『とりとめもない話』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「なんの気もないってさ」
友達なのか、友達じゃないのか
それってどういう意味合いなのか
私に向かって言ってるのか、そうじゃないのか
それってどういう思いで言ってるのか
全部分かっちゃえばいいのに
そうしたらもう二度と不安にならない
でも、全部分かっちゃったとしても
また貴方は不安にかられるんでしょ?
とりとめもない話から零れ落ちる
書き留めきれない貴方と私
12.17.とりとめもない話
取るに足らない話をした。
彼女が赤く染まった鼻先に、雪をのせていたあの晩のことだ。
「風邪をひくから、傘をおさし。」
隣を歩いていた僕は、彼女の身を案じてそう言った。
藍の空と一面の銀世界に、彼女の黒髪と、存在を誇張する耳鼻の朱の色が溶けているのが、僕はこの痛いくらいの寒さの象徴に思えてしまって、ひどく目に毒だった。
「どうして、風邪をひくと思ったの?」
彼女は僕の目をみて訊いた。
そんな言葉が返ってくるとは露とも思っていなかった僕は、少々面食らってしまう。
おかしな質問だ。
風邪をひく。それは単純によくないことだ。
僕たちは、物心つく前からそれを知っている。
何故雪の日に傘をささないと風邪をひくのか。
何故、何故。
ふと進行方向を仰いだ。信号に捕まっていた。周りを確認せずともわかるくらい、車通りは無かった。
「…女性は、体を冷やしてはならないというから。」
少し、見当外れかもしれない答えを述べた。
何も疚しいことなんてないのに、おかしな話なんて持ち出していないのに、何故だか彼女の瞳が僕を責め立てるように捉えているから、僕の頭は働かなかった。目は泳いで、手には寒いのに汗をかいた。
__女性は体を冷やしてはならない。
理由は良くわからないが、口を酸っぱくして親類が言うので、僕は数学の公式を覚えるように、額面と使い方だけその言葉を脳内に繋ぎ、飼い殺していたのだ。
はじめて役に立った知識だ、と、女絡みのない地味な暮らしをしていた自分を嘲った。
暫く僕をその瞳孔の中に閉じ込めていた彼女は、信号が青に変わる頃、満足したのかその目を三日月に細め、言った。
「私、雪では傘をささない主義なの。」
彼女は左足で白線を踏んだ。遅れて僕は右足を出した。ささやかに地面に重なる粉雪は、僕たちの足跡をはっきりとさせない。
「それはどうしてだい?」
今度は僕が訊いた。"寒さで余り口を開けたくない"と考えた。
「人間はずるいの。」
「雪の日ぐらいは、風邪をひいてあげなきゃ。」
白い吐息が見えた。僕からの角度では、先を行く彼女の唇までは見えない。
ただ、悴んでいるのだろうなと思った。
物心つく前から、なんとなく知っていた。想像つくようになっていた。
言葉を知る前に、事象を知る前に、たぶん植え付けられていた。
「冬が可哀想じゃない。」
そう言った彼女の顔はわからなかった。わからないまま、あの晩は終わった。
脳の容量を食うには勿体ない、ただ明日には忘れるような、すこし変わっただけの、それ以外は何も取るに足らない話だった。
だけど僕はそれを、確かに今日まで忘れられないままでいる。
とりとめもない話
お気に入りのカフェで
顔を合わせて
とりとめもない話をする
ただそれだけなのに
こんなにも幸せなことだったんだね
あの人は
真剣に
楽しそうに
共感して
あの人自身の知識を与えてくれながら
いつも聞いてくれる
とりとめもない話 でも
テーマ:とりとめのない話 #35
※この物語は#20からの続編です
凍える寒さが来た今日。
ミデルに本当のことを話そうと決めた。
最初はとりとめのない話から始まった会話。そして、さり気なく僕の過去の話もした。
ミデルは、頷きながら聞いてくれた。
そして本題。僕は話すときやはり止めようかと何度も思った。でも、ミデルが僕の話をじっと聞いてくれるのを見て思った。
あぁ…大丈夫だって。
根拠もないそんな僕の思い。でも、約1年一緒にいて思ったのは、彼女は信頼できるということだった。
「ミデル。僕の秘密を教える」
僕は声のトーンを変えた。ミデルはさっきまで丸くしていた背筋を伸ばし僕の方を見た。
「僕は……この国の王の息子。つまり、この国の王子なんだ」
ギュッと目をつぶった。怖かった。ミデルの顔を見ることはできなかった。やっぱり心の何処かでは怖いと思っていたのは確かなことで、ミデルがどんな表情でこれを聞いているのか怖かった。
少しの間、沈黙が続いた。沈黙の時間はほんの少しだったかもしれないが、僕にとっては長い時間だった。
「知ってたよ」
沈黙の時を止めたのはミデルだった。
「知ってた。ラクラがこの国の王子、ラック・クラームだってこと」
ミデルは淡々と言った。
「信じてたよ。自分から言ってくれること」
ミデルの言葉にホッとしている自分がいた。知っていたのにも関わらず知らないふりして自分と一緒にいてくれたことに。
「ラクラ?」
ミデルは僕の顔を見て、驚いたような声で名前を呼ぶ。
「どうして泣いているの?」
僕の視界はいつの間にかぼやけていた。
「な、泣いてない」
僕は恥ずかしくなって顔を隠す。
「いや、泣いてた!」
ミデルは、僕の顔を見ようと覗き込んでくる。僕がそれを頑張って避けているとクククッと言う声が聞こえてきた。
「まぁ、泣くことは悪いことじゃないさ」
そう言って、笑ったミデル。
「だから、泣いてないって」
そう言いながらも鼻をズビッと音を立ててすする。
カッコ悪い。そう思いながら涙を拭う。
よかった。僕は安堵した。そして少し怖くなった。
打ち明けたということは、確信を持てなかったかもしれない僕の正体を確信してしまったのだから。
「なぁ、ミデル。王子だとわかったとしても、僕と一緒にいてくれるかい?」
問題はそこだった。ここで頷いてもらえなかったら、僕はどうすればいいのだろう。一気に不安が僕を襲う。
「もちろんだよ。ラクラがラック王子だろうと、ラックはラックだもん」
ミデルは出会ったときと同じような笑みを浮かべた。
良かった、本当に。
「じゃあ、私のことも聞いてもらおうかな。泣き虫さんに」
「泣き虫じゃない!!」
僕はそう言いながらも笑っていた。
そしてまた、とりとめのない話を2人で話す。そんな日常が僕にとっての幸せだった。
♡400ありがとうございます。これからも狼星をよろしくお願いいたします。
テレワーク中はいかにサボるかが大事だけど
たまには丸一日仕事に集中するのも嫌いじゃない。
でもやっぱり少し損した気分。
-とりとめもない話-
私は、本気で恋ができない。
両思いだと確認し合う前までが好きなの。
駆け引きが好きなの。
君じゃなくて、、
「私だけかな?」
とりとめもない話
で、結論は何なの?
別れたいって?
知ってた、
とりとめもない話
「寒いね」
雪が降った日、君はそう言った。
「暖かくなってきたね」
桜が芽吹いた日、君はそう言った。
「暑いねぇ」
灼熱の日差しが注ぐ日、君はそう言った。
「もうすっかり肌寒くなってきたね」
紅葉が深まる日、君はそう言った。
なんてことない話ばかりしてきたと思う。肝心なことには一切触れず、当たり障りのないような話題を取り上げていた。
それでも、たしかに君のことが好きだったし、愛していた。はず、だ。
でも、それももう終わりだ。たった一言で終わったこの関係が、あまりにもあっけないものだったと今更ながらに気づく。
君とともに歩んだ一年が、今もまだそこにあるような気がして。
もう君は隣にはいないけれど、移り変わりゆく季節をともに感じることはできないけれど。
どうか、次は君がちゃんと幸せになれますように。
まだ君のことを思い出してしまうけれど、思い出にするには心の準備ができていないけれど。君の幸せだけは祈りたいんだ。
とりとめもない話
私には1人親友がいる
物凄く真面目そうだが中身は変わり者だ
私は子供時代からずーっと太っており、
高校生になっても全てを絵に捧げたように
女を捨てた生活を送っていたので
見栄えも悪く不潔だった。
風呂に入る時間を削って絵を描いていたのだ
母から
「おまえ、女子高生なのに、おじさん臭い!ヤバいよ!」
と、嫌われていた。
毎晩、2時間位しか寝ずに絵を描いて勉強もした。
生意気に
ナポレオンが3時間睡眠だったから、
私の方が勝ったわ、とか思っていた。
もう友達も彼氏も要らないから
絵の才能さえ貰えれば悪魔に魂を売っても良いかなと思って
そこだけは女子高生の乙女心を発揮して
ファウストの悪魔を待っていたが
来る訳が無い。
代わりのように
その友達が来たのだった。
彼女が私に近づいて来たのは体育の時間で
私が、喘息の薬が身体に合わず、興奮して
「ブヒヒヒヒヒヒィーン!!」
と、豚のような笑い声を
体育館に高らかに響かせてしまって
顔を真っ赤にしていたら
「りくのさん、今の馬のモノマネ、凄かったですね!
ところで、美大受験するんですよね、
一緒に同じアトリエ(画塾)に行きませんか?」
と、言ってきたのだった。
(豚のモノマネって言われなくて良かった)
こんな真面目そうな人と一緒に行くのは緊張するなぁ
と、思ったのもつかの間
彼女は面と向かってめちゃくちゃ私の悪口を言ったり
時々、わざと喧嘩をふっかけて来たり、叩いて来たり
かなりの強者で
その上
描く油絵の色使いが独特に美しい天才だった。
(詳しく書くと全20巻位の話になるので自粛)
それぞれ違う美大に行き、違う人生を歩んでいるが
時々LINEが来ると時間を忘れてとりとめのない話をしてしまう。
私が手術する前もMRIの写真を見せろと要求が来た
「なるほど、こりゃあ腹に悪魔がいるわ。」
と、言われ
遅れて来た悪魔なら代わりに何か幸せな対価の契約を……あ、歳をとったから対価にならないのか…… 保険契約みたいだな……チッとくだらない空想をした。
手術後に
「前から誰か手術した人に贈ってみたかったんだよね。」
と、『切腹最中』を送ってくれた。
なんてシャレが効いたプレゼントだ!
何をされても許せるのは彼女だけだ
彼女は今年、フランスの有名な展覧会に版画で入選し
私は今、母の介護をしながら貧乏イラストレーターをしている。
凄くよく描けたと思い、ツイートしても、呪われているかのように、良いねが伸びない。
身体中痛くて、自信も無くなった。
詰んだなぁ、こんなはずじゃ無かったのになぁ……
とりとめが無くなったので
ここで……。
とりとめのない話
○なんで突然まも見てんの?
×元気になるから
(めちゃくちゃキュンポーズのまも)
○何あれ?
×やるよ。まもだもん。
○まあ、そうか。
とりとめもない話
真夜中をまわったら
眠気覚ましのコーヒー淹れて
とりとめもないこそこそ話をしようか
何でも話すよ
何でも聞くよ
星屑さえ眠る時間
とりとめもない会話に花が咲く
とりとめもない話
職場で電話の対応に長々とつかまる。とりとめもない話とはこういうのかと、カウンター周りを掃除しながら、時折相槌をしながら、来店客の対応をこなす。
もしもこういうことがあったらどうするんですか?真面目な話かと思いきや、他所の店で買った商品の話になり、過去に大変使いにくい商品を買わされた話になり、やっと本題になったと思い、価格や商品説明をひたすらさせて、お金がないから買うつもりはないんだけどね。でさぁ、…
混み合っておりますので、失礼します。と電話を切る。
お金がないのに電話代を惜しまないのが不思議でたまらない。人間が対応するから電話をかける人間はついとりとめもない話をしてしまうのだと思う。電話を受ける側も明確に無駄と判断がつきにくく、客商売である以上、無下にもできない。人口知能AIが判断し、1分程度で音声ガイダンスに切り替わるシステムでもできれば良いのにと思う。
【とりとめもない話】
そういえば昔、私は詩人だった。
嘘だと思うなら森山イロイと検索してもらっても構わない。まぁ、私がなりすましである可能性もあるが。
今でも私は詩人かもしれないが、それにしたってぼんやりしすぎた。詩にはまた別の種類の『ぼんやり』が必要なのだ。そしてそれはピエロが火の輪くぐりをするが如く繊細で、面倒で、それでいて哀しいほど何も残らない。
しかしそういう脳内の作業から逃れられない人間がいるとしたら、それは間違いなく詩人だ。
そういうわけで、私は今もぼんやりと詩人をしているのだった。
とりとめもない話
今日は初めての
調理法を試した
胸肉を味噌で下味つけて
一晩置いてから
炊飯器に熱湯を入れて
袋のまま入れて
二時間保温してみたら
カットした時から
とても柔らかくて
美味しく出来た
この調理法はリピ決定
# 5
自由にたくさん話をして、
今日も解散。さよなら。
今日こんな事があってさ、それが嬉しくてね
そういえば面白そうな映画見つけてさ
このコンビニ限定スイーツ美味しかったよ
先に寝るね、おやすみ
なんて、話をできてる時が幸せだったんだと
貴方を失って初めて気付いた
雑然たる私
この世界で話をしよう
なんでもいいのではないだろうか。
自分の置かれている状況も 立場も 地位も 役割も
全てを捨てることなど できはしない
されど、そこに辿り着くまでの道筋はあなただけの物語
脚色したっていいじゃないか
虚勢をはっても誰も気づきはしない
だからしよう。
過去を否定しないために
今を確認するために
未来を見据えるために
明日には忘れて?
こんなとりとめもない話
#とりとめもない話
とりとめもない話
一週間が7日間で、丁度良いって話
3日だと逆にせわしい
5日だと丁度良い気もするが、
一週間頑張った感……が足りない
7日だと、週一のドラマも楽しみで
やっと週末♪って思える
9日だと、7日周期に慣れているせいで
長過ぎてバテる
やっぱり7日間で丁度良いな
明日は7日目の日曜日だ!
最初から結論が出ているような、
話したことで何も変わらない話
『とりとめもない話』
今日もめっちゃ冷えましたよね~~((( ;゚Д゚)))
私ね、休みの日に決まって行くところがあるんです。
それはね、隣駅にある図書館。
その中にある、スタバかファミマのカフェスペースでコーヒ飲むのが好きなの。
今日みたいに冷え込んだ日に飲む熱々のコーヒーは、もうね、格別!
コーヒーってもともと南国の飲み物だから、本来は体を冷やすらしいんだけど、そんなの関係ねぇ!って感じだよね。
なにより、コーヒーの香りを嗅ぐ瞬間がたまらない・・・
全身の力がふにゃんってなる。
でね、コンビニ払いしたいものもあったから、ホントはファミマ行ったらやろうって思ってたのに、リラックスしすぎて忘れたよね(笑)
おかげて夜、雪がめっちゃ降ってる時にまた別のファミマに行って支払ってきたよ。
その時はさすがにコーヒーは買わなかったけど。
とりとめもない話、会話調で書いてみました♪