『どうすればいいの?』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
昔から自分で考えることが苦手だった。
「どうすればいいの?」
そういえば皆答えてくれた。
答えにたどり着くヒントが貰えた。
失敗をする回数が減る代わりに、失敗する事も人から拒絶されるのも怖かった。
「どうすればじゃねぇーよ。自分で考えろ。」
そんな、強く言わなくても…
母からは毎日毎日そんなことを言われていた。
数学で分からない問題があると、「は?知らん。」
進路で迷ってれば「自分の勝手にすれば?」
冷たい事ばかり、
私は何も考えなくなり、どんどん答えるのも質問されるのも嫌だった。
「何が好きなの?」
そう聞かれると、肝が冷えたように焦る。
この人にとっての正解はなんなの?
そんなことばかり考えていた…いつしか「変な子」だなんて呼ばれ始めた。
「変な子」にさせたのは世の中で「変な子」と呼んでいるのも世の中だ。
失敗は怖い。だって答えと違う答えを言う可能性があるから。
いくら答えが無いと言われても、その人にはある一定の答えがあるわけで、少し怖かった。
どうすれば私は救われるの?
どうすればここからでられるの?
どうすれば私は1人で答えを出せるの?
どうすれば社会に通用できる人になるの?
どうすれば私が生きている価値が評価されるの?
どうすればの正解を誰か、教えて??
どうしたら、こんなに悩まなくて済むの?
どうしたら、苦しまない?
もう…解決できない、
「どうすればいいの?」
これはだめ。
あれもだめ。
それはやめた方がいい。
避けた方がいい。
ねぇ、じゃあ、どうすりゃいいのよ?
私の選択は全てだめで、違うものにしろと言われて。
違うものに変えれば、「よく出来ました」と言われる。
バカみたいだ。その選択は私が選んだものじゃないのに。
息苦しい。生き苦しい。
【どうすればいいの?】
こんな夜中にJアラート。
『頑丈な建物の中、又は地下に避難してください。』
頑丈な建物はない。地下なんてあるわけない。
どうすればいいの?
テーマ:どうすればいいの? #371
気が付くと私は仮面を被っていた。
このグループでは砕けた感じ。
このグループでは真面目な感じ。
このグループにいるときは
「あの子」のことに触れてはいけない。
このグループにいるときは
私を目立たせてはいけない。
このグループにいるときは
黙ってニコニコしていなければいけない――
どうすればいいの?
もう疲れちゃった。
どうすればいいの?
皆々私を頼ってくるの。
どうすればいいの?
誰かの「本当の友だち」になるためには
どうすればいいの?
どうすればいいの?
友達がいなくなって。家族にもいなくなって。挙句の果てには彼氏もいなくなった。相談する人なんて誰一人と居ない。
「ネットの人は?」しつこくてすぐ嫌われる。
ネガティブなことしか考えれないし、明るい未来なんてこの先ずっと来ない。
「やまない雨はない」黙れよ 綺麗事叩いてないで
これでも前は毎日青春って感じで、友達とも家族とも彼氏とも仲良く過ごせてたのに…
「こんな手を真っ赤に染めて、どうすればいいの?」
6作目
どうしたらいいの?
チエミは困っていた。
仕事を始めて一ヶ月が過ぎるところ。
何も知らない最初の頃は
ベテランの先輩が
手の置き方、紙の揃え方まで
細々と教えてくれた。
ベテランの先輩は
「3回同じ事教えたら、4回目は無いよ」
とピシャリと言った。
半月目だった。
恐る恐る質問したチエミに
先輩は嫌味を含んだ話し方で説明する。
心が「ギュッン」とする。
だめだな自分ってと思って。
そのような大昔とは違い今の職場では
「一人で悩まず、何度でも聞いてね」
と。
安全信用を一番大切にするって
そう言うことだろ。
ーーーどうしたらいいのーーー
どこからでも切れますが切れなかった時
じゃがりこの蓋を剥がしたら薄い膜みたいに紙が残った時
トロッコ問題を出された時
あなたはこっち(のイメージ)でしょと勝手に決められた時
昔は普通の事だったよと言われた時
言い返せば舐めてこなくなると思ったのにむしろ嫌がらせが増える時
関わってはいけない人の特徴をコンプリートしてる人が家族である時
(どうすればいいの?)
忙しい、時間がいくらあっても足りない。しかし残業は苦ではないしこの仕事が好きである。
しかし、だ。
このアプリで大好きな文字を綴るという、楽しみを果たすことが出来ないことが何よりも辛い。
お気に入りに登録してくださった皆さん、もしかすれば更新を楽しみにして下さっているかもしれない皆さん、なかなか更新が出来ず恐縮に存じます。
今度のお休みは更新できと思います。拙く稚拙な文章ではありますが、どうか目を通して頂けますと励みになります。
では、今日もお疲れ様でした。
お仕事中の方)これからお仕事の方、これからご予定がある方、お疲れ様です。事故怪我なく一日を終えられますように。ご安全に。
では、私は僅かであれど気持ちよく尊い睡眠を貪りたいと思います。
おやすみなさい。
『どうすればいいの?』って思った時こそ、自分がしたいようにしてみたらどうかな。それに周りがどう反応しようと、それが良いと思うわ。
ただし自分が傷つく事はだめよ。
まずはシャワーを浴びてリフレッシュ。周りのホコリを機械で吸おう。
夢の中でいつもあなたと出会う。成人式で再会できたあのとき、なんで私は、私からあなたのもとを離れたのだろう。なんで、どうしてが付いてくる。私の一生の後悔。あのときに戻れたら。いやあのときよりももっと前。沸いて出てくるあなたとの思い出。でも、もう戻れない。あれをなかったことにできない。私を想ってくれたあなたも、あなたの想いも戻ってこない。さぁどうする、といわれてももうどうにも。ただただ私の気持ちを自分でなぐさめるばかり。
君が笑った
僕も笑った
君が泣いた
僕も泣いた
君が怒った
僕も怒った
君がまた笑った
僕もまた笑った
君が僕にキスした
僕も君にキスした
君を愛した
僕も愛された
けれど、君は死んだ
死んでしまった……
僕は、
僕は……、
どうすればいい?
答えてくれる君の声を求めて
今日も僕はこの世を彷徨うよ
「どうすればいいの?」
「もう、終わりにしよう」
_そんな一言で始まった星々の光たち。
「終わらねーし終わらせねーよ」
「作ったのは君と僕達だろ」
「何故解散する?」
「僕らの居場所はここだよ」
「わたしは辞めたくない」
「お願い」
終わりにしろ、とは命令しない。みんなで話し合って決めたことだから。
「もう、おわりにしたいの」
「ちょっとどころじゃない、やり過ぎたんだよ、あれは。」
そう、あの時のことを思い返せば、ろくなことをしていない。自分たちの居場所を自分たちで作って暴れた"だけ"だ。
その結果自分たちの大切な、大切な居場所を周りに否定され、恐れられた。
それならもう、いっそのこと。
でもみんなはそう思っちゃいなかった。
「まだまだこれからでしょ」
全部壊して、
「そんな冗談なんか言うなよ」
ぐちゃぐちゃにして、
「やっと己の居場所を見つけたのに?」
己の心も、
「そうだよ、まだ辞める時じゃないよ」
一からやり直そうよ、
「みんな頑張っていこうとしてるよ」
わたしは、うちは、
「ぜんぶ失いたくない。」
「でもぜんぶ失ったほうがいい。」
「分かってる…。」
手も足も凍ったように動かないんだ。
「だからあなたが、」
心の中の空っぽな空洞にささやかな愛情が欲しかった。
「あの星たちを掴んでやってよ、ね?」
「(願わくば彼らがまた、笑顔でこの学園に通うようになりますように。)」
そして、自分を赦してくれるあなたに、苛立ちと感謝を。
_2023.11.21「どうすればいいの?」
自分の気持ち、意見なんて言えない。
言わなきゃってずっと思ってる。
でもこわくて言えないんだよ。
ねぇ、この気持ちってどうすればいいの?
どうすればいいの?
「あの炊事公園で焼き肉がしたい」
今年は記録的な残暑だったが、さすがに少し落ち着いた10月初旬の休日に嫁が言い出した。
正直面倒くさかったが、今週飲み会続きで肩身が狭かった私は嫁へのポイント稼ぎのため、快く「いいね〜。」と賛同した。
荷物を担ぎ汗だくで焚き火場所に到着。
火起こしをしてる間にテーブルや食材の準備を嫁にお願いしたが、「どうすればいいの?」。
去年も教えたのに。
「あー、OK、お茶でも飲んで休みな。木もれ陽が気持ちいいから。」
決まった。これは我ながら決まった。
じゅーばい。じゅーばい。ポイントじゅーばい!の鼻歌が危なくでるくらい決まった。
その後は美味しく焼き肉を食べて、片付けて、汗だくで車まで荷物を運んで公園をあとにした。
帰りの車中で嫁が一言。
「美味しかったけど、飲み会が少なければ、もっと美味しいお肉買えるね。」
「いやいや‥」
どうすればいいの‥
砂嵐の中にいる。
荷物を減らすために切り離したものは、
本当はすごく大切なものだった。
引き返して振り返れない。
そんな勇気も気力もない。
呆然と
生前の習慣を繰り返すゾンビみたいに
ただただ、前へと引き寄せられていく。
#どうすればいいの?
ーどうすればよかったのだろうか
俺は落ち着くために窓を開け、ベランダに出た。
持っていた煙草の箱から白い煙草を一本取り出す。彼女の好きな銘柄だ。
後ろポケットからライターを取り出し、煙草の先に火を付ける。
胸の高さの塀に肘を降ろして、大きく息を吸う。
ふーっと吐いた煙はゆっくりと真夏の夜空に上がっていく。
水を吸った赤いシャツは、べっとり肌に張り付いている。少し不快を感じ、煙草を持ち替え肌から浮かすが、隨分水分を吸っているからか、手から離すと直ぐに肌に張り付く。何度か肌から離してみるが、それでも肌に張り付くので、俺は諦め、再び煙草を口に咥える。
大きく吐き出す息を眺めながら、彼女のことを考える。
付き合ったときのこと、旅行したときのこと、初めて体を重ねたときのこと、喧嘩したときのこと、仲直りしたときのこと、頭の中で映画のフィルムを回すように何度も何度も思い返す。
もう居なくなった彼女のことを思い、俺は再び息を吸う。
ー本当にどうすればよかったんだろ
いくら楽しい思い出に縋っても、最後の彼女の歪んだ顔は頭からは離れない。
小さくなった吸い殻を指で挟んで軽く弾いた。
赤く染まった白い煙草は、弧を描いて落下する。
振り返ると、横たわる歪んだ顔の彼女と目があった。
どうすればいいの?
今日は珍しく私がご飯を作る日だ。
作ったことは無いし、寧ろ彼が作った方が断然美味しいのだけど
いつも任せっきりだし、今日は私が率先して作ることにした。
「むむむ…これがいいかなぁ…」
簡単な料理を調べて、分かりやすそうな動画を探す。
「あぁ、そうだ!カレー作ろう!」
思いつきでカレーを作ろうとする私、慣れていないものをどうして作ろうとするか。
「んーとレシピは…あっ、あった。これ見よう〜」
私はレシピを眺めながら材料を取り出し、取り敢えずの下準備をする。
最初はすごい順調に出来ていた。だが、安心したのも束の間だった。
「アク抜き?をしてから…ロー…リエ?を中に入れるの…?」
知らない単語が2連続でてきた。取り敢えず、ローリエ?は手元にあったからいいとして
アクって何?悪役のアク?
……いやいやいや絶対違う、かと言って聞くのもあれなんだよねぇ……
と思っているとガチャとドアが開いた音がした
「海暗〜、大丈夫そう〜?」
この声を聞いた途端
「ねぇ!!これどうすればいいの?!?!」
私はかなりの大声で聞く
「えっと…どこで止まってるの?」
手を洗いつつ私に問い掛けてきた。手伝ってくれるんだ、そう思うと私はすごい申し訳なくなった
「うぅ…ごめんね…私からやるって言ったのに…」
「ううん、全然いいよ。一緒にやろ?」
笑顔で笑いかけてくれた彼に私は笑顔で「うん!」と答えた。
そしてふたりで作ったそのカレーはすごく美味しかった。
好きの種類が違うかもしれない。
他の奴とにこにこ話しているのが嫌。
あいつの視界に俺がいないのが嫌。
汚い感情を自覚し、自分のちっぽけさを自覚し、
そしてこいつへの思いも自覚してしまった。
…この気持ち、どうすればいいの?
231121 どうすればいいの?
"どうすればいいの?"
「はぁ…」
──こいつの事、マジでどうすっか…。
昼休憩中、居室で子猫のご飯を用意しながらため息を吐く。
トイレは数日で覚えられたし、鳴き癖も初めはあんなに鳴いていたのに鳴く事が少なくなってきた。が、本格的に里親探しをするにはまだ駄目だ。
頻度は減ってきたが、未だに机の上に乗ってくるから。
トイレがすぐに覚えられたのも、鳴き癖も、獣医のアドバイスのおかげ。夜間救急に連れて行った時ついでに聞いておいた。理由は、飼育に苦戦するのはトイレの覚えさせ方だ、と前に聞いた事があったからなのと、拾ってからずっと変わらず、何度も鳴いていたから。
けれど獣医からは『貴方に凄く懐いている様子なので、このままこの子の面倒を貴方が見てあげて』なんて言われた。
ケージの扉を開けて「ほらよ」とご飯を入れた皿を定位置に置くと、ブランケットの上に丸くなっていた子猫は待ってましたと言わんばかりに皿の前に陣取って食べ始めた。うみゃうみゃと声を上げながら咀嚼している。
「鳴きながら食べてる……」
いつもの事だが毎度驚く。拾って数日は空腹で思わず鳴きながら食べているのかと思っていたが、鳴きながら食べる日数がこうも続くと、ただの空腹ではないと分かった。
──こいつ思ったよりも食いしん坊なのか?
里親は今の内にある程度絞ってから探すのが、一番確実に見つかる方法だ。と、思ってあたってみたが全員に、要約すると『俺に凄く懐いてるんだから俺が世話しろ』だと。
うちは短期的に見ると平気だが、長期的に見ると難しい。
ここは医療機器や治療に使う道具がある。医療機器は精密機械だ。子猫が遊んでぶつかってしまったら、故障してしまうかもしれないし、多少頑丈に作られていたりするから、ぶつかった箇所によっては子猫自身も怪我をしてしまうかもしれない。治療に使う道具の中には、包帯を裁断するのに使う裁ち鋏もそうだが、家庭のものよりも鋭利な刃物だってある。
それに、元々ここはそれなりに大きい病院だったのだ。今まで使ったフロアはとても少ないし使うフロアを広げてもいない。けれど、子猫の身体能力を鑑みて、俺が行ったことのない部屋まで軽々と向かってしまうだろう。俺が言ったことのない部屋、つまり…数年間まともに掃除がされていない部屋。そんな所にこいつを入れる訳にはいかない。
けれどそれは、行ってほしくない場所に柵を設置するなどの対策をすれば解決だ。
だが一番懸念している問題は、建物自体の保温性。子猫はまだ体温調節が上手く出来ない。ここに来るのは体温調節ができる人間。勿論子どもも来る事はあるが、多少はできる程に成長している。俺がクーラーやストーブをつけたり窓を開けたりと、要望に答えながら室内温度をある程度調整している為人間は平気だが、ここに来る子どもよりも体温調節ができない子猫をここに置いておくだなんて、とてもじゃないができない。
俺だって、ずっと一緒にいてやれる事は難しい。用事や買い出しなどでここを空ける事だってある。留守番を任せるにしても、最低でもあと数ヶ月はまだ一人にはできない。
──けれど、獣医もあいつらも同じ事言ってきたし…。もう俺にあてなんてねぇよ…。
「はぁー…」
先程よりも大きなため息を吐きながら頬杖を着く。
──まぁ…とりあえず様子見で面倒見るか…。それで無理だと判断したら、改めてあいつらに持ちかけてみよう。もう一度聞いても駄目だったら、あの獣医に誰か紹介してもらうってのも手か…。けどなぁ…。一度あぁ言われてるわけだし…。俺がいくら様子見で面倒見た所で、帰ってくる答えは一緒だろうし…。そりゃあ、飼ってやりたい、けど…でも…。
「うぅ〜…」
頭を抱えながら自分もお昼を食べようと、自分の昼ご飯を取りに居室を出た。
俺がこんなに悩んでいるというのに、そんな事などお構い無しに美味そうにご飯を食べ続ける子猫を横目に見ながら。
「わたし...どうすればいいの?」
そう言ってため息をつく親友に、心の中で「知らんがな」と返事をする。
どうせ、何を言ったところで「でも~」とか「だけどぉ」と逆接で返されるに決まってらぁ。
まぁ、理論的なアドバイスやら喝やらは、私の役割ではない。
そのくらい弁えている。
現実的な助言は、どこかの誰かに丸投げして。
「それはしんどいねぇ」
神妙な顔つきで言ってのけるのだ。
これぞ、人とうまくやっていくコツ。
いつか私が愚痴りたくなった時は、頼むぜ親友。