『みかん』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
みかん
みかんの食べ過ぎで絶賛親指の爪が黄色に変色中。
冬といえば、
こたつにみかん、そして猫。
私はそう、思い浮かびました。
ところで、皆さんはどのように
みかんの皮をむいていますか?
和歌山県では有田剥きという
剥き方があるそうですよ。
「みかん」
ネットで早売り訳ありみかんを買うと、粒不揃いが届く。
今年はピンポン玉サイズが散見される模様。
剥くのは大変だけど、小さいみかんのほうが甘い気がするのは、私だけ?
年末、連日
掃除や片付け
買い物に
あれやこれやと忙しい
そういえば
寒さもあってか、
水分、あまり摂ってないなあ
なんて思っていたら、
家族から
近所のスーパーで
みかん一箱
安く買えた!
との連絡が‼️
しっかり熟したみかんの
売れ残りを避けるためだったようで
甘くなっていて
美味しいし、
とてもジューシー
もうこれだけで
歳が越せそう〜
そう思いつつ
正月料理の
準備を始めた
みかん
じいちゃんが裏山で育てていた蜜柑は、毎年立派な実をつけた。
その実のでこぼこした肌に触ったとき、そばにいたじいちゃんが機嫌良く言った。
「その蜜柑はな、良いで。じゅわっと甘くて美味しいからな。」
そんな会話をしたのも、数年前だ。今、じいちゃんは蜜柑を作るのをやめてしまって、近所の畑で、今度は母が職場から持ち帰ったアボガドを育てている。どうしてアボガドなんだろう、とそんな珍奇なラインナップを不思議に思いつつ、あの蜜柑の味を懐かしんでいる。
今年のみかんは当たり年らしく、職場で貰ったおすそ分けみかんも自分で買った熊本産濃密みかん(2kg990円)もとても美味しくて、みかん大好きな自分としては幸せである。
でも買った以外にもご近所さんからのおすそ分けも例年より多いし、何より毎年すっぱくて食べない庭の木のみかんも今年は珍しく甘くて、逆にみかん食べきれないかもしれない!!!と嬉しい悲鳴をあげています。
「コタツ」
コタツ・猫・みかん🍊
思い浮かぶ風景
どっか懐しいようだけど
今という時代では
なくなりツツある風景でもある
父方の実家が愛媛にあって
この頃になると
みかんが大量に送られてくる
味はとっても甘くて美味しいのだけど
皆で食べてもなかなか食べ切れない
何か料理とかに使えたらいいのだけど
みかんを使うものってあまり知らなくて
結局だめになる前に
みんなで急いで食べることになる
子供の頃に持っていた24色のクレパスの中に、たしかみかん色っていうのがあったな
だいだい色より黄色がかったやさしい色だった
コタツにみかんは日本の冬の定番だよね
やっぱりお正月はコタツでみかんを食べなくちゃね
それは雪降り積もる冬休みの出来事だった。
この俺アズマとパートナーデジモンのバンチョーレオモンとダークドラモンは実家のコタツでぬくぬくとしていた。
あ、ちなみに二人はモモコ博士開発の『ヒューマンプログラム』で人間の姿になっている。
「うぅ…寒すぎだろ…」
「今年一番の寒波ってニュースで言ってたぜ」
「まじかよ‥。あ、みかんなくなった」
「ミカンなら台所にある段ボールに入ってるぜ」
「えー‥出たくない」
「お前な…(汗)」
「おいバンチョーさんよ、コタツで丸くなってないでみかん取ってこいよ」
「なんで俺が‥」
コタツで寝てたバンチョーレオモンがのそのそと起き上がった。因みにこたつから出る気配はない。
「おめーが一番近いからだろ早くいけ」
「嫌に決まってるだろ、そもそもお前は食い過ぎなんだ。少しは控えろ」
「アア゛?別にいいだろ好きなもん食ったってよ!」
「見ていろアズマ、今にこいつはミカンの食い過ぎでミカン型の『オレンジドラモン』に進化するぞ」
「ンダとテメェ!表出ろや!!!ガキ大将がよ!!」
「いいだろう、この間の決着つけてやろう!」
そうして言い合いながら外に出た二人。
を、出た瞬間扉の鍵を閉めて二人を締め出した俺。
少ししたあと扉を叩く音が聞こえるが無視する
こたつの上にみかんを補充し、今晩の鍋を用意する。
数分後、庭へとつながる窓越しに二人で震えながら「い、入れて…」ととてつもなく小さな声でいうので窓を開けた。
「もう喧嘩はしないか?」
「「しません」」ガクブルガクブル…
反省はしてるようなので中に入れて、3人でこたつに入りながらあったかい鍋を食べた。
数日後…
〜喰魔カフェ〜
アズマ「ってことがあって、翌日からみかんはこたつの近くに置くことにしたんだよな」
ミコト「あんたってたまに容赦ないわよね」
みかん
育った家は、大家族だったからみかんは箱で買ってました。なるべく甘いのをと、箱から選んで食べてたな。
お尻をみてぽっこりデベソみたいなのがオス。それがないのがメス。オスの方が美味しいって思ってた。
今は箱買いなんかしてないし、お尻をみて選んだりもしていない。子供の頃の懐かしいみかんの思い出です。
「みかん」と聞くと和やかな気分になる。やや光沢のある橙色や、少し横に膨らんだ丸っこさが可愛らしい。
でも、みかんをみかんたらしめている特徴はそれだけではない気がする。みかんはその頭に緑の小さな冠を携えている。ヘタはみかんの愛らしさに多大な貢献をしていると思う。
みかんのヘタをとると小さな点が環状に並んでいる。この点の数は皮の内側にある実の数と同じだそうだ。ヘタは親木から実へ栄養を送るものであることを考えると、この点は親木と実を繋ぐものだと容易に納得できる。緑の冠はみかんの「へその緒」なのだ。
親木との繋がりを大事そうに頭の上に載せている健気な姿こそ、みかんの可愛らしさの本質なのかもしれない。
こたつの中で食べるみかん
年末番組を見ながら食べる年越しそば
手を繋いで歩くイルミネーション
あなたと過ごす冬
炬燵の中で温もりを感じているとき、ふと窓の外を見ると白く小さな雪が降る閑散とした景色がひろがっていた。
炬燵の上に置いてあるみかんを一つ掴み、皮を剥く。こんな動作をしていると、祖母の家に行く度に食べることができたみかんを思い出す。
皮を剥いたみかんを食べると、祖母の家の景色がより鮮明に蘇ってくる。
「久しぶりにおばあちゃんの家行こうかな...」
静かな小部屋の中では、私の声と雪が地面と接触する音のみが聞こえてきた。
こたつの上には毎年のようにみかんが置いてある。
いつの時だっただろう?
昔は、彼とこたつに入ってみかんの取り合いなんかもしてたっけ?
そんなんとっくの昔の話。
今現在、私の前にいるものはいない。
あったとしても空気とみかん。
切ない思い出。
またいつか彼とみかんの取り合いしたいな。
無理なお願いだけど。
こたつでみかん食べてみたい
うちにはこたつないけど
ストーブのところで食べるのも美味しい
でも、給食で出てくる冷凍みかんは知覚過敏の自分を襲いに来るからあんま得意じゃない
【みかん】kogi
家はみかん農家で、毎年冬にはみかんを食べている。だからまあ、田舎に住んで居る。田舎に住んでいれば色々な動物にも会うわけで。だから、私が小さかった頃の野良犬の話。
私が3歳の頃、道沿いにある畑(みかんではない)の前で祖父が作ったみかんを食べていた。すると、野良犬の群れがやってきた。大きさは、確かでかい柴犬くらい。その子が近づいてきて、横断歩道まで渡ってきた。小さかった私は祖父母に抱きついて震えていた。結局、半分渡ったところでその野良犬ちゃんは帰った。でも今考えると、本当に帰ってくれてよかった。もしそれで襲われたら自分も危ないし野良犬ちゃんも身が危ない。あの時ほど野良犬は減ったけれど、今もあの子のようにお腹を空かせている子が沢山いるだろう。人間の愛情に飢えている子も沢山いるだろう。だから私は、全ての犬を幸せにできる人間に成りたい。
【みかん】
冬になるとよく食べる。
祖父がよく持ってきてくれたっけ。
祖父母の畑には冬が旬の果物が多いから
よく持ってきてくれる。
果物星人とかいうあだ名があったか なかったか
私は酸っぱいのが好きだけど
みんな甘いのが好きだから、
酸っぱいみかんだと当たりとか言ってたな。
酸っぱいというならレモンはと聞くバカがいるが…
食うわけねぇだろ。
食欲がない時期も祖父のみかんをよく食べてたな
酸っぱいみかんの年だったから美味しかった
買ってきてもすぐ無くなる。
買ってきたものはだいたい甘いからみんな好きなんだ
2日経てば皮しかない。早く食べないと。
お、今日みかんあるじゃん。
当たりはあるかな〜
―――――――――――今年も豊作のようです
テーマ : みかん
美味しいよね、みかん
剥くのも楽しいし
あの白い皮を無心で剥ぐのも楽しい
そして、口に入れて
「酸っぱ!」ってなったり
「あまぁ〜(*´ω`*)」ってなったり
家族が甘いのを引いてるのに
自分だけ酸っぱいのしか当たらなかったり
…結構、みかんって話を広げられるものだな…
ところでさ?
『みかん』って通知見て思い出したのは
まだ僕が保育園の頃
僕の家、座敷があるんだけど
小さい頃はそこでこたつに入ってみかん食べながらキッズアニメとか見てたのね
祖父も一緒に入って新聞とか見てたり
暖かくて気持ちくて美味しくてホワホワしてたの思い出した
そのままこたつで寝落ちて風邪ひいた事も
今はもう座敷に
テレビもこたつもないんだけど
その頃は保育園から帰ってきて、その時間が1番楽しみだったなって
でも、まぁ…特に戻りたいとかはないかなw
ただ、通知見て小さい頃のその一部分だけ思い出したんだ
今はみかんなんてあんま食べないしな
キッズアニメも全然見なくなったし
だから…懐かしく感じて文字に残したいと思ったんだ
恋人がゾンビになって帰ってきた。
――無機質な機械音が、残酷なほどに静まり返ったワンルームに響く。誰かがインターフォンを鳴らしたのだ。一呼吸置いて、そう理解した。
物が散乱した部屋の中央、ソファーに俺は座っていた。玄関の方へ視線をやると、シンクに放置された食器の中、ひとつだけ綺麗なままのコップが視界に入って、投げやりに半分残った酒瓶を放った。お揃いで買ったコップだった。みかんのような色が気に入ったと、あの子が選んだものだった。冷たい床の上、裸足のまま玄関まで歩いて、無防備に鍵を開ける。侵入を防ぐ為に移動させていた、二人用の靴箱をどかして、チェーンを外した。
ゾンビパンデミックが発生してから、もう数日。緊急事態宣言と外出禁止令を発表して総理大臣は死んだ。荒っぽい機械音のするラジオがそれを教えてくれた。良いニュースはない。収束の兆しもない。
……気が可笑しくなっているのかもしれない。あるいは、馬鹿みたいに飲んだ酒がまわったのか。じゃなきゃ、玄関扉を開けるなんて、馬鹿なことしない。
ドアノブに指をかけると、ゆっくり力をこめて俺は、扉を開く。
途端、鬱屈とした室内へ飛び込んでくる光に、目を開けていられなかった。どうやら、外は昼だったらしい。カーテンをきつく閉めて引きこもっていたから、日光を浴びたのは久しぶりだ。何かそれが、とても素敵なことのように思えて、口元が緩まる。乾いた笑いさえ漏れて、この愉快な気分に、いつまでも溺れていたいと無意識に願った。
何度か瞬きを繰り返すと、次第に目が慣れてきた。
視界に、入り込む。それが、インターフォンを鳴らした、何者かの足先だと唐突に理解した。鼻腔を、強烈な匂いが支配する。死臭だ。
現実に引き戻される。酔いが一気に冷めて、しかし、咄嗟に体は動かない。何も素敵じゃない。愉快でもない。外の世界は、背後に広がる一人っきりのワンルームよりも、侘しく恐ろしいというのに。
緊張で酷く乾燥して、痛みさえ感じる喉が、飲み込んだ唾液で微かに潤う。気持ち悪く滲む汗ごと拳を握って、勢いよく視界に入れた何者かは、他でもない、――ミカだった。
ミカ。恋人だ。パンデミックが起こる少し前の、平和な日常で突然、行方不明になった恋人。
肩先にかかる赤茶けた髪が柔らかく、風に吹かれて太陽のように広がった。健康的に肉付いたしなやかな体躯を覆う、彼女のお気に入りだったスウェットと、少女らしさの残る顔立ちはそのまま居なくなった日と同じで、思考が回らないまま衝動的に動いた体はミカを抱き締めていた。小柄な身体はすっぽり俺の腕に収まる。腕をまわせば感じる、緩いスウェットに隠された病的なまでに痩けた身体と、ふわりと強まる臭いに、鼻がつんと張る。いつか、ラジオで聞いた。ウイルスによって動く死体が、ゾンビの正体らしい。
「ミカ」
名前を呼んだ。声は震えていた。
なに。
呼び掛ければ眉を緩めて、嬉しそうに首をかしげてミカは、いつもそう言うのだ。
おとなしく抱き締められるミカから返事はなかった。
涙が零れる。鼻水と涙で顔をぐしゃぐしゃにして、離すまいと回した腕に力をこめて、嗚咽にまじえて名前を呼びながら、わんわん泣いた。マンションの廊下で、危険だなんて気にせずに、子供みたいに。顔を埋めると額に触れたミカの首筋、体温は感じられない。些細なことでも一喜一憂して、賑やかな表情を見せてくれるミカの、感情を削ぎ落としたような無表情が辛かった。
虚ろで、しかし、しっかり俺をとらえている瞳に真意は感じられない。恋人がゾンビになって帰ってきた。ミカは、俺を噛まなかった。
みかん