『ないものねだり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
相手のものを欲しがったり、
人のパートナーに嫉妬したり、
必要以上に自分の服をカードで買ったり(まあ似合っているかどうか解らないけど)・・・
表の顔では解らないかもだけど、以外と人ってそういうものじゃないのかな。
劣等感や強すぎる向上心、見えっ張りな人は、自分で自覚しない内にそれがエサになる。
ないものねだり。
生活や家族を破滅させる前に、自己満足している内が花だと思う。
マンションや家のローンだってそうだ。80歳近くまでローンが残っているのなんて、年金あっても働けなくなったり病気になったり、はたまた独り身になったら終わり。ニートの子供がいてもそう。
複数子供がいても、子供達は自分達の生活と子育てで精一杯。援助なんて期待しない方が良い。
正に、昔ないものねだりのせいで、想定外の考えに行き届かず甘い考え方しか出来なかった(不動産会社の責任もあるかと思うが)、末路は・・・自宅を売って老後破綻や、自己破産や生活保護。
老若男女、エリートだろうが生活底辺者だろうが、様々な人の欲望って、人を盲目にする・・・
−ないものねだり−
ほしいものはない。
けれどわたしに誕生日が近づいてくる。
彼女は言う。
「何か欲しいものある?」。
ない。
ないよ。
わたしは今の生活に満足しているのだから。
これまで以上に何かを望むことなんてできない。
今の幸せを噛み締めていたいから。
そういうことは彼女には通用しないけれど。
「なんでもいいんだよ」。
だからこそないのだ。
彼女にわざわざねだってまでほしいものなどない。
本当に欲しいものはその場で手に入れてしまうから。
彼女の手をわずらわせてしまうのが申し訳なくなるから。
「しょうがないなー、特別にこの私がプレゼントを選んでしんぜよう」。
偉そうな彼女。
そうであってこそ彼女なのだけれど。
「君。私とデートしようか。それをプレゼントとしよう。勿論、プランは私が考える」。
何を欲していないとしても彼女はわたしが一番欲しいものを見抜いてくれる。
本当に大好きだ。
#ないものねだり
ないものねだり #25
友達がほしいと思っていた。
友達100人できるかな♬
たくさんいる人をいいなーって思ってた。
だっていないんだもん。
そしたら、私にも友達ができた。
そして、辛くなった
Title『ないものねだり』
あいつみたいに可愛かったなら、優しかったなら、場を明るくできたなら。
あいつみたいに生きられたんだろうか。
自分も、あいつみたいになれただろうか。
結局人はないものねだりして生きていく。
でもそれが、それをできる人間が、一番美しく生きている。
人を羨んで、ないものねだりして、あいつみたいに、なんて。
妬みと嫉妬を含んだ最高の褒め言葉、ないものねだり。
サンタクロースに、真心をくれと頼めばよかった。
まさか、君みたいに大切な人が出来るとは思ってなかったから。
私は、欠けた人間だ。人の心が分からず、支配的で、自分本位。
君のことを大切にしたいのに。
ないものねだり
みみをすますと きみはいない
めをとじても きみはいない
くうきにふれても きみはいない
はなをきかせても きみはいない
だから
みみをすまさなくても
めをとじなくても
くうきにふれなくても
はながきかなくても
かんじられる みらいがあるといい
そのみらいがいい
ときにぼくはくるしく
ときにきみはなげき
ふうけいがかすんでみえたとしても
そのみらいがいい
はるはかわべでそよかぜをかんじ
なつはぐらうんどでまんてんをながめ
あきはかなしみをきょうゆうし
ふゆはよりそいぐうすかぴー
そんなみらいがいい
まいとしおなじでも
そんなみらいがいい
そんなみらいがいい
ないものねだり
ないものねだり
…
ないかも
だって なかったら
ねだってないで
手に入れればいい
入れる努力をすればいい
ないものねだり
周りを見たら分かる。周りは私が無いものを全部持ってる。例えば、人付き合いのスキルだったり。
私が持ってるのは其の場凌ぎの嘘だけ。
かわいこぶってるあの子は何もしてないのに、
掃除を押し付けられた私を評価してくれる人は居ない。と思ってた。だけど、優しいあの子は私を褒めてくれた。
…ううん。違う。私が愚痴として優しいあの子に話したから。話さなければ気づかれなかったの。
この感情はきっと、ないものねだり。
貴方のどこまでも真っ直ぐな瞳や
誰にも負けない芯の強さが羨ましかった
貴方と一緒にいれば私もそうなれるかなって
だけど結局はないものねだりだった
もう私これ以上ないものねだりしたくない
ないものねだりをしてばかりだとは思う。みっともないとも思う。だけど、なにも欲しがらなくなった私は私なのだろうかとも思う。ないものねだりは解脱からはもっとも遠い、人間らしい感情の一つだ。
あの時もっとがんばれてたらな、とか
やっぱり違う道を選べば良かった、とか
ないものねだりなんだ
今を生きるしか道はないんだ
若返る事もできない
過去に戻ることも出来ない
目の前の道を進んで
選んで生きていくのは
自分しかいないから
今あるもので十分だよ
ないものねだり
いいな、
ちっちゃくて可愛くてふわふわしてて愛されてる。
いいなぁ!
大きくて!かっこよくて!しっかりしてて!頼られてる!
ないものねだりだけど
君に
なりたかった。!
【ないものねだり】
もっとお金があれば…
もっと時間があれば…
もっと、
もっと…
いつまでないものねだりをしているのだろう。
未来を変えたいのなら、
ないものねだりではなくて、
今を受け入れること。
そこから始まる
欲しいものは手に入るとは限らない
運良く手に入る者もあれば
手に入らない者もいる
けど僕の欲しいものはもう無い
たった一つはもう亡くなってしまった
あれが欲しい
これが欲しい
すべてないものねだり
これもあれも全部欲しい
だって俺は
強欲だもの
※また長くなりました。
「ごめんなさい」
彼女はすまなそうな顔で謝った。
「君とは友達だと思ってた」
その言葉は、どんな刃物よりも鋭くて、
僕の心は滅茶苦茶になった。
2年前の出来事だ。僕は幼馴染に告白した。
理由は勿論、僕に気があったというのもあるし、彼女が思わせぶりな態度を取ってたからというのもある。きっとそれは思春期少年特有の淡い恋心、いや第二次性徴の発達の見せた幻想に過ぎなかったのだろう。
あれから酷く態度を気にするようになった。発言一つ一つに気を遣い、相手の動作を逐一観察した。その人がどう生きて、どう思っているか、わからないときは聞いた。
でもそのやり方は、探偵やFBIがやるように、決して相手にとって居心地のいいものじゃなかった。
嫌われた。社会に出ても一人だった。
「人の心がわかるようになりたい」
そう願った。
ここは街外れのドヤ街、治安の悪さで日本一有名だ。すれ違う人の目つきは鋭いか、焦点があってないか、昼夜問わずに嬌声が飛び、時たま赤い何かを見つける。
そんなおかしな場所に私は来ていた。
「交換屋って知りませんか?」
比較的話が通じそうな人を見つけては、私は同じ質問を繰り返していた。
「知ってるよ、あんたそこに行きたいのか?」
「はい」
「三丁目の通りの二本目の路地を左に曲がって、あとはまっすぐ行けば、つくはずだよ」
「ありがとうございます」
スマホで検索をかけ、言われた通りの道を探す。相変わらず向いてる方向はわかりにくい。画面と周りを交互に確認しつつ、薄暗い路地裏を進んでいった。
悪趣味なネオンの看板に古臭い丸ゴシックの字で書いてある。
「交換屋…」
正直、ここが噂の場所とは思えない。
確かに怪しい雰囲気は満載で、普通ではないが、そんなのこの町にはいくらでもある。
単なる金属製の扉の一室で人の個性を入れ替えるなど可能なのだろうか。
しかし、ここまで来た以上戻るのは時間の無駄だ。おそるおそるドアノブを捻り、扉を開ける。
「いらっしゃいませ」
いやに無機質な声が聞こえてきた。
「交換屋にようこそ」
立っていたのは、妙な格好の老紳士だった。
シルクハットにステッキ、顔はヤギの仮面で隠され、その僅かな隙間からにやついているのがわかる。
「ここが噂の交換屋で合ってるんでしょうか」
「はい、お客様のお求めになっていた、交換屋で間違いございません」
そう言うものの、中には家具ひとつ見当たらない、あるのは赤い絨毯が一つだけだ。
「本当にここが私の求めた場所なのでしょうか」
「それにしては何も見当たらないのですが」
「ええ、ええ、間違いございませんよ、お客さまは”心が読めるように”なりたいのですね?」
一瞬、引き下がるがすぐに尋ねる。
「そうですが、なぜわかったんですか?」
「こういう商売をしていますと、自然と感じることができるようになるのです。
要件もわかっていることですし、早速、交換といたしましょう」
「ちょっと待ってください、もう少し説明していただけませんか?」
「いいでしょう」
ステッキを指で遊ばせながら、紳士は言う
「質問をどうぞ」
「そもそも交換屋とはなんでしょうか?」
「あなたの知る噂どおり、才能や能力を交換し、望む人に与える店です。」
「どうやってそれをするのですか」
「企業秘密となっております」
「私の場合は何を交換するのですか?」
「企業秘密となっております」
「流石に説明していただかないと、こちらとしても納得ができません。そこをなんとかお願いできませんか?」
「企業秘密となっております」
機械か何かと話してるんじゃないかと思えてくる。
「何も説明できないじゃないですか」
「そうですね、生活に支障がでるものは交換いたしません。あなたの持ち余しているーーつまり、不要な能力をいただくかわりにあなたの望む能力を提供します」
「なるほど」
「納得していただけましたか?」
腑に落ちない部分は多いが、少なくとも生活に支障が出ないなら問題はないだろう。
「じゃあ、さっそく交換をお願いできますか?」
「ええ、勿論です」
「ご利用ありがとうございました」
ーー臨時ニュースです。
今日未明、○○株式会社の社員、
……さんが自宅で首を吊っているところを発見されました。……さんは二週間前から会社に来ておらずー
自宅の本は全てビリビリに破かれていたとのことです。警察は事件性も高いと見て、調査を進めています。
『ないものねだり』
もう前に進むって決めたから 明日も本当は会いたくて話したくて仕方ないけど会いに行かないね
そんなに学校いってたら未練ありまくりだもんね,
気軽に会える存在になっちゃうような気がして
だからもう会えないやごめんね
まるで海を閉じ込めたみたいだ。
身を焦がす陽の光に、宝石のようながらくたを翳した。
珊瑚礁の森に、オキアミの群れ。
陽射しを遮るほどに大きなシャチ。
海の底に沈んだ都は、どんな世界を見ているのだろう。
僕らの知っている海の天上よりもきっと大らかで、
ずっと冷たい世界の底で永い時を過ごしている。
小さな海は、掌の中で小さな熱を得た。
海は、僕らの知らない目を持っている。
盲目の魚は、優しい陽の光を知っているんだ。
「いいなあ、こんなパフェ食べてみたい」
一緒に遊びながら見ていた夕方のニュース番組。テレビ画面に映る色鮮やかなパフェに目を輝かせる君を見て、それを叶えてあげたいと思った。きっとそれが僕の初恋だったのだろう。
パフェに必要なのはフルーツとクリームとあとは色々。だけどもお小遣いでは生クリームを買うのが精一杯で、毎朝食べてたコーンフレークにクリームと余り物のチョコスプレーをかけたもので精一杯だった。テレビで見たものとは全然違ってきらきらしていなくて、こんなもので喜んで貰えるはずがないと落胆した。
もっとお小遣いを貯めていれば良かった。自分で作ろうなんて考えなければ良かった。幼いながらにそんな事を思ったものだ。
だけどもそんな考えに反して、君はテレビで流れた鮮やかなパフェを見たときと同じくらいきらきらした笑顔で喜んだ。カラフルなフルーツも、冷たいアイスクリームも、ウエハースも、何も乗ってないパフェもどき。それをひと口ひと口大事そうに食べて「美味しい」と言ってくれた。何だかそれがこそばゆくて、嬉しくて堪らなかった。
君はパフェもどきをいたく気に入ったらしい。何かあるごとに僕にねだるようになった。あろう事か10年以上経った今でも。
「他のパフェ、食べれば良いのに」
「これが好きなの」
「なんで。フルーツもなんにも乗ってないのに」
「だって、君が私に作ってくれた、思い出のパフェだもん」
「……そう」
そう言ってパフェを口にする君の左手には、きらりと光る銀の指輪。大きくなって出来ることも増えて、僕以外の人と恋をして……あのきらきらのパフェも食べられる様になったのに、僕のパフェを食べに来る。それはきっと親戚のよしみもあるのだろう。だけどもこの時間だけは夢想してしまうのだ。指輪を送った相手が僕であったなら、と。
「ほら、君も食べなよ」
促されて僕もパフェを口に運ぶ。クリームもチョコレートもフレークも、何もかもが甘ったるくて胸焼けしそうだった。
【ないものねだり】(少し逸れたかもですが…)
羨ましい
まるで、清水を濁す黒
嫌いよ。あなたなんて
一滴はひとすくいに
ひとすくいは溢れて…
鏡合わせのワタシ
#ないものねだり