クラスの中心にいる、人気者が羨ましかった。
常に誰かがそばにいて、楽しそうに遊んでいるのを見て、自分があの子だったらと、頭の中で何度も何度もシミュレーションをした。
でもいつまで経っても私にそんな日は来なくて、「そうだったらいいのにな」という理想の自分がどんどん大きくなって、別の人格として出来上がっただけだった。
人に褒められることはとても嬉しい。共感されたり期待されることはすごく気持ちがいい。
でも、私はあの子たちとは違うからなぁ。
人気者なあの子を模倣して出来上がってしまった私は、本当に私なのだろうか。
じゃあ褒められている部分は一体、誰の何?
それも紛れもない私なんだから、素直に受け止めて喜べばいいのにね。
そう受け取れないところも全部、私があの子たちみたいにいきてこれなかったせいだっておもってしまうこともある。
上記、容姿についても同様で。
だってあの子たち、みんな小さくて可愛いんだもの。
背が高いことを褒められても、二重の幅を羨ましがられても、全然素直に喜べないの。
でもあの子たちの方がいいんでしょ?って。
中身、だろうなぁ。ひねくれちゃんめ。
なんでも似合う可愛い子ではないことに気がついてからが人生だよなァ〜といった0:06
【ないものねだり】
3/26/2024, 3:06:03 PM