『どこにも書けないこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どこにも書けないことはどこにも書けないことだからどこにも書けないよ。
『どこにも書けないこと』
誰にも言えなくて
どこにも吐き出せない
本音を隠して
自分を抑えこむ
募った感情に光が当たることなく
ただただ毎日が殺風景のように過ぎていく
君はどこにも書けないことをした。
それは、日記にも書けないことで
インターネットにも書けないこと。
ぼくと君、二人だけの秘密。
絶対に内緒にしなくちゃいけない。
ぼくは誰にも言えないことをした。
それは、大人にも話せないことで
笑いの肥やしにすらならないこと。
ぼくと君、二人きりの秘密。
他のひとは知らなくていいからね。
なのでぼくは
ひとまず日記にしたためることにした。
君は
きっと誰かに相談しようとするだろう。
それでいいのかもしれない。
それが正解なのかもしれない。
だけど、──嗚呼、悔しいなあ。
それはきっと、同じ秘密を抱えるのに
相応しくないと思われること。
だからぼくは、日記に記す。
忘れられない為に、したためる。
今日もぼくは机の鍵を開けて
古めかしいハードカバーの日記帳を取り出して
愛用のペンを持つ。
さて、何から書こうかな。君との秘密を。
▶どこにも書けないこと #61
どこにも書けないこと
今日はみなさんの暴露話がたくさん読めるよっしゃーと思いながらアプリ開いた。
どこにもかけないことは
ここにもかけないよ!!
【どこにも書けないこと】kogi
どこにも書けないことはどこにも書かなくてよい。
ただそれだけ。
第十一話 その妃、発破を掛ける
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
京畿の西には、我が物顔で踏ん反り返った密竹と、それに隠されるように棲まう一族がいる。そこはまさにその竹のように高慢で横柄、そして烏滸がましい人間で溢れ返っていた。
その一族には、東に棲まう“星”の一族と同等か、それ以上の力を持つ“月”に愛された『神の子』という存在があったからだ。
神の子は、その生まれ持った“憑き”を惜しみなく使い、常に人々の幸せと未来の繁栄を願っていた。
しかし、ある時を境に神の子からその憑きが落ちてしまう。
一族は再びそれを取り戻そうと、神の子を小さな舟へと乗せ、満月が沈む夜の海へとやった。
そうして、無事に戻ってきた神の子は見事憑きを取り戻し、その短い命果てるまで、月に愛されし一族を守っていくと誓ったという――。
* * *
神にそして帝に対し、敬虔な態度を執ることで信仰心を示す、この国の人間たちは皆愚かだ。
彼等は常に、この国の平安を願っている。願うだけで叶うと信じているのだ。
そもそも本物の平安など、到底他人任せでできるものではないというのに。
「……あのさ、僕の話全然聞いてなかったでしょ」
さっさと取った尊敬語にも、妃はただ一笑に付すだけ。加えて、「何が問題なのかさっぱりわからない」と言いたげに見下してくる始末。
宦官として付き従っている知り合いの阿呆に至っては、何故かどことなく居心地悪そうにしていて……正直わけがわからない。
この状況に飲まれてなるものかと、一度咳払いをして整理し直す。
……問題なんか山積みに決まっている。
そもそも相手が相手だし、此方の立場もある。
そして何より、命よりも大切な人たちを護れなければ、この反逆に意味はない。
それにもかかわらず、作戦など有って無いようなもの。これを問題だと言わず何と言う。
「じゃあ逆に聞くけど、誉れ高い陰陽師くんは、一体何を恐れているのかしら」
素の態度と嘲笑の奥に隠された、見定めるような空気感。
これだけの話をしておいて、今更作戦から切り離されることはないだろうが、見下されるのは正直言って腹立たしい。
「あんたと違うことはただ一つ、僕が捨て身じゃないこと。護れなきゃ意味がないんだよ」
「護ればいいじゃない。まさかとは思うけど、君ほどの実力者が、頭ん中花畑の馬鹿鳥に負けると思ってるわけじゃないわよね」
「言ったろ。捨て身にはなれない」
「言ったはずよ。問題なんか“初めからない”と」
謎かけのような言葉に頭を抱える。まだ、この妃が何を言いたいのかがわからない。
「知っての通り、この国の人間はみんな信仰心が高いでしょう?」
「だから何」
「だからみ〜んな、“綺麗事”が大好きなの」
「……だから?」
「信じているのはそれだけ。だからそれ以外のことは信じないし、そもそも……知らないかもしれないわね」
そこまで来てようやく、この変人奇人が何を言いたかったのかがわかる。
「栄《ロン》。呼びやすい方がいいでしょう」
「ジュファよ。やる気になってくれたみたいでよかったわ」
「あれだけ発破を掛けられてしまっては、そうならざるを得ませんって」
そもそも、綺麗事だけしか信じない国の人間たちが、その国が滅ぶなんて絶望を信じるはずもなければ、そんな不名誉を語り継ぐはずもない。
ましてや、国の史実として残るなんて以ての外。誰もどこにも書けはしないだろう。
何せ、都合の悪いことだけ隠してきたのが、ここで仇となるのだから。
「ふふっ。存分に暴れるわよ」
「それはいいんですけど……アレ、どうしたんですか」
「さあね。幽霊と話でもしてるんじゃない?」
あれから修復できていない壁の穴から、ぼうっと庭先を眺めている阿呆はもしや、彼女の言葉を初めから理解していたのだろうか。
しているようには到底見えないが、していたらと思うと腹が立ったので、取り敢えず式神で後ろからどついておいた。
#どこにも書けないこと/和風ファンタジー/気まぐれ更新
『どこにも書けないこと』
隠ぺいしたはずの不祥事やもみ消した後の不始末すら
何かの拍子に表沙汰になってしまう昨今
壁に耳あり障子に目あり、とはよく言ったもので
情報社会となった現代に置いて真に閉じられた場所など
何処にもありはしない
故にそれが悪いことだと自覚があるならば
やっぱりするべきでは無いのだろう
私は白紙のノートを見つめ、溜め息をつく
なんの変哲も無いノートは日記帳代わりに使っているもので
買い換えてからずぅーっと白紙のまんま
昔は些細な日記だったそれも気付けば愚痴と嫌味の溜まり場に
誰に見せるものでも無いけれど、
連日の不祥事報道に臆病風を吹かれた私はピタリと書けなくなった
もやもやとする気持ちを温かいカフェオレで飲み込み、
きっと今日も白紙のままのノートを静かに閉じた
腹の内に溜めた言葉
心に秘めた想い
どこにも書けずに持ったまま
毎日が過ぎていく
どこにも書けないならここにも書けないんじゃないのかい?
あなたへの気持ちは
もちろん伝えることなんてできなくて
だけどメッセージの返信速度で
気付かれてるかな
気付かれたくないな
『どこにも書けないことはどこにも書けない』
どこにも書けないことは正確にはどこにもではなく自分の胸の中では書けていることだ。
それがどこにも書けなくなるのは胸の内にある思いが誰かに見られるのが嫌だから。
誰かに見られたら自分の本当の姿がバレてしまう。
必死でキャラ作りして普段は生活しているのに。
誰かにバレたら一瞬でパーになる。
せっかくの努力が無駄になる。
頑張って作った友達がみんな離れていくかも知れない。
そう思うとなにも残せない。
どこにも書けないことはここにも書けない。
どこにも書けないことはどこにも書けない。
こんな機会なので
初めまして。
いつも つたない作品を
読んでくれて ありがとうございます
どこにも書けないこと…
その日のお題に
恋愛要素を絡めて
男性からの目線
女性からの目線
大体、交互に書くことが多いんですけど
男性目線からの文章は
ほぼ、自身の実体験なんで
アップして読む返す度
少し恥ずかしい気持ちになってることです。
毎日、皆さんの作品を読んで
色々な言葉や想いに浸って
その場面を擬似体験させてもらってます
いつも素敵な言葉達をありがとう…。
それでは。
- いつも、ありがとう。 -
どこにも書けないことを、ここに書こう。
どこにも書けない話をここにしよう。
洗い流してスッキリすれば、
あなたは他の惑星に旅をすることができるでしょう。そしてその感情を放ち、
私たちは今を楽しむのです。
私たちの星には、わだかまりや心配事、
言えない事は何もないんですよ。
皆が楽しんでいます。
あなたたちも気分は新たに流れるように新しい瞬間を楽しんで、すっきりと眠りにつきましょう。
新しい未来と、全く異なる次元にようこそ
どこにも書けないこと、書きまーす!
幼少期はもう少しヤンチャで居たかった。
好きな女の子をいじめるとか、そういうことじゃないけど、もうちょいはしゃいだりして、小さい時にしか味わえない特権ってやつを楽しみたかった。
自分の幼少期、曖昧でしかないけど、母から聞くには大人しくてしっかりしてる子だったらしい。
夜中には泣かないし、ヤンチャな友達をダメだよって言ってるし。
そのおかげで幼稚園生の時は問題児と呼ばれる男の子の隣に居ました。
それは小学校に上がってからも同じなようで。一年生から六年生までずっと同じクラスの子が居たんだけど、その子の成長を見るのが同級生ながら見ていて楽しかった。
今じゃ距離を置かれているけど。大人になっていくっていうのはこの事だね。でも騒がしかった日常が突然静かになって、少し寂しかったりもする。自分のエゴでしかないけどね。
あと、頭いいキャラを確立しない方が良かった。今になっても「数学得意じゃなかったっけ?」とか聞かれるもん。お願いだから忘れてくれ、黒歴史だ。
もうあの頃からは十分に違うんだ。勉強は好きじゃないし、頭も良くない。数学は…格別って訳でもないけど嫌いだし、どちらかと言えば国語の方が好きだし。でも一番好きなのは読むのじゃなくて書くのだけど。
あと何かを撮ることも好きだから。人は撮れないけどね。意味ないじゃん、って思うでしょ?うん、ホントに意味ない。高校では人撮る事になるだろうからって写真部は選択肢から消したし。
大学は文系かな、でもそんなに大学も行く予定は無い。人生に必要な勉強、必要最低限に取っておけば、他には好きなことができるし。
特に写真。海に行きたい、山に行きたい、飛行機に乗りたい、新幹線に乗りたい、電車に乗りたい、レトロな街並みもいい。でも一番いちばんいいのは、地元だよね。
多分写真家みんなが答える。地元がいちばん人生で長く過ごすだろうから。多分そうじゃない人も何処かにいると思うけど、自分地元がいちばん落ち着くから。
でっかい病院とか、海とか、川とか、見慣れた近所、家、友と交した言葉、学校、公園、神社や寺。すべて見慣れているからこそ、地元から出たくない。出たく無くなるし、離れたくない。けど、地元から外へ出て、違う場所へ行ってみたい。これ読んでてわかった事だけど、強欲だな、自分。
何を話しているのか分からなくなったけど、20分ほど考えて書きました。ここまで読んでくれた方、ありがとう。自己満です。笑
このアカウントを消さない限り、離れない限り、この決意は消えないから。気持ちもね。
黒歴史は皆さん忘れてください。。
142テーマ【どこにも書けないこと】
生まれてから出逢ったひと
影響をあたえてくれたひと
思い浮かぶ全ての出来事が
学びのシナリオであるなら
様々な感情を味わったこと
有り難いことと思うのです
経験したい事は其々にあり
何を学ぶか知っているのは
自分自身だけだと思います
生命は自分のもののようで
生かされてるとも思います
命に限りがあるとしたなら
今の自分の置かれた環境で
できることを精一杯したい
そんなことを思った朝です
『どこにも書けないこと』
「先輩、ほんとにいなくなっちゃうんですか」
「さみしーい」
放課後の美術室。三月で卒業する先輩を囲んだ女子部員たちが口々に言う。
わが校の美術部は男女比が二対八。そんな圧倒的女社会において、やさしくて頼りがいがあって絵が上手い彼はみんなの憧れの的だった。とくに絵が好きというわけでもない私が入部を決めたのだって、新入生歓迎会の部活動紹介で見た先輩の作品がきっかけ。なんてきれいな青を描く人なんだろうと思った。
引っ込み思案の私は結局、ひと言だって話しかけられなかったけれど。
「これ、みんなで書いた寄せ書きです」
ありがとう、先輩がにっこり笑って色紙を受け取る。それを私はぼんやりと見ていた。
色紙はひと月前から部室に置かれていて、誰でも自由に書き込めるようになっていた。受験を控えた三年生はもう引退していたけど、面倒見のいい先輩はしょっちゅう立ち寄るものだから、そのたびにごまかすのが大変だった。
自由に、と言いつつたいていは華やかなグループの子たちが取り囲んでいて、ようやく私が色紙を手にしたのは渡す前日のそれも放課後になってのこと。
誰の目にもふれるものだからめったなことは書けないけど、せっかくだから印象に残りたい。真っ先に浮かんだのが先輩の絵だった。あの青と同じ色でメッセージを書いたらどうだろう。頭には、前にテレビで見た「誕生色」のことがあった。
誕生日にはそれぞれ色が当てはめられていて、花言葉や石言葉と同じくその色にも言葉があるらしい。先輩の誕生日は八月十日(直接聞いたわけじゃない、部の子たちが話してるのが聞こえてきたのだ)、誕生色はハイドレンジアブルー。色言葉は「芸術、才能」だって。まさに先輩にぴったりじゃないか。
めったなことは書けない、だけど、最後くらいは記憶に残るようなことを。
ドキドキしながらふたつ折りの色紙を開いた。シンプルに「ご卒業おめでとうございます」だけのメッセージもあれば、美術部らしくイラストを添えたメッセージもある。歌の歌詞を書いている子もいる。ちょっとはしたないかなと思いつつもみんなの寄せ書きをざっと見て……愕然とした。
書くところが、ない。
ギッチリという形容詞がぴったりなくらい、色紙は贈る言葉でいっぱいだった。
考えてみれば当然かもしれない。先輩は人気者だし、もう期限はギリギリ、色紙はそれほど大きくない。でもそれにしたって、まだの人のためにスペースを空けておいてくれてもいいのに。どうしよう。まさかほかの子のメッセージにかぶせて書くわけにもいかない。
あれこれと言い回しを考えて。百人一首から歌を写そうかな。あの青が絵の具で上手く作れるだろうか。字が変になったらどうしよう。悩む時間はそれでも楽しくて。少しでも先輩の目に留まってほしいから。
まさか、物理的に書けないなんて、夢にも思わなかった。
……というような話を居酒屋で、職場の先輩相手にもう二時間も聞かせている。自分がこんなにお酒に弱いとは知らなかった。迷惑極まりない、もう切り上げないと、頭ではそうわかっているのに止まらない。中学高校の部活の話で(節度をわきまえて)盛り上がっていたはずなのに、いつのまにやら私は立派な酔っぱらいと化している。
「もう泣くなって」
「だって、だってあんまりじゃないですか。これで最後なんだから、勇気出して伝えなきゃって、思ってたのに」
「『ずっと好きでした』って?」
「茶化さないでくださいよお」
思い出したら余計に悲しくなってきた。もう、ピカソの泣く女並みにひどい顔をさらしているに違いない。自己嫌悪でいっそう涙が止まらない私に先輩が差し出してくれたハンカチは、きれいな青色をしていた。
(どこにも書けないこと)
#どこにも書いないこと
好きなのに、怖くてもう一言が話せない。
好きだからこそ、怖い
もうちょっとでも、話していたい(//∇//)
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おっと、これは失礼。
どこに書けないことでして。
秘密なのです、ふふふ。
「どこにも書けないこと」を、リフレーミングする。
「誰の目にも触れさせられない大切なこと」とも云える。
「誰の目にも触れさせられない大切なこと」を、更にリフレーミングする。
「絶対的な強い想い」と、とれる。
「絶対的な強い想い」とは、その人を成すパーソナルな感情。
「どこにも書けないこと」とは、それ自体が自分自身の核。
では題目の向こう側、そこのあなたの「どこにも書けないこと」から教えてほしい。