『ところにより雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ところにより雨
わたしの人生そのものって感じw?
わたしの場所だけずっと雨
みんな元気な時に
雨によりわたしはどんより
みんなは雨が当たらないのに
私はいつもびしょ濡れ
でもね
雨にずっと当たってる人にしか
分からない世界観もあるんだよ
たまに晴れた時の喜びや幸せ
いつも晴れの人にはそれは大したことないことかもしれない
でも「ところにより雨」の私には
小さな幸せがものすごく良く見える
これはこれで
幸せな人生なんじゃないかと
わたしは思っているんだ
いつもわたしは
ところにより雨
雨音がする。
屋根や窓に当たって弾かれる雨も
そのまま地面に落ちる雨も
目を瞑り耳を澄ませばみえてくる
想像するんだ。
傘に当たり弾かれた雨が何処へ向うのか
川に落ちた雨がどこヘ行くのか
雨とともに流れた気持ちは何処へ行くのか
「私さ、さっき先輩に告白したの。」
「えー、どうだった?」
「なんと、OKだって!!!」
恋に胸を膨らませる少女達の会話を聞きながら、私は友人とお昼ご飯を食べていた。
「先輩って、何年生?」
「2年生のサッカー部だよ」
ピクっと、目の前に座っていた友人の肩が揺れる。
「サッカーか、凄いね〜。名前は?」
「安達先輩」
銀のスプーンで掬ったオムライスがポトッと落ちて、ケチャップが飛び散った。
ところにより雨
今日の天気は、晴れ。ところにより雨です。
今日の気持ちは、曇り。ところにより雨です。
今日の私は、どこに行っても雨です。
はぁあ。憂鬱。
ーところにより雨ー
あの子は今日も貴方と笑ってる。
なのに私は、今日もまたあの子に取られて貴方と話せない。
あの子、晴れのち私、雨。
《ところにより雨》
順風満帆な人生など 無いって事は
少し考えれば判る
欲張りになってはいけない
#ところにより雨
いつかキミに会えたなら
長い長い僕の旅の話を
聞かせよう
光溢れる街 風にさらされた街
闇に支配された迷路
涙も枯れ果てた渇いた街
時間に追われ時間に流されて
それでもこの時の旅を
自分の心に従って生きていきたいと
歩き続けた
僕の為のストーリー
思い通りにいかず空を睨み続けた日も
あったよ
晴れのち曇り
ところによっては雨
生きてるからこそ
変わり続ける世界
雨に洗われて また
光を感じる世界を目指す
その繰り返しの旅
たくさんの思い出話しをしてあげる
僕の空はキミの待つ空に
続いているのだから
ところにより雨。
今もどこかで、ところにより雨だ。
ところにより雨。
なんだか落ち着く響き。
ところにより雨。
明日は晴れるだろうか。
「今日の天気は、全体的に快晴ですg」ブチッ
あー、人生楽しい!生まれてきてよかった!
今日の天気と同じね。私の人生快晴ばっか。雨ばっかの人って可哀想。
私ね、今日告白すんの。
2年間片思いしてた人にさ。今日卒業式だから。あの人卒業しちゃうんだ。
正直ね、この告白絶対成功すると思ってんの。だって、私ってこんなに可愛いし、頭もいいし友達も多いから!天才じゃん。私の告白断る人とかいる?
あの陰キャの根暗川とかさ、そういう人からなら分かるけど、私と正反対の存在だし!
てか陰キャって生きる意味無くね?なんでまだしつこく生きてんだろって感じ。
じゃ、告白行ってきまーす!
「1年生の頃からずっと好きでした!
付き合ってください!」
緊張するふりはするけど、どうせ脈アリでしょ。
なんたって私は神に愛された女だから!
「ありがとう…」
ほらやっぱり!私の告白断る人とかただの馬鹿だから。
「でも俺、性格いい人がタイプなんだよね」
は?え、は?どういうこと?断った?しかも、性格いい人がタイプで断るって、私が性格悪いってこと!?
まじで見る目ないわ。蛙化かも。
「それに、根暗川と付き合ってるから。」
……えっ?なんて言った?根暗川?
「あんなののどこがいいの!私の方がいいに決まって」
「…はぁ、そういうとこ。じゃあね。」
私の人生に、初めて雨が降った瞬間だった。
「今日の天気は、全体的に快晴ですが、ところにより雨が降る可能性もございます。」
ところにより雨
雨が物やアスファルトに当たる音が辺りに響く。
強い雨が降り注いでいるも、傘を手に持ちながら差さない俺を見た奴等が、不思議そうに俺を一瞥して通り過ぎる。
今はそんな奴等を相手にする余裕もなく、俺はとある場所をひたすらに目指してゆっくりと歩みを進めた。
なんで俺はそこに向かうのだろう。そこに向かったところで誰もいるわけじゃないのに。
いたとして、どうしたらいいのかも分からないのに。
「……傑」
目指していた場所に着くも、そこには誰もいない。いるわけがない。
それでも相手の名前を呼ばずにはいられなかった。顔を伝う温いそれもすぐに冷たくなり、 声は雨によって消されていった。
雨が降っている。
傘はない。
あるのは、雨が肌に伝う冷たさと
流されていく虚しさのみである。
水溜まりを覗く私の目に
光はあるだろうか。
ふと顔をあげると、遠くに青空が見える。
雨が降っているのは
きっと今だけ。
季節によって
降り注ぐ雨
時には
激しく打ち付けて
時には
静かにそっと降る
心に響く音色
あるところでは
涼しさを呼ぶ雨
暑い夏に
ひんやり冷たい雨
あるところでは
悲しみを運ぶ雨
傘もささずに
濡れた髪が揺れる
ところにより雨
色々な思いを運んで
潤いを与えて
優しく包んで
ところにより雨
心を癒やしてくれる
涙を拭いて
新しい日を迎える
雨の日も
晴れの日も
風が吹く日も
雪が降る日も
どんな日でも
この雨は人の心に寄り添って
雨が必要な人の所へ
行ってくれる
さぁ、今度はどこだろう?
貴方のところかな?
自分のところかな?
『ところにより雨』
今日の心の天気は曇りだった
でもお気に入りの靴を汚してしまったから
少しだけ気分は雨模様
『ところにより雨』
わたしは雨女
楽しみにしているお出かけの日や
行事ごとは、大抵雨
曇ってる日に
わたしが外に出ると
雨が降ってくる有様
そんなわたしに晴れ女の友達がいる
晴れ女の友達とお出かけの日は
雨女vs晴れ女との戦いで
大抵曇り
珍しく晴天の日は
「今日はわたしの勝ちだわ」
と、晴れ女が言うと
「いやいや、勝負はこれからや」
と、雨女が言う
そう、そんな日は『ところにより雨』
vol.10
「ところにより雨」
だいたい毎日心は晴れている
晴天ではないけれど
曇ってはいない程度
曇ったり
嵐が来たり
大荒れになる時もたまにある
それ以外は
だいたい安定して晴れ
なんだけど…
いつも、心の何処かで泣いている
どしゃ降りじゃない程度に
いつも何処かで雨が降っている
だから私の心は
晴れところにより雨…
君の家に行こうと思って家を出たんだ。今日は雨の予報だったから傘を持って。雨は降っていなかったけれどあとから降るかと思って持ってきておいたよ。
結局君の家に着くまで降らなかったけれど傘は持ってきておいて良かった。君の家に入って話して君の写真を見せてもらって君が居なくなったことを完全に理解して笑顔で君の家を出たらところにより雨。
雨が降ってきたんだ。肩も頭も濡れることはなかったけど確かに降っていたんだ。だって顔は濡れてぐしゃぐしゃになって手も袖も冷えて僕が踏んだアスファルトの上には水の後が着いていたんだから。
ところにより雨
快晴の空を見てみたい
けどいつも現実的な君
笑顔の裏に辛いことがある事も知っている
知らぬ間に1人で抱えている事もあるかもしれない
雨が一滴も降らない事なんてないのかもしれない
だけどその雨を1人で苦しまないよう
僕は君の隣にいたいんだ
#ところにより雨
ところの意味を知ってる?
時間なのか場所なのか
多分場所なんだよね、ここからここの範囲的な
知らなくても何とかなるって思ってるから調べたりしない
折り畳み傘分の荷重は、まぁいっか
【ところにより雨】
3月の終わり。
今日は晴天で雲一つない空。
季節は春で桜が満開に咲いている。
人々は花見をしに公園へ来ている。
家族連れ、恋人達、友達同士に会社の集まり。
楽しそうに笑顔に溢れている。
その人達の幸せそうな顔を見ると、こちらまで幸せになる。
本当はこの桜満開の公園に足を運ぶつもりは無かった。
今日はようやく最終面接までいった会社からの合否の連絡が入る日で、本当は家で待っているつもりだった。
けれど、じっとしていられずに外に出てきたのだ。
近くの神社で桜を見ながら静かに待っていた。
小さな神社なので人も少なく、心が落ち着く。
スマホの振動ではっと現実に引き戻されディスプレイに表示されるのは件の会社からだ。
一息つき電話に出る。
風が吹き花びらが舞う。
その光景を見た後静かに目を閉じ、お礼を伝え電話を切る。
小さい神社を後にして目的もなく歩き着いた先が冒頭の公園だ。
人々の喧騒が心地良く聞こえる。
空は晴天。
私の心の中は雨だ。
静かに、静かに雨が降っている。
案内人。(普通に長いし、凄く変。変な話が好きな方におすすめです。)
完全に山の中に迷ってしまった。
今日はキャンプをして、楽しんで帰ろうとしてたのに友達とハグレてしまった。
それに電話も繋がらなくて、昼だったのが今は夜。
しかも雨が降ってるし。
私の心と反して、夜空はキラキラと光ってる。
いつ熊が出てきてもわからないような状態で、しかも人が住んでいるような雰囲気もない。
私は密かに、ポツンとした小屋などがあるのでは無いかと期待をしていた。
だけどその小屋もあるような感じも全く無い。
「何してんの」
私が諦めかけた時、後ろから男の子の声が聞こえてきた。
「…?君は…、ていうか、ここの山は…?」
その子も私のように雨に濡れて、服も透けてしまっている。
傘を貸してあげたい気持ちが沢山あるのだけど、生憎、私も傘が無い。
「〇〇山って言う所。…、お前、もしかして山の中で迷ってるのか…?」
男の子が私の顔を数秒眺めると、私に聞いてきた。
「君も、迷ってるんじゃないの…?」
私が男の子にそう問いかけると、男の子は私に手を差し伸ばしてくれた。
「はぁ…間抜けなお前と一緒にしないで。
俺が案内してあげる。お前一人じゃ帰れないでしょ。俺の手を絶対に離さないでね。」
「えっ…」
私は男の子に言われた通り、手を離さないように意識をしていた。
【????】
お母さん「こら早く起きなさい!!いつまで寝てるつもりなのよ!!ホントにだらしないわね!!」
「んぇ…………、え?」
気が付いたら部屋のベッドに横になってた。
私、何を見ていたの?
お母さん「寝ぼけてないで、早くご飯食べて、学校に行きなさい!!」
「私………、あの子に助けられた……??」
お母さん「何を言ってるの!」
「〇〇山で私、迷子になって、男の子に助けてもらったはず…そこから記憶が無い……。」
お母さん「ホントに変な事を言うわねぇ。〇〇山は60年前にもう無くなったって知ってるでしょう!?」
「でも!ホントに迷子になったんだって…!!!」
お母さん「貴方の夢の話は後にして!取り敢えず早く学校に行きなさい!!!」
結局、あの山はもう昔に無くなっていたらしい。
私が覚えていた男の子も、あの私が知ってた山も全てはただの夢だったのかもしれない。