『ないものねだり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ないものねだり
あの子の周りには色々な人がいて
僕はずっと独りぼっちだ。
あの子は笑顔が可愛いけど僕は上手く笑えない。
あの子は頭がいいけど僕は勉強も遅れている。
あの笑顔が欲しい。
あの子より人気者になりたい。
でもきっとあの子も誰かを同じように
あれが欲しい、あんな風になりたいと思っている。
人間だからね。
ないものねだり、ね。
実はその言葉言われると傷つくんだよ。
確かに彼は私にないものを全て持っている。
端正な容姿。高身長。心地の良い声色。
そして何よりも、彼の誠実さ。
私が彼に抱いているものはただの嫉妬心からくるのか。
きっと、もっとくすぐったい、
私には似合わない感情からもくるのだろう。
だけど、私はこの複雑な想いに蓋をする。
辛いと分かっていて進む勇気が、私にはない。
ただ、最後にひとつだけ。
彼の机に置かせて欲しい。
マリーゴールドという名の花を、、、。
『ないものねだり』
わたしに無いものを
ひとつだけ ねだって
叶えてくれるとしたら…
どうしよう…
たくさんあるな…
美貌?
若さ?
バツグンなスタイル?
イケメンな彼?
外車?
えええええ〜
迷うぅぅぅぅ〜
たくさんあり過ぎるぅ〜〜
わたしに無いもの〜〜っっ!!
あっ!決断力だわ…
vol.11
「何のために生きてるのだろう。」
そう考える時は、もしかしたら、生きがいを見失ってる時ガ多いかもしれない。
生きがいを考える時は、もしかしたら、誰かと比べていたり、誰かに必要とされたいと考えている時が多いかもしれない。
結局、判断基準は自分であろうとするけど、比較することで客観視してる。
なかなか、自分軸で考えて生きがい、幸せを感じるのは難しい。
人がいて、自分が見える。
隣の芝生をおおいに観察して自分を見つめよう。
『ないものねだり』 3月26日
ないものねだりって自分が持っている物のありがたみを見失ってしまうことで
それはとても不幸みたい
ならば、自分が持っている物を大事に抱えて
黒い画用紙みたいな夜空にばら撒いて
手を伸ばせば届くような
小さな星空を作って暮らそう
「あの子みたいに細くなりたい」
「ふっくらしてて羨ましい」
「二重綺麗でいいな」
「一重の人ってかっこいいよね」
「兄弟いるの羨ましい」
「一人っ子が良かった」
「ママなんていなくなればいいのに」
「私にもお母さんがいたらな」
「もっと長く生きていたい」
「もう、死にたい」
今日もどこかで、ないものねだり
霧のような雨が降る。
雨のあまりの柔らかさに、雨宿りをする気も起きず、濡れっぱなしで身軽に歩く。
濃霧のように白い水蒸気が立ち込めていて、湿った春の香りがほのかにする。
私はゆっくり辺りを見まわし、跳ねるような足取りで歩き出す。
「出てけ!」と追っ払われた後だし、どうせしばらくは戻れない。
雨だから歩道は空いているし、お散歩にちょうど良い。
車が水飛沫を上げながら、通り過ぎてゆく。
雨の日の環境音は、いつもより耳に響いて、心地良い。
私は鼻歌混じりに適当に歩く。
なんと、ここには空き地があったのか。
でたらめに歩いた道の先に、背の高い草の生い茂る空き地があった。
錆びたベンチが向こうに見える。私はそっちに向かう。
ベンチの上には先客がいた。誰かが忘れていったのだろう、ふかふかのぬいぐるみだ。
大事にされていたのか、赤い首輪までつけている。雨に濡れて、ぴかぴか光るネームプレートには、「コロ」の2文字。
いいなぁ…、思ってしまってから私は、気づく。
これがないものねだりか。
でも、あっちも案外、動く私の方が羨ましいのかもしれない。置いていかれても持ち主を探せる翼が、あっちは欲しいのかも。
雨を含んだぬいぐるみの目が、こちらを向いている。
ないものねだり仲間じゃん。私はぬいぐるみと目を合わせ、苦笑する。
足元でアマガエルがぴょこん、と跳ねる。
…雨もだいぶ止んできた。霧は少しずつ晴れ始めている。
そろそろ散歩も終わりにするか。
私は黒い翼を広げ、靄がかった空へ羽ばたいた。
直毛がよかった
イケメンがよかった
鼻が高かったらよかった
何にせよ、ないものねだりでしかない。
【ないものねだり】
小さい頃は「あのゲーム欲しい、この漫画買って」とよく無い物ねだりしてしまう癖があった。
大人になってからは自分で稼げるようになったため、欲しいものは自分で買えるようになった。
でも「もっと君からの愛を感じたい」とか心の中でないものねだりしてしまう時がある。お金では買えないモノは特にそう感じる。
それは今も昔も変わらないもんだ…
ないものねだりか
もっとイケメンだったらとか、もっと才能があったらとか、そういつやつでしょ?
それはもちろんそう思うけど、天国に行ったペットともう一度会えたらなあとか、あのときのあの子の本音が聞けたらなあ、なんていうのもあったりするよ
でも、実際は全部不可能なんだよね
当たり前だけど、現実はキビシイなあ…
私にはないものを持っている人や、私にできないことができる人はたくさんいる。そんな人を羨ましいと思うし、どうして私はそうじゃないんだろうと思ってしまう。
自分と比較して勝手に落ち込んでしまう日もある。一度その差を実感してしまうと、自分の悪いところばかり考えてしまう。逆に、周りの人の良いところが凄く目に入る。自分だけ取り残されているような気がしてしまう。
でも実際、そんな事はないと分かっている自分もいる。誰でもひとつくらい悩み事を抱えている。分かっていても、ついないものねだりしてしまうのだ。私も周りから見たら良いところがあるのかもしれない。だから落ち込みすぎるのはもうやめよう。
ないものねだりしてしまうのも仕方ない。ないものねだりする自分はだめだ、ではなくそんな自分まで受け入れよう。誰かを羨む自分を。こう考えられる私は前よりも成長した気がする。私の良いところをさっそく見つけられた。
一日の終わり、布団で瞼を閉じてから寝るまでの間、こんなふうに自分を落ち着かせてから寝る。明日も私の良いところを見つけられたらいいな。
”ないものねだり”
ないものねだり
閉じ込められた鳥
『“自由”が欲しい』
『もう閉じ込められたくない』
『はやく大空へ羽ばたきたい』
悪役の蛇
『“愛”が欲しい』
『どんな悪党でも寂しいときは寂しいんだ』
『頼むから、誰かオレに愛をくれ』
年老いた犬
『“時間”が欲しい』
『もっともっと生きていたい』
『私はまだ知りたいことが沢山ある』
仲間も家族も失った兎
『“冷酷さ”が欲しい』
『感情も金も何もいらない』
『あんな辛い思いはもう嫌だ』
幼い狼
『“お金”が欲しい』
『お金さえあればお母さんもお父さんも楽になる』
『お金で悪役扱いされなくなるんだ』
正直な狐
『“仮面”が欲しい』
『自分の心を隠して』
『ずっと生きていくと決めたんだ』
悟った猫
『無いものをねだってもしょうがない』
『自分から取りに行かないと』
『欲しいものは自分からやってこない』
貴方は何が欲しいですか?
貴方の欲しいものは何のために欲しいんですか?
楽しい時間が欲しいし
遊べる場所に行きたい
ゆったりまったりする時間が欲しいし
落ち着く場所に行きたい
美味しいご飯を食べたいし
お腹いっぱいに食べたい
ないものねだり、だって?
キミと過ごすからたくさん欲が出るんだ
キミだってそうだろう?
生きているから欲が出るんだよ
“ないものねだり”
君に会いたいな!
今逢ったらどんな感じだろう
『老けたねー』とか
『太ったんちゃう?』とか
こんな会話をしながら楽しく飲んでるのかな
君はズルいよね!
だって、君は30代のままだから
私だけがもう50代
ないものねだりはわかっているけど、
50代の君に
会いたいな
月と地球はお互い羨望の的。
月は地球の賑やかさに刺激受けて少し派手になりたいと言っている。
地球は月の静けさに癒やされてもっとのんびりしたいと思ってる。
ないものねだりの典型的例だ。
みんなの心の深いところに潜んでいる。
月を指差して指先ばかり見てると本質が見えない。
見た目や表面だけで判断すると隣の芝生の色が青く見える。
題「ないものねだり」
同級生の羽鳥さんは、よく教室からいなくなる。
昼休みと放課後は特に。どこに行ってるかは知らない。一度追いかけようとしたものの、校舎を出たあたりでバレてしまって諦めた。それ以来、探ることはやめた。
でも、最近の羽鳥さんは様子がおかしい。
毎日教室から出て行っていたのが、週一回になった。ぼんやりと外を見ることが増えた。その仕草はなんだか、恋をしているように見える。
僕は、意を決して話しかけることにした。
「羽鳥さん、何かあった?」
頬杖をついていた羽鳥さんは、僕の方を見て、また視線を外にやった。
「何も」
ぶっきらぼうに言い放つ。拒絶の姿勢だ。
しかし、諦めるわけにはいかない。追いかけようとして諦めたあの一回を、僕は後悔したから。
「でも、最近外に行かないよね? 何か悩みとか……」
「…………太陽が」
「太陽?」
「太陽が欲しかったけど、届かなかった」
それと週一回外に行くのと、何の関係があるのだろう。
僕は質問しようとした。でも、羽鳥さんはそれ以上太陽について話さなかった。
太陽が欲しい。人が望むにはすぎた願いだけれど、何か理由があるのだろう。
「手に入るといいね」
「……そうだね」
最後に呟いて、羽鳥さんは机に伏せた。
「ないものねだり」
だいぶ前の話です。
友達に裁縫が得意な子がいる。ポーチ、バック、服など自分で作ってしまう。私が作った物を見て「本当にすごいね‼️」とその子に言ったら、「◯◯ちゃん(私)はピアノ弾けるじゃん。」と逆に言われた。ピアノが弾けても別に上手くもないので、そんなことを言われるとは思わなくてびっくりした。私は裁縫が出来る方が絶対すごいと思うんだけど。という話を家族に話したら、「それは、"ないものねだり"だね。」と言われ、"ないものねだり"というものをその時知りました。
胎盤に残った姉の忘れ物
解れて絡まった細い糸
お姉ちゃん、
もう少しいいの残しといてよ
ないものねだり
本当は既に とても幸せなのだ
自分で選んだ競技で海を渡った
望まれてゴールを守っている
同室の彼の寝顔に 期待をしている
フィジカルな意味でも
メンタルな意味でも
カーテンの向こうに 新しいプリズム
実家の道場での稽古がなくとも
いつもの時間に目が覚める
朝のひとときに 見つめている
彼を見つめながら
彼を望む自分を見つめている
ないものねだりの反対語はあるものおごり。ないものねだりは有るものに感謝の心が小さいので無いものを欲しがる。あるものおごりは有るものものに執着が強いので
無い人に対しておごり易くなる。有るものに感謝出来れば素晴らしいですね。