『とりとめもない話』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
テーマ:とりとめもない話
とりとめもない話、重要でもない気楽な会話ということはわかってる。それでも少し怖くなる。
「おはよー」
「今日寒いね」
「明日雪降るらしいよ」
「…。」
一旦会話が終了するとそこから話題がでなくなる。
何を話せばいいのか心のなかで焦っているうちに、
「あぁ私ってなんて空っぽなんだろう」と感じてしまう。
いつも穏やかに過ごしているせいか、それとも周りに関心がないからなのかと考える。
そしてやっと出た話すらも「でもこれはこの人に話しても興味をもってもらえないかも‥」と話題に出すのをやめる。
相手に聞くのも怖い。「あれどうなったの?」と尋ねたとして私にはそれは関係ない出来事じゃないかと思ってしまう。
明日も友達に会う。そして自分という人間がいかに空っぽで、臆病で、面白くないのか現実を突き付けられるのだろう。
とりとめもない話ができる時が一番リラックスしてる時なのかもしれない
今はちょっとムリ
今がんばりどきなの
オンとオフ
どっちもあってよいではないか
【とりとめのない話】2023/12/17
とりとめのない話をしよう。
今日何時に起きたとか。
初めて行ったパン屋さんのパンが美味しかったとか。
久しぶりに本格的な掃除をしたら埃の量に驚いたとか。
数分のつもりで昼寝をしたら数時間経ってたとか。
ベランダから見た夕日が綺麗だったとか。
時が過ぎたら忘れるような、なんなら次の瞬間にはもう覚えてもいないような、どうでもいい話をたくさんしよう。
積もり積もって振り返ったとき、楽しかった記憶だけが残ること。そんな日々に期待して。
とりとめもない話ができる時が一番リラックスしてる時なのかもしれない
今はちょっとムリ
今がんばりどきなの
オンとオフ
どっちもあってよいではないか
昨日見たドラマ、
変わりやすい天気、
中身スカスカのサンドイッチ、
近づく車検、
口うるさい上司、
通りすがりが着ていた変なTシャツ、
芸能人の不倫、
新しく出来た店のスイーツ、
隣の家の猫、
階段にいつの間にか出来てた傷、
出し忘れた書類、
庭に咲いた花、
面倒な会社の同僚、
履き潰した靴、
新調した食器一式、
仕事が好きとか嫌いとか、
サブスクどれにしようかな、
こんな話に花を咲かせる事が出来るのは、「割と」平和な国だから。
この星の別の国では、幼い子供が襲撃に怯え、声を殺して眠れぬ夜を過ごしている。
聖人君子でもないし、一庶民に何が出来るのかという気持ちもあるけれど、なんとなくふと思い出して、せめて一日でも早く恐怖が去ってくれますようにと、誰にともなく祈ってみる。
それともこの場でこんな事を綴れる時点で、この思いすら「とりとめもないこと」になってしまうのだろうか。
END
「とりとめもない話」
最近忙しすぎて心が休まらないことが多かったんだけど、そんな私を見かねて神様がせめてもの癒しを与えて下さったのか動画サイトで子猫の動画がいっぱい流れてくるようになった🐱
とりとめもない話をしよう。
ゆるゆると眠気が指先まで染み渡るまで。
ストーブが生み出す暖かい空気で肺を満たして。
僕の声が意味を為さなくなるまで。
瞼が重くなる。
呼吸が遅くなる。
抱き合って眠れば、きっと夢の中でも手を繋いでいられる。
君が優しい眠りに落ちるまで、いつまでだって話し続けてあげるよ。
良い夢を、君に。
毎日しょうもない質問を投げかけてくるこの人は一体なんなのだろう。
今日は、
「ごはんにシチューかけて食べられないよね?」だった。
「え、美味しいよ?」と返すと、
「…そうなんだ!んじゃ俺もやってみようかな。」なんて返ってきた。
どんな返事でも理解を示してくれるのが毎回の流れ。
あなたのとりとめもない話の意図は正直わからない。
でも、わかることがひとつだけある。
それは、あなたとしょうもない話をするのが楽しいってこと。
会話が苦手でそっけなく返してしまうことの多い私。
それでも毎日話しかけてくれて私の意見を理解もしようとしてくれる。
明日はどんな話ができるかな?
231217 とりとめもない話
人と話すこと
ハードルが高かったなぁ
何を話そうか、
知らない話題になったら
どうしようかな
そもそも知らないって
はずかしいな
そんなこと考えると
話すことがさらに億劫になった
そうは言っても
歳と共に
そうもいってられない場面が多くなり
とりとめもない話も
出来るようにはなってきた
肩肘張らずに
ありのままにいれば
なんとかなるものだなと
感じている
君となら とりとめもない話でも
今日が輝く 明日も輝け
お題【とりとめもない話】短歌
話しているうちに、何でもなかった今日が良い日になる。明日もそうなりますように。
【とりとめのない話】
「そうなんだよー笑」
『マジかよww』
新しい環境に入って、
そろそろ1年が経とうとしている
新しい環境は勿論、友人、時間、景色
全てが新しく見えた私は今や何処にもいない
最初は不安だった重い石が
今では嘘のようにない
それには、理由がある
確かに『慣れ』っていうのもあるかもしれない
しかし、私がこの環境で楽しく、幸せに生きていけるのは
「なあなあ、昨日のテレビ見た?」
「今日先輩がさー」
「バイト疲れたわー」
「昨日のライブがマジで、最高だったんだよ!!」
こんな話ばかりが私の周りで溢れているからだ
私は今日も幸せを感じるために
言葉を紡いで
とりとめのない会話を作り上げれることに感謝した
『弾けるシャボン』
取り留めのない会話のシャボンがあちこちで弾けてる
無邪気な子どもが風船を割るように 次から次へと破裂する 中身が無いので何も起きない無味無臭 会話の内容改ざんされても無味無臭 もっと味のある話しは無いのかと 紳士はシャボンを探して回る
"とりとめもない話"
「ん……」
意識が浮上する。それと共にゆるゆると瞼を開ける。
部屋の中──少なくとも今視界に入っている範囲は真っ暗で、今が夜中である事を認識する。
「ごほっけほっ……」
「みゃん」
「お、起きた」
咳をすると耳元からハナの鳴き声。それとほぼ同じ方向から、無邪気な少年のような声が聞こえた。
「っ……!」
身を固くして息を飲む。
──まだ喉に違和感がある。
喉の痛みがまだ残っている。喉に障らないように、悲鳴を上げそうになるのを何とか耐える。
幸い金縛りはないが、身体中の不快感は今朝と変わらず消えていない。
声を頼りに首だけを動かし、恐る恐る声の主を視界に入れる。
「んだよ、てめぇか……脅かすな……」
一気に身体中が弛緩し、緊張と警戒で溜めていた息を吐き出し、「けほっ」と軽く咳をして酸素を取り込むように呼吸をする。
「俺の事、お化けだと思ったのか?」
声の主──パラドがいつもより控え目な声量で聞いてくる。図星を突かれて肩が小さく跳ねたが、取り繕って「違ぇよ」と答えて言葉を続ける。
「覚めて、いつもはしねぇ声が、ごほっ……突然近くから聞こえたら誰だって驚く。ごほっごほ……」
途中咳き込みながらも言葉を続けた。慌てた声色で「あんまり喋るな」と水の入った薬呑器を差し出して、俺の言葉にいつもの明るい顔で「そっか」と返事をする。
薬呑器を手に取り受け取ると、何かに弾かれたように身を跳ねさせて「あ、でも」と顔を曇らせて口篭る。
「でも、驚かせたのは変わりない……ごめん」
「いいって、謝んな。……けほっけほっ」
「だから喋るなって」
「はいはい」と小さく笑って「悪ぃ」と謝罪する。
そんな俺に「絶対分かってないだろ」としかめっ面を向けてきた。込み上げてくる笑いを堪え、手に持っている薬呑器に口をつけて中の水を流し込み、喉を潤す。
「ところで、何でてめぇここにいんだよ?」
誤魔化す訳ではないが、気になった事を口にする。パラドは「あぁ」と思い出したような声を漏らして答えた。
「永夢達に頼まれた。スナイプが寝た後に「夜中はお願い」って」
「今何時だ?」
そう聞くと、サイドテーブルの上の目覚まし時計を手に取って液晶画面を俺に向けた。
液晶画面には【PM9:13】と表示されている。
「こんなに寝てたのか」
「結構ぐっすりだったからな」
目覚めてから数時間後看病され、ゼリー飲料を腹に入れて薬を飲んでから半日近く経っている。
あの後あいつらが来て、ハナのご飯の用意に俺の看病までして、しかも上に俺が高熱を出した事を連絡して、上官命令で休むように言われた。
なので仕方なく看病されて、市販の風邪薬を飲む為に昼食にゼリー飲料を腹に入れるように言われて薬を飲んで、そのまま横になり……。そこから先は覚えていない。
風邪薬の睡眠作用で眠っていたからと言って寝すぎだ。
まだ首元の近くで丸くなっているハナに「悪ぃ」と小さく声をかけると、布団から腕を出してルームランプの明かりを付ける。ルームランプの暖かな光が周りを包む。
「目ぇ冴えちまった、けほっ……から、話し相手になってくれ」
小さく咳き込みながら頼み事をする。
「なんでもいいのか?」
「あぁ、けほっ……何でもいい。今朝起きた時からベッドの、ごほっ……上で退屈なんだよ」
そう言うと「分かった」と答えて、近況やら最近遊んだゲームやらを話し始めた。
楽しそうに話すパラドにゆっくり相槌を打ちながら聞いて、俺も少し話す。それを繰り返し、たまにハナの相手をしながら時間を潰した。
今日のテーマは『とりとめもない話』
ただとりとめもないなんて言葉を聞くこと自体が少なくなってきたように感じる近年
それなりに定義が難しい話題で、ある種同系統の『なんか面白い話をしてよ』なんて無茶振りに近しいものを感じた
同系統という言葉でまとめはしたが、あえて言語化するならどんな表現を用いたらいいだろう?
受動的、というわけではない
受動的なだけでいいなら合槌をいくつかで済む
能動的、と言い切ることも憚られる
能動的でいいなら、今朝の星座占いで言われたラッキーアイテムの『黒い船の模型』なんて一般的な家にあると思っているのか、そんな話でいいだろうか
つまり話の主体は向こうにあるのにこちらに委ねられた裁量が大きい類のもの
受動的でありながら能動的な会話
なるほど確かに、そんな表し方をしたなら困難であることは容易に感じ取れる
まあどれだけ難易度を示したところで求められたら応えたくなるのも人間の情と言うべきか
そんな『とりとめもない話』を1つ、いかがだろう?
明日、朝から電話しなくちゃいけないことがある。結構億劫だったり不安だったりする…けど自分がやらなきゃ誰がやるという案件なのでやるしかない。
眠れなくてもなんとか眠る。明日の朝、ちゃんと起きられるように。
とにかくうまく行くようにひたすら願う夜。
テーマ:とりとめのない話
花 花が枯れた、結構大事にしてたから悲しい。でも大丈夫机の上の花は枯れたら新しいのを皆んなが供えてくれるから。
とりとめもない話を
互いに交わし合う
頷き合い
語り合う
どこかにそんな幸せが落ちていないだろうか
「とりとめもない話」
とりとめもない話
お互いの話してること
何となくバラバラで
噛み合ってるんだかないんだか?
だけど気づけばとりとめのない話を
奇跡のように延々と成立させちゃう
それでも何だか不思議と居心地の良い
B型の同士のわたしたち
とりとめもない話
今の私は私の理想像とはかけ離れている。以前より退化しているのではないかとも思うくらいに。余裕を持って自由に、他人を巻き込むようなみんなの軸になれるような人。ドラマの主人公みたいな。余裕を持とうとしたらただすかしただけで中身の無い見かけだけの余裕みたいなものになった。自由にいようとしたら自己中になって周りに迷惑をかけてしまった。他人を悪い意味で巻き込んだ。自信のない事にぶつかると縮こまってできない事を恥ととらえて誤魔化して隠して。軸になるどころかみんなの足を引っ張るおもりになっているんじゃないか。そうなりつつある私(もうなっているとも捉えられる)は自分が嫌になる。でも、決して嫌いなのではない。自分を自分で否定したいわけじゃない。そうしたら私の世界が終わってしまう気がするから。最近は逃げてばかり。甘くみていたことが仇となり、自分に返ってくる。それに向き合わずにその場をすり抜ける方法しか考えなくなった。口先だけの良い言葉を並べて自分を納得させて、嫌な事は見ないように見えないようにするだけ。だからいつまでもこのループをすり抜けられない。
まだまだ自分への文句は出てきそうだが、一旦自分のルールを決めておきたい。人とどんな事もコミュニケーションを取る事。事実も、できない事も、わからない事も。その分、できる事も、嬉しかった事も。
まだルールを立てたばかりだし、守れていると自覚しているわけじゃないから、全部全部とりとめのない話にはなってしまうが、いつかこの文章がとりとめのある話になるように、日々努力していこう。
「今日の授業移動だっけ?」「そうそう移動」
「いやあれ変更になったらしいよ」「え?つまりどっち?教室なの?」
思い思いの言葉を口にする生徒で溢れる教室。
授業と授業の間の休みも、もう残り5分を切りかけている。
そんな中、教卓の前に立つ少女が居た。
「みんな静かにー!報告するから!今日は移動だよ、わたし先生に聞いてきた!」
引き続き、今日は移動だと繰り返している。
だが、静かにするように声をかけたのに少女の声ではあまり響いていないようだ。
仕方ないな。
「ほら皆黙れって。ちゃんと聞きに行ってくれた子がいるんだから、聞こうぜ」
途端、静まり返った空間。
視線が教室のど真ん中、つまり俺の方へと集中しているのを肌で感じる。
なんなんだ。たまには大きな声を出したって構わないだろう。
「……えっと、だから次の授業は移動!理科室だよ!」
……。
少しの沈黙の後、顔を見合せた生徒たちは軽く彼女にお礼を言うと、ガタガタと準備をし始める。
自分もそろそろ移動しなければと腰を上げ、歩き出す。
「あ、あのさ」
と、背後から声をかけられた。少女の声だ。
「ん?何?あ、ありがとうね、わざわざ先生のとこ聞きに行ってくれて。俺らあんま動かねえし助かった」
振り返ってまだ言っていなかった、言いそびれていたお礼を口にする。
「いや、いいの、私こそありがと」
「ああ、いいよあれくらい。理科室行かなきゃ先生がまーたイライラするからな、そろそろ2年だしちゃんとしないと」
「う、うん。そうね」
……?話は終わったのだろうが、まだ俺から視線が逸れない。
「あ、なにか用事あったりした?ないならそろそろ」
遅刻してしまうから向かおう、と続けようとしたが。
「あのっ!今日…その…」
少し俯き、頬を淡く桃色へ染めて、もごもごと話す少女。
おや。まさか。そんな。
流石に動揺してしまう。もしかすると、もしかする……?
「放課後、ちょっといい…?」
する……のか……??
「あっ、ああ、いいよ」
その後どんな顔をして残りの授業を受けたことか。
「便所でも我慢してんのかと思ったぞ」とは友人の言葉。
こちとら思春期だぞ、色々考えてしまうのも仕方ないだろう。言わなかったけど。
待ちに待った放課後。昨日までより長く感じるHRを終え、人通りの少ない棟での階段の踊り場。件の少女と一体一。
「あ、えっとね、話なんだけど」
「うん、何かな」
あくまで平常心につとめる。
差し出された封筒。
まさか。
「あの、あの子と君、仲良いじゃん…?渡して欲しくて」
…………ああ。
「わかった、なんて言って渡せばいいかな」
「あっええと…読んで欲しいってこと伝えてくれたらいいから!じゃ、じゃあよろしくね!」
小走りに去っていく背中をぼんやりと見つめる。
自惚れた己をとても恥じた。あいつに言わなくてよかった。ただの思いすごしだったなんて。
「で、渡したの?」
「そりゃあね。頼まれ事は完遂したさ」
「どうだった?2人はくっついたの!?」
「いや〜どうだろうな、俺の知ってる範囲だと付き合ってはなさそうだったけど」
「え〜そっか〜。でもいいな!なんか甘酸っぱくて!」
「うーん…俺としては恥ずかしい話をさせられたんだけど」
「ふふ、勘違いしてた貴方も可愛いじゃない」
「まあ、君がそう言って笑ってくれるなら、話してよかったかも」
「ええ、また色々と教えて!」
「とりとめのない話」2023/12/18