『はなればなれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
性的欲求に身を躍らせて
私は今日もベッドの上で朝を迎える。
いやにすっきりとした目覚めで、
嫌悪感に襲われた。
隣に寝ている、どこのだれかなんて知らない男の家を出る。
あいつのことを包丁で刺してしまえば私は楽になるかもしれない、
根拠のない考えをひっさげて
静かすぎる街を歩いた。
はなればなれ
前に進もうとして袖をくいっと引かれた。
ふと振り向くと小さな弟のつむじが見える。
兄弟は全て愛しいが、末の弟は特に目に入れても痛くない。何をしたとしても愛しいし、なんだってしてやれる。己の命すら惜しくない、それを弟が何より嫌がると分かっているとしても。
『ねぇ、どこ行くの?』
握られた袖に皺が寄っている。
そんなに力一杯握らなくても大丈夫。
決して離さないと言外に訴えるように握られた拳に手を添える。
怯えなくても大丈夫。
何処にだって行かない。いつもお前のそばに居る。
添えた手で力の籠る拳を、愛おしむ様に名残惜しい様にそっと撫でる。
目が合わない、下ばかり見つめる弟が愛おしい。
出来れば顔が見たいけれど彼はきっと顔を上げないだろう。出来れば自分も顔を見られたくない。いま、とてもみっともない顔をしているだろう。
兄としての矜持は、最愛の弟に情けない顔を見せる事を許さない。笑っていたかった。頼り甲斐がある、支えていられる。かっこいい、そんな兄で居たい。
ちっぽけすぎる些細で大切なプライドだった。
忘れないで。
ずっと一緒だ。
伝わるだろうか。
それだけが望みだった。
目が覚めたらまだ早朝だった。
久しぶりに懐かしい人の夢を見た。
懐かしすぎて言葉が見つからなかった。
夢だと何処かでわかっていたのに、溢れた気持ちに戸惑って結局は袖を掴む以外出来なかった自分に苦笑する。
せっかく会えたのに。
会いにきてくれたのに。
覚えているのは手の温かさ。
夢だと言うのに記憶と少しも変わらない。
持ち主を現すような温かで慈しみばかり向けられた優しさに目頭が熱くなる。
忘れない。
ずっと一緒だ。
伝わるだろうか。
たとえもう会う事が出来なくても。
蝶よ花よ
生き別れ
はなればなれは
つらいものです
滴る水分は
貴方を護る
魔法の約束
また、の一言
果たせる日を
待っています
その細い身体をかき抱いた。はなればなれになるなど無理だった。それほどまでに自分はかのひとを愛してしまった。この想いを押し留めることなどなんぴとにもできやしないのだ。
「はなればなれ」24.11.16
はなればなれ…
…になってイメチェン元つながり眉毛
【はなればなれ】
今日は先輩方の卒業式。
この1年間、色んなことを教わった。
部活を引退されてからの数ヶ月は、
廊下ですれ違う程度だったけど。
それでも、受験が終わってからは
また部活に参加してくださった。
(先輩と一緒に演奏できるのは、これで最後なんだ…。)
そう思って挑んだ冬のコンサート。
定期演奏会という大舞台を経験したとはいえ、
まだまだ緊張してしまう。
何も無くても緊張してしまうというのに
――同級生が不祥事を起こした。
急遽、パート割りが変更され、初めて担当する楽器を任された。
不安で仕方がなかった。
先輩が得意な楽器を、
一緒に演奏できるはずだったのに。
先輩と同じステージで演奏できる、
最後のコンサートなのに。
問題は他にもあった。
合奏中、何度も失敗してしまうパッセージがあった。
どうしてもズレてしまう。
頭ではわかっている。
メトロノームにも合わせられるのに。
つくづく、自分にこのパートは向いていないのだと痛感した。
…時間が足りない。
もっと、時間が欲しい。
練習する時間、現実と向き合う時間、
先輩と一緒に練習する時間。
色んな感情に押し潰されそうだった。
そんな時に、先輩がくれた言葉。
「お前なら大丈夫だ。細かいことは気にするな!」
(細かいことを気にせずに楽譜通りの演奏ができるか!)
と思う気持ちも多少はあった。
だけど、それ以上に、
励ましの言葉を貰えたことが嬉しかった。
(前にもこんなこと言われたな…。)
それ以来、合奏での失敗は減った。気がする。
全く完璧ではないけれど、少しだけ
肩の荷が下りたような気がした。
最後まで支えてくれた、頼れる先輩。
そんな先輩とも、今日で本当にお別れ。
『先輩。今まで色々と、ありがとうございました。』
「おう、お前もよく頑張ってたな。また次もよろしくな!」
ん?次とは?
「あれ、言ってなかったか?
冬休み中に、ミニコンサートがあるだろ?
それに私も参加することになった!」
『初耳です!』
「そうか!まあ、そういうことだ!なはははは!」
…良い先輩に違いないけど、こう、
ちょっっっと大雑把というか、何というか。
でも、
『また先輩と演奏できるのは、嬉しいです。』
『ミニコン出られるってことは、地元の大学ですか?』
「あぁ、そうだ!」
『じゃあ、定演前の合宿に来てくださったりとか…?』
「合宿どころか、当日も手伝いに行くぞ。」
『えっ!?曲目も決まってないのに!?』
「おいおい、OBは受付とか照明とか裏方の手伝いだぞ。
スーツ着た先輩方いただろう?」
…先輩と離れ離れになるのは、もう少し先のようだ。
春は別れでもあり出会いでもある、
とかナントカカントカ言ってる
私は冬にはなればなれになってしまった人がいる
冬でもないし出会いもないし、
別れだけ
もう1回会いたい、抱きしめたい、話したい
叶えないその思い絶対に
#はなればなれ
地面には、影二つ
純白の羽衣が空を包んだ
君がくれたマフラー
握りしめた手が赤く染まる
隣には君がいるのに
心はいつも離れてる感じで
もう、一緒にいる意味さえも分からない
だからいっそ、
『はなればなれ』
君は叫んだ
それでも私は歩み続けた
本当はね、ずっと黙ってた
君が他の女に見惚れるのも
お金目的で媚びていたのも
全部分かってた、馬鹿のフリをしてた
(離れたい)
そう思っても、君は認めてくれないから
軋むマフラー
握りしめて、君の顔を見つめる
ちゃんと向き合ってほしかった
顔を見てほしかった
純粋に、愛してほしかった…
君の体と魂がどんどん切り離されていく
骨も肉も全部、焼かれてしまうくらいなら
この手で引き裂いてやろう
だって、それが私の
“愛”なんだから
お題「はなればなれ」(雑記・途中投稿)
……なぜにひらがな??
離れ離れっていうと……一生のお別れみたいな感じするなぁ。
「旅立つ君と 見守る僕に 同じ光が降り注ぐ」って歌詞を思い出した。day after tomorrowの「Starly Hevens」って題名の歌。
はなればなれ」
「そうはなればなれた方が良いのだが、いつまで経っても慣れないねえ…」
「慣れませんか?」
「なかなか慣れないなあ…君まるで気にしてないよね」
「いい加減慣れましたよ…多少淋しいような所もありましたけどね。
…いやあ、ハルマゲドンで勝っちゃうとは思いませんでしたよ。いまや新人悪魔の私もそこそこの地位に成り上がってしまいましたよ!」
「俺はさあ、あくまでアンダーグラウンドでの抵抗者で居たかったの!わかる?サタン(抵抗する者)のロマンね!報われないとか!なんか悪そうとか!黒い革ジャン!ヤギのツノ!ヘヴィメタルとゴツゴツしたオートバイ!」
「ベルゼブブの認識ってだいぶ古いですよ。アプデしてください。今流行りはエコな殺戮!価値観の転倒!善良な悪と頭の固い硬直した善!シルクのような柔らかいガウンみたいなの着て羽をパタパタやってる奴は大体敵!そういう感じね!」
「おっ いま急にタメ口になったねお前!」
「価値観のアプデです。今や新人悪魔にも権利があり、ベルゼブブとも同等!お前呼びやめてね!」
「うっわやりにくくなったなあ…誰だよこんな世界作ったのはよう…あ、こないだのハルマゲドンで統領がやっつけちまったよなあ、シクったわー」
(特に落ちることもなく茶番劇は終わるが、怒ったパラレル世界のゼウスが雷を落としまくるので舞台はやがて焼け野原になる)
──置いていくくらいなら。
「一緒に連れていく!!」
「はーい行ってらっしゃーい」
「嫌だ! 君を置いていくのは嫌だ!」
「わがまま言わないの」
「だって君、一人になるとすぐ泣くじゃないか!」
「泣いてないし」
「嫌だ!」
「はいはい、ほら行きなさい」
「サボる!」
「責任者が遠征サボってどうするの。これ荷物ね。お土産よろしく」
「嫌だ!!」
「ばいばーい」
「あ」
抵抗虚しく家の外に放り出されてしまった。
(はなればなれ)
後日加筆します。少し忙しくなるので更新が遅くなります。
はなればなれと言うフレーズは、どこか寂しい印象が付き纏う。
でも、よく考えてみると嫌いな人から離れてスッキリする場合もあるし、親しい人でも離れたから思い出して美化できる事もある笑
人は最後には1人で死ぬ。
それまで、はなればなれを繰り返し、また新しい出会いを迎える。
はなればなれ。ひらがなで書くと、なんとなく花が咲き誇ってしばらくたって慣れた、花れ場慣れって印象になる。
寂しい印象を昇華して、どんどんと花咲く出会いが迎えられる様にしたいものだ。
追記
はなればなれ、英語でfar away
これもはなればなれにして
far a way 遠い道
お互い、はなればなれになっても、君が遠い道のりをがんばって歩む姿、遠くから応援してるよ。
妻、長男(小3)、長女(小1)、次女(3歳)、甥っ子(18歳)、と私。
町に買い物に、朝、8時の船に、乗り込み、島を出た。20分程で港へ着いた。そこから、20分車を走らせ、ようやく目的地に到着する。
まずは、甥っ子、長男の希望で、釣具屋へ。
アオリイカシーズン、毎日釣りばかりしている2人。とりあえず、カナ、ジグ、その他諸々、自分の小遣いで買えたみたいだ。
つぎは、お決まりのゲームセンター。クレーンゲームでみんなで、楽しめた。お金は吹っ飛びました(T-T)
そして、昼食。これもきまってラーメン屋。私は少なめに頼み、子供達の食べ残しをたいらげ、お腹いっぱい。
昼食も食べたところで、甥っ子、長男が先に島に帰り、魚釣りするとの事で、朝来た港とは別の港から船に乗り込み2人とはここではなればなれに。
残った美女3人を、私がエスコートしながら、本日の目的である長女の誕生日プレゼント自転車を買いに車を走らせた。
お店に着き、自転車を一通り眺め、全く悩まず、「これ!」気持ちいいくらいの即答でお決めになられたお嬢。決断力は、兄弟一でしょうな。となりで、悩みながら、自転車を見ていた他のお客もビックリしてました。まー、値段もそれなりのをお選びになられましたが(T-T)
無事、プレゼントも買えたので、そろそろ帰路へ。
島をでるのも、1つの楽しみ勉強になります。高校、大学と島にはありません。どんどん成長してゆく子供達。
はなればなれに暮らすのもそう先の事ではありません。
一緒に暮らせるのもたかだか、15年程度。全力で、この子達と笑って暮らそう。楽しもう。
離れ離れになったときさみしい
悲しい
いっときの感情だよね!
すぐ良くなれば良いね!
『二人の距離は280マイル』
──日本航空からご案内いたします。日本航空102便、7時5分発東京羽田行きは──
「嫌や! はなればなれになりとうない!」
ビジネスマンが行き交う早朝の大阪国際空港の北ターミナルに一つの声が響いた。
僕の彼女。今から東京に一人で飛行機に乗って向かう彼女の声だった。保安検査場の前で僕に抱きつきながら離れたくないと言う。
「最初は別々になっても大丈夫かなって思ったけど、いざ行くってなったらやっぱり寂しいんやもん!」
彼女は普段は気丈に振る舞っていた。僕なんて必要ないんじゃないかというくらいに芯が通った人で、いつも僕が彼女に助けられてばかりだった。
こんなところでそんな彼女の可愛い一面が見れた嬉しさと、早くしないと搭乗出来なくなる焦りとで僕の心は掻き乱されていた。
「そんなん言わんといてや、東京行ったらすぐ会いに行くから」
「うぅ......分かった......約束やで......」
絶対にすぐに会いに行くと約束すれば、ようやく彼女は僕から離れ、何度も振り返りながら保安検査場へ消えていった。
「付き合うときにマイレージクラブ統一するべきやったなぁ......」
彼女が見えなくなるとぼやくようにそう呟き、僕はANA986便──7時5分発東京羽田行き──の搭乗手続きのために南ターミナルへ急いだ。
──お題:はなればなれ──
はなればなれになっても忘れない自信はわたしにはない。
卑怯な人間なの、だからあなたも早くわたしを忘れていいよ。
家族間で「はなればなれ」になる
…と言えば結婚を除けば、次は
子供たちの独り立ちだろうか…
2人の娘たちは、社会人になったと
同時に家を出た…いや…出した。
次女は、2人目と言う事もあり
お互いにあっさりしたもんで…
しかし、長女の時は初めての子を
手放す…だから気持ちが違った。
私自身は、母にハッパを掛けられて
家を出たから「戻る場所はない」と
最後の言葉が頭から離れなかった
美容師として一人前になるまでは
絶対に辞めるな…って事だ。
でっ…実は、娘も同職を選んだ
だから、私は決めていた…
「私も母と同じ厳しい言葉で送り出そう」
しかし……今、目の前から居なくなる
娘を目の当たりにすると…
「あなたね……頑張りなさいよ」
そう言うのが精一杯だった…
感情が込み上げてきて声も震えた
娘を見送った後、私はつくづく
実母の偉大さを感じた
「きっと、寂しいし辛かっただろう」
なのに、顔色ひとつ変えず
厳しい口調で、私(娘)を送り出した
母を、今更ながら本当に尊敬する
はなればなれ
私たちは確かに両思いだけど、まだ結ばれる訳にはいかない。
だって、私はいつも冷静で誰にも興味がなさそうで、私の事が嫌いな貴方が好きなの。
なのに、貴方ときたら私のこと一つでそんなに取り乱しちゃって。ほんとうに情けない。
でも、貴方への恋心が冷める事はないの。
だってこんなにも顔が好みな男、これからの人生でも絶対出会う事がないから。
だから絶対、私の事を世界一嫌いにしてあげる。
俺は好きな人と両思いだ。けれど、付き合う事はできない。
だって、俺が好きなのは昔のお前だから。
昔はずっと一人で、情けなくて可哀想で。
俺しか頼れる人がいない様な、そんなお前が愛おしてくて仕方がなかった。
だから高校生になっても俺が守ってやるって思ってたのに。
卒業前に同じ志望校の友達ができたのをきっかけに高校デビュー。
すっかり明るい性格になって、みんなの人気者。
そんなの、お前じゃないじゃん。
でも、俺は知ってる。人の中身はそう簡単に変えられるものじゃない。
だから、絶対に俺しか頼れなかったあの頃のお前に戻してあげる。
お題:はなればなれ
私と恋人は、いつもはなればなれ
住んでいるところも、起きる時間も、職業も別
だから、片方が悩みを抱える時も、病に伏せる時もそばにいられない
はなればなれは苦しい
いつも悲しい
それでも変わらず隣にいるのは
心がいつも一緒だから
恋人とは、「恋しく思う相手」だと教えられた。辞書にもそう書いてあったし、きっと間違いじゃない。でも「恋しく」とはどういう感情なんだろうか。周辺の人間に聞けば、相手を大切に思うこと、だとか離れたくないと思う人だとか。まぁ色々喋ってくれた。
つまり。要するに。自分の手元から離れて欲しくない人のことを言うらしい。それが恋人なんだと。
「だからさ、僕が君を恋人っていうのは何も間違ってないと思うんだよ」
しゃがみ込んで震えている彼女は、ぶんぶんと首を振った。おかしいな。何か怖がらせるようなことをしたか?……あぁ、僕が上から見下ろしているからか。
近づいて座り、目線に合わせるとそっぽを向かれてしまった。
「僕は君にここから居なくなって欲しくないし、ずっと横にいて欲しい。顔を合わせたんだから、明日からはお話もできるよね?いつもカメラ越しだったからさ、君の笑顔をもっと見たいんだよ。いいでしょ?だって恋人だもん。返事くらいしてよ、西川みことさん」
「なんで、私の名前」
「ずっと見てたからだよ」
好きな人について知りたいなんて当たり前だ。相手の名前すら知らないで愛を囁くなんて、不審者にも程がある。
安心させる為に笑うと、ひっ、と彼女が後退りした。後ろはベッドだよ。もしかして誘ってるのか?……悪いけど、それは後日にしようね。
なんて物思いに耽っていると、彼女が突然玄関に向かって走ろうとしてきた。慌てて腕を掴んだら転びそうになったから必死で抱きかかえる。ぶんぶんと腕を振って抵抗するのが本当に可愛い。力で敵うわけ無いのになぁ。
「はー……急に動かないでよ、危ないじゃんか」
「離して、あなた自分のやってること分かってる!?ストーカーだよストーカー!急に家に引っ張ってきて閉じ込めて……!」
「さっきごめんって謝ったでしょ?それとももう一回自己紹介からやり直す?」
「いらない!いいから帰らせて!」
「帰さないよ。何回も言うけど、僕と君は恋人同士だよ?同棲したいよね。うん。俺はしたい。君も一緒になりたいでしょ?」
「そんな訳ない!」
「強情だなぁ」
ここまでは言うことを聞いてくれないと、最終手段を取ることになる。決して良い方法じゃ無いけど、逃げられるよりはずっといい。
「ま、いいや。一緒に住んで長い時間隣に居れば、きっと僕のことを好きになるよ」
「いや、いやだ……!離して、帰してよお願い」
「駄々こねないの。んー、今日婚姻届書いてもらおうとおもったけど明日にするか」
ゆっくりとお互いを知っていけばいい。時間はかかっても、将来夫婦になるんだから焦らなくていいよね。
「とりあえず逃げないように手錠嵌めるよ。あぁ寝返りとかは打てるくらいの長さにしてあるから、安心してね」
まだ色々叫んでいるけどとりあえず無視。外は危ないんだから、安全なこの場所に居られることをありがたく思って欲しい。明日ゆっくり話せるといいな。
「それじゃおやすみ。いい夢を」
あぁ幸せだ。好きな人と同じ屋根の下ってこんなにもいい気分になれるものだったのか。
彼女はもう僕から離れられない。いや、離さない。僕無しじゃ生きられないようにしないと。やることは沢山あるな。記念日のマークをカレンダーにつけて、ベッドに潜り込む。
朝食は彼女の好きなものを作ろう。何がいいかな。喜んでくれるかな。いやだ、ばかり言ってないで笑ってるくれると嬉しい。
最高の時間を明日から生きられることに胸をときめかせながら、僕は睡魔にゆっくりと落ちていった。きっといい夢を見られるだろう。
2024/11/16
「はなればなれ」