どこにも書けないこと』の作文集

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どこにも書けないこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/8/2023, 2:11:30 AM

どこにもかけないことってのはそりゃここにも書けませんわ。アナログなノートにだって書くのがはばかられるってもんよ。

 ぎりぎり書けるのは親を殺したいほど憎んでいるってことくらいか。その理由はくだらないし書きたくないからやめておこう。

 これだけじゃ短いしまた小説のお題として考えてみるか。まぁどこにも書けないことなんて犯罪か恋くらいしか思い付かないけど。

 つーかどこにも書けないってことは一切の証拠を残さずに墓まで持ってく系の話になるのか? それはちょっとつまらないな。

 なのでどこにも書けないってのをインターネットに書けないと解釈して、手帳とかノートに書いているということにしよう。

 定番は家族や親戚が死んでその人の日記を見つけて、中身を見たら人を殺したことを書いてたとかだな。この日記に書かれてるのって行方不明になったあの人で死体を隠したのはあの場所!? みたいな。

 あとは恋心を日記に綴るやつか。日記形式で進んでいって告白に成功したかどうかの場所で、なにを見ているの、と声をかけられてそこから小説が三人称に切り替わる。

 それで、お母さんの日記を見つけたから見ちゃって、この告白した相手ってお父さんだよね。と、告白に成功して子どもまでいることがほのめかされておわり。

 まぁこんなもんか。ネタは簡単に浮かぶけど実際に書くとなると、うまいこと文章が浮かばないから時間もかかるしで書けないんだよな。

 妄想は得意でも頭の中にあるイメージをアウトプットするのは苦手、そんな人も多いでしょう。私もそうです。といったところで終わり。

2/8/2023, 1:57:21 AM

「本音」

どこにも書けないこと

私は大切にして欲しかった人に
冷たくあしらわれて
ひとりぼっちになって

相談に乗ってくれる人もいなくて
ずっと心の中で
憧れていた貴方を頼った

私の味方になって欲しかった
貴方が味方になって欲しかった

でも貴方は私の味方じゃなかった

悲しかった 悲しかった

やっと探して頼った人だった

気持ちに寄り添って欲しかった

貴方に寄り添って欲しかった

2023年 23

2/8/2023, 1:22:16 AM

幼い頃から会話をするのが大好きだった私は、人を見つけては誰彼構わず話しかけていた。今でこそ近所付き合いの薄い時代になったが、この頃というのは他所の家のこどもでさえ家に招いて遊ばせてくれるような時代だった。そういった環境が、お物怖じも人見知りもない私にしてくれたのだろう。小学生低学年の時分では、学校の帰り道などに声をかけられ家に招いてもらっていた。友達と遊んでいる時でも、普段から良くしてくれる家の方は人数が多くてももてなしてくれていた。
私の地元は今でこそある程度の開発が進み、自然が減ったように思う。しかし、子どもの時分を思い出せば緑に溢れていた。みんなで一日中遊べるほど、川も綺麗に澄んでいた。現代の子供は外遊びが少なくなったと方方で耳にする。しかし車で街を走っていると、私が子供の頃に遊んでいた場所には今でもたくさんの子供が集まる。もちろん、「おしくらまんじゅう」や「竹馬」、「缶けり」や「めんこ」などの遊びをしている子供はいるはずもない。せいぜいボール遊びくらいだ。中には携帯ゲーム機で遊んでいる時や子供たちもいるが、驚いたことに会話を楽しんでいるだけの子供たちが多かった。
今ではハッキリと何時の事だったか覚えてはいない。生まれた頃から住んでいた市営住宅が芸予地震で危険な状態になってから、優先権が与えられ新築の市営住宅に引越した後の事だから恐らくは5年生の頃だろう。その日、いつも遊んでいた友達といつも遊ぶ川で釣りをしていた。日の入りも差し迫る頃、探検をすることになったので薮や林の中へ突き進んでいた。

気がつけば私は一人で古い祠の前に立っていた。何処にいるのか、どうやってきたのか。なぜ友達が居ないのかも覚えていない。分からなかった。八の字に並ぶ古びたそれは、暫く誰も手入れをしていないのだろう。左手に青い屋根の祠、右手に赤い屋根の祠が苔や草に覆われて寂しそうに佇んでいた。大きさは大人であれば膝丈程もないような小さなものだったが、その存在感はとても大きかった。何故だろう、突然寂しく悲しい気持ちが胸に溢れていた。素直な子供ながらに、こんな日も射さぬ木々の足元で苔むしているのを寂しく思ったのかもしれない。私は祠の苔を取り除き、蜘蛛の巣を払った。その辺の草や木の枝を使って祠を掃除して、最後に手を合わせた。そして目を瞑り、「見守ってください」と願った。恐らくは、土地の神様を祀ったものだろうということを何となく感じていたからだろう。その後のことも覚えていない。友達と遊んだ記憶はあるが、その祠に関する前後の記憶だけが私から抜け落ちている。

宮城で三度目の恋をしていた頃、恋人が私が借りている部屋が怖いと言った。仕事で僅かな時間、恋人を部屋に残し外出した時のこと。帰宅すると恋人がいない。ドアを開け奥の部屋に入ると、恋人が部屋の隅で体育座りをして小さくなっているのが見えた。どうかしたのかと訊けば、私が出掛けたあとにシャワーの音と私の歌い声が聞こえてきたという。私はシャワーを浴びる時いつも歌うが、もちろんこの時は出掛けていているはずがない。恋人は恐ろしくなって、一時間近く、部屋の隅で怯えていたという。その話を聞いて、恋人を励まし落ち着かせた後にこの部屋やアパートについて話をした。
それは私や同僚が仕事の都合でこのアパートに引っ越してきた日のこと。下階住んでいる同僚から部屋に来て欲しいと連絡を受けた。玄関を開けて中に入ると彼の部屋は真夏の暑い昼間にも関わらず冷蔵倉庫のように冷えていた。そして奥の部屋の戸を開けると、彼が私に一言声をかけてきた。「この部屋、ヤバくないですか?」そういいながら私の頭上を指さして、さらに続けた。「それ。それなんなんですか」と声を震わしている。彼の横まで歩み寄って、私も同じように座り込む。そして、彼の指さす先を見た途端に異常に気づいた。先程まで私が立っていた入り口、扉の上辺りに白い霧のようなモヤのような塊が浮かんでいた。「あれ何?」と私が声をかけると、「分からないんです。ただ言えることは、あのモヤは移動しているんです。もう1時間もこの部屋を漂っています」という。二人で気味悪がりながら観察をしていると、確かにソレは部屋の中を行ったり来たりしていた。部屋のエアコンは動いていない。それどころかコンセントプラグが抜かれていた。そして、部屋一面に広がる訳でなく空に浮かぶ雲がそこにあるように浮遊している。暫く見ているとソレは消えてなくなった。そして、その途端に夏の暑さが部屋を包んだ。
夜のこと。同僚からまた呼ばれて部屋を訪ねてみると、やはりというか同僚は部屋の隅で丸くなっていた。勝手に上がり込んで、彼を呼ぶと「ここに来てあそこを見てください」と指を指す。指さした場所は彼の荷物で溢れかえるロフトだった。彼曰く、私が帰ったあとに部屋の中に干していた洗濯物をハンガーから外していたら目の前に顔があった。そして、それに驚いた瞬間にはその顔は無くなっていた。そして、私を呼ぶ直前のこと。ロフトから視線を感じて目を向けてみると、そこに赤い服の女性がいたという。私もこの部屋に入って来た瞬間に視線を感じていたこと、彼が指さした瞬間にそこに女性がいる光景が脳裏に浮かんだこともあってこの部屋が普通ではないことを感じていた。そして彼によれば、彼の父はそういった力が少しあるらしく感じたり見たりすることがあるという。その父が引越しを手伝ってくれた際に、「俺は絶対に、一歩も入らんぞ。ここはおかしい」と口にしたのだとか。
恋人に引越し当初からの話をしたところ、昔から世話になっている霊能者に懇談してみると言った。暫く経って恋人から「来週の土曜日に見て貰いに行くから、うちに泊まりに来て。お母さんにも伝えたから」と電話を受けた。翌週の金曜日の仕事終わりに、恋人と一緒に2時間の距離にある隣県の恋人の実家へ向かった。途中、恋人の母や姉にお土産を買いつつドライブデートを楽しんでいた。そんな時に恋人が今回の件について話を始めた。まず、私のことは一切話していないこと。アパートでの現象だけを話したことなどの説明を受けた。私は霊能者という存在を信用してはいないが、私自身が感じたり見たり聞こえたりすることもあってどんな結果になるのだろうという期待はあった。恋人宅に着いて、挨拶をそこそこに私が作った夕食を囲んで団欒を過ごした。
玄関のチャイムを鳴らすと霊能者の「K先生」が暖かく迎え入れてくれたが、「あの人かぁ」と私に一言呟いた。霊視をする為の部屋に通され、名前や生年月日を伝えたところでK先生が話し始めた。私たちが来るまでのこと、玄関での言葉の意味などを優しく安心させるように説明を続ける。先生が話では、私たちが先生宅に向かっていることは手に取るように分かっていた。空に龍神様さまが飛んでいて私たちのことを伝えてくれていたという。そして、玄関を開けた瞬間に若い女性の霊が隠れたという。まず若い女性の霊は悪さをするものでは無いので放置していいということ、龍神様については私の守り神だという。

本題に触れると、この龍神様というのは白龍で慈悲と慈愛に満ちている。そして、誰にでも波長を合わすことができるためこの加護下にある人は人との付き合いに困ることはあまりないという。というのも、人に合わせることができるため世渡りが上手いのだという。では、なぜ龍神様が私のそばに居るのかは分からないという。私の家系では龍神様を祀っておらず、親戚にもそのような信仰はない。過去の話をしたところ、例の祠がその可能性に近いのでは無いかとK先生は言う。そして、興味を持って見守っていたら私のことを好きになって守っていこうと決めたのだと龍神様と話をしたとしてK先生は言った。部屋に入り切らないくらい大きな白が、とぐろを巻いて私の後ろで話を聞いていること。いつも見守っていること、導いてくれていることにほんの僅かでも感謝を忘れず特に意識もせずこれからも過ごしていけばいいとK先生は付け加えた。



さて、まだまだ話は続くのだが長文も過ぎると重く文字の入力が難しい。何よりも拙い長文に、読んでくださる皆さんを付き合わせてもいけない。この話は半端になるが、ここでしまいにしよう。

2/8/2023, 1:18:01 AM

苦しい経験は間違いなく誰にでもあるんだけど、そういう超シリアスなことも誰かに話すことで力技で楽しい話に昇華できたりするわけね
どこにも書けない&誰にも言えない&まだ自分が気が付いてすらいない負の部分も、いつか受け入れて笑い合えるようになりたいわね😘

#どこにも書けないこと

2/8/2023, 12:53:36 AM

どこにも書けない


結婚5年目。彼らに子供はまだいない。
画面に大きく映し出された2人の目尻には皺が寄る。
男性の方は結婚してから別人のように変わってしまった。
たぶん幸せなんだろう。

久しぶりに実家でお正月を過ごしたそうだ。
仲睦まじい彼らを囲むように、老若男女が笑い合う
よくある家族のお正月風景。

いいね!41。コメント7件。

でも本当のアナタを知る私は怒りに震える。
やもめの舅と1人分のお節を残し
毎年正月は自分の実家にそそくさ帰っているよね?

「久しぶり」の言葉に悪意を感じるが、8件目のコメントに真実を載せる勇気が出ない。

2/8/2023, 12:44:55 AM

どこにも書くことができない

だから、ここも同じ。

書くというのは

残るということ

文字は消せても

書いた事実は消えないの


#どこにも書けない

2/8/2023, 12:19:55 AM

ここには、なにもない。



どこにも、だれにも、ないのだから。



指を躍らせ、滑らせ、腕すらも動かせば、ただそれだけでいい。





『どこにも書けないこと』

2/8/2023, 12:18:08 AM

心がぎゅぎゅっと狭くなって硬くなって

息吸って吐いて吸って吐いて
無理やり強引広げようと
もうずっとずっとこればっかくりかえしやり続けてるんだけど
硬くなったとこ息ばっか上滑りして
強張るのとめらんなくて

こういうのたぶん
頭が固いとか視野が狭いとか言われるヤツの予兆
感受性
はあ?

2/8/2023, 12:16:29 AM

本当は分かっていた。
気づいたら出かけていたり。
一人だけ預けられていたり。
まだかな、まだかな、とずっと待っていた。

あ、やっぱり自分のこと嫌いなんだ。
と、ふと思う事がたびたびあった。
なんの確証もなかったけど。

「兄だけ、引き取りたい」

母からそう告げられた。

やっぱりな。
分かっていたけどポロポロと涙が溢れ出して止まらなかった。

知ってた、僕のこと嫌いだって。

ここだけの話でここだけにしか書かない。

2/8/2023, 12:01:00 AM

溢れる気持ち

やっぱりさ
稼がないと
食えないって
しあわせ

****
時計の針

どうか
防空演習が
当たり前
の頃に
逆回転は
無しで
お願いします

****
どこにも書けないこと

DNAは
三重螺旋です

2/7/2023, 11:55:53 PM

『どこにも書けないこと』

自分を抑えつけてまで守りたい平和なんてないわ。

2/7/2023, 11:55:42 PM

男が話しかけてきた。

 彼女とどこで会える?

 彼女を見かけた場所へ何度も足を運んだのにあれ以来会えないんだ。
 花を添えて一緒に贈っても問題ないだろうか…?
 彼女、彼女、彼女…
 矢継ぎ早に質問され当たり障りのない程度に答えていった。

 そうか、そうか。と男は興奮気味に頭の中に書き留めているようだった。

「もっと彼女について聞きたい?」
「…なんだって?」
「ここでは話せないような事、とか。」
 そう言うと男は身を乗り出して赤べこのように首を縦にふる。それほど彼女に魅入っていた。

「決まりだね。あっちで話そうじゃないか」
 路地裏に男を案内する。見聞きされないうってつけの場所。わざわざ気味の悪い場所に来るやつなんて物好きはそうそういないからね。
 移動した先で男は俺が口を開くのを今か今かと待っている。

「1つくらい質問をしてもいいかな」
「答えられることなら」
 
「気になっていたんだけど君、…どこで彼女の事を知ったんだい?大事に隠してたはずなんだけど」
「…え?」

「覗いちゃったんだ?」

 この後何があったかなんて『どこにも書けないこと』だった。

2/7/2023, 11:49:48 PM

テーマ《どこにも書けないこと》

自分の知られたくない秘密

隠し事

2/7/2023, 11:33:32 PM

この世界には
どんなに思っていて
どんなにわかっていて
どんなに言いたくても
言葉にしてはいけないことが
あると思う。

2/7/2023, 11:10:32 PM

『眠れぬ夜』

最後から2番目の恋を
思い出して
眠れぬ夜があること

#どこにも書けないこと

2/7/2023, 10:58:20 PM

私の母親ってさ、
結構ちまちまネチネチ言ってくるのよ。でもさ、
いっぱい私のこと考えて言ってくれてて、
いっぱいありがとうって言いたい。

--《どこにも書けないこと》

2/7/2023, 10:50:43 PM

お題:どこにも書けないこと


「最近、日記書いてるんですよ。」

暖簾がかかった飲み屋の個室。
私の言葉にお猪口の日本酒をあおった篠崎さんが答える。

「佐川、お前案外乙女なんだな。」

乙女なのだろうか。
日記は男女問わず書いてそうだが。

「男の人も書きますよ、きっと。
ほら、男もすなる日記といふもの〜って言うじゃないですか。」
「土佐日記か。でも日記書いてる男見たことないし。」

まあ私もなかった。
でも異性に話さないだけだと思ってた。

「しかし日記か。面白いな。どんなこと書いてるんだ?」

篠崎さんは意外に興味津々だ。
でも、書いてることは……言いたくない。
日記を書こうと思ったのは自分の感情の発散のような意味合いが強かった。

「いや、大したこと書いてないですよ。」
「大したことじゃなくても気になるよ。私日記書いたことないし。」
「今までに一度もですか?」

お猪口に日本酒を注ぎながら篠崎さんが頷く。
誰しもどこかのタイミングで一度は書いてみるものだと思っていたので驚いた。
小学校の課題で絵日記とかなかったのだろうか。

「日記って日々の出来事や思ったことを書くんだろ?
正直それを見返すのが怖い。」

書きたくないことが多すぎるんだ。
篠崎さんは酒に口をつける。

篠崎さんも悩みとかあるんだな。
と、なんだか他人事のように思った。

でもきっと、私は日記を振り返ることはしないだろう。
過去のことを振り返るほど、今に余裕はない。
いつもいつも辛い現実に負けそうになってる。

若干俯いていたのがバレたのか、篠崎さんがこちらを見てニヤッと笑った。

「その代わり、今日も付き合ってもらうぞ。
酒で記憶が飛べば、ここで話したことは実質無かったことになる。
どこにも書けないことはここで発散させてもらおう。」

そして私のカシオレを指差し、ほら飲め飲め。と言うのだった。

2/7/2023, 9:53:55 PM

僕は心配症で、周りの目を気にして生きている。
なぜそのまで人の目を気にするんだろう?

その疑問は自分でも分からない、、、、

早く人の目を気にしない、強い自分になりたい!
この想いはここにしか書けない秘密です。

2/7/2023, 9:45:35 PM

どこにも書けないこと

ある夜のこと。ベッドで輾転反側していると、瞼越しの部屋が不意に明るくなって、目を開けると窓の外が黄色く光っていた。
こんな夜中に何の作業をしているのだ。そう思ったのも束の間、カーテンと窓がさっと開いて、光が部屋を真っ黄色に照らした。
泥棒か。
しかし、身体が金縛りのように動かない。こういう場面で冷静に対処できる方だという自負があったのだが、実際はこんなものか。
暗澹とした気分で窓の光を見つめていると、黒い影が浮き上がってきて、それはエイリアンらしき形になった。逆卵形の頭の、全身タイツ風フォルム。
エイリアンは窓枠から降りると、ベッドで固まる私の横にちょこんと座った。そして、首をこちらに向けた。
途端、頭の中に弾けるようなイメージが浮かんだ。イメージと言ってもそれは映像的ではなく、言語的でもなく、しかし濃密な論理の構成体であった。パズルのピースのように対になりうる答えがあり、しかしその答え方は会話のように無数で、私はその選択肢から、快感情が予測された一つを選んで弾けさせた。エイリアンは頭蓋の裏側で笑ってみせた。それは幾何学模様のように繊細で洗練された美しさだった。
エイリアンと私は、一晩中意思を通わせた。時に侃々諤々と議論を交わし、時に喋々喃々と喜び合った。
とりとめのないようでいて、そこにはなにか目的があった。子供と子供が共同で積み木を完成させる時のような、霞がかった最終到達点が設定されていた。
そうしてついに、その頂点に到達したのを感じた。
縦横無尽のイメージの海を遊弋していた意識が、見当識を取り戻して現実に収束していった。
エイリアンはおもむろに立ち上がった。そして、もと来た窓へ引き返し、光の消滅とともに一瞬で姿を消した。部屋は真っ暗になった。外がまだ夜であることが信じられなかった。
エイリアンは結局何がしたかったのか、会話の内容は何だったのか。私は完璧に理解しているし、今でも鮮明に思い出せる。しかし、それを言語で表すことができない。
つまりはそう、どこにも書けないことなのだ。

2023/02/08

2/7/2023, 9:28:16 PM

どこにも書けないこと

離れている あなたのところに

思いっきり 胸に飛び込みたい

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