『また会いましょう』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「また会いましょう」
そう言って別れられれば、どれだけ良かったでしょうか。
最初はあんなにお互いが好きで、大切で。
毎日が輝いていて、逢えない時間が淋しくて。
それがいつの間にか。
同じ空間にいても言葉を交わす事もなく。
たまに会話があっても事務連絡だけで、しかもそれだけの会話でもお互いに刺々しくて。
明確にいつからなのかはわからないけど、気が付いたらもう修復できない所まで来ていた。
顔も見たくない、同じ空気を吸うのも嫌。
もう、あの頃には絶対に戻れない。
何処かで元通りになれるタイミングがあったのかもしれない。
せめて、憎み合う事だけは避けられたのかもしれない。
でも、努力はしたけど、どうにもならなかった。
そもそも、あれだけ頑張っても駄目なら、もうどうにも出来ないと思う。
そして、お互いに我慢を重ねて、ここまで来てしまった。
私達に、「また」はない。
きっと、何処かで会ってもお互いに声もかけないだろう。
一度は愛した人だから、嫌いになりたくなかった。
憎みたくなかった。
好きになった自分を、貴方を、否定したくなかった。
せめて、いい思い出にしたかった。
だけど……もう、ここまで来てしまったら。
もう二度と会わない。顔も見せないで。
二度と私の人生に、関わらないで。
サヨナラ。
果たされることはもうない。
あなたは嘘つきだ。
沢山した約束のなかで、それは一段と輝いて見えた。
『また会いましょう』
そう言われたときの高揚たるや。
私は嬉しくてあなたの前でも帰宅してからも泣いて。
それで、結局最後だった。
期待させないで。
私が人間の形を持とうとするような希望を持たせないで。
この思考をあなたは理解できないだろう。
また会いましょう、そう言った次の日に、
バラバラになり発見された初恋の人であり、
初の恋人でもあったのに、どうしてよ。
私の初恋報われないの?これで何度目よ。
恋愛をする内に絶望ばかりを味わう凶悪の悪魔が
付きまとっているようにしか感じないようになる
いつになったら、私の初恋叶うのかしらぁ?
"僕を見てよ。僕の運命の人。思い出して…。"
何かを忘れている気がするのだけれども、
次の恋に期待でもしてよ~。
努力が報われないとはこの事のようだ。
また会いましょう
また会いましたね。
これで何度目でしょう。
持病もないのに、どうしてこんなに会うのでしょうね。
あなたは私に会いたいのですか?
会いたくないなら来ないでください。
別の場所で死ねば別の病院へ行けますよ。
何故そんな事を言うかって?
優しく接しても、貴方が自殺をやめないからですよ。
これからもやめないのでしょうね。
また会いましょう。
チャレンジ115(また会いましょう)
再会を約束したのに会えなかった友人が、昨日の夢に出てきた。就職してから1度会って、そのままになっている。また会おうとの約束は、努力しないと叶わない。彼の学生服姿を夢で見て、胸騒ぎを覚えた。何かあったのだろうか。彼に連絡しようか。悩んでいる。
ボランティア先やらイベント先やら、出会った人々と別れた後になって"あ、連絡先交換しておけば良かったな"と思うことがよくあります。
一期一会と言えば聞こえは良いですし、実際に交換したとて次会うのかと言われると中々厳しいものがありますが、そういった話はこの際なんでも良いのです。
ふとした瞬間に、あの人はどうしているだろうか、元気にしているだろうかと、思いやることのできる相手が増えた。それだけで世界の温度が高まっていくような気がします。
(地球温暖化の話じゃないですよ)
#また会いましょう
もうなかなか会えない、というニュアンスを感じるから
どことなく寂しく感じてしまう。
でも、また会いたい、って言ってくれるだけ
その人の中での自分の価値がちょっとはあるのかなって感じれて
その言葉を盲信するのもまた事実。
#また会いましょう
胡蝶しのぶと甘露寺蜜璃
明るい貴女といるだけで、私は普通の女の子になれた気がしました。
仲良くなれたことは、私の誇り。
きっともっと仲良くなれたはず。
そう、そうです、きっともっと仲良くなれたのに。
……最期まで見届けられなくてごめんなさい。
また会いましょうね。
願わくば来世は二人で貴女の好きなぱんけぇきを食べましょう?
【また会いましょう】*156*
#Mr.Children『常套句』
また会いたい、また飲みたい、また連絡取りたい…
って思う基準に確かなモノはないんだけど
漠然と次を想像できる相手なんだろーなって思う
想像できない相手はきっと
誘われない限りない気がする
嫌じゃなければ次に繋がる可能性もあるのかな
年末は忙しくなりそうだなぁ~♪
楽しむぞぉー
来世でもまた会いましょう
と言うと
まだ今世残ってるだろ
と叱られた
確かにそうだね
まだまだま~だ早いよね
でも来世でも再来世でもそのつぎも
というか生き物としてうまれてきたら
会うだけでなくて私を貴方の嫁にしてよね
と耳元で囁くと
当たり前
と返ってきた
嬉しくて笑みをこぼしながら抱き付いた私だった
途中書きです。すみません。
初恋の話です。
「また会いましょう」
「また会いましょう」の「また」はない。
今度は二度と来ない。
あなたは私にとってライバルだった。
あなたも私も得意科目は理科でいつも塾のテストの点数を競う仲だった。
あなたは私にとって友達だった。
あなたと私とでは全然考え方が似ていないのになぜかいつも息ぴったりだった。
あなたは私にとって憧れだった。
あなたはいつも遠いところを見ているから、
私はその瞳に映りたくてずっと背中を追いかけていた。
塾の帰りは車で迎えが来る。
私の両親はいつも迎えに来るのが遅かった。皆が先に車で帰っていく中、あなただけは自転車だったから、私の両親が迎えに来るまで一緒に残って他愛のない話で盛り上がった。そして、迎えの車が来る気配を感じ取ると「じゃあな」と言って、ぱぁーと走って暗闇に溶け込んでいく。
私はこの時間がずっと続けばいいのに、といつも名残惜しく思っていた。
いつか、このアプリで文章を書かなくなる日が来るのだろうなと思う。飽きるのか、忙しくなるのか、それとも、一人暮らしでもするのか、それは分からないけど。
そうすれば今、これを読んでいる方々ともお別れだ。もしかしたら近い将来かもしれないし、意外と続けるかもしれない。それは断言できないけれど、十分、今でも愛着が湧いている。このアプリにも、貴方にも。そして一段階生活を豊かにしてくれた運営にも感謝している。そんな時、もしも僕の書いた文章を読んだことがあります、という人に出会えたら――それは会社かもしれないし、友達かもしれない。
まぁ、出会ったとしても、お互い気付かないだろうけど。だとしても、少しでも目の前にいる貴方の一部分になれたら。これは、「その時」に書こう。
――また会いましょう。
卒業が 別れという人もいる 出会いという人もいう
どちらでもあるんだと思う。毎日会えなくなる、
授業について話すこともなくなる
くだらないことで笑い合うことも減るんだろうね。
けど、一つの冬を越えて、二つの春を過ごしたら
また会いましょう。 今は桜は咲いていないけれど
きっと、それぞれの道で桜を見ることになるんだろうけど、ここに桜が咲いたとき、また会いましょう
【またあいましょう】
更に腫れぼったくなってしまった両目も気にせず、おばあちゃんとランチを食べに行くことにした。
「ここ、この店が良い」
しかも酷い鼻声。
それでも、私は笑顔を浮かべている。
私はカレーを、おばあちゃんは日替わり定食を注文した。
注文を待っている間、私はあることをおばあちゃんに訊いてみた。
「ねえ、おばあちゃん」
オトウサンのことを知ることが出来た今、私にはまだ疑問に思っていることがあった。
「なあに?」
「何で、お母さんはオトウサンの話を避けるんだろう?」
いつもそうだった。
お母さんは何も教えてくれなかった。
オトウサンの死の真相、友人関係、全て訊いても教えてくれなかった。
それどころか、私がオトウサンのことを知ろうとするのをあまりよく思っていないようにも感じた。
それなのに、何でオトウサンのギターを渡してくれたのか。
なぜオトウサンの日記や写真はとってあるのか。
私には分からない。
「なんでなんだろう?
考えたけど、よく分からない。」
おばあちゃんはしばらく考え込んだ末、こう答えた。
「きっと、苦しかったんだよ」
思ったよりアバウトな返答で困惑した。
「えっと…、どういうこと?」
「お母さんはね、お父さんのことが好きだった。だからこそ忘れたかった。」
益々意味が分からない。
「好きなのに嫌いなの…?」
「いいや、ずっと好きなんだよ。
だけどね、お父さんが亡くなってしまって、
心に穴が空いたような気分になったんだよ。
それが辛くて忘れようとした。
それに、お父さんが生前言っていたよ。
『自分のことは忘れてくれ』って。」
そういえば、晋也さんが言っていたな。
面会を拒否されたって。
強がりなだけじゃなくて、忘れてほしかったのかな。
「お母さんはなるべくお父さんのことを忘れるようにして次のステップに進もうとした。
だけど、全て忘れることは出来なかったんだよ。
だから、写真もギタ―も全て捨てられなくて、
でも覚えているままでは辛くて、
だからお父さんの話を避けるようになってしまったんだと思うよ。」
そっか。
お母さんはずっと苦しんでたんだ。
忘れるほうが楽なのは分かってるけど、
忘れられない。
だからギターも日記も写真も全部捨てなかった。
いや、捨てられなかった。
オトウサンの話をしようとする度に寂しくなって、
だから私にあんな態度をとってしまったのかもしれない。
そっか、お母さんも辛かったんだ。
今まで、お母さんは「お母さん」という生き物だと思っていた。
だけど違うんだ。
お母さんもれっきとした人間で、
私と同じように苦しんで寂しがって、
そうやって毎日生きているんだ。
最後の謎が解けたような気がした。
喉につっかえてた思いがすっと落ちていった。
午後2時。
タクシーを降りると品川駅が見えた。
私が家出初日に足を踏み入れた場所。
なんだか感慨深い気持ちだ。
「はい、交通費」
おばあちゃんは私の手のひらにお金を置いた。
「え、いいの?」
「自分で貯めたお金は、将来の自分の為に使うんだよ」
おばあちゃんの顔は、とてもたくましかった。
どこまでも強くて頼れるおばあちゃん。
「これから先は一人で行ける?」
「うん、大丈夫。」
「じゃあね、気をつけるんだよ」
「またね、おばあちゃん」
私達はずっと手を振っていた。
おばあちゃんへ、槇原さん夫婦へ、オトウサンへ。
また会いましょうって。
車窓から見える景色は、2日前を巻き戻しているようだった。
あーあ、戻っていく。
満足感と喪失感が同時に襲ってきて、変な気持ちになった。
午後6時。
家の前の玄関。
私は怖かった。
怒られるんじゃないか、
泣かれるんじゃないか。
とてつもなく怖かった。
お母さんは、どんな顔をしているだろうか。
私は深呼吸をした。
大丈夫、私はもう分かってる。
お母さんが今まで抱えてきたもの、
その鱗片を。
私は玄関に鍵を差し込んだ。
こうして、私の家出生活は幕を閉じたのである。
ごきげんよう
またあいたいと思う人はいない。
毎回違う人。
楽だから。
またあいましょうとは
いつも、最後に言うのも、さようならも、
もう、二度と逢わないでしょうの事だから。
いつからこんなんになったんや、
そう、
あの大切な二人が来世も出逢い、夫婦になり、家庭を築きたい、と願い、秘密の呪術をかけてもらった時からだよな。
いつか、あいたいという執着。未来永劫。
依存。
あいアプリで出逢い、何回かのデートで
いきなり、キスしてきたから、
やだ。と三年会わなかったのに、なんで
結婚して子供まで作ったんだ。
いつも、歯も磨かないでキスを求めてきて、臭いやつだった。
だけど、女性の事をあいしている、という事が半端じゃなくて、家事が出来なくても、怒っても、彼女の身にふりかかる災いを一心に身代わりになった。
顔は童顔で、赤ちゃんの時はかなり、可愛いかったらしいが、
田舎から東京に行き、さ迷った2年で骸骨みたいになった。
そんな男より、博学ででも病気持ちのラブレターのか書けるロイド眼鏡をかけた男性と婚約していた。幸せな時はいっ時で、男性の生命力は落ちてしまい、女性は一人になった。一人で生きていこうとしたが、
あいつが現れた。
しつこい粘着してくる。
両家が推薦する結婚という事で
骸骨みたいな男と結婚した女性。
家事ができなくても、なにもいわれないし、洗濯はしないが
まあ、DVは絶対しない男だったから
いいかな、幸せかどうかは自分次第。
回りからはわからない。
また会いましょう
それを信じていいのか
もう二度と会えない
そんな気がしてる
また会いましょう
サーカスが終わる夜
月を見ながら
あなたが言ったの
その約束は
叶えられないまま
忘れられないのは
会えないから
どうか願いが届くのなら
彼に伝えて
また会いましょう
いつか 必ず
また どこかで会えると
信じましょう
それまで 笑顔で
また会いましょう
貴方を危険な地に巻き込みたくないから。
穢れた私を見てほしくはないから。
お願いだから禊をして、貴方が安全に過ごせる地になったらー。
『また会いましょう』
BLです。お気をつけください。
来世でもまた会いましょう、なんてお前が息を引き取る寸前に溢した言葉が、100年を経て令和に生まれ変わった今でも、耳の奥に木霊し続けていた。
すれ違う人混みの中に、見慣れた坊主頭がちらついた気がした。
一瞬歩を止めて、それでも変わらずに流れる人の波と点滅を始める信号機に押されるように向こう岸へたどり着く。
気のせいだ、と自分に言い聞かせながらも、瞳はその姿をただひたすらに探していた。
――生まれたときから、前世の記憶というものを持っていた。
ただひたすらに、愛しい人がいたことを、何よりも鮮明に覚えている。
その人を、ずっと、ずっと、探し続けていた。
見つからない坊主頭から意識をひっぺがして、視線を前に戻す。
まっすぐに見つめた小道のその先、坊主頭がこちらを向いていた。
心臓がどくりと跳ね回って、喉が凍りついたように音を発さなくなる。
世界から音が消えて、2人きりのような錯覚に陥った。
急いで駆け寄って、やっぱり私より低い肩に置く。
その温度は、これもまた前世と変わりがなかった。
「つきしまぁ…」
驚きのあまり凍りついたかと思った声帯が、それでも呼び慣れたその名を呼ぶために震える。
さっきまで私を見つめていたにも関わらず、その男は、驚きを前面に写し出した声で私の名を紡いだ。
ふふ、昔より分かりやすくなったんじゃないか。
そこは変わったんだな。
なんて軽口が出てきそうで、だけど、今言葉を発したら震えていることがばれてしまいそうで、やはり何も言えない。
何も言えない代わりに、たまらなく愛おしいその身体を抱きしめた。
「また会えましたね」
「……うん」
月島の声も震えていることに気づいた。
歓喜と、愛情と、幸福とをごちゃまぜにした感情が押し寄せる。
どうしようもなく、好きで、好きで、しょうがなかった。
「会えないと思ってました」
「私は、会えると信じていた」
前世もあわせて見るのは3回目くらいの月島の涙を拭って、耳元でゆっくり、確実に伝わるように言葉を綴る。
「もし会えない運命でも、必ず探しあてていた」
お前が大切だから、と念押しのように続ける。
この続きは、まだ言えないままだ。
だけど、いつか、言わせてくれないだろうか。
お前がこの出会いを偶然だと思わないように、必然だと呼べるように、ただひたすらに愛するから。
ゴールデンカムイより鯉月です。
鯉登さん目線頑張ってみました。むずいっすね。
薩摩弁も好きなんですけど今回は標準語です。