『また会いましょう』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
また会いましょう
そうやって別れたあの人達は今どこで何をしているのか
離れればすぐに無関係の人
毎日会うからただ仲が良かった人
でも、
その場所では確実に居場所で
その時はその場所が必要だった
そして多分お互い様で
あの時も
今も
変わらない
変えるなら
今、隣にいる人に
さよならの前に
ありがとうを
また会いましょう╱11月13日 月曜日
あなたと出会ってから、およそ7年の月日が過ぎた。
時間の流れは早いものだ。
あなたと接するようになって、私はどんどん変わっていったと思う。
昔の私はいなくなったように感じる。
それは、良いことでもあるし悪いことでもある。
今の私も、きっとまた月日が経つといなくなってしまうのだろう。
あの人と別れることがあれば、その時にまた会いましょう。
でも、願わせて欲しい。
もう二度と会うことがありませんように。
再会を果たすということは、あの人との関係が終わるということだから。
【また会いましょう】
サンダル、また会いましょう。
半袖のTシャツ、また会いましょう。
麻のジャケット、また会いましょう。
このサンダルを履いて君と散歩したんだ。
このTシャツを着て君とお昼寝したんだ。
このジャケットを着て君とカフェでランチを食べたんだ。
一つ一つ夏の思い出を仕舞って、次の夏の再会を約束する。
そして、懐かしい冬の思い出とまた出会う。
ブーツ、また会えたね。
ふわふわのセーター、また会えたね。
カシミヤのコート、また会えたね。
このブーツを履いて君とまた歩きたい。
このセーターを着て君とまたおうちでまったりしたい。
このコートを着て君とまた街へ出かけたい。
夏も冬も君といたいんだ。
また会いましょう
「また会いましょう。」
そう言って君は夜の暗闇に消えていった。
カツ…カツ…
沈黙の中でハイヒールの音だけが響いた。
星一つない真っ黒な夜空
震えるほどの冷たい夜風
本当にまた君に会えるのだろうか…?
君を連れ去った暗闇を
いつまでも見つめていた。
「また会いましょう」
とぼとぼ歩いていると、いつのまにか目の前に焼き芋の屋台が現れた。下を向いていたから気づかなかったみたい。
「いしや〜きいもぉ〜 おいも!」
焼き芋の香ばしい香りとともに可愛い呼び込みの声がする。ん?可愛い声?
「おいもいかがですか?」
子狐が小さな手においもを抱えてこちらを見ている。
真っ黒な瞳はきらきら輝いて茶色の毛並はふかふかだ。
これはあれかな、落ち込みすぎて幻覚を見ているか、あるいは文字通り狐に化かされているのか。
だが今日は疲れすぎて深く考える力がない。それにお腹もすいた。なんでもいいからあの美味しそうなおいもが食べたい。
「ひとつくださいな」
童話の登場人物になりきって答えてみる。子狐はなんて答えるかな。お前を食べちゃうぞ!って大狐に変身するかしら。
「かしこまりました!おいもをおひとつですね」
子狐は嬉しそうに答えて、屋台に積んであるかまどみたいな箱のなかをあさり、大きな焼き芋を選んで紙袋に入れてくれた。
「おひとつ150円です!」
200円わたして小さな白い手からおつりを受け取る。この手にあう手ぶくろはちっちゃくて可愛いだろうね。
「ありがとうございました!」
子狐はぺこりとお辞儀をして、屋台の裏側に消えた。
ひとくちかじると、甘くてほくほくの美味しいおいもだった。これで150円だなんてお買い得。食べ終わったら狐になっていても後悔はない。
あっという間に食べ終わると、落ち込みはどこかに消えていた。屋台も子狐も消えていた。
これってあれかな、落ち込んでるときに出会えるやつ?
それならば、しょっちゅうは困るけど、いつかまた会いましょう。
そうつぶやいて、私はまっすぐに前を見て歩き始めた。
君はそれを前向きな言葉というが、私はそれが好きではない
なぜならその前提には、別れがあるのだから
お題:また会いましょう
「ごめん。好きな人がいるんだ。」
相手はあの人だろう。
シャイで口下手だからと想いを伝えられない弱いあの人。
あなたに向ける視線は誰が見ても大切な人に向けるそれなのに、なにをうじうじ今のままで甘んじているんだろう。
…両想いなのに。
でもあの人には絶対教えてやらない。
両片想いをしている人たち、
そんな人に片想いしてる俺って不憫だなとつくづく思う。
寝て起きたら綺麗さっぱりあなたのことを忘れていられたらいいのに。
あなたにもう一度会ってしまったら結局好きになるんだろうけど。
明日もまた会いましょう。
あなたをどうしたって好きな俺に。
231113 また会いましょう
『また会いましょう』
あの世の人にあった夢。
船頭さんの様な人でオジサンだった。
かれこれもう七回ぐらい転生していると言う。
大大大先輩だな。
「それではこれで。また会いましょうな」
とオジサンは言って消えていった。
あれ?私この人に何度もお会いしている、
と意識の内側で思っていた。
この人はたしか…この人はたしか…、
そのうちに目覚めてしまった。
きっとまた会う、近くに居る。
近くに来る人の様な気がする…。
どこか遠くなった耳にざわめく人たちの声が聞こえてくる。
横からわたしに突っ込んできた………トラックだろうか?それともただの車?もう首が上がらないから確認できないけど、それにはねられた身体はそこら中が痛む。
しかし、そんな痛みがどこか心地良い。
(ああ、わたし死ぬんだ)
意気地無しのわたしには逃げるという選択が出来なかった。けど、救済はこんな形で訪れた。
今はただただそれか………うれしかった。
ああ、だんだん意識が遠のいて行く。何かのサイレンが聞こえてくるが、もう手遅れだろう。
生きてて良いことなんて全然なかったけど、動物さんたちに会えなくなるのは少し寂しいな。
………お母さん、お母さんはわたしのこと嫌いでも、わたしはお母さんのこと、好きだったんですよ。
だから………
(また会いましょう)
ーあの世で
ーまた会いましょうー
?? ??
「また会いましょう」
あぁ、また嘘をついてしまった。
けう、僕の人生の中で
一番と言える友がくる。
嬉しい気持ちとは裏腹
外は薄暗く陰惨な雰囲気である、
しかし、そんなことに構わず
急ぎ身を整え、部屋を片す。
準備が終わるまでは
まだ来るなよと念じていたが、
準備が終わってしまえば
早く来い、早く来いと念じてしまふ。
友との時間は一瞬だ、
酒を飲み女房の愚痴を吐露する
多少の賭け事で場を盛り上げ、
少々盛り上がりすぎることもあるが
それはそれだ。
月にひとつか二つ催されるこの宴は
いつも同じように始まり、
同じよふに終わる。
しかし、今日は違う
今までの秘め事をゐう、
そう決めているのだ
いつもなら解散するとこを引き止められ
友は不思議そうな顔をする、
「お前の事を友だと思つたことは無かったよ。」
戸惑う友を無理矢理戸の外へ押しやる。
「また会おう。」
そう小さく呟いた、
ああ、最後の最後まで
心を晒すことは出来なかった。
けう、僕はひとり
暗い部屋で眠りについた。
また、会いましょう。
積もる雪が解ける頃に会いましょう。
草花の命が芽吹く頃に会いましょう。
青梅雨が晴れ風薫る頃に会いましょう。
まんまるお月様が顔をのぞかせる頃に会いましょう。
白銀の塵が世界を覆う頃に会いましょう。
季節は繰り返し巡る。
「やぁ、また会いましたね」
また会いましょう
光を反射する切っ先が視界を埋める。瞳孔から脳まで突き刺すような鋭さは、少しでも動けば命を終わらせてしまいそうだ。
刃を伝って視線を上げれば、こちらを見下ろす男と目が合った。氷のように冷たい眼光に、より体が硬直する。動く術を忘れてしまったように、体が動かない。
彼と戦うために何年待っただろうか。幻の剣士として名前だけが残された彼が生きていると知ったのは、十年以上前のことだ。最強の剣士になりたいという夢を抱いた子供の夢は、今になってもずっと胸に残り続けている。憧れの夢はいつしか、密かな夢となる。剣士と認められる試験には年齢制限があるのだ。その年齢を過ぎてしまうと、剣士になる資格を奪われてしまう。だからこれは、大声で言えなくなってしまった夢だ。資格を失っても、鍛練を怠ることはなかった。全ては憧れの彼に会うため、そして、彼に打ち勝つために。
「お前の心意気は買おう、しかし、夢を追いかけるあまり現実が見えていない」
抑揚のない声が降りかかる。憧れの声は無慈悲で冷たい。
彼のことを知った日、街の広場を訪れていたときに聞いた彼の声は太く、逞しく、覇気に満ちていた。遠くの街まで届いてしまいそうな声は、男の胸に強く突き刺さった。どれだけ抜こうとしても、勇者の剣のように固く突き刺さったままだ。
それは憧れ。そして、誰もが一度は抱く夢だった。
男はそれを抜くことができなかった、ただそれだけだった。
たったそれだけなのに、代償に男が失うものはあまりにも大きい。
「自身を見つめることも強さだ。現実が見えない男は、強くなれない」
眼前に向けられた剣先がきらめく。青い空に上げられたそれは、誰よりも強い剣士によって振り下ろされた。
「また会いましょう」
お疲れ様!
多分それはないと思うょ……
私嫌われてるから 笑
そんなにも迷惑だった
ここに来る事?
今日で最後
その後は知らない
❤︎も要らない
私も沢山あるのょ 言いたい事とか
皆の声が聞こえてくるから
気になるでしょ
居なくても書く人は居るのょ
また自由が無くなって
夢を持つ事が 考え方がおかしくなって
私が狂ったら
またここに来てもいいですか?
その時は
暖かく迎えてょ
それもないかぁ
何処に言っても
後 気になったのは
仕事の事 有給使って とか
書き込みしてる人いたよね
多分私の事何処からか見てるのよね
そんなに仕事が嫌なら 自分で立ち上げたら
経営者になったら
経験してみなよ
その立場がわかれば 雇われてる方がどれだけ楽か
私も仕事の愚痴は言うけど
1つだけ取り上げて物事言うのはやめて欲しい
収入が私より下
私も昔 散々言われたゎ
建築関係で働いている奥様は30万越えてるから
お子さん居てだし
私からしたらその人には勝てないのょ
その気になれば 働く所
待遇 職場選ばなければ
環境で人は変わるから
ここも結構キツいのょ
私からしたら
結局 夢日記で書いてるから 逃げてるのかもね
スルーすればいい事なのに
結局相手に乗せられてるから
心が弱い
【また会いましょう】#80
名前も教えてもらえずに
時間と季節が過ぎて
私と貴方の関係が失われてしまった。
一言だけでも伝えたかった。
だから貴方を必死になって探したの。
馬鹿みたいね。
結局は相手がいなくて困ってるのは私だけで
貴方には他の人がわんさかいて。
それでも私は貴方の声を信じる。
いいえ
信じたかった。
目頭が熱くなってその理由に気がついた。
私の記憶の中には貴方の声が消えていたの。
そういえば前もこの時期だったわね。
ねぇ早くこのモノクロな銀世界を
どうにかしてくれる?
きっと貴方と見るだけでも変わる。
このつまらない日々が。
もし許されるのならば
また会いましょう。
舞台は終幕を迎え、みんなが望んだ大団円。
拍手喝采、観客はスタンディングオベーション。
茨の魔女は悪い魔女。姫を呪って眠らせた。
けれど姫は王子に救われて、二人は幸せになりました。
『誰も知らない茨の魔女の真実は、愛する人に裏切られ、翼を奪われた哀れな妖精。
しかし、彼女の心の奥にあった深い愛情が、実は姫を守っていたことをきっと誰も知らないのでしょう。』
そんなこともつゆ知らず、ハッピーエンドを喜ぶみなさま。表面だけの張りぼての物語はいかがでしたか?
今のはちょっとした裏話、気にせずともいいのです。
さあ、幕が降りたら帰りましょう。
所詮すべては知られぬ話。誰も知らない真実など、浮かれた人は興味なく、その心には響かないものです。
それではみなさま、ごきげんよう。
次なる舞台でまた会いましょう。
【また会いましょう】
その時がきたら
また会いましょう
そう約束して
この世界に降りたった
あれから
どれぐらいの月日が
流れたのだろう
約束通り
ちょこちょこ
集まり始めている
あの日、
また会いましょうと
約束した仲間達が
#また会いましょう
さようなら。
1週間、有給をとった。
久しぶりに会った友人と遊ぼうという話になった。
2人で温泉に行って、近くのアミューズメント施設で遊んで、高校時代に戻ったみたいに沢山お喋りをした。
また遊ぼうね。
さようなら。
そう言って私は友人と別れた。
次はいつ会えるかな。
『先輩!』
ベンチに座っている先輩は黒色の綺麗な髪を靡かせながら
私の方に振り返り返った。
春風先輩には本当にお世話になった。
春風先輩は、本当に優しく、頼れる存在で、安心感があって、どこか掴み所がない。
春風先輩と出会ったのは今と同じ、桜が舞う中庭だった。あの時の目は死んだ魚よりも死んでたと思う。
シングルマザーなのに、良い高校にいれて貰って、
お母さんには、本当に感謝してる。
だから将来的には楽をされてあげたい。
だけど、その時高校入りたての私は馴染めずにいた。中学生の頃からこうだ。私は不登校だった。特に理由も無いのに学校に行けず、それが故に自分を責め、命を絶とうとした。
だが、通行人が命を懸けて助けてくれた。
どうやら病弱だったらしい。
悲しみよりも、罪悪感よりも、ショックが大きかった。礼儀として参加させられた、その人の葬儀では、ゴミを投げられ、胸ぐら掴まれ。
でも当たり前だと思った。私が殺したも同然だし、
それに、その時にはもう私は何も感じ無くなってたから。
私はこの時、選択せねばならなかった。
この人を殺した罪の償いとして、もう一度彼処に絶とうか。それとも、この人が死んで守った命を守り抜こうか。
……前者だな。
そう思っていた。罪を償いたかった。いや実際はもう生きたくなかった。
だが、それすら否定する物も出てきて。
死にたい。苦しい。嫌だ。忌まわしい。変えたい。悔しい。何で?
そんな思いを覆される事無く、生きさせられて、
正に生き地獄だった。縁のあった通行人もシングルマザーのお母さんも、私には一生鍛錬しても解けない魔法を気軽に掛けたのだ。
高校に行っても、私から話し掛ける事が出来なくて、話し掛けてくれた子とも上手く会話できなかった。
まだ桜がギリギリ散りきってなく、桜の花弁がお母さんの作った弁当に入ってきていた。
ベンチに一人で座って
これからのことを考えて居ると涙が溜まってきて、抑えようとしても抑えられない。
ここで泣いたら更に浮いてしまう。
そう思ってそれを避けるべく、立ち上がると
すぐ前に、優しく微笑む春風先輩が立っていた。
綺麗な黒色の髪を靡かせて、その風にのった花弁が春風先輩を女神のように仕立てたたていた。
こうやって春風先輩との出会いを事細かく思い出していると
わんわんと泣きたくなってきた。
だけど、涙は堪え、流さない。
そう昨日に決めた。
だから笑顔で、
『春風先輩、ご卒業おめでとう御座います。』
そう、言った。
これでもう、春風先輩とは会えない。
そんなこと考えると涙が出てしまうから、考えないようにした。
すると、春風先輩は
『泣いて良いんだよ』
と優しく目を細め、安心する笑み、あの時と同じ笑顔で、あの時と同じ言葉を言った。
私は、大粒の涙を流しながら、
『先輩も、泣いて良いんですよ』
と言った。
先輩は目を一瞬見開いて、すぐに私を抱きしめて静かに涙を流した。
『ありがとう』
違う。それは私が一番言いたいこと。
私は知っていた。
春風先輩は、この先短いこと。
だけど、今回は選択肢は1つしかない。
それはとても辛い事だけど。
春風先輩に死んで欲しくないけど、言いたいこと、いっぱいあるけど、直ぐにでも入院して長く生きて欲しいけど、いろんな事がごちゃ混ぜになって涙がとまらないけど、決心して進まないと行けないんだ。私は涙をぐっと堪えて、一定テンポ遅れて返事をした。
『私の、台詞です。』
来世でもまた、いつか会いましょうね
『お題/また会いましょう』
「また笑おう」
かつて仲間だったあの日の親友よ。
「またお話しましょう」
聡明で温厚な、尊敬するあの日のパートナーよ。
「また共にいよう」
かつて裏切った、騙し続けたあの日の同僚よ。
もしも私達を許してくれるのならば、その時は
「また会いましょう」