『どうすればいいの?』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
渇いた喉 ぬるく冷めた夜
冴えた頭 霧掛かった空
眠れずに横たわった心を叩き起こし
行く先を選び取る時に向かう
応える想いは自分の中に
汚れたピースは足元に
見捨てた地平線の先に
こたえを夢見るのはもうやめだ
つぎはぎの正解と
取り繕った覚悟だけ握り締め
陽の昇る空へ踏み出そう
独り残した僕の影
どうすればいいの?とひとつ呟く
振り返らずにひとつ応える
僕はここまで歩いてきたよ
#どうすればいいの?
「どうすればいいのだろうね?」
隣から聞こえた声にそっと顔をあげる。ちらり、と顔を向けて見ると彼の方も私を見ていたようだ。その綺麗な双眸に「何が」と言いたげな私の顔が映っている。
長い間、私の隣から姿を消していた癖に。
ふわり、冬を連れて戻ってきたものだから、驚く暇もなく受け入れてしまった。
見ない間に随分と変わった所があるものの、優しく美しい硝子玉のような双眸と、飴玉のように軽く丸く甘い声は以前と何も変わっていない様だから、昨日またね〜と言って別れた友と、また今日も会えたかのような感覚にさせる。
狡い人だ。さよならも言わずに姿を消したくせに、ただいまも言わずに隣に戻ってくるなんて。
にこり、形のいい唇が笑みを作る。
胡散臭い笑顔なのに、信じ崇めてしまうような雰囲気が彼の魅力だと思う。
「何が、どうすればいいって?」
やっと聞いてくれた、みたいな顔をする彼を少し睨みつける。星のように輝いている瞳に映っている私も、彼の言う「私の目に映る全ての人を幸せを願う」の中に入っているのだろうか。
純粋無垢な彼の中に、醜い私が存在している事実に嫌悪感が湧き出てくる。
「いいや。特に何かあるわけでも無いんだけれど」
「何それ」
「うーん。そうだねぇ。私達が生きている中で永遠というものは存在しないのだけれど、ならば何故永遠という言葉が生まれたのか、少し気になってね」
顎に手を当て、深く考えているような仕草をしながらも、中身は全く何も考えず、ただただ私の答えを待っているような気がしたから、単純に思い浮かんだ言葉を吐き出す。
「永遠に。その言葉に縋るしか生きる道が無かった人達が生み出したんじゃないかな」
「ふぅん。なるほどね」
「形あるものはいつか変わる。けれど、変わって欲しくないから永遠に縋るしかない。見て見ぬふりをして、言い聞かせて、何とかするしかないんだよ」
私に何も言わずに消えた貴方を、追い求めてここまで来てしまった私みたいに。
そう呟くと、彼は笑う。
「本当に馬鹿な人だ。私を追い求めてここまで来るなんてね」
彼は、もしかしたら。ここにはいないのかもしれない。
全て私の創り出した想像、空想、妄想で。
変わった所があるのは、結局私が都合よく生み出した結果の障害みたいなものなのだろうか。
けれど、それでも良かった。
また彼の声が聞こえて、彼の姿が見れて、その美しい目を細めて笑うのを見れるのだから。
はは、本当に。こんな事になるなんて、どうすれば良かったのだろうね。
───────
イメージソングはオレンジスパイニクラブさんの「タルパ」。
空想上の彼は、本物なんかではない。
けれど、存在しない永遠に縋るしかないのならば、本物じゃなくてもいい。そういう心情は大なり小なり産まれてくるんですよ。
けれど、少しの可能性が今日見えてきて、もしかしたら、彼に「おかえり」を言える日が来るかもしれないんです。
嬉しくて、泣きそうで、吐きそうで、道端で崩れ落ちそうになりました。
この世に存在する全てのことに、永遠はない。
それが愛でも恋でも恨みでも。全てにおいて永遠は存在しないと思います。変わってしまう部分もある、けれど、それが人間らしくて美しいなと思います。
きっと、おかえりと言った彼は前とはだいぶ変わっているかもしれません。
それでも、私は前とは変わってしまった愛情で、受け入れられたらな、と思います。
辛いことがあったら笑ってください。笑い声は大きければ大きいほどいいんですよ🙆🏻♀️
ワハハ。
『どうすればいいの?』
幼い彼女の悲痛な問いは、雑踏に吸い込まれていった。
誰一人、立ち止まる者はいない。訝しむ目さえ浴びせる者も少なくない。
次第に、彼女は問うことをしなくなった。
意味がないから。答えてくれる人はいないから。
そして、彼女は笑みを浮かべるようになった。
周りの目から逃れる為に。嫌われない為に。
幼さがまだ抜けない顔に、貼り付いた笑顔のシール。
「自分の好きなように生きなさい。」
ただそれだけの事だった。十五文字の単純な言葉。
これが十五年経った今のわたしの解答。
もし過去に戻れたら、こっそり教えてあげたい。
でも、そんな事はできないから。
今に繋げる。未来に遺す。
だから、まだ幼いきみにこの言葉を贈った。
賃貸の壁に貼り付いた笑顔のシールに苦笑しながら。
ほとんどの人間は
人畜無害です
みたいな顔をして
有害無益だから
優しくする必要なんて
ないんだと思った
僕が優しくしたいと思えた人間にも
僕は人畜無害です
という顔をして近づくので
その人間からしてみれば
有害無益でしかないと思った
僕が優しくすることで
変わることなんかないと思った
でも
誰かに優しくされたことで
僕が変わったことならある
僕の優しさ
誰かに届けていいのかな
誰かに届くといいな
どうすればいいの?
きみのわるいイメージが頭にうかぶ
刃のついた棒を
口にくわえる
歯磨きするように
こすりつける
ごし ごし ごし
歯も舌も歯肉も赤く染まる
きもちがわるいのにやめられない
そのまま飲み込むことにする
胃の中で
刃のついたそれは
動くたび飲み込むたびに
すこしずつ内蔵を傷つける
しゃき しゃき しゃき
終わることのない痛み
こいつとこれから生きていく他ない
身体を檻のして飼う生き物のように
飼い慣らしていくしか
#どうすればいいの?
どうすればいいの?
そんなの知らないよ
じゃあどうすればいいの?
そんな会話がテニスのように続いた
でも関係ないんだ
本当に大変な時は疑問のボールを投げつける前に
ボールが全て溶けてしまっているのだがら
お題『どうすればいいの?』
どうすればいいの?
どうすれば私は楽になれるの、
義務でもないし、仕事でもない。
強制されてるわけでもないし、別にやらなくても誰も咎めない。
明日も仕事でしょ?
はいそうです。
お風呂入ったんならもう寝たら?
うん。
頭の中でそう答えながら、頭の中にタブを開いて何を書こうか考えている。
髪がまだ乾いてないじゃない。
分かってる。
言いながら指は画面をタップして、何かネタはないかと検索ウィンドウを開いている。
「活字中毒」
それって、書く方にも当てはまりますか?
どうすればいいの?
私の心には椅子がある。
最愛の人しか座れない、特別な椅子。
私はそこに彼が座ることを望んだ。
本当の意味で幸せになれないとしても。
彼にもっと愛されたくて。
彼をもっともっと愛したかったから。
…分かってる。分かってるのだ。
それが如何に滑稽かだなんて、誰に言われずとも。
でも、それじゃあ、私は、
(偽りと知ってなお、愛すことは罪ですか?)
上手くいかなかった文化祭と、四分の一しか進んでいないレポートと、最近の過食。
無くならない生きづらさ。
前程思い詰めることはなくなったけど、それでも人並みに生きれない日は続く。
周りと同じように生きるにはどうすればいいの?
#どうすればいいの
どうすればいい、何をすればいいと聞いてくる後輩が居る。
きっとやらねばならない事は分かっているだろうに毎回毎回同じように質問をする。
何度同じことを説明しても、メモも取らず、メモを取った方が良いとアドバイスをしても覚えれるから大丈夫と謎の自信を見せる。
覚えられるなら、何度も同じ質問をするなと言いたいが、昨今の風潮ではそれすらパワハラと言われかねない。
むしろ、私がどうすればいいのと質問してやりたいくらいだ。
14,どうすればいいの?
どうすればいいの?って場面、人間だったらたくさん出会すよね。
困って、誰かに助けてほしいってとき。
そんなときはね、本当は多分、自分の力でなんとかしなきゃいけないときってあるんだろうけど。
どうもしなくていいよ。
自分の力でなんとかしなくちゃいけないときは、自分の力でどうとでも、できるときだから。
できない!って思ったら、周りに甘えよ?
周りに助けてもらって、一緒に、なんとかしよう。
別にそれくらい大丈夫だよ。
きっとあなたは、あなたが思うよりずっと頑張ってるはずだから。
そんなに頑張ってないって思った?
人には人の、頑張る許容量があるんだよ。
周りが、たっくさん頑張る許容量があったとしても、あなたの許容量は、少しだけかもしれない。
でもそれは、恥ずかしいことじゃない。
当たり前だから。
だから、まずあなたの許容量を知って、それに伴った頑張り方を、あなたはするべきだよ。
大丈夫。あなたが頑張った事実は変わらない。
だから、もっと周りを頼って。抱え込まないで。
今日もよく頑張ったね。
おやすみなさいの人も、おはようの人も、こんにちはの人も、これまで、お疲れ様。
今日も、明日も、明後日も、楽に生きてこーぜ。
2023.11.21
元気で明るいヒーローくん。
めげない挫けない、そんなヒーローくん。
君も、人なのだから、悩まないはずなのにね。
助けて欲しいと思う日もあるだろうに。
どうしようかと、考える時もあるだろうに。
ねぇ、ヒーローくん。
君のこと、誰が助けてくれるの?
肩を貸してくれるの?抱きしめてくれるの?
どうしたの?と、問いかけてくれる子は?いないの?
ねぇ、ヒーローくん。
君が泣いているうちに、挫けているうちに、助けを求めている君を、気に留めないで、にこやかに笑っている彼彼女らを、君はどう思っているの?
ねぇ、ヒーローくん。
ほらまた君は、笑って助けに行く。みんなの笑顔のために、誰かのために。
ねぇ、ヒーローくん。
こんなに世界は、君を助けてくれないのに。
君は、微塵も救われていないのに。
それでも君は、ヒーローで、いるのだね。
ねぇ、ヒーローくん。
君を救ってくれない世界を、自身を救おうとしない君を、僕は。
僕は、許せそうにないよ。
【どうすればいいの?】
「どうしてもっと早く相談しなかったの!」
私をあなたは怒鳴りつける
その目からは悲しみと起こっていることが容易にわかった
どうしてって・・・
私の話を嘘だと決めつけて聞かなかったのはあなたでしょ
何度だって話そうとした
その度に嘘だと決めつけて鬱陶しそうな目をしたじゃない
だから私は我慢することにした
自分がだんだん自分じゃないように思えてきても
自分が壊れてきていることに気づいても
頑張ったんだよ
あなたが話しを聞いてくれないから
あなたに頑張ったねって褒めてほしくて
なのにどうしてそんなこと言うの?
私はどうすればよかったの?
どうすればいいの?
突然泣き出した君…急な事に、どうしていいのか解らない儘、君を抱き寄せた…
さっき迄、普通に話していただけなのに…何か気に障る言葉を発したのか…もう一度辿るけれど、解らない…
君は、小さく震え乍ら、嗚咽を漏らしているだけ…君の泣顔は、迚も辛いから…どうすればいいのだろう…何も解らないから、ただ君をギュッと抱きしめる…
どうすればいいの
右足から家を出発するべきか?
左足から家を出発するべきか?
どう生きるべきか?
どう死するべきか?
進むべきか?
退くべきか?
愛するべきか?
恋するべきか?
別れるべきか?
耐えるべきか?
真実を語るべきか?
夢を語るべきか?
歩むべきか?
疾走すべきか?
64作目
ミサイル発射どうすればいいの
徳博😟
どうしても相手の気持ちに応えられなかったあのとき、
どうすればいい?どうしたらいい?どうすればこの人の隣に居られる?
と、追い詰めて追い詰めて、相手も一緒に私を追い詰めた結果、
「分かったもういい分かった、分からないから私にそれは埋められないもういいよじゃあ要らない。」
という結論を出して離れた。
今思えば解決策はあった。
ただ、離れたことも間違ってはいなかったと、思っている。
言い聞かせているだけかもしれないが。
どうすればいいの?
どうすればいいの?
本当にどうすればいいの?
自問自答
これは、本当に答えが出ない
誰かに対して
優しい人は答えてくれる
じゃない人にはイライラさせてしまう
私自身、聞かれると
余裕がある時は答えられる
ただ、嫌いな人や余裕がないと
なんで、分からないの!!って
イライラしちゃう。
その場ですぐ聞くのが1番だとは思うけど
そうもいかない時もある
そうすると、
どうすればよかったの?
って、後悔の気持ちが出てくる
どうすればいいの?
何をどうしたらいいのか
本当に分からないんだよ‥‥
気持ちにゆとりがあれば、余裕があれば
どうすればいいの?
ってあまり言わなくなるかもしれない。
下の階から英国特有の紅茶の香りが漂ってきたら、それは朝食ができた合図。
部屋のすぐ側にある階段から駆け上がる音が聞こえて、部屋を二回ノックされる。返事をしてからドアノブを捻って開ければ、満面の笑みの少女がそこにいた。
「朝食食べよう!」
それが、ここ最近の僕の日常。
「おはよう。よく眠れた?」
毎朝聞かれるその質問に、お陰様で。ではなく、うんと返すのが普通になった。
朝食はご飯や味噌汁ではなく、パンになったことも。
何故そんな日常になったかと言うと、僕が語学勉強のために英国へ留学しに来たからである。
なかなか充実している留学なのだが、国が違うというのは、かなり問題が多い。
故に最近の僕の口癖はどうすればいいの?になってきた。心優しいホストファミリーに頼まれることはしっかりやりたいという気持ちはあるのだが、どうにも分からないことが多くてままならない。
例えば、水を作っておいてほしい。というものだ。
日本と違い水道水が飲めないこの国は、機械で飲める水を作るらしい。水道水を機械に入れて適切な操作をするだけなのだが、最初は全くもってわからなかった。そんな僕にホストファザーが丁寧に教えてくれたのは感謝しかない。
「今日から学校だね!貴方にはバディがつくらしいよ。私も知ってる人かなぁ?」
「バディ?初めて聞いた。」
「そっちの先生から聞かなかった?うちの学校は留学生に成績優秀者の子が付くんだよ!」
「そうなんだ。仲良くなれるといいな。」
朝食の席につくと、僕とは違う制服を身にまとった少女が楽しそうに学校の話を始める。話を聞くに彼女は学校が大好きらしい。友達と会えるのが最高だとよく言っていた。
「留学ってすごいことだって先生が言ってたよ。」
「そんなに大したことないよ。その証拠に僕はそれほど英語が上手くない。」
「私と会話出来てるじゃん!」
日本人は謙遜が好きって本当なんだね。と納得したように頷く彼女に失笑する。
僕はただ単に日本から出たかっただけなのだが。
少食の彼女が嫌々ながらヨーグルトのような飲み物を一気に飲み込むのを見ながら、僕も朝食を平らげた。
最後に残されたヨーグルト状の飲み物、ケファを手に取り覚悟する。
「それまずいよね。私好きじゃない。」
「あはは……健康にいいから…。」
拗ねるように頬をふくらませて食器を片付けに行く彼女を横目に、ケファを煽った。舌にピリピリとした感触を受け思わず眉を顰めるが、飲むのは辞めない。この飲み物は一度飲むことを辞めると、次までに時間がかかるのだ。
「うぇ……。」
ホストマザーと少女が二階に上がって行ったタイミングで飲み終えた。口の中に残るヨーグルト特有の酸っぱい味が気持ち悪い。朝食に添えられていたミルクティーを流し込み、口の中の味を変えさせた。
食器を片付けてから上の階に登ると、少女の兄が部屋から起きて出てくるところに遭遇する。
「おはよう。」
「……おはよ。」
眠そうに目を擦りながら軽い挨拶をしてくれる彼は、同い年だが飛び級で一つ上の学年にいる生徒らしい。
今は音楽ができる専門の大学に通っているそうだ。
天才ってのは彼のような人のことかと前に少女に言ったら、兄に言わない方がいいよそれ。と苦笑いで返された。何故かは全くわからない。
「学校行くよー!」
玄関からかかった声に、急いで部屋から鞄を取り出すと階段を降りた。お兄さんが2度目のすれ違いざま元気だね。と呟いていたが、もしや嫌味だろうか。
「ママが送ってくれるって!早く車に乗らなくちゃ!」
ローファーを履いて手招きをする少女と共に家を出れば、丁度いい朝日に照らされて目を瞑る。緑豊かなこの街はとても綺麗に見えた。
友達ができるにはどうすればいいの。なんて英国まで引率してくれた先生に聞いたけど、この景色やホストファミリーとの会話もあってなんとかなる気がしてきた。
中学の頃、先生に言われたことがある。
どうすればいいのなんて聞く前に、自分で考える力を持て。すぐに聞くことは馬鹿のやることだ。
確かに、自分で考える力を持つことは大事だ。僕もそう思う。けれど、やはり必要なのは分からないことは聞くことだと思う。ここに来てからそれをよく実感した。分からないままの方が他人に迷惑かけることが多い。どうすればいいの。は決して恥ずかしいことじゃない。知識をつけるためのものだと。
……まぁ、これを教えてくれたのはホストマザーなんだけどね。
【どうすればいいの?】
留学中にあった出来事を空想上の人物で小説にして記録していこうと思います。
いつもありがとうございます。
天才。才能。そんな言葉で終わらせないでよ。
「あなたはいいよね。才能あるから。私は無いから努力しないといけないんだ〜。羨ましい。」
才能ある者、天才。
社会は彼らを人間だと認めない。