『はなればなれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「ずっと、一緒に居ようね」
そんな言葉が嘘なのは
遠い昔から知ってた
分かっていた筈なのにな
貴女と出会ったのは
学校のグループ決めだった
「グループに入ってもいい?」
そういえば
出会った頃から
貴女は不思議な人だった
誰も貴女に嘘はつけないし
拒めなかった
まるで決まっていたかの様に
貴女は、グループに入ってきた
私達の関係が変わったのも
そこからだ
私は狂信者でも
盲信者でも
なんでもなかった
ただ
人を嫌っていただけ
だからこそ
貴女は毒だった
貴女が言えば
神は居るし
世界は終わるんだ
そんな気がした
だから
「私ね。○○君と結婚するの」
信じられなかった
周りは単純だったから
皆、口々におめでとうと言った
私は、
黙って彼女を見ていた
彼女は、
私達には見せた事のない
美しい笑顔をしていた
神が地に落ちたのだ
狂った狂信者達の末路が
今なら分かる
こんなの神じゃない
こんなの
私が知っている彼女じゃない
披露宴で
笑った彼女を見て
LINEで
妊娠報告をする彼女を見て
カフェで
子供を連れた彼女を見て
なんか違う
狂った心が嘲笑った
山梨の落とし穴作戦 ※学パロ
放課後山梨は悪戯心で落とし穴を作っていた。
山梨「よし!まずは埼玉を落とす穴ができた!」
回想シーン
埼玉「僕をダサいなんて…ってうわっ!」
落とし穴に落ちる埼玉。
山梨「ちょっと待てよ…埼玉じゃなくて静岡を落とそう。静岡は埼玉より背が高いから落とし穴を大きくしよう」
山梨は落とし穴の中に入って穴を掘った。
しばらくして落とし穴は大きくなった。
山梨「よし!これで静岡を落とせるぞ!」
回想シーン
静岡「今日の私はサッカー気分…ってうわっ!」
落とし穴に落ちる静岡。
山梨「待て…静岡じゃなくて長野の姉貴を落とそう。姉貴は静岡より背が高いからさらに落とし穴を大きくしよう」
しばらく掘ると落とし穴はさらに大きくなった。
山梨「よし!姉貴を落とす穴ができた!」
回想シーン
長野「みんな私の話を…ってうわっ!」
落とし穴に落ちる長野。
山梨「いや、こうなったら…東京と神奈川を落とそう。2人だからもっと落とし穴を大きくしよう!」
しばらく掘ると落とし穴はもっと大きくなった。
山梨「よし!これで東京と神奈川を落とす穴ができた!」
回想シーン
東京「俺が1番だ…ってうわっ!」
神奈川「私だって…ってうわっ!」
落とし穴に落ちる東京と神奈川。
山梨「あとは草をかぶせて出来上がり。これは面白くなるぞ、ハハハ!」
埼玉「山梨、こんな所で何してるの?」
山梨「えっ?」
山梨は登ろうとするが、頑張っても地上とはなればなれになって穴から出られない。
山梨「うわーん!穴から出られない!」
静岡「どうしたの…ってあっー!梨くんが!」
神奈川「穴に落ちてるわ!」
全ての都道府県たちが山梨の落とし穴に集まる。
山梨「うわーん!誰か俺を助けてくれー!」
東京「どうしてこんなことになったんだ?」
都道府県たち「うーん」
シャベルに気付かない都道府県たち。
自分で掘ったのに出られない。変なの!
※学パロの都道府県たちは人間です。
※学パロじゃなかったら土地神なので簡単に出られます。
#はなればなれ
私は日本
彼女は南半球の某国
あちらが真夜中の時に
こちらの挨拶は"おはよう"だし
行くのに24時間以上かかるくらい離れてる
まさしく はなればなれ
普段から連絡なんて取り合わないけど
特別心配することもない
物理的な距離は段違いでも
誰よりも近くにいる気がする
彼女の大らかさとじんわりしたエネルギーを思い出し
今日もにっこり微笑むのだ
前世で誓い合った
わたしたちははなればなれに
なってはいけない
ひとつになりたいねって
パキッ
いやだ
あなたー
やめろー
ズルズルズルズル
ぷはー
やっぱラーメンは
うまいなあー
今日は割り箸うまく割れたぞ
いいことありそっ
また来世では
一緒に…
はなればなれになる
それは運命だ
誰も抗うことのできない
それは運命だ
はなればなれ
「高校に行ったらうちらも離れ離れや」
『そやなー、ちょっと淋しいな、』
「やね、でもそれぞれの進路行くからしゃなーないか」
『そやけどーー、でも、また会おうな、』
「うん!また会うのだ!」
『また明日なー』
「そやな、また明日ね」
中学を卒業した高校に行く私達。
明日会える保証はないけれど、
また明日
❦
#はなればなれ
バラバラになったパズル
探さなくちゃ
諦めちゃう前に
忘れられる前に
見失いかけたあなたの背中に
戸惑って かける言葉さえなくて
いつのまにか遠ざかっていた
余計なことひとつひとつ
省いていったら
いろんな思いが繋がり始めた
だから…
はなればなれの私たち
互いに失くしたパズルをも一度
拾い集め繋がる術を
言葉にする勇気を
はなればなれ
近くにいたのに離れた状態
木と葉の関係
木から離れた葉
葉を離した木
離れてても繋がっていて
無関係に見えても
何処かで通じている
距離があるから遠くに感じても
常にその身にあったりする
必要に応じた距離感が大切
近くにいる
違っている
とっても必要な事
はなればなれになる悲しみは
もう二度と
会えない訳ではない
まだいつか
大人になればきっと
会えると信じて
しかしながら
時間が経てば経つほど
薄れてゆく想い
そして
はなればなれになったひとの
面影さえも
自然に忘れ去られてしまう
あれから
時が過ぎ去って
急に何かの話しによって
【昔仲のよいひとっていた?】と
尋ねられ
そのとき
はじめて
記憶をたどりながら
思い出されてゆく光景
今ごろ
どこにいて
何をしているのだろう?と
はなればなれになって
わかったことがあった
やはり
仲のよいひとは
ずっと繋がって
大切にしていないと
いけないと
今になって後悔をした
星を見ると悲しくなる。
例えそれが満天の星空であっても。
子供の頃からそうだった。星が美しいほど、怖いと言って泣くような子だったとママが言っていた。
「それは、天の川の水量が多ければ多いほど、俺たちは川の向こう岸とこっち側の岸とで、離れ離れになっちまうんだからな」
高校の入学式で、いきなり私の目の前に現れた天野星彦は、初対面の私にオマエは織姫の生まれ変わりだと言った。そして自分は牽牛の生まれ変わりだと。
何この人!?頭、どーかしてるんじゃない?
その日から校内を追いかけ回された私は、困り切って爆発した。
「もーいい加減にして! あなたが私を追いかけまわすから、友達もできないのよ? 新入生の中で悪目立ちして、みんな笑ってる。恥ずかしい」
「いいじゃん、別に。俺が追いかけるぐらいで引くようなやつなら初めから友達になんかなんなくても。それに、笑いたいやつには笑わせとけよ」
「う……。だ、大体私、星とか嫌いだから。きれいな星空とか怖がって泣くような子供だったんだから」
「ーーああ、そうか。それは」
天野星彦はハッとした顔になり、冒頭の話をしたのだ。
そして、
「やっぱりオマエは織姫だよ。七夕が近くと、そわそわするだろう?訳もなく泣きたくなったり、切なくなったりしないか、昔から」
どき。
え、それは、ーーうん……確かに。
微かに私が頷くと、天野は「俺もそうだよ。ずっとそうだった」と言った。
真顔で、いつになく真剣目をして。
真正面から私を見つめる。
「会いたかったよ、織姫。いや、織田姫子。俺は、オマエに会うために生まれ変わってきたんだ。もう、離れ離れは嫌だ。我慢がならない。俺と一緒にいてくれ」
何の衒いもなく、彼は愛の言葉を口にした。
#はなればなれ
「また会いましょう2」
はなればなれ 詩
たとえ離れ離れになっても
ずっとあなたの事を思っているから
たとえ離れ離れになっても
遠くから応援してるよ
夢に向かって挑戦する君の姿は
とても輝いてるよ!諦めそうになったら
いつでも戻っておいで!
たとえ離れ離れになっても
私達はずっと一緒だから
はなればなれになることが決まった時
はなればなれになった日からしばらくは悲しみや淋しさが押し寄せる
しかししばらく経つと癒えてくる
なぜだろう?
受け入れた?
諦めた?
気にならなくなった?
「はなればなれ」
私の心と身体は
はなればなれ
心は右に行きたいのに
身体は左に行ってしまう
いつも別行動...
心と身体がひとつになった時
この病気は、きっと治る...
彼と彼女ははなればなれになってしまった。
どうしてなのか。住む場所も働く場所も異なっていた。異なり過ぎていたのだ。
少しの距離ならば連絡は取り合えるだろう。しかし、遠距離になるとそうはいかない。
慣れない仕事に体力を持っていかれ、自宅に着いた頃にはもうクタクタ。
疲れ切ってしまい、彼女と連絡する気力は無い。
そして迎えるのは結末は自然消滅。緩やかに進行する別れ。
ただ、思い出として互いのなかに存在するのみ。
再会する時は縁を取り戻せるのかどうか。それは誰にも分からないーー。
ーーこれは誰にでも有り得る未来の結末。運命はどんなシナリオを好むのか。
受け入れるか否か。それは、当事者にも、観測者にも分からない。
はなればなれ
繰り返す不時着の数だけ増える
メモリー
私の大好きな曲
思い出しかない曲
この世界という盤上に足が着いた数だけ
私たちは出会い、別れをする
そしてチェスボードみたいなこの世界でいつか
あなたのことを見失う日がきても
果てないこの盤上でまた出会えるかな
いや、出会いたい
その答えが待つ日まで
知らないままで
ただ、息をする
#はなればなれ
みんなと
はなればなれ
どこにいるだろう
とにかく あるく
まよいながら
みんながめざすところへ
すすんでいく
きっとすぐにあえるさ
みんな おなじところを
めざしているんだから
いまはひとりでも
すぐにあつまって
みんなでわらえるよ
だから いまは
がんばって
あるきつづけよう
【はなればなれ】
何をするのも、何処に行くのも、ずっと私の隣は君だった。そう思っていたんだ。それなのに、高校生になった君は私の隣を嫌がった。同じ髪型。同じ洋服。同じ靴。ふたり向かい合えばまるで鏡に映った自分を見ているようで。君は繋いだ手を振りほどき、私をひとり残した。どうして一緒にはいられないのだろう。君の隣には私ではないどこかの可愛い女の子が君と手を繋いでた。今まではそこが私の場所だった、そしてこれからもそうだと思ってた。いつの間にか君は私の背を追い越し、長かった髪をバッサリと切り落とし、同じ洋服は一着もなくなり、足の大きさが変わり今までの靴は履けなくなった。ふたり向かい合っても私は君を見上げ、君は私を見下ろす。同じ顔なのに同じではなくなってしまった私達。もうあの頃のようには戻れない。さようならもうひとりの私。さようなら、私の初恋。
「はなればなれ」
きっと少しの間だけだよ。
私がこの世の苦行を終えたら
あなたを見つけだすよ。
わかっているから
寂しがらないでいいよ。
心と身体が、心と精神が離れ離れなんだ
私、AOぜーんぶ落ちちゃった。
いろんな人が私がAO入試で受験を終わらせようとしてたことを知ってる。
だから、みんな聞いてきた
「どうだった?」って。
私は笑顔で答えるの。「全落ちだった!!」って。
だって、余計な心配させたくないじゃん。
泣いてくれる子もいて、心配してくれる子もいて、そんな時に泣けるほど空気読めない奴じゃないんだよ。
笑って、取り繕って、大丈夫だよって何回も言った
落ちたことを正当化して、一般に向けての理由付けもちゃんとして
それでみんな「本当にAOに向いてたんだよ。だってめげずに頑張れてるじゃん!」って。
違う。違うんだよ。
今もふとした瞬間に涙が溢れるんだよ。
塾の友達のSNSが目に入るのがいやで全員ブロックしちゃったんだよ。
でも、この気持ちに蓋をして、私は学校で笑うんだ。
あんなに一緒に過ごした日々も
時間も、交わした言葉も
全部嘘だったかのように、
夢を見ていたかのように、
なくなってしまう。
これが「はなればなれ」