡り巡っている。
そういうものなの?
好きだった人はこんな風に思い返してしまうの?
誰か、恋愛マスター来てくれよ。
自分で解決したくてもできないことなんて山ほどある。
それが今来た。
分からない。分からない。
だから俺は直感に従って、連絡したのだ。
#もしも未来を見れるなら
もしも未来が見れるなら
うーん、見なくていいかな…。
見てしまうと今の自分が変わっちゃいそう…。
私は今を精一杯生きていくよ。
な~んて(笑)
ただ一つ、未来の自分が笑っていたらいいな。
#もしも未来を見れるなら
ゲームで想像してみた···
中ボス、ラスボス回避!!
どころではなく、
スライムも回避。
レベルは1から上がらず、
話しかけてくる村人も回避。
なぜって?助けを求められるから!!
面白いか??
未来は分からないから面白い。
ドラえもんが当たり前にいる時代まで未来に飛んでみたいです。それこそ、タイムマシンとかを使って。
何年後だろう…100年後?150年後?
こんな短い間にスマホやらVRやら流行ったらんならドラえもんがいつか出来るのも、夢じゃあない!
ただ、その前に四次元空間を見つけるのが1番大きな壁で大変なんじゃないかなあ、と思う。
今の私達の想像と夢が現実に叶った世界を見学してみたいです。できるなら作者本人も一緒にね!笑
(これはただの感想文です。)
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「私に会いたい?」
『はい、2101年におられる『叶海様』より、2301年の佳南様と一緒に旅行したいとの要望を承っております。』
綺麗な輪郭を描いた頬、紅が綺麗に塗られた薄い唇、艶めく黒髪をもった、なんとも世間でいう『美人』を象徴するような容貌をもつその人。どこか安心感を抱く。その人はふんわりとした口調で話を続けた。
『本社のタイムマシーンを用意しております。ループする際の注意事項や搭乗するタイムマシーンのナンバーについては後日、カードキーとともにお送りしますね。叶海様は1週間のプランを予約しております。現在1週間滞在のプランが20%の割引をしておりますのでそちらをご検討なさいませ。もし同意なさる場合、この端末に指紋を入力してください。2人の面会の場をこちらで用意させていただきます。』
5年前、ついにタイムマシーンが実現された。ゆえに
時空旅行が盛んになり、そのブームは今でも続いている。
「分かりました。叶海さんはどの年代まで一緒に行きたいと言っているのですか。」
『佳南様の望む場所でいい。と仰っております。どこの年にループなさいますか。西暦でお応えください。』
今、私の目の前にいる女性はアンドロイドだ。
最近のアンドロイドは本当に人間と似て作られている。首筋にバーコードがあるかを確かめなければ、誰もが普通の人間と見間違えるだろう。しかし私には顔が整いすぎて、少し気味悪いとも感じる。
(うーん‥いつにしようかな。なるべく旅行する人が少ない所が良いけど、)
「じゃあ…2018年!」
途端にアンドロイドは瞬きを止めた。しばらくこの空間に沈黙が続く。今頃脳内でコンピュータが高速計算しているのだろうか。でも中々返事が帰ってこない。
さすがにこの回答じゃだめか、訂正しよう。
『はい。承りました。場所はどこを希望しますか。』
「えっ」
アンドロイドはさっきまでの沈黙がなかったかのように、あくまで自然な笑顔で語りかける。
本来タイムマシーンは開発された年から未来にしか行けない。過去にループしてしまうと、本来は無かったはずの技術が混ざってしまい当時の文明に影響を与えてしまうからだ。つまり、本来ならループできるのは2296年以降なのである。冗談を言って少しからかうつもりだったが、こうも受け入れられると返って困ってしまう。
(すみません。長くて重いかもしれません。瞼も重くなってきたので今日はここで終えます。)
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「もしも未来を見れるなら」
晴れた初夏のある日、私は
結婚して豪邸に住む姉を久しぶりに訪ねた。
4歳離れた姉の功績は中学も高校も同じ学校だった私の重荷となっていた。
「あの樫本千晴の妹」
先輩たちも先生方も、成績優秀でスポーツも万能、美人でピアノが抜群にうまい完璧な姉を持つ私のことを皆はそう呼んだ。
私の名前は「千晴の妹」ではない。
姉は卒業後音楽大学のピアノ科に進んだため、私は好きな絵の道を選び、ようやく姉の呪縛から解き放たれた。
姉は既に在学中から海外のコンクールに出場し、第三位に入るなど卒業前から大注目のピアニストだった。
卒業後は国内のみならず海外からもリサイタルのオファーがひっきりなしで、両親も大喜びでツアーに同行している。どこまでも私を圧倒的に突き放して光の中を進む姉が、私は苦手だった。
小さい時から私も憧れだった近所の
大きな田中医院の長男、伸一さんと姉が結婚して引っ越してからは、
ますます私は自ら姉から遠ざかった。
それが先日、30歳の誕生日を区切りに
突然ピアニストを引退してしまったのだ。
そして今日その姉が
新居に遊びにおいで
と、私を強引に誘ったのだった。
良い天気とは裏腹に私はかなり憂鬱だった。
「久しぶりー。千夏。
よく来てくれたわね。入って、入って。」
相変わらず美しい姉が眩しかった。
「ねえさん、元気にしてた?」
引きつった笑顔をつくり、手土産のケーキを渡す。
重いドアを通り抜けると吹き抜けのエントランスがある。姉さんの演奏に感激したパトロンの誰かが贈ったであろうビーナス像が置かれ大きな絵もかけられていた。
さらに両開きの木のドアを開けると、そこは30畳ほどもある明るいリビングだった。
壁の一面がまるまる水槽になっていて、伸一さんの趣味である色とりどりの大小の海水魚やサンゴ、イソギンチャクなどが、揺れていてまるで水族館のようだった。
私は座ることもせず視線は水槽に釘付けになった。
「ビックリしたでしょーう。」
私の後方でケーキを切るナイフをカチャカチャと用意しながら姉が明るく言う。
彼の趣味ちょっと理解できなくて。うふふ、と笑っている。
「ねえさん……」
「このあいだ、たまたまなんだけど」
みちゃって、伸一さんのスマホの履歴。
姉がクスクスと笑う。
「抜けてるわよねえ。開きっぱなしで飲み物を取りに行くなんて」
「ねえさん……」
「私の誕生日をここでお祝いしてたの。
今みたいにナイフを持って、ケーキを切るところだったのよねぇ。」ふふふ。
姉が視線をナイフに落とし、声をだんだん落としていく。
「ねぇ千夏」
姉が見つめているであろう私の背中を
一筋 汗が伝う
「伸一さんを私から奪おうとしたの?」
「ねえさ……」
「伸一さんたら、もしも未来が見れるなら
キミを選んでいただろう なんて」
書いてたけど うそよね。
姉が低くゆっくりと語る、後ろから私に近づきながら。
私の足は絨毯に縫い留められているように一歩も動けなかった。
私の目は
水槽の「内側から」
大きく口を開け、
目を見開いて私のほうを凝視する
ゆらゆらと揺れる伸一さんを捉えていた。
「……!ご、ごめんなさ……」
振り返った私の視界は
間もなく真っ暗になった。
もしも未来をみれるなら
自分が何歳で死ねるのかを知りたい。
できるだけ短くしてお願い。
ぜっっっったいに人の顔色見ないで
自分自身の人生生きる。
相手にコントロールされず
人をコントロールしない。
人傷付けなかったら
自己満で生きてもいいでしょ。
納税するんで。
もしも未来を見れるなら
そんな願いを
ぽつりと呟いた貴方は
どこか寂しそうに
僕じゃない"誰か"を見ていた
貴方の未来は僕には見えていなかった
もしも未来が見れるなら
あなたが隣に居てくれればいい
欲を言うとね
あなたが望んだ犬と
わたしが望んだ猫の4人家族で
笑い合っているのを見てみたい
もしも未来が見えるなら
未来に興味を持つことは悪い事では無い
過去の失敗を活かし進むであれば
皆私のようにならないでくれ
私はもう過去しか見れない
囚われてしまった
抜け出せるのに動けない
皆過去に囚われぬ生き方をして欲しい
もしも、未来が見えたとしても
私は何も見たくない。
理由は、幾つもあるけれど
結末がはじめから分かるような
映画も小説も好きでは無いし。
少しでもそれを知ってしまったら
きっとわたしは飽きてしまう。自分に。
【お題:もしも未来を見えるなら】
『もしも未来を見れるなら』
転びたくなかった。
失敗したくなかった。
成功したい。
立ち上がって、走り出したい。
でもそれは、失敗を糧にした経験だから。
僕は『今』を生きるんだ───────
【もしも未来を見れるなら】
こう見えてその時その時の己の選択に責任持って生きてるつもりだから、自分の未来にはあまり興味ないんだ。
仮に未来を垣間見た結果望んだ未来じゃなかったとして、それを回避する為に敢えて別の道を選び直したならそれはもう僕の人生ではなくなる気がするよ。
未来なんて見れなくていい。
この先ハッピーでもドン底でも、それが自分で悩み苦しんで出した答えなら、僕はきっと後悔しないだろう。
君はちゃんと幸せだろうか
笑顔でいられているのだろうか
誰も傷ついていないだろうか
*もしも未来を見れるなら
#005『小さなバタフライ』
現代/SF・微ホラー
もしも未来を見れるなら。選ばなかった選択肢、それでも選んだ選択肢、どっちも山ほどあるに決まってる。
たとえば中二の新学期。目が悪いんで変わってくれと頼まれて譲った席は、学年一かわいい女子の隣だった。
たとえば文化祭の出し物。一票差で決まった演劇で馬の後ろ足役をやることになり、本番ですっ転んでいい笑い者になった。
たとえば高校の部活動。ダチに合わせて入った野球部の顧問がゴリゴリのパワハラ野郎で、殴られてできた額の傷はいまだに目立つ。
大学じゃパチスロにハマって、バイト代はほぼ注ぎ込んじまった。奨学金にまで手をつけた奴のことをさんざんバカにしていたが、一念発起、起業して速攻で返済をすませたと聞いた時は、そういうルートもあったのかと……いやダメだな、俺には多分無理なやつだ。
三桁の会社に未来をお祈りされた一方、やっと決まった勤め先は大手製造業の下請けだったが、給与未払いを起こしかけて逃げ出さざるを得なかった。つなぎのバイト先でばったり再会した同級生と付き合い、再就職が決まってから結婚したんで、ここらのルートは問題ないな。
「ちょっとママ! パパの靴下と一緒に洗うのやめてよ!」
洗濯を手伝っていた娘が何やら叫んでいる。なんつー言い草だ。
「友達が水虫とかうつっちゃって大変だったんだから。そんなのなったら、もうパパなんか絶交だし」
……どうやら危機一髪だった。家族旅行で温泉に行った時、スリッパを履き間違えられてうつされたやつだ。原因がすぐ特定できたから修正が効いた。選択し直す事柄はなるべくささやかにしておく必要があるのだ。
たとえば中二の新学期。席替えを渋ったら何やら変な噂が立ち、クラス替えまでずっと居心地が悪かった。
たとえば出し物がお化け屋敷になった時。暗闇で仕掛けに足を引っかけ、全治三ヶ月の怪我を負った。
たとえば高校の部活動。帰宅部を選んだらいわゆる不良グループに絡まれるようになって、まともに通学できなくなった。
未来はいつでも不確定だ。修正しても誰にも気づかれることはないが、修正した結果があらかじめ分かっているわけでもない。
ブラジルで蝶が羽ばたいたらテキサスで竜巻が起こる? そんな変化は望んじゃいない。
望んじゃいないが、退職を一ヶ月前倒しにした結果再会した同級生はDV野郎との結婚はしないですみ、娘はおれの娘になった。たまたまうまくいっただけで、あの時の変化はデカすぎた。
だから最近、俺は視界の蝶を無視している。
《了》
お題/もしも未来を見れるなら
2023.04.19 こどー
【もしも未来を見れるなら】
テレビの中ではいかにも胡散臭い占い師が、貴方の未来を占いますなんて看板を掲げている。サブスクで配信されていたのを暇つぶしに再生したそれは、随分と昔のマイナーな邦画らしい。先クールに放送していた時代劇エンタメドラマの脚本家が若かりし頃に書いた作品だというから、試しに再生してみたのだけれど、今のところはあまり惹きつけられる要素は感じなかった。
「未来って、そんなに知りたいもの?」
スマホで音ゲーに勤しんでいたはずの君が、気がつけば少しだけ視線を上げていた。意外に思いつつ、軽く肩をすくめてみせる。
「さあ。私に聞かないでよ。むしろ私は過去のほうが見たいタイプの人間だし」
「織田信長の死体の行方が知りたい、だっけ?」
「そうそう。あと徳川家重の女性説の真偽とか」
歴史の謎を実際に確認できるというのなら、世の研究者の皆さまにはぜひともタイムマシンを早急に開発していただきたいものである。
「君は? 知りたい未来とかあるの?」
私と違って君は歴史好きというわけでもないから、過去より未来のほうに興味があるのだろうか。素朴な疑問を口にすれば、君は「ううん」と唸りながら首を捻った。
「特に思いつかないんだよなぁ。未来って、知らないから面白いんじゃない?」
「それは同感。知ってどうするのって感じだよね」
これから先も君と一緒にいるのかなとか、十年くらい経ったら転職とかしているのかなとか、そんなものは自由に想像して胸を躍らせているうちが華というものだろう。事実として未来を知ってしまったら、きっとこの世界はどうしようもなく味気ない。
君は笑いながら「だよね」と相槌を打って、スマホの画面へと目線を戻す。音ゲーを再開しようとしたらしい君が、不意に何かを思いついたように「あ」と小さく呟いた。
「明日の通勤の電車、どのドアから乗れば座れるかは知りたいかも」
なんとも呑気でスケールの小さな『知りたい未来』に、私は思わず吹き出してしまった。ああ、テレビの中の映画より、君の発想のほうがよっぽど面白い!
もしも未来を見れるなら
「大きくなったら何になりたい?」
突然、友人が聞く。昼間の授業で将来の夢について話していたのが原因だろう。
「別に…何も。」
私の将来は決まっている。5年後の火事で全てを失うのだ。私は生まれつき未来が見えるのだ。一度も外れたことはない。
友人は不満そうに顔をふくらませる。
「え〜。それじゃつまんないよ〜」
「じゃあ、未来がどうなるか決まってて、それが絶望しかないと知ってたら、どうする?」
思わず問いかけてしまった。
「その後どうするか考える」
ケロッと言ってのけた。
そういえば私は起こった未来をただ受ける入れるだけで、その後の事は考えたこともなかった。
もしも未来を見れるなら、見る気はあるか?
そんな戯言を、あまりにも場違いな質問を、間髪を容れずに一蹴した。
下らない。実に下らない。未来なんてものは不確定で、今、それを見たとして、一体、何の意味がある? 今日の存在すら危ういこの場所で、昨日の証明すらままならないこの世界で、未だ来ぬ明日に恋焦がれて何を成せるという。
含んだ嘲笑を感じ取ったのか、問いかけの主は表情を歪ませた。
恐怖を知らないのか、愚か者め。
今度こそ、声を上げて嗤った。恐怖を見捨てた愚か者は、お前の方だろう! それすら気づけず、そんな無駄な問いを投げたのか!
だからこそさ、じゃなきゃ未来なんて掴めやしない。
はなから、「当たり前ながら、見られるもの
ではない」と思っているので、これがこうなら…
と想像することも無い。
その根底には、「不安」があるのだろう。
将来。悩み。身体。この先どうなっていくのか
それが分からないから、仮の話でも楽しく想像
することができないのだ。
どんなに考えても願っても手は届かない。だから
見たいとは思わない。夢が無い、と言われれば
それまで。
それでも強いて言うとするなら、翌日の天気なら
知りたいものだな。
「もしも未来を見れるなら」
もしも未来がみれるなら
私の大切な人達が幸せに暮らしているから
知りたい
もしも未来がみれるなら、自然災害がないか
大切な人達が傷付かないか知りたい
もしも未来がみれるなら戦争がおきないか
知りたい
みんなが幸せに暮らす事は、理想でしかないかも知れない
ただ、少しでも心が豊かな人生を送ってほしい