『たとえ間違いだったとしても』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
たとえ間違いだったとしても_46
ネオンが眩しく反射する
あついアスファルトの上を、車で走らせる。
お前をはじめて助打席に乗せたのは、
もう何年か前のことだったな。
あの時は彼氏がいるやら、
気になってる後輩がいるやらで、
どうにも乙女に見えた。
この関係が始まったのも、続いているのも
その理由は埋もれていくだけ。
俺にとって、
理由は他人事のように思えていたんだ。
決まった日には
誰も、何も、考えられなくなるように、
身体が変になりすぎるくらいに、
お前の全てを受け止めてやった。
それが、いつからか日常となり
居て当たり前の存在となり
感情もなしに、
ただこなしていくだけになった。
どこで間違えたのだろうか。
-君が好きだった僕は。
たとえ、この手が間違いだったとしても
「君のそばにいた方が良い」
と言ってならなかったのは、
僕が一番君を知っていたからだと思う。
そう、くだらない話を思い出していた時、
すぐ横の窓から
お前の乱暴なノックが頭に響く。
一つ息を吐いてから窓を開ける。
ガソリンや排気ガスの咽せる臭いと
甘ったるく、熟しきったフルーツのような
香水の匂いがした。
たとえ間違いだったとしても進まなければならないときがとにかく苦しい。
何度も後戻りしたくなって、なんならそのまま戻ってしまう。
だから全然前へ進めないのだ。
今日も三歩進んで三歩下がる。
「たとえ間違いだとしても」
大切な君が守りたくて、
大好きな君と生きたくて。
君がした事は間違った事だとわかっている。
それでも僕は君についていく。
君の側にいる。
これが、たとえ間違いだとしても。
君の為なら何もいらないよ。
「たとえ間違いだったとしても」
君が嘘をつくのは本当に間違っているのか。
僕が真実を言うのは間違っているのか。
それは誰にもわからない。
この世にいい嘘はあるのか、
悪い嘘とはなんなのか、
…考えても無駄だ、
どうせ正義の道に行っても、
悪の道に行っても…もしその道が
たとえ間違いだったとしても、
悲しみ哀しむ人がいる。
だから進化を止める訳にはいかない。
はて…?何故進化を止める訳にはいかないのでしょうか?貴方はどんな考えをお持ちですか?
【たとえ間違いだったとしても】
私の行動が間違っていたとしても
あなたのためになるならば
どんな事でも
誰かになんと言われようと
あなたが私を認めてくれるならそれでいい
それだけでいい
この考えがたとえ間違っていたとしても
たとえ間違いだったとしても、やり遂げる気概があればいいと思う。
実際はぐんにゃりぐにゃぐにゃ、意志薄弱。
たとえ間違いだったとしても、出会ってしまったのだから仕方がない。
あの日、あの場にいなければ、きっと知らない人同士、口を聞くことすらなかったのに。
苦しくて苦しくて、ようやく時間が気持ちをなだらかにしてくれるようになったけれど。
今もまだ、時々じくじくと痛んでる。
似た影に、似た横顔に。
切ないのに二度と会いたくもない。
声も姿も、欠片さえ。
早く全て、忘れてしまえたらいいのに。
たとえ間違いだったとしても、
練り始めた以上、
最後まで責任を持って練るべきだ。
その色にあなたが納得しなくても、
ねるねるねるねの魔女は、
あなたのその姿勢を評価するだろう。
今日、頂いた差し入れは塩豆大福
2024/04/22㈪日記
シャトレーゼの塩豆大福。
柔らかいんだね、美味しく頂きました。
ここで 書き始めて3ヶ月過ぎた。
飽きずに書いているよ。
書かなかったのは、ゆっくりしたいと思った温泉旅行に行った日だけ。
面倒くさがりなのに、毎日書いているのは不安と 寂しさからに違いない。
「これで良いよね?」とか、読んでくれている人に語りかけてるし。
返事はないのにね。
ここは誰かに自分の考え、気持ちが
伝わっているっていう微かな望みの
ような感じが良いと思う。
僕の場合は、誰かが生活の一部を
知ってくれているという、安堵みたいなもの。
全く変わり映えしない日常を
書いているだけだから、いつかは
飽きられちゃうだろうけど、その日が来るまで、ありがとう。
書く事が好きな人達の集まりだから、僕の拙い文も、推し量って読んでくれているのではないかと思っています。
それも重ねてありがとう。
巷はGWの話し。
今日はGW前にするべきことを1つ、した。
それは、お金を引き出すこと。
連休はATMも休止するし、これから混むからね。
今週もぼちぼち、いきましょう。
おやすみ。
『たとえ間違いだったとしても』
ただ大切な人を守りたくて、
ただ君の傍にいたくて、
君の選んだ道についていくことを決めた。
それはあまりいい道とは言えないけど、
君の道がたとえ間違いだったとしても
俺の判断が間違いだったとしても
世間の間違いよりも、自分の意志を貫きたいんだ
たとえ間違いだったとしても
私は私の正義を貫く。
自殺は悪いこと。
世間ではそれが正しいらしい。
でも私は違う。
間違いとか正しいとか関係ない。
ただ私は死にたいというのは変わらない。
「たとえ間違いだったとしても」
いつもうまく立ち回れない
間違いだらけの不器用な私
けれど、間違った経験はいつの日にか
自分の糧になることもある
正しい経験だけが良いとは限らない
だから、沢山間違っていいんじゃない
たとえ間違いだったとしても。
今日必死に過ごした1日に何の意味があっただろう。
頑張った出来事に。
一生懸命働いて、
貶されて、
ヘラヘラ笑って許したふりして。
きっと意味はない。
意味はないけど、正解なんだろう。
たとえ間違いだったとしても、
そんな日もあるよって
明日の自分は励ましてくれる。
あの時偶然、
普段行かないような居酒屋に1人で入り
たまたま席が隣だった君と
お酒を交わした
その後連絡先を交換して
たまに飲みに行く関係となった。
だが私の転勤が決まり、
次第に連絡をとるのをやめ、疎遠になってしまった。
何年後かにふと君のことを思い出した。
あの時の行動が「たとえ間違いだったとしても」
今の私ならあれで良かったと思える。
君と交わしたお酒ほど美味しく酔えるものはないが、
多分あの時きっとお酒に酔っていたのではなく
私は君に酔っていたんだろう
"たとえ間違いだったとしても"
「みゃあん」
ハナの昼食を持って居室に入ると、鳴きながら寄ってきた。
「はいはい、慌てんな」
部屋に入りいつもの場所に皿を置くと、皿の前で行儀よく座って「みゃうん」と鳴いて食べ始めた。
術後から嘔吐防止でいつもより量を減らしているが、こうして変わらずに食べてくれて本当に嬉しい。
ただ、ふと俺がハナを拾わなければ良かったんじゃないかとか、あの時中に入れてあげるだけで晴れた後外に出してれば良かったんじゃないかとか。
俺がこいつの親代わりになったのは間違いなんじゃないか。
いや、あのまま外に帰しても心のどこかで心配していただろうし、子猫一匹で外に放っておくなどできない。
こいつを保護したのも、こいつの親代わりになったのも、間違った行動だったなんて言いたくない。
人間にも動物にも、幸せになる権利はある。少しでもハナの幸せになる手伝いができてればいいなと思う。
「みゃあんっ!」
「うおっ」
ハナの大きな鳴き声に驚いて我に返ると、いつの間にか俺の足元に来ていた。
皿を見ると、既に空っぽになっていて、水も減っていた。
「今日も完食か」
ハナを抱き上げて、ベッドの上に乗せる。
「ん?」
背を向けたハナに疑問符が浮かぶ。
──ここ、なんかの模様みたいだな……。
ハナはいわゆるブチ猫で保護した時から黒い斑点模様はあったが、今まで模様を気にした事はない。
──この形……。四葉のクローバーか?
白の中に黒い四葉のクローバー。なかなかシックでオシャレだ。
「みゃあ」
「おい、じゃれんな。傷口が開く」
模様に指を這わせていると、ころん、とこちらを向いて指にじゃれついてきた。
小さな範囲でなら大丈夫だろうが、細心の注意を払ってハナの食後の運動に付き合う。
「はいお終い」
自身の昼食の時間もあるので、三分程で終わりにする。
「ゆっくり寝て治そうな」
ハナの身体に掛け布団を優しくかけて寝かしつける。
程なくして目を閉じ、眠り始めた。
「……おやすみ」
物音を立てないようゆっくり離れて、扉を静かに閉め診察室に戻った。
作品No.22【2024/04/22 テーマ:たとえ間違いだったとしても】
今 いるこの場所が
たとえ
間違いだったとしても
私はきっと
それには気付かないんだろうな
たとえ間違いだったとしても
それは正解の1つ手前の道のりだ
だからそんなに気にする事はない
人間間違えない人なんていないよ?
3歳の頃、数年祖母と暮らしていた。
真夏の朝、牛乳配達の自転車の音…
配達されたのは隣人宅である。
母恋しい年頃だった私は、その朝どうしても牛乳が飲みたくなった。
夜がしらじらと明けようとした時
私は布団から出て隣の家に走った!
届いたばかりの牛乳のフタを開けてゴクゴク飲んだ…味なんてわからない。
悪い事はわかっていた…服は牛乳でビショビショになった。
たとえ間違いだったとしても私は欲望に逆らえなかった💦
帰ってそのまま布団をかぶった…
3歳なりの罪悪感はあった…
犯人探しをされないまま私は大人になったが、ずっと頭の片隅にあった。
やっと隣人に謝れたのは数十年後だった。
隣人は、笑いながら私を許してくれた。
その時、私の「盗み飲み」と言う泥棒人生の幕が降りた…
たとえ間違いだったとしても
始まりはたとえ間違いだったとしても
終わり良ければ全て良し
間違えたものと正しいものをごちゃまぜにして
砂時計に入れて
時が来るのを待ってみよう。