『どこにも書けないこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題 どこにも書けないこと
世の言う「スーパーダーリン」と
世の言う「ヤンデレ」なるものは
実を言うと一緒かもしれない
スーパーダーリンは
君のことが愛おしくてたまらない、もはや君を愛でることが僕の生活の一部になっているし、君に癒され、助けられている。君のいなかった頃の生活の何倍も鮮やかで幸せだ。
「君がいないと生きていけない」ほど君が好きなんだ
と言う“比喩”を使う
ヤンデレは
君がいない生活なんて考えられない、そんな生活を送る意味もないよ、君は僕の生きる理由なんだだから
「君がいないと生きていけない」と言う
実のところ時が経てば、どちらも「君のいない生活」を受け入れることができる。
生きていけないと言うが、実際には死にはしない
悲しみなき過ごしたあと
前向きに生きていくか、死んだ顔をおして生きるか
どちらの愛もよく考えると「重い」のは確かで
そのとてつもなく重く深い愛を
伝えるのか、理解してもらうのかの違いだ
だがしかし
ヤンデレと言われて、重いと言われて
少なくとも私はいい気にはなれない
愛への考え方は人の数よりある
なぜなら流動的に変わることがあるから
そんなものをもし
大声で世に語りかけて仕舞えば
振り返りまた追い越していくものに
何と言われるかわからない
どこにも書けない、書く気もないが
この話をもし誰かに話した時
相手がこちらに向ける愛が
とてつもなく重かった場合
私はどうすればよいだろうか
どこにも書けないこと
夜の月
あなたと同じ月を見る
それは幸せなこと
どこにも書けないこと
思いつかない
書くことがない
それがかなしい
でも…悲しい気持ちを
見てくれる人と共有できる
のはうれしい
書くことがなくても
書く
きっと…
書くことが好き
それだけ
私は夜逃げをするしかなくなって、少しくらいの金は持って出たのだけれども、そのうちそれも尽きてしまった。
どうする、どうする?
金のないのは首がないのと同じだ、でもどうする事も出来なくて、ただ歩き回っていた。
漫画家の吾妻ひでおのファンだったが、彼の残した傑作『失踪日記』の世界そのものだ。彼も浮浪者となり、金や食い物をさがして彷ったようだ。
村上春樹は若い頃店を経営していたが、どうしても支払いする金が足りなくて、夫婦で夜の街を歩いていたら、なんと足りない分のお金が道に落ちていて、それを拾ってしのいだと書いている。
たった1晩歩いただけで?
馬鹿な!!そんな都合の良い話は、そうそうある訳ない。
吾妻ひでおは涙ぐましい努力をして小銭を拾い続けた。神は微笑み、1万円拾ったエピソードを嬉しそうに描いている。
で、そのような話を知っている私も当然真似したよ、当たり前じゃないか。さて、結果はどうだったか??
悲惨でした、1晩中歩き回って、さがし続けて、1円すら拾う事はなかった。1円すら拾えないなんて!?
私が不運なのか?いや、それは否定しないが、そればかりではなく時代が違ったからだろうと考察した。
村上春樹が歩き回った頃は日本は景気が良かった、ネオン街には酔客が集い、高額紙幣を落とす人が居ても不思議ではないのだ。滅多にないとしても。
吾妻ひでおの時代も、景気がかなり悪くなったとはいえ、やはり夜な夜な酔客は飲みに出かける習慣があった。
私の時代はコロナで酔客なんかいなかった、だいたい店が閉まっていた。そのうえ世は電子マネー決済が当たり前になって缶コーヒー買う時でも小銭を使わない人が爆増した。
駅の券売機などは普通電子マネーだし、小銭を取り忘れないよう警報が鳴る。吾妻ひでおの手法はもはや通用しなくなっているのだ。
ああ、こんな情けない話はどこにも書けませぬ。
#どこにも書けないこと
この気持ちに
名前をつけなければ
ならないのなら
私は「私」を
どこにも書けない
とりあえず、
ただなんとなく、
この気持ちを言葉で
取り繕うしかないのだろう
いつだったか、私は私と契約をした。
消えたい消えたいと泣く私と
消えたくない生きたいと怒る私で。
誰かを◯◯したら消えてもいいと。
意図して◯◯したら消えなさいと。
それ以外で、決して消えることを選ぶなと。
生きる選択をしなさいと。
誰にも言えない私の秘密。
どこにも書けない
私の心の奥底に貼り付けた
大事な契約。
馬鹿みたいと思う人もいるでしょう。
しょうもないと思う人もいるでしょう。
けれど、どう思われようと
私にとってこの契約は
自分を繋ぎ止める大事な鎖なのです。
この契約が、実行されることがありませんように。
・パパ活をしていた
・浮気をしていた
・100人以上の異性と交わった
私の25年間
「どこにも書けないこと」などない
だけど
「身の回りの人に知られたくないこと」
はたくさんある
私は自らの感情をコントロールできる
他人にこの感情を理解して
もらおうと思うこともない
私の知られたくないことをここに書くと
見ず知らずの人が他人(私)の文章を読む
そこからは何も生まれないが
友達、親にこの事実は知られたくない
自分で受け入れた過去の出来事に過ぎない
平凡な1人の女の子
誰がそんなことを知り得ると言うのだろうか
まるで私を見る目が変わるだろう
私のことを全て知っているのは唯一ワタシだけ
私はワタシとこの孤独と一生付き合っていくよ
あなたが好きだった歌を歌うとき、踏み外す一音。
あの秋の水溜りに立って頬に感じた風の色。
空気を引っ掻くように掠れた笑いかた。
差し出されたフォークの先にあったケーキの味。
誰にも教えなかった恋。
一度も口にしなかった、とっておきの愛の言葉。
#どこにも書けないこと
どこにも書けないこと
自分が大嫌いで、でもどこかでそんな自分を好きな自分がいるという矛盾と日々多々戦っている
『どこにも書けないこと』
どこにも書けないこと、なんていうものは、多分この世に存在していないんだと思う。
実際僕は、誰にも言えないと抱え込んできた秘密も、表立って口にするのは憚られると飲み込み続けてきた不平不満も、あの人への叶いもしない恋心だって全部、日々の記録とともに日記帳の中に書き記している。
要するに、書けはするのだ。行き場のない想いを言葉にして、文字として綴ること自体はいとも簡単に出来てしまうのだ。それがどれだけ酷い内容であろうが、くだらないことであろうが、文章として残すことにはなんの問題もない。
でも、多分多くの人は、どこにも書けないことを腹の中に抱えている。というよりは、抱えているように感じている。
けれどそれは、正確には『どこにも書けない』のではない。
『どこにでも書けるが、誰にも見せられない』もの。
それが、僕たちが『どこにも書けない』と感じるものの正体。
だから、僕は思うのだ。飲み下して溜め込んだ負の感情をどこにも書けない、誰にも言えない。そう嘆く前に、一度、目の前にまっさらなノートと一本のペンを用意してみて欲しい。誰にも言えないのなら、せめて自分自身にだけ見えるような場所に、文章として残してみて欲しい。
きっとそれだけで、心は軽くなるから。
寂しい。辛い。嫌だ。やめて。
会いに来て。離さないで。
1人にしないで。どこにも行かないで。
ずっと好きでいて。ずっとそばにいて。
押し殺して我慢して、必死に笑って。
「ばいばい。」
【どこにも書けないこと】
さあお好きにどうぞ。
顔でも首でも
見えるとこでも見えないとこでも。
君の好きな所に書くと良い。
自分の持ち物には名前を書けと教わらなかったのか。
無くしたくないものなら尚更。
安心しろ。私はもう君のものだ。怒ったりしない。
怖気付いたか。私を手に入れることが。
どうしてだ。私はそんなにお高くはないぞ。
変な子だ。そういうことは出来るくせに。
どこにも書けないこと
この碧い星を真っ赤に燃やし尽くしたい 一等星になるまで
(お題 : どこにも書けないこと)
「どこにも書けないこと」
誰にも言えないこと、ありますか?
それなら、ある人はたくさんいると思う。
どこにも書けないこと、ありますか?
…私はある。
私の中で燻ってる想いがある。
でも、その言葉を現実にしたくないから。
書けないというより、書かない。
どこにも書けないこと
ここだけの話、だから…秘密なんだからね…絶対、バレたらやばいんだからね…
うんーーとねぇ、毎日ね、頭の中があなたのこと許りで、何も手につかなくて…夜になると、一人でドキドキになって、苦しくて、寂しくて、泪迄零れてくる…一度だって、挨拶すらしたこと無いのに、偶にすれ違うだけで、嬉しくて、でも、あなたが他の誰かと一緒にいるのは、とても辛くて…どうにかきっかけが欲しくて、でもそんな勇気も無くて…だから、この気持ち、ここだけの…
あーあ、やっちまった。どうすりゃあ良いのか。
足元に転がった「人形」を見下ろして、頭を抱える。 何だって親父はこんなものを買ったのか。いや、それよりもこんな精巧な「人形」をどこで見つけたのか。ちがう、今はそんなそとを考えている暇はない。ご丁寧に座らさせられていた「人形」にうっかり触れてしまい、それが倒れてしまったのだ。きれいに整えられていた髪は乱れ、服も歪んでしまっている。それがどうにも蠱惑的に見えて、目をそらす。
「うふふ、初心なのね」
そんな声が聞こえた気がした。ここには自分一人しか居ないというのに、小鳥の囀りような声が鼓膜を揺する。驚いて足元の「人形」を見下ろすと、目があった気がして急に恐ろしくなった。きっと親父に叱られるが、そんなことを気にかけている余裕はなかった。
急いで部屋から飛び出す。階段を上がり、自分の部屋へと逃げ込むと勉強机の上に出しっぱなしにしていたノートを開いた。そこには日々の記録が書き綴ってある。ペンを取り、紙面に覆いかぶさった。
しかし、言葉が出てこない。手が動かない。
アレは書き残してはならない、と本能が警告をする。うふふ、と鼓膜の奥で笑い声がした。
ノート術系の本を読んでみると、高確率で『誰にも見せない前提で書く』のようなことが出てくる。
実際、誰にも見せない文章というのは楽だ。誤字をしてもあまり恥ずかしくないし、愚痴でもバカなことでも書ける。
ところで私がこのアプリで書き始めてから1ヶ月以上経った。言わずもがな、人に見せる前提の文章だ。多少なりとも背筋を伸ばして今日まで毎日書いている。
何度も「今日はサボるか」と思ったし、何度も「なんだこのお題なに書けってんだ」とため息をついた。
しかし不思議と窮屈ではない。右上のOKを押すときは、なんとなくすきっとする。
人に自分の書いた文章を見せるという小さな習慣。もうしばらく続けられたらいいなと半ば他人事に思う。
もっと頑張らなくちゃ。
もっと元気出して、とにかく体を動かしてさ。
どうすれば前を向けるか考えよう。
誰にも頼れないんだし。
もっと大変な人、いっぱいいるし。
(へえ!野球が好きなんだ。いいじゃん)
(写真撮るよ)
(無理はしないこと)
(深呼吸して、リラックス)
(マグカップ、ドーナツ、ハンドクリーム、野球の雑誌、ホットカーペット、くつ下)
そう、くつ下。
駅前通りの店で見かけた水色のくつ下。3足980円。
どこにも書けない、って思ってた。
思いつくのもダメ!…って思ってた。
()の中。
今、もう書いちゃった。
大丈夫。そんなん全部叶えて、
とっとと先へいこう。
本当に望む先へ。
27日目【どこにも書けないこと】
2月いっぱいで退職することにした。
建前は体が不調続きで、3月からの繁忙期に耐えられそうもないのと、4月から会社が要求するように、確実に本調子に戻るか自信が持てないから。
別の職場で働いていた時、今の職場のビルを見て「ここで働きたい」と思っていた。
だが入社前の面接後から、辞退したかった。入試が決まってからも、辞退しようとした。嫌で嫌でたまらなかった。
辞退しなかったのは、夫から「何考えているんだ!」と強い口調で言われて、反対されたから。
初日で嫌な感じだったら辞めようと思った。でも働きやすそうだった。続けてみても、人間関係は悪くないし、仕事内容も事務で雑務だし、内容の割に給料は良かった。
長く働いている人ばかりだし、期間限定で入っていた派遣の方からも、良い職場だから絶対続けてと言われた。
オフィスビルも新しく、綺麗だった。
私はなぜ、職場に行きたがらなかったのか、不思議だった。
だけど、入社して半月で病気になり、1週間休むはめになった。その後も後遺症が2ヶ月続き、治ったら、1ヶ月は元気だったけど、また病気になって、入院する状態にまでなってしまった。
で、また後遺症が長引き、きつい日々を過ごしている。
再度病気になって、4ヶ月になる。
その間、体がキツくて辞めようと何度も考えたが、一過性の体の辛さで退職を決めちゃダメだと、踏ん張っていた。
入院して治療したら楽になるって思っていたけど、今も薬が手放せない。
ついに、踏ん張りが効かなくなって、辞めることにした。辞めようと何度も思ったのに、辞めたくない気持ちがある。もったいないから。
でも、私にとってこの職場は、人間関係も仕事内容も給与も問題なくても、「合わない」職場なんだと思う。
本来ならなら年度末までいたほうがいいけど、これ以上続けたら、また病気になると感じるので、退職を早めた。
スピリチュアルとか波動とか、普段は気にしてないし、そこに原因を求めるのは、責任転嫁だと思っているから、嫌だ。
でも今回はさすがに、職場と私の相性の悪さに何かしらの因果があるのでは?と思っている。
こんなこと、職場の人には言えない。おかしいのは私だけなんだから。
【どこにも書けないこと】
どこにも書けないことならば、此処にだって書けないだろう。知れ渡ると何かが破綻する危ういことを。
秘密を抱えている人はなんとなく気持ちがわかるのではないか。
しかし、抱えたまま生きるのは苦しい。
墓場まで持っていこうかな。
ここに書こうとしている時点で、どこにも書けないことなど存在しない。