『どこまでも続く青い空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どこまでも続く青い空
どこまでも続く青い空、その下には黄金色に輝く小麦畑が広がっている。
小麦の産地であるウクライナの国旗は、その風景を表すもの。それを知った時、なんて素敵な旗だろうと感動した。
今また世界には悲しいニュースが流れている。
見上げる青い空は果てなく続いて、境などないのに。
日々を過ごすことで手一杯になって、ニュースを聞くことさえ辛くなる私。もどかしい。
#66
世界の果て、銀河の果てまでも続いている空。
青いけれど、青じゃない。それは地表からは視認できないほどの「無」の空間。
果てはあるのだろうか。それすらも我々にはそれを確認する術すらも持ち合わせていない。
果てに想像の世界を見出し、
思いを馳せることしかできないのだ。
洗濯物をばさりと振り下ろして物干し竿にかける。
雲ひとつない快晴、ブラウス一枚でちょうどいい気温。過ごしやすい季節にすぐに乾きそうだ。キトリは機嫌よく鼻歌を歌いながら、頭に生えた猫の耳と、スカートから覗く猫のしっぽを揺らす。
猫族の洗濯物は大変な作業だ。なにせ自分たちから抜けた毛を落とすのに手間がかかる。丁寧に丁寧に取り除いても、空気中に漂う小さな毛がいつの間にか付着しているのだからきりがない。仕方ないので、キトリはいつも適当なところで諦めてしまう。
長い長い家出を終えて、帰ってきた故郷は平和そのものだ。つい先日まで、次から次へと舞い込んでくる戦に駆り出される冒険者をしていたとはキトリ自身も思えないほどだった。
旅の中で培った魔法の力を頼られることは今でもある。しかし結婚を控えている身なので大きな仕事を振るのは控えてもらっていた。それもあって、今キトリにある仕事は毎日の家事と、教会で子供たちに魔法を教えることだけだ。
洗濯物を干し終えると、キトリはひとつ手紙を持って集落を出る。
水の都と呼ぶに相応しい運河の中に作られた町の中心部には、行商人や冒険者たちの集まる宿などがいくつも建っている。そのうちのひとつ、ホテルと冒険者の店が一体となった店に入れば、冒険者らしく昼から酒盛りをする喧騒が耳に届いた。
人族よりも鋭い感覚を持つ猫耳をぺたりと伏せながら、酔っぱらいに絡まれないようにそっとカウンターにいるオーナーの前に行く。
「オーナー、ここで一番足の早い人は誰? 信頼できる人だともっと嬉しいんだけど」
問えば、一人のシーフを指さした。誠実そうな印象の猫族の少年だ。キトリの集落では見ない顔なので、どこかから流れてきたようだった。
少年に声をかけると、少年は一瞬キトリを見て固まる。依頼をしたいんだけど、と伝えればどこかがっかりしたように手紙を受け取った。
「僕のマスターに届けてほしいのだ。もしいなかったら、わかる人に渡して。それもいなかったら、マスターが帰ってくるまでそこで待機するか、直接届けに行って」
そう言って、前払いとして旅費分の金貨を渡す。滞在分は報酬と共に払うと言えば、少年は了解する。手紙と共に、宛先の人物の容姿と名前、そしてキトリの住所も教えると少年は早速店を飛び出していく。
遅れてキトリも店を出た。
渡したのは、キトリの魔法の師匠に宛てた結婚式の招待状だ。まだ二ヶ月先だが、忙しくどこにいるかもわからない師匠にはこのくらい余裕を持って知らせる必要があった。
来てくれるかはわからない。来てくれたらいいと思う。
そうでなくても、このどこまでも続く青い空の向こうへ、風の噂でいいから届けたかった。幸せであること、もっと幸せになること。
師匠へ向けた初恋は、もう終わりにしたのだということを。
どこまでも続く青い空
どこまでも続く青い海
繋がり続けれる青い惑星
青に包まれて生きる僕ら
どこまでも続く青い空。
その先に行けたとしたら、どんな場所なんだろうか。
行ってみたい。
そんな叶うはずもないことを夢みて、
今日も僕は地面に足をつき歩いてる。
【どこまでも続く青い空】
#90
見上げると ”どこまでも続く青い空”
青さなのか 広さなのか
自分がどんどん小さくなって
モヤモヤがモクモクと雲になって流れてゆく
心もスッキリ晴れやかになる
お題:どこまでも続く青い空
何度も何度も手を伸ばした。あなたを掴めたらと。
遥か彼方広がる青いあなたはいつでも僕を見ていた。
どんな僕でも見ていた。
なあ。
お前はどこまでいくんだ。
お題 いつまでも続く青空
飛行機乗りを目指してここの学校に入学したが、来る日も来る日も体力作りの訓練ばかりだ。もうすでに煮詰まっている。いつになったらあの大空に飛び立てるのだろうか?
昼飯の時間唐突に先輩から話しかけられた。
「おい。顔につまらないと書いてあるぞ」
俺は狼狽しながらも、そんなことはないと返した。
だがもちろん信じてもらえなかった。
先輩もこの頃は、かなり煮詰まっていたことや、そんな時はどう対処すれば良いか教えてくれた。
先輩のアドバイスを聞いて、なんだか気が晴れて来たようだ。そうだ。俺はあのいつまでも続く青空を飛び回りたいのだ。初心を忘れちゃいけない。
俺は青空にもう一度誓いを立てた。
絶対に飛行機乗りになってやると……
どこまでも続く青い空。
あの人もこの青い空の下のどこかにいる。でもわからない。どこまでも続いているのだからどこにいるのかも。何をしているのかも。返信を待つ今、どこかにいるではなく◯◯にいる事を知りたい。
『どこまでも続く青い空』
「大丈夫だよ。どんなに遠く離れたって、私達は同じ空の下にいるんだ」
君は涙を浮かべながら笑う。
自分に言い聞かせるように、どこまでも続く青い空を指さして。
「寂しくなったら、空を見よう?私はいつだって、この空の下にいるから」
涙を振り切って、にっこりと笑う君は、僕が恋に落ちた時と同じ。
世界でいちばん素敵な笑顔をしていた。
どこまでも続く青い空
どこまでも続く青い空。こんなに綺麗な空を見ても、心が晴れない。貴方との別れが辛い訳じゃない。別れはお互いが望んでいた事だから、本当は晴々とした気持ちだ。なのに、今日は憂鬱だ。何故だろう。こんな晴れた日に、家に1人でいるからだろうか?何をすればいいのか?彼氏と別れるということは、休日、暇になるということか?掃除もしたし、眠くもない。
1人でどこかに行くのは苦手だが、少し近所を歩いてみよう。
もう三年も住んでる街なのに、こんなところにかわいいカフェ。もう少し歩いてみると、怪しげな雑貨屋さん。えっ!こんなところに銭湯あったの?駅前のペットショップに、シュナウザー犬の赤ちゃんがいる。手を繋いだ高齢の夫婦。昼間から焼き鳥屋で一杯飲んでいる、おじさん。
コンビニでサンドイッチを買って、公園の芝生で食べた。
なんだか楽しい。どこまでも続く青い空の下で、少しずつ一人でできる事を増やしていこう!
新しい、出会いがあるまで、、、。
大丈夫だよね。
心から強く望めば、きっといつか会えるよね。
だって空はどこまでも続いているんだもの。
待ってて。私、必ず会いに行くから。
★どこまでも続く青い空★
昔から空を眺めるのが好きだった。
季節によって、天気によって、色んな姿を見せてくれる空は、見ていて飽きない。
特に好きなのは青空。
透き通る青い海をフワフワ自由に泳ぐ雲や、モコモコの羊たちの群れ、いっそう眩しく照らす太陽。
そう、大好きな青空。
でも
ねぇ、先生……先生に出会ってから、青空は『大好き』なだけじゃなくなった。
ずっとずっと続く青い空。この空の向こうにはあなたがいる。遠く離れてても、この青空はきっと同じで。
同じ空で繋がってる。
そう思うと幸せでーー
そう思うから寂しくてーーー
この青い青い空を、風みたいに一瞬で飛び越えて会いに行けたなら。
今日も私は想う。
大好きな青空を見上げながら
大好きな人のことをーーー
どこまでも続く青い空。長いねお題。しかし青い空か。
青空で思い浮かぶものって意外とないな。台風の後とか青空になるらしいけどそれくらい?天気いいと散歩したくなるとか。
散歩というと普通の人って運動不足の人が多いんだっけ。一日三十分運動するといいとか。でも運動ってかったるいわ。
ちょっと前に毎日二回ラジオ体操をしようと思ったけど結局やめちゃったし。運動って続かないよな。
あんな五分程度の運動すら続けるのがしんどいわ。なんつーか目的がないっつーか薄いんだよな。
健康になりたい、健康になるための運動ってのはわかるんだけど結局まぁいいやで終わらせちゃう。
運動をがっつりやるとランナーズハイで運動って最高!これから毎日やるぜ!って息巻いて道具なんかも揃えちゃうんだけどやっぱりやめてごみになる。
必要だってのはわかってるし大して時間かかるわけじゃないけど始めることができないのよな。運動って。
「どこまでも続く空」
秋晴れの空っていいですね
なんだかスッキリとして
高く高く上に伸びて 吸い込まれていきそう
ああ、空を飛べたら
どこまでも続く青い空、白い雲、きみへの想い。
好きだって言ったよね。
僕の一生をきみに捧げるから、きみの一生を僕に頂戴って、言ったよね。
好きなら当たり前のことを言っただけ。
一分でも一秒でもきみから目を離したくない。
なのにどうして僕から逃げようとするの。
僕以外の男なんて見ないでよ。
誰そいつ。
クラスメイト?
知らないけど。
ねえ、僕達付き合ってもう長いんだしさ、そろそろきみの家族に僕を紹介してくれたっていいんじゃない?
きみを産んでくれたお母様、きみを育ててくれたお父様。
尊敬に値するお二人にご挨拶をさせてほしいんだ。
勿論、高級な菓子折りを用意する。
普段のきみの僕への態度も、他の男との逢瀬も、この日ばかりは目を瞑るから。
え、どうして会わせてくれないの?
付き合ってない?
誰と誰が?
え、え、何を言ってるの。
聞こえない、聞こえない。
え、付き合ってる人がいる?
僕じゃなくて?
は?
誰だよそいつ、連れてこいよ。
え、クラスメイト?
浮気じゃん。
僕という恋人がいながら、そんな奴と付き合ってるなんて。
浮気だ、浮気だ、浮気いいい。
あ、ねえ、ところでさ。
僕達付き合ってもう長いんだしさ、そろそろきみの家族に僕を紹介してくれたっていいんじゃない?
きみを産んでくれたお母様、きみを育ててくれたお父様。
尊敬に値するお二人にご挨拶をさせてほしいんだ。
勿論、高級な菓子折りを用意する。
普段のきみの僕への態度も、他の男との逢瀬も、この日ばかりは目を瞑るから。
え、どうして会わせてくれないの?
付き合ってない?
誰と誰が?
え、え、何を言ってるの。
聞こえない、聞こえない。
え、付き合ってる人がいる?
僕じゃなくて?
は?
誰だよそいつ、連れてこいよ。
え、クラスメイト?
浮気じゃん。
僕という恋人がいながら、そんな奴と付き合ってるなんて。
浮気だ、浮気だ、浮気いいい。
あ、ねえ、ところでさ。
僕達付き合ってもう長いんだしさ、そろそろきみの家族に僕を紹介してくれたっていいんじゃない?
#40 どこまでも続く青い空
どこまでも続く青い空。
君は繋がってるから頑張れる、なんて言うけどこの青さが嫌になることはないんだろうな。
この青は眩しくて青すぎて嫌だ。
#どこまでも続く青い空
澄んだ空気に深呼吸して
金木犀の香りが花に抜ける
今日も新しい1日が始まった
不安なことが多いけど
それも全部うまくいく
わたしの行く先はきっと
これからも
どこまでも続く青い空なんだ
『どこまでも続く青い空』
見上げた空はどこまでも続くほどに青く、遮るもののない太陽の光は血液のほとんどを失った私の体を暖かく包んでくれた。邪悪の気配が祓われた空は眩しく、そして優しかった。
聖域に、そしてその近くの村を襲撃した冥闘士どもはすべて倒した。その中には冥界三巨頭も含まれていた。私の体は最早指一本動かないが、私一人の命を代償にそれだけの敵を倒せたのなら十分だろう。何より、今私の側で泣きじゃくる少女とその村を守れた事が私を心より安堵させた。
少女の横ではシオンが私のことを見下ろしている。彼も、今にも泣き出しそうな顔をしていた。
そんな顔をするな。私はただ、聖闘士として自分が成すべきことをしただけだ。その結果、命を落とすことになったが本望だ。後悔など何一つない。
とはいえ、君には迷惑をかけたな。ミーノスの最期の攻撃は、君がいなければこの村を吹き飛ばしていただろう。そうなれば、隣の少女も生きてはいなかったはずだ。もしそうなっていれば、死んでも死に切れないところだった。君には感謝している。
迷惑ついでに、もう一つ頼まれて欲しい。
その隣で泣いている少女に、双魚宮の薔薇を渡してくれないか。そして伝えて欲しい。私の肉体は滅んでも、私の意志と魂は常に仲間と共にあることを。だから悲しまないでくれと。それが私の、最期の願いだ。頼む――
どこまでも続く青い空
永遠に続くと漠然と思ってた
そんなハズないのに、分かっていたハズなのに
来るはずの未来から目を背けて
この、どこまでも続く青い空のように
終わりなくこの日々が続くと信じようとしていた
けれどそんな叶わない夢は脆くも崩れ去り
桜が咲く季節にそれぞれの道へと放り出された
つい数ヶ月前まで毎日バカ騒ぎをしていた人達は
新しい地にさっさと馴染んで
まるで最初からそこに居たような顔をしている。
私だけがあの日の空の下に取り残されてるような感覚は否応無く孤独で寒かった
あの日は暖かな陽が照っていたはずなのに
真冬のどんよりとした曇り空のよう
「隣いい?」
ふと、隣の少し上から声がした
何が起こっているのか分からない私は「へ?」と気の抜けた声を発した
恐らく顔も阿呆面だろう。
「ここ、空いてるなら座りたいんだけど」
怒らせてしまったかもしれない
そう思わせる声色が緊張していただけだと知ったのはこの日から少し経った日のことだった
私の空は青い