『また会いましょう』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
また会いましょう
今日一日纏ったものを脱ぎ捨てて
あたたかいお風呂ですべてを洗い流そう
心と身体がゆったりとほぐれたら
次の新しい一日に向けて
私は小さく生まれ変わる
またあした会いましょう
新しい私に期待を込めて
お題『また会いましょう』
景色が灰色一色の荒廃した世界で、君とたった二人きり。
君の命は後少し。そんなこと医療知識のない僕にもわかっている。
「最後まで君を看取りたい。そして、僕も一緒に。」
こんな世界で二人きり、このあと一人で生きたって希望すらない。いつか死に絶える命だ。二人でなら少しは希望が見えたが、人類はきっと滅亡した。だって彼女と世界を回ったって一人として人を見つけられなかった。だから、一緒にここで死ぬのが一番いいんだと思う。でも彼女はこういった。
「ううん、私はここで『待ってる』。あなたが他の人を見つけたらまた会いにきて。」
僕はその言葉を受とり、立ち上がる。そして振り向かず声をかけた。
「また会いましょう。」
返事はなかった。でも、僕が振り向かない限り、彼女はずっと生きてきいる。シュレディンガーの猫とでもいうべきか。僕の他に生きてる人がいる…そう思うと心があたたかくなった。
「また会いましょう」、これは呪いの言葉かそれとも希望の言葉か…。
その答えはあるき出した先にある。
僕は一歩踏み出した。
また会いましょう
青い空 白い雲
風になびく白い煙
乳白色の欠片カラカラ
小さな壺二つ
いつになるかしら
私もいくから
その時までさようなら
また会いましょう
また会いましょう
澄み切った青空に轟音とともに機体が舞い上がる
突風につばの広い帽子と
フレアのワンピースの裾を押さえて
それでも機体から目を離さない
遠くに旅立つ貴方は
次にいつ帰ってくるかもわからない
簡単に連絡がつかないことも知っている
だけど私は穏やかな気持ちで貴方を見送る
予感めいた確信があるから
いつかはわからないけれど
きっと貴方はまた突然私の前に現れる
だから青い青い大空に向かって伝える
また会いましょうと
また会いましょう
何度離れても
運命だから
きっと
また会いましょう
今日は〜3歳くらいの子供にあっちいけ!っていわれてニヤニヤしながら帰ってたwww
一瞬、ボコボコにして (੭ ᐕ))? ほ・し・い・?
って思ったけど許せてたゎ
可愛すぎて👼💕
天国でまた会いましょう
乁( ˙口˙ 乁)シャァァァァア
「また会いましょう」
あなたにそう言いたかった。
でも言えなかった。
言う前に喧嘩してさよならをしてしまったから。
「また会いましょう。」
友達に対してなら、またねなどがあるが、
とても素敵な言葉だと思う。
「さようなら」と言った2人は、次会うかわからない。
でも「またね」は次会う約束を自然としている。
無意識に、使い慣らされた言葉だからだろうけど、
言葉には不思議な力がある。
雨
傘を抱えて
わざと濡れた帰り道
濡れた靴下を抱えて
車の喧騒に飲まれながら言った
雨
傷を抱えて
俯いたままの帰り道
変なプライドを捨てて
車の喧騒に飲まれながら言った
雨
卒業証書を抱えて
もう通ることの無い帰り道
暗い将来を抱えてるとも知らず
車の喧騒に飲まれながら言った
晴れ
憂鬱を抱えて
もうまたねはない帰り道
錆れた現実を抱えて
車の喧騒に飲まれながら言った
「 」
また会いましょう
『また会いましょう』2023.11.13
また会いましょうなんて、オレたちからしたらリップサービスみたいなもの。
正直ファンの顔なんていちいち覚えていないし、他の俳優みたいにイベントなんてやらないから、誰がどれでなんてわかるはずもない。
だから、街中で声をかけられても、困ってしまうというわけだ。
何某ですと名乗られることもあるが、本当に誰かわからないので、素直に伺うと高確率で泣かれる。
そんなものだから、塩対応だなんだと言われているが、それは不本意というものだ。
また会いましょうが絶対のものであるだなんて誰が決めたのか。
こんな仕事をしていると、明日のことなんてわからない。引退するかもしれないし、それこそ急死するかもしれない。
また遊ぼうと約束したやつが、なんの予兆もなくポックリ逝ったときのやるせなさ。
オレはそんな確実でない約束が好きではない。
アイツはいいやつだった。二面性の塊みたいなやつで、板の上では道化を演じているが、オフのアイツはそれが嘘みたいに落ち着いている。ネクラと言ってもいいぐらい。たくさん苦労をしてきたのに、それを微塵も感じさせない。
アイツとの共演が楽しかった。遊びに行くのも楽しかった。
また今度、と約束した矢先に急逝。
やっぱり、そんな約束は確実じゃなくて絶対じゃない。
次回があるのかもわからない、また会いましょう。
オレはその言葉が好きではない。
「また会いましょう」
そう別れて会えた人は数少ない。
本当にまた会える人は一握りの奇跡。
また会いましょう。
そう言って僕の手を離したあなた。
また、っていつ?来年?僕が大人になったら?それともどちらかの最期の時?
ならいっそ、来世でまた会いましょう。
『また会いましょう』
また明日 返せぬ私と 行く君と
"また会いましょう"
推しにまた明日なんて言えねーよ。毎日更新待ってるよ
心中、心中お察しします
曽根崎の森 あはれと
はやくはやく殺してと
島原は 嫌ですと
心中、心中しかないと
島原心中かなしすぎ
あれから何度、朝陽が昇ったのだろう。
この手を掴んでほしくて去ってみたけれど、君は悲しい笑みを浮かべて佇むだけだった。
後悔していないと言えば嘘になる。
だが、後悔していると言うのも嘘になる気がする。
君がこの手を取ってくれるはずだ、なんて信じきっていた僕は本当に馬鹿だったのかもしれない。
君にとってその身を素直に預けられるような存在でなかったのなら、あれで良かったんだとも感じるんだ。
だけど、もし。
もし、また何処かで君に巡り会えたら。
君の名前を呼んでもいいかな。
〝また会いましょう〟
「レッドラインを進め!」
「みんなー!それぞれ自分の分、しっかり持ったー?」
「「「おーっ!」」」
「おっけー!さあ、本日の第1陣、行くよー!それっ!」
ドクンッ!
「「「うおおぉぉ!!」」」
どでかいポンプに押し出された彼らは、顔を真っ赤にして長い長いトンネルを進む。
「さあ、みんな、今回もたくさんの荷物を運ぶぞー!」
隊長が声をあげて、みんなを鼓舞する。
彼らの働くスピードはびっくりするくらい早い。30秒も経たないうちに、彼らは荷物を全て運び終わる。それと引き換えに、彼らの顔色は悪そうだ。出発前の綺麗な赤色から、くすんだ赤茶色になっている。
「みんなー!荷物は運び終わったなー?そろそろ基地に着くぞ!そこで少し休憩したら、また荷物を持ってポンプに集合だ!」
隊長が声をかけるや否や、彼らは基地についた。
「おっ、もう帰ってきたか!お疲れ様だよ、みんな。」
「ありがとうございます、右心房さん!」
右心房、右心室を通って休憩した彼らは、肺へ向かって荷物である酸素を取りに行く。肺から心臓へ戻ると、彼らの顔はすっかり健康的な赤色だ。
「よーし、第1陣帰ってきたな!もうひと仕事頼むぞ!シーユーアゲイン!」
左心室はそういって、強力な筋肉を収縮させて彼ら赤血球が乗る血液をポンプのように押し出した。
彼ら赤血球運送は、今日も酸素を乗せて、10万キロメートルの血管を進んでいく。
幕が下りた
人生のような劇のような
そんな長い長い劇の幕が下りた
幕が下りた舞台上で
少女が一人お辞儀をする
その少女はこの劇の主役でもあった
しかし幕が下りたらただの役者
入れ物が無いただの魂
彼女はオーディション会場に行き
自らが主役の劇を探すのだろう
これを人間は輪廻と呼んだ
お題『また会いましょう』
【 また会いましょう 】
初めて会ったのは、夢の中だったかな。
小さい頃だし、記憶も定かじゃないんだけど。
黒い服がよく似合う、今で言うイケメンな人。
子供心に初恋だったなぁなんて、そう思えるくらい。
あれから成長して、その人のことは忘れた頃、
また会えたの。
顔だって覚えてたわけじゃないのに、
確かにあの時の彼だって断言できる何かを感じたんだ。
それが何なのか、今ならはっきり分かる。
わたし、彼に連れて行かれるんだね…。
そういえば、約束してた気がする。
夢の中で彼が、『また来るよ』って。
守ってくれたんだ。
じゃあ、わたしも応えなきゃね。
来てくれて、ありがとう。
また会いましょう
世界がうまれて
瞬く間に
生命が巡り
花が咲いて散って
種ができて
そこからさらに増えてく生命たち
巡りめぐってく中心にはアナタ
アナタの意識がさらに世界をうみだして
あふれくる未来と
同時に消滅していく世界のいくつかと
もしかするとワタシだった何か
消えゆく前に一言だけ伝えたいアナタに
「また会いましょう」と
昨日の間に今回の配信分を書き、9割完成させていた某所在住物書きは、祈る心地で19時を待った。
その日配信の題目を、物語最後に書き加えるためだ。
作業は龍の目に瞳を描き入れるようで、祈りはガチャのSSR確定演出ですり抜けに怯える心地。
どうか、無機質なエモネタだけは、来ませんように。
「来た……」
バイブが19時の到来と、今日のお題の到着を告げる。物書きが引いたSSRは――
――――――
最近最近の都内某所、某ホテルの夜景映えるレストラン、平日の夜。
自称人間嫌いの捻くれ者、藤森と、その職場の後輩が、3人用の予約席に隣り合って座っている。
約束の時刻まで、残り数分。彼等は未だ顔見せぬ「もうひとり」、加元を、理由あって待っている。
8年前、恋人同士であった藤森と加元は、
加元が藤森の気に食わぬ部分を、「地雷」、「解釈違い」とSNSで呟き倒し、
藤森が、鍵かけぬ別垢裏垢のその剥き出しを発見。
何も言わず、伝えず、ただ失踪して今まで逃げ続け、
今年の7月19日頃まで、片や隠れて片や探した。
過去散々こき下ろした藤森を、それでも執着強く見つけ出して、「もう一度話をさせて」と迫った加元。
藤森は今度こそ、2人の縁を断ち切る覚悟であった。
同席の後輩は加元の暴挙に巻き込まれた被害者。
藤森の現住所を特定するため、加元が雇った探偵に数日つきまとわれたのだ。
「緊張してる?」
藤森の後輩が隣の席から、藤森の左手に己の右手を重ね置いた。僅かに、震えている。
「分からない」
返答は平坦で、抑揚に乏しい。
だた酷く乾く舌と唇を湿らせようと、手を伸ばし、
「附子山さん!」
グラスに触れる直前、聞こえた声に背筋を凍らせた。
加元だ。「附子山」とは藤森の旧姓。加元と付き合っていた頃の名である。
「やっと会えた。突然居なくなって、心配したんだよ。会いたくて、ずっと探してた」
中性的な、低い女声にも、高い男声にも聞こえるそれは、ぬるりぬるり、藤森の心に潜り込もうとする。
私も今日、あなたに話したいことがあって。
事前に用意していたカンペを、藤森はポケットから取り出そうとするものの、ストレスの過負荷により指が言うことを聞かず、うまく紙が掴めない。
「……あの、」
トンと跳ねたのは、心臓か、声か。舌先から一気に血流の引いた藤森に、加元が、何食わぬ顔で尋ねた。
「ところで隣のひと、だれ?」
途端、藤森は理解した。
加元は、後輩のプライバシーに実害を与えておきながら、謝罪もせず、シラを切るつもりなのだ。
全部自分の知らぬこととして、埋め隠す算段なのだ。
そうか。あなたは、そうだったんだ。
藤森の震えは、ここに至って、完全に止まった。
「誰ってあんた、あんたでしょ!私に」
私に探偵ぶつけて、先輩の住所特定しようとしたの!
客多い店内でブチギレ直前の後輩を、
サッ、と左手を出し、藤森が制した。
「あなたの、8年前の投稿を見た」
加元をまっすぐ見据え、藤森が静かに声を張った。
「個人の感想なのは分かる。でも、『実は優しいとか解釈違い』、『雨好き花好きは地雷』、『あたまおかしい』、……そういうことを、公開アカウントで言う人だと、8年前気付いて傷ついた。
私だけならいざ知らず、あなたは、部外者である筈の私の後輩にまで危害を加えた」
チラリ、一度だけ横を見遣る。
視線合った後輩は、苛立ちの炎を燃やし続けていたものの、瞳が確かな力強さで、藤森に訴えている。
言ってやれ。8年前言えなかった全部を、自分の本当の気持ちをぶちまけてやれ!
「あなたと、ヨリを戻す気は無い。私にとって、あなたはもう『平然と他者を害する人』でしかない。
それでも私と話をしたいなら、どうぞ。恋人でも友達でもなく、『附子山』でもなく、
『地雷で解釈違いな赤の他人』として、いつか、どこかで。また会いましょう」
また会いましょう
二人一緒に歩いてたね
寒い夜
休日の昼
寝起きの君の寝癖
どれも過去
俺らのキャンバスは
まだ下書きのまま
きみいろに染まりたい
また会いましょう
キャンバスに彩りを付けるのは
俺だけじゃ出来ないから。
少し歌詞風になっちゃいました🙏
いつも読んでくださってありがとうございます