ないものねだり』の作文集

Open App

ないものねだり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/26/2024, 4:25:47 PM

ないものねだり


読みかけの 本
お揃いの マグカップ
色違いの 歯ブラシ
お気に入りの 椅子
そこに居た 君
もう戻らない 時間

3/26/2024, 4:20:50 PM

夢を見たんです。

ずっと、ずっと憧れていた人になる夢を。

私は彼女になれたからには、なんでも出来ると思ってました。

だって彼女は、容姿が特段に優れていましたから。

彼女になれば人生が上手くいくと思いました。
荒れた肌を隠すために前髪を伸ばす必要も無いし、腫れぼったく重たい瞼をどうにかマシに見せるために努力なんてする必要も無い。
低い鼻も必要以上に肉のついた重い身体も無い。
それだけできっと人生はいい方向へと変わるのだと私は信じて止みませんでした。


私が見たのはあくまでも夢です。

でもそれは、現実世界と大差がない酷く現実味に溢れた夢でした。

現実に近いので、私望むものがすぐに手に入ったりすると言ったようなことはなく、夢の中でもきちんと社会は成立し、皆に平等なものでした。

それでも、夢の中の朝に目覚めて、元の身体とは1ミリも似つかない、違うものが鏡に映る。
それだけで私の気持ちは一気に上がりました。

私は浮かれた気持ちで学校へと登校しました。
学校に着いた途端に私はみんなに構って貰えるものだと浅ましく思っていました。

なぜなら、私のよく知る憧れの彼女の周りにはいつも人がいたからです。

でも、そんな幸せな願望は叶うことなく、私が登校しても話しかけてくれる友達はいませんでした。

夢の中で何日と過ごしても私に話しかける同級生はいませんでした。

そんな日を夢の中で過ごして、私は直に目を覚ましました。

朝起きた時に姿見に映る自分を見て絶望し、俯く気分のまま学校へと行くと彼女は夢の中の私とは違って、仲のいい素敵な友達に囲まれていました。

そこで私は現実をやっと理解しました。

私の容姿がいくら完璧になろうとも私にあんな風に明るく振る舞うことはできないからです。

綺麗にしゃんと背筋を伸ばし、ハキハキと喋って積極的に人と関わることなど私の中身ができそうにもありませんでした。

結局、私は姿形が変わろうと私で、中身すらよくできている彼女にはなり得ない。

私が見た願望を形にした夢は、ないのもねだりのただの堕落したただた浅ましい欲、

そのものでしかありませんでした。


―――ないものだり

お題【ないものねだり】

3/26/2024, 4:20:17 PM

『ないものねだり』


僕は貴方みたいな輝きやカリスマ性が欲しい

でも貴方は僕の頭脳や純粋さが欲しいと言う

どうせそれらを手にしたところで僕らはまた他のものを求めに行く。

それが悪いことでは無い

でもそれなら2人でお互いを補ったっていい。

3/26/2024, 4:11:27 PM

ないものねだり

私はお母さんが持ってる洗濯バサミが欲しい。
私はお父さんが持ってるゲーム機が欲しい。
私はお兄ちゃんが持ってる沢山のお友達が欲しい。
私は妹がもってる両親からの愛が欲しい。
私は友達が持ってる幸せな家庭が欲しい。
私は家族が持ってる健康な体が欲しい。
私は皆が持ってる命が欲しい。

3/26/2024, 4:03:30 PM

「ないものねだり」

昔から年の離れた姉が大好きで、シスコンと言われている。どんな時でも一緒に、何があってもそこまで大きな喧嘩にはならなかった。

私は姉に憧れを抱いていた。どんなことも器用にやりこなし、上手く調節できる姉が、すごくかっこよく見えた。

姉はなんでも上手くいく人間だった。友達ともいい感じに仲良くし、ストレスは溜めずに、好きなことを上手く活用して。受験にも淡々と合格していい学校生活を送っていた。

対して私は、不器用で、苦手なことが多い人間だ。友達と仲良くするにも考えすぎたり、ストレスを溜め込みやすく、よく体調を崩すことがある。受験も、死ぬ気で頑張っても落ちた。

そんな自分が、嫌で。どうして姉はできるのだろう。
姉みたいになりたいのに、なれない。


自分がなりたいと思う理想像は、気づけばもはや姉そのものだった。


だけど姉はある時私にこう言ってきた。
「簡単に努力出来ていいな、器用すぎて私はできない」


皮肉なのか?それとも尊敬なのか?

分からないけど、これが ないものねだり というやつか。

3/26/2024, 4:00:07 PM

『ないものねだり』

乾いた風に吹かれて落ち葉がパラパラと音をたてる。
街灯が灯りはじめた通りを早足で過ぎ去る青年。

ふと何処からか美味しそうな匂いが
漂ってきて青年の鼻をかすめた。
皮をパリパリに焼いた鶏に
野菜を煮込み塩胡椒で味付けしたスープ
そんな食卓を想像をして腹の虫が鳴った。

この通りにあるレンガ造りの家からくるものだ。
家の窓からは暖かなオレンジ色の光が漏れ出ていた。

背後から蹄の音が近付いてくる。
ブルーム型の箱馬車が家の玄関前でとまり、
中から大柄の男性と子どもたちが降りてきた。

恰幅のいい主人は肩に小さな子どもを乗せて歩き、
それを玄関の階段上から母親らしき女性が
微笑ましそうに見つめている。
「もうすぐ夕飯の支度ができますからね」

その光景に魅入っていた青年は腕に抱えた紙袋から
林檎が一つ零れ落ちた事に気が付かなかった。
大家族の子どもの一人が青年の所に駆け寄ってきて、
足元に落ちた林檎を拾い上げてから青年に差し出す。
「おにいちゃん、おとしたよ」
林檎のように赤く染まった血色の良い顔と
無垢な瞳が青年を見上げた。
「あ、ああ……すまない」

少年は林檎を手渡した後、
父親に呼ばれてすぐさま戻った。
一部始終を見ていた父親は、その大きな手で
少年の頭をわしわしと撫でる。

「……」
悪意が渦巻く環境にいれば、あのような他人を
微塵も疑わない瞳も親切な振る舞いもできない。
あの子どもはきっと、優しい言葉と温かな
触れ合いの中で大切に育てられてきたのだろう。

家族
俺たちのような人か獣か、あるいはどちらでもない
種族には無縁のものだ。
青年は込み上げてきた虚しさをごまかすように
胸を強く握りしめた。

3/26/2024, 3:57:40 PM

綺麗な髪と顔、すらっとした体型、明晰な頭脳、いいセンス、芸術に長けた才能、平均以上の運動神経に、恵まれた家族関係、そして何より·····お金。

無条件で「何が欲しいものある?」と聞かれたらいま上げたみたいに、際限なく答えてしまうだろう。
努力すれば何とか手に入れることが出来るものもある。というかまぁ大体は努力すれば手に入るのだ。

何が腑に落ちないって、決まってる。
生まれた時からなんの努力もしないでそれらを持っていて、人生を謳歌している人がいるってこと。
身勝手で、嫉妬深くて、その癖努力することが嫌いな私は、自分の怠惰を棚に上げてないものねだりをするしかないのだ。

あー、我ながら嫌な性格。

END


「ないもねだり」

3/26/2024, 3:43:16 PM

ないものねだり

スキルがある人を見ると
持たざる者としての劣等感を覚える
弱い者は今を憂いてないものねだりして変化しない

強くなれる人はそこから這い上がる
踏み出す一歩は小さくても
進み続けることでいつかは辿り着く
持つ者としてのステージに

はー
頭でそれは理解するけど
意志が弱くて結局出来ない

3/26/2024, 3:38:41 PM

ないもの、とは不思議な日本語だ。ないものという4文字をそのまま見ればないものねだりという語の定義になってそのまま解説になる。たべもの、のみもの、ないもの。無いのだから、無いと言うのはあなたの足元や卓上を手でサッと掃いてみても何もぶつからないという状態なのだから、そこにものを見いだすことはないのに。そしてただ物をねだったら良いだけなのに。わざわざ、ないと言う。ないものねだりである。

3/26/2024, 3:34:25 PM

ないものねだり

私は、起承転結で文章を書き切ることができない。

それは、読み物の基礎として当たり前にあって、

何度も枠に当てはめて練習してみたのだけれど、

途中でやめてしまう。

なんだか性に合わないのです。

なので、それを普通にこなせる人、

あるいは積み重ねてきた人は、すごいと思う。



このアプリ「書いて」が楽しい。

一旦ルールは置いて、感覚的に書けるから。
 
ハートのメーターが増えるのも嬉しい。

巡り合わせた投稿を読むのも楽しい。


整然とした文章は書けないけれど、

それでも楽しめる場所で、書いていたいと思う。

あるものすがり、ということで。





(P.S. 拝啓:開発者さま
書くのが楽しいのは、開発者さまのお題や設計のおかげです。本当にありがとうございます!!)

3/26/2024, 3:24:53 PM

あの子のご飯、可愛い。
あの子のご飯は質素だけど、愛が詰まってそうで良いな。
私のご飯は・・・。
なんの個性も無い。
そう思いながらご飯をちびちび食べていたら、あの子から「君、父子家庭でしょ?おとうさんが頑張って作ったって感じして良いな」
コレが無いものねだりかぁ。
そう、心から感じた。

3/26/2024, 3:24:18 PM

空箱背負って光に向かって歩く
オモチャでいっぱいの箱じゃなくても
空箱背負って生きていく
なんもない箱は軽いから

眩しくて見えない箱
中身が空で見えない箱
何で遊ぼうか

ない ない ない ない ないものねだり
何も無いなら それでいい
ない ない ない ない ないものねだり
何も無くても それだけで

3/26/2024, 3:21:01 PM

保育園の頃の世界のシンプルさとか
小学生の頃の今を生きてる必死さとか
中学生の頃の自己愛、自己憐憫とか
今の私がないものとして欲しがるものは、過去の自分が全部持ってた。
【ないものねだり】2024/03/27
高校で私は何を失うだろうか。

3/26/2024, 3:16:08 PM

ないものねだり

人はついつい無いものねだりをしてしまう。
持っていないものについつい目がいって、人が羨ましくなる。

あれがあれば幸せになれるのに…
あれが無いから自分は不幸だ。

今あるものに目がいかず、手の中にある幸せにはちっとも気づかない。
目を向ければたくさんの小さな幸せがあるというのに。

そんなふうに過ごしているうちに、時間はどんどん過ぎ去り人生は終わりの時を迎える。
その時に後悔しないように、無いものを欲しがるのではなく今あるものに目を向けて、大切に時を刻みたいものだ。

しかし、それが難しいのも又人間らしさなのかなとも思う。

3/26/2024, 3:13:43 PM

ないものねだりのようだけど、

それで希望が持てるなら


私はいつだって

ないものねだりをしよう。


それが実現不可能でも

不毛でも、

滑稽でも、


自分の中で

密かにそれを育んで、
  
いつか叶うと信じて。

3/26/2024, 3:12:51 PM

ないものねだり


今日はちょっと心がやさぐれている。

みんなちがって、みんないい

ちがっていいはずなのに
ちがいが苛立ちになるときもある。

見えぬけれどもあるんだよ
見えぬものでもあるんだよ

あるはずのものを、あえて
見ようとしないときもある。

あるものねだり

3/26/2024, 3:11:40 PM

【ないものねだり】

「新しいおもちゃ買って!」

「自分の部屋がほしいよ!」

「たまには遊園地連れてって!」

有るものはねだれない。
結局のところ、
無いものをねだるしか
ないんですよねぇ。

3/26/2024, 3:06:03 PM

クラスの中心にいる、人気者が羨ましかった。
常に誰かがそばにいて、楽しそうに遊んでいるのを見て、自分があの子だったらと、頭の中で何度も何度もシミュレーションをした。

でもいつまで経っても私にそんな日は来なくて、「そうだったらいいのにな」という理想の自分がどんどん大きくなって、別の人格として出来上がっただけだった。

人に褒められることはとても嬉しい。共感されたり期待されることはすごく気持ちがいい。

でも、私はあの子たちとは違うからなぁ。
人気者なあの子を模倣して出来上がってしまった私は、本当に私なのだろうか。
じゃあ褒められている部分は一体、誰の何?

それも紛れもない私なんだから、素直に受け止めて喜べばいいのにね。

そう受け取れないところも全部、私があの子たちみたいにいきてこれなかったせいだっておもってしまうこともある。

上記、容姿についても同様で。
だってあの子たち、みんな小さくて可愛いんだもの。
背が高いことを褒められても、二重の幅を羨ましがられても、全然素直に喜べないの。
でもあの子たちの方がいいんでしょ?って。

中身、だろうなぁ。ひねくれちゃんめ。

なんでも似合う可愛い子ではないことに気がついてからが人生だよなァ〜といった0:06


【ないものねだり】

3/26/2024, 3:05:43 PM

僕はないものねだりしてるつもりはなかったんだ。
でも母親に言われて気付いた、気づいてしまった。
「うるさい、ないものねだりしないで!」
その時から僕は自分の意見を言うのやめた。
僕の意見がそう読み取られるかもと思ったからだ。
人の気持を考えるのって難しい、
僕は思ってなくても相手にはそう感じてるかもしれないから

#ないものねだり

3/26/2024, 3:03:15 PM

あの子が欲しい
その子が欲しい

あの人に笑顔を向けてもらえる、そんなあの子の魅力が全て欲しい。

濁った思考に醜い顔。
その上ないものねだりなんて。

本当に、つくづく嫌になる。


【ないものねだり】
#20

Next