『どうして』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【どうして】
君が泣くと、どうしておれも泣きたくなるんだろう。
どうして?
君とおれは別々の人間なのに。
「泣くなよ」
めったに泣いたりなんかしない君の肩に、腕を回す。
「そういうおまえも泣いてるだろ」
「おまえのせい」
おれたちは肩を組んできらめく光を眺める。
「行こう」
君は涙を払って堂々と歩き出す。
仲間たちのところへ。
おれたちの居場所へ。
君が歩き出すと、どうして安心するんだろう。
どうして
どうして、こうなったのか。
頑張りたくて頑張ったから。
だから、こうなった。
どうしても、やり直しても
同じ路を行く。
だから、やり直せたとしても
同じ路に来る。
これでいいのだ。
このまま進めばいいのだ。
どうして
どうして
君はここに居ないの
お題『どうして』
どうして背中が痒いの?
冬だから
乾燥してる
のにクリーム面倒くさくて塗らないから
塗れば良いのに
背中が届かなくて
塗りづらい
旦那に頼んでいた時期もあったけど
グチグチうるさいから頼まなくなった
クソくん旦那
あー痒い
でも我慢して
今はかいてない
そろそろかくかな
おしまい
どうして?
それはミュンヒハウゼンのトリレンマで説明できるよ
どうしてそれで説明できるの?
ミュンヒハウゼンのトリレンマだからだよ
どうしてそれが説明になるの?
ミュンヒハウゼンのトリレンマは正しいからだよ
どうして正しいの?
正しいのがミュンヒハウゼンのトリレンマだからだよ
どうして?どうして?どうして?どうして………
aだから aはbだから bはcだから cはdだから………
どうしてどうしては終わらないの?
ミュンヒハウゼンのトリレンマだからだよ
『どうして』
あなたの手は
どうしていつも
冷たいんだろう
あなたと手を繋ぐ
私の頬は
どうしていつも
赤くなるんだろう
「どうして?」
それがあの子の口癖だった。
調べてわかること、考えてわかること、想像してわかるかもしれないこと、答えなんてないこと、正解がひとつではないことetc.
絶えず思考回路を回しているような 世界の全てを知りたいと願っているような そんな子だった。
たぶん、あの子の考えは基本的に間違いではなかった。どちらかといえば正しくて、世間では正論と呼ばれるような真っ直ぐな考えを好む子だった。
純粋で気高くて無垢で。知らなくていい事まで知ってしまうような子だった。
『どうして なのかな?』
あの子は最後まで変わらなかった。
答えを求めているようで自己完結で、知ってしまった事象から目を逸らせない素直な真っ白な子だった。
「どうして?」
だから今日だけは。あなたを、あの子を思い出してそう呟くことも許されるでしょう。
__たとえなにがかわらないとしても。
【どうして】
料理そのものは多分母親の方が上手だったように思う。例えばそれは技術的なものや、盛り付けひとつとっても。
だがどんなに豪華で綺麗に盛り付けられた飯でも、それを食う俺は独りきりだった。
そんな風に育ってきたから、正直食事なんて空腹を満たす事さえ出来ればそれで良い、その程度にしか思ってなかったんだが。
『……美味い』
『本当? 良かった』
アンタの部屋で、アンタの作る飯を一緒に食うのはどうして、あんなにも美味かったのか。
どうして俺の心は幸せで満たされたのか。
生きる事自体、正直どうでも良いとすら思っていた俺が、初めて知った日常の中の幸せ。
それは、いつも傍らで微笑んでくれるアンタとだから感じる事が出来て、分かち合えたんだな。アンタを喪った今なら判る。
「命日くらい、夢でも良いから俺のとこ来いっての」
嗚呼、アンタの作った飯が食いてえなぁ。
家に帰ると、玄関が開いていた。
全身からさっと血の気が引いた気がして、嫌な予感が当たっていて欲しくなくって、家に駆け込んだ。
リビングに設置していたゲージが開いていた。
空っぽだったんだ。
「とも、ちゃん?ねえ……ともちゃんいるんでしょ?!居るよね!!ねえって!!」
いつもなら名前を呼べば来てくれたのに、なんでだか今は来てくれない。
ゲージの中をよく見ると、切られた首輪が落ちていた。
あぁ、逃げたんだ。
「……なんで、なんでどうしてどうしてどうして!クソッ!あの餓鬼ぃ!ああ、クソッ。手足なんて切り落としておけば良かったんだ!」
衝動のままに、目に付いたものを壊していく。
飽きたし、何書きたいんだっけかねってなった。
書き始めた時の設定は、女の子が誰か(個人的趣味では男であれ)を監禁していて、逃げられた感じ。
なんか荒れだした辺りで、何書きたいかわからんなった。
ヤンデレ女子可愛い
どうして⋯この恋は叶わないのでしょうか?私はこんなに好きなのに
どうして
どうして僕は生きてるんだろう
どうして人が怖いと思うんだろう
どうして家族と仲良くできないんだろう
どうしてって思うことがこんなにある
この世界はわからないことだらけだ
どうして
あらゆる物事に対して人間は無知である。
なぜ、どうしてのきっかけから現象の理屈を究明し、発展してきたのだと歴史を見れば分かる。
まあなんだ、上で述べたようなスケールの大きい話じゃなくて私がしたいのは自分が味わっている理不尽に対して、これをどうしたら解決できるか。その道筋のためのきっかけを探っていきたいと思う。言うてそんな長い文章書くつもりはないぜ!
最近新しい仕事を任されているしかしそれがうまくいっていない。自分に足りないものがあるのが明白だ。何から解消していくか、その道筋がわからないところである。発言権は平等にあるはずだ。なのに緊張して仕方がない。自分が言ったことに対して自分が考えを詰めて相手からの問いかけにつまずくことがないだろうか、聞きたい事は明確であろうか。この辺の整理がどう判断つけるべきなのか、私の業務理解の至らなさがここに来て露呈した形だ。
正直、お作法の周知、部署ごとの役割分担の周知といった明確な資料のない部分について温度感のヒリヒリがスゴい。今さらこんなこと聞くの、分かってなかったの、質問してきたのあなたでしょ、と恐怖しかねえ。
ぶっちゃけ、私に反論できる要素は誰も1年間の間に教えてくれなかったじゃん、というものだが子供の理由でしかねえ。どうしたらいいのか聞こうにも言葉遣いが難ありな自分に気づいて言葉狩り状態に。
なぜどうしてと思えるからといって、答えにたどり着けるのは稀なのでは。。
直感でしか生きたことないのに礼儀正しさ求めないで。
どうして
疑問
どうでもない
思う事は
なんとなく
総合的に
つまるところ
キッカケで
あとは想像や経験
なんでもない思いを疑問に
そこから想像や経験を
そしてから感じて考えて
あとはまとまるまで待つだけ
まとまりはやがて別のまとまりに
だけど的はどこにでもある
なんてことのないその思いが
色々な思いを思う
特別ではないから伝わる
特別なのは言葉ではない
伝わるその思いこそが特別
誰かれ構わず語れたりはしないもの
いやな時期になってきた。この時期になるとやりきれないおもいにおそわれる。むかしはこうではなかった。いつからこの時期を厭悪するようになったかは、わたしに明確にわかっている。それは大学受験が蹉跌してからである。
むかしからわたしはとりえのないニンゲンであった。あらゆることに劣等感をかんじ、いつもフマンをくすぶらせていた。
しかし、そのときはまだキボウがとざされているわけではなかった。わたしのジンセイにもまだ曙光がさしこむ余地があった。その曙光とは大学受験である。
大学受験にせいこうし、だれもがみとめる一流の大学に入学すれば、わたしのジンセイの蒔き直しがかなうとおもった。とりえのないわたしにもヒトにほこれる強みをもつことができる、そうかんがえることはわたしのはげましになった。
わたしは一流の大学を志望校にさだめ、べんきょうにはげんだ。元来べんきょうがとくいなわけではなかったが、ジンセイのゆいいつの曙光をのがさないようにするべく、孜孜としてべんきょうした。
しかし、非望をいだいたわたしを、ゲンジツは大学受験の蹉跌というかたちで、てきめんにうちのめした。第一志望にさだめた大学は不合格で、あまつさえ第二志望の大学も不合格であった。
わたしのキボウはついえた。もはやわたしのジンセイに曙光がさしこむ余地などなくなった。これからは刑余者のようにでぐちなしのどんづまりのジンセイをあゆまねばならぬだろう。
この蹉跌のきおくがわたしをさいなみ、わたしはこの時期を厭悪するにいたったのである。まだキボウのついえていない高校生をみるとねたましくおもう。そして、受験にせいこうし、あかるいミライへととびたつ高校生をみるとひきさかれんばかりになり、じぶんのいかに無力かをしる。
もしこれをよんでいる方に高校生の方がいられたら(わたしの暗鬱な文章などよんでいるものがいるのかうたがわしいが)、わたしの覆轍をふまぬようちゅういしておきたい。おわってしまったニンゲンから。
【どうして】
「おねーちゃん何やっとーと?」
部屋に入ってくるなり少し年の離れた弟が言った。
「宿題だよ」
ウチが答えるとすかさず、
「なんで宿題やっとると?」
と聞く。小さな弟は最近なぜなぜ期に突入したのだ。
宿題に飽きたウチは走らせていたペンを止め、弟に少し付き合ってみることにした。机から離れ、弟と目線を合わせる。
「宿題やらんと先生に怒られるけん」
「なんで?なんで怒るの?」
「うーん、なんでやと思う?」
逆に質問してみる。
「いじめられとるから?」
なるほど、そういうふうに考えるか。
「そうね、先生はウチらが頭良くなるように宿題出してくれるんよ」
「頭良くなったらなんかいい事あるん?」
間髪入れずに質問する姿勢に感心しつつも答える。
「将来、いい暮らしが出来るかもしれん」
知らんけど。と心の中で呟く。
「なんで頭いいといい暮らし出来ると?」
「絶対やないよ。だけど頭良くないと先生とか、お医者さんとか、お巡りさんとか出来んのよ」
そうなんだ、とここで一旦質問は終了。
「僕も頭良くなる!」
少し間を置いて弟が言う。
「よし。じゃあ、ねーちゃんと一緒に勉強しようか」
そう言って粘土やパズルなどの知育玩具を出して一緒に遊ぶ。宿題は後でいいか。
腐りかけの愛言葉が
二人の間を毀れて
善がる僕は中毒者
どうして
どうしてこうなんだろう。
どうして普通にっていうの?普通って何?
どうしてこんなにもネガティブになってしまったの?
私は、、弟が嫌いだ
何が?と言われたら
なんだろうな、、
母さんを取られたくなかったのか
僕を見て欲しかったのか
アイツの
細かいことが気になる
【どうして】
貴方のこと何も考えてなかったかも
ごめんね
あたしより優先するのは
貴方よね
優先順位間違えてたわ、
あなたを1番に愛して
【楽にする方法】
彼をどうしてやろうかな。
煮ちゃおうかな。焼いちゃおうかな。
美味しく刺身にしようかな。
釣った魚にエサをやらないって言うじゃん。
そりゃそうだよ。
だってこっちが食べるんだから。
彼をどうしてやろうかな。
彼をどうしてやろうかな。
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【40】どうして
『どうしてあなたは__。』
世界の汚いところを知ってしまったから
この世界に価値などないと思ってしまいました。
価値のない世界に産まれたのだから
僕にも価値はないだろう。
いつしか自分自身を否定していました。