『たとえ間違いだったとしても』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
たとえ間違いだったとしても、てか間違いって分かってても、今なら自分の程度でよくできるって知ってるくせに、おれらってプライドやら恥やら苛立ちやらで素直になれないんだよ
「たとえ間違いだったとしても」
<どした? 辛いん? そっか、、頑張ったね。俺はいつでもお前の味方だから。お前が歩みたい道を選べ。一番幸せな道を選べ。たとえ間違いだったとしても、俺はお前の味方だ。これだけは忘れんな。>
そう言葉をかけてくれた君に感謝してます。
たとえ間違いだったとしてもこの食欲には逆らえない。今日は食欲やばくて食い過ぎてしまった。
食前にりんごを食べると割りと満腹になるんだけど今日はだめだった。カロリーオーバーしてあすけんに怒られた。
痩せられない原因はわかってるんだよな。食生活を改善すれば痩せられるのは間違いない。
でもご飯が美味しくてな。それに食費や手間暇を考えると今のままでいいやってなってしまう。
今のまま少し食事量を減らせればいいんだけどそれも難しい。今日みたいに食欲が暴走する日が時々あるんだよな。
ダイエットなんて少し我慢すればいいだけなのにそれができない。意思よわよわで人生が辛い。
今80キロだから一年我慢できればな。食前のりんごで食事量を減らす習慣がついたらなんとかならないかな。なんとかなってほしい。
たとえ間違いだったとしても
素直に謝るのが難しい…
素直に言えたらどれだけ楽になれるだろう
『たとえ間違いだったとしても』
「あ゙ぁぁ……違う……違うぅ……すぅう……ふぅぅ」
六畳一間の一室、暗がりの中で頭を抱えてかがみ込んでいる男が呻く。
天井にぶら下がった白熱電球が、隙間風に揺られる度に男の影がチラチラとたなびいた。
「違うんだぁぁ……違うぅぅ……!!
どうしてぇ……?
なんでぇぇ……??」
『分からない、分からない』とブツブツ呟きながら、男は床に頭を打ち付け始めた。
ガスッ……ガスッ……ガスッ……ガスッ
鈍い音が連続する。
ガスッ……ガスッ……ガスッ……ガスッ…………
動きが止まって数瞬……男は急に頭を上げると鮮明な声音で、かつ流暢に話し始めた。
「レディース&ジェントルメン!!
皆様大変長らくお待たせ致しました、答え合わせのお時間で御座います!
それでは早速参りましょう……!」
両手を高く挙げ、満面の笑みを携えた男は高らかな声で宣言する。
「……とはいえ、実際のところ皆さん既にお分かりなんでしょう?
本当は分かっているくせに誰も口には出そうとしないんです!
……そうですよねぇ??
心の中の隅の隅、そんな辺鄙な場所まで追いやって……気付かないふりがお上手ですね!
いや〜、素晴らしいっ!!」
口早にそれだけ言った男は、再び頭を床へと打ち付け始める。
ガスッ
打ち付ける。
ガスッ……ガスッ
打ち付ける。
ガスッ……ガスッ……ガキョッ…………
あぁ、これはぁ……たぶん折れたな。
お題 『たとえ間違いだったとしても』
血が騒ぐから仕方なかったんだ。
たとえ間違いだったとしても自分の考えを信じ抜いて前を向いて歩こう。
たとえ心が泣いていても前を向いて生きよう。
辛い時は好きな時だけ泣いて好きな時だけ弱音を吐いたっていい。
自分の好きなように生きていい。好きなようにしていい。
これは君の人生なのだから。
˚*.꒰ たとえ間違いだったとしても ꒱.*˚
あのときは
泣いてしまっていたから
なぐさめようとして
わたしの肩をそっと
抱いてくれただけなんだと思う。
だけど・・・
たとえ間違いだったとしても
放っとけない、って
守ってあげたい、って
ほんの少しでも
思ってくれていたりしたら
わたしはとても幸せで
わたしはただそれだけで
十分これからを生きて行かれる。
たとえ、
それが間違いだったとしても。
- たとえ間違いだったとしても -
たとえ間違いだったとしても、私は自分の決断を信じ抜くんだ。
今、飛び降りようとしている私の決断は間違いなのだろうか。
《たとえ間違いだったとしても》
「この世に生まれてきたことが間違いだった」
と君は呟くけれど、私はそうは思わない。でも、それを君に伝えても君の考え方が変わることはないんだろうね。
だけどね、
だけど、これだけは言わせて。
「君が生まれてきたことがたとえ間違いだったとしても、私は君の全てを愛している。この世に生まれてきてくれてありがとう。」
後悔が続きますように
何ひとつ手離せますように
(心ごと弔って)
独りぼっちには戻りたくなかった
それでもやっと見つけた生き甲斐達は、途方もなく作られてもいない道を進もうとする
閉じ込めておくしかないと直感的に思った
永遠に流れない時の中に彼等を閉じ込めてしまおう
#たとえ間違いだったとしても
【たとえ間違いだったとしても】
間違いってなんだろうか。
犯罪を犯すのは間違い
いじめをするのは間違い
自殺をするのは間違い?
死ぬのは間違い?
間違いって何?
そもそも正解って?
正解してないのを間違いなんでしょ?
正解があるから間違いがあるんでしょ?
正解だけだったら間違いはなかったのかな
正解だけの世界って
どれだけつまらないんだろうか。
間違いを仕事にしている人だっている
だから正解だけじゃつまらない
なら、たくさん間違えよう。
たとえ間違いだったとしても、
正解だけじゃつまらないから。
正解の道がないのはつまらないからなのかな
――――正解の道があればどれだけ楽だろうか
たとえ間違いだったとしても
朝のエレベーターの中で絡め取られた指先。
じりじりと逃げようとする細い指。
優しいのに、解けない小指。
重ねられた唇。
それらがたとえ間違いだったとしても
この気持ちは間違いじゃない
あなたへの想いは、誰にも否定させやしない。
私だけのもの。
貴方は薬を飲んでますか?
風邪薬、胃薬、頭痛薬、など……
たくさんの薬があります。
ある時
『死にたい薬』をもらった少年がいました。
その子は実際死にたがっていたため
内心疑い半分と喜びでいっぱいでした。
毎日1回飲む事がルールで、少年はそれを必ず飲んだ。
薬の中には文字が入ってた
『死にたい』と。
薬を1粒飲んだ
段々と体は弱くなり
深い眠りへと変わっていった。
また、今日という日がやってきて
また、薬を飲んで
また、布団の中に入った。
そんな日々が続いた。
続いて……ついに『その日』がやってきた。
少年は最後の1粒が喉を通る……。
その瞬間、嗚咽が走った
彼はそのまま、亡くなった。
最後はゆっくり死ねると思った
でも、苦しく死んだ。
彼の口から出てきたのは
『生きたい』という
文字だけが残ってた。
たとえ間違いだったとしても
失敗を恐れず生きる人はとても
キラキラしていて僕は好きだ
でも、僕は違う
失敗を恐れてしまう
怖くなてしまう
だから、僕はこんな自分が嫌いだ
でも、きっと生きていたら楽しい事
苦しい事、悲しい事たくさんあると思うんだ
だったらそう考えると
失敗を恐れて、何もしないよりはきっと
間違えだったとしてもきっと何かをすれば変わる
後悔が少なくなるはず、きっと生きてることが
とても楽しくなるはず、そう僕は信じてる
僕はこの道を歩みたい
母が託してくれた夢だから
僕がその夢を紡ぐんだ
誰に何を言われても構わない
決めるのは僕だ皆じゃない
でも残念だ
この道を歩む姿をちゃんとみて貰えないなんて
でも大丈夫 やってみせるよ
母さん、僕の事見ててね
"たとえ間違いだったとしても"
※これは乙女ゲーム、「イケメン戦国」の秀吉さんの夢小説です
※夢主の名前は〇〇です。ぜひ、自分の名前に置き換えて考えてみてください。
※執筆途中
たとえ、この選択が間違えだったとしても。
‥‥私は行く。
早朝、〇〇が連れ去られました、と家臣が青ざめた様子で馬で駆けつけてきた。
ことの経緯を聞くと、あいつは自分から行ったそうだ。皆を守るために。
──……きて、おきてパパぁ。
愛娘の声がする。眼を開けるとお腹の上に頭を載せた娘が笑っていた。
──あ、おきたぁ! ママぁ、パパおきたぁ〜!
嬉しそうにぴょんぴょんと跳ねまわる娘に、男はくすりと笑みが溢れる。ブロンド色の癖毛をくしゃりと撫でてやるといひひっと笑い手に擦り寄って来た。
娘と共にリビングへ行くと、朝食の良い匂いが漂ってきた。
──おはよう、あなた。小さな愛し子(リトル)、お役目ご苦労様。
妻は微笑み娘をひと撫でし、夫である男の頬にキスをした。
朝食は男の好きな具沢山のポトフと硬めのパンだった。木の温かみのあるリビング、朝の日が差し込む中、3人は食卓を囲んだ。男は思った───これは夢だ。
夢から覚めるとそこは屋根や壁が崩れた小屋であった。
夜明け寸前の淡い桃色と藍色の空には厚めの雲が四散している。昨晩は雨が降っていた。
奴隷市と呼ばれる地獄(ばしょ)から死に物狂いで逃げてきた。強制労働、人身売買、人体実験、臓器売買、そこで売られたものに人権はない。
「ふぅぅぅぅ────」
男は息を吐いた。季節は冷たい空気を残す春前。逃げる途中で盗んだ薄手のジャケットを着ているとはいえ、雨に濡れた衣服は少しずつ体力を奪っていく。濡れているのは衣服だけではなかった。頬に伝う雫はいつ止まるのかと男は眼を閉じた。
これは悪夢だ──男は思った。
眼に映る惨劇を前に男は動けずただ呆然としていた。鮮血が飛び散る床に横たわる2つの亡骸。一人は成人した女性、もう一人はまだ幼い女児。
「あ──あぁ」
遠くで獣のような声がする。喉が締まり痛むのは何故だ。眼から流れる液体は何だ。手の中にいる亡骸は誰だ────男は妻と娘だった亡骸を抱え慟哭した。
気づけば辺りは暗闇に落ちていた。よたよたともたつく足取りで男はシャベルを探す。妻が好きなスミレの群生地に2人を埋葬した。ここではまともな葬儀は望めない。
「俺もすぐにそっちに行くからなぁ」
男は言い残し、埋葬地を後にした。
男は再び眼を開けた。どうやら凍死を免れたらしい。
ここはスラム街の外れにある山奥。人狼や魔女、鬼の噂のある場所だった。
──いっそう、人狼や鬼に喰われて死んでしまいたい。
その思いだけで険しい山に登った。それでも男は生きている。あくまで噂は噂。
「ははっ───」
男は情けない己を自嘲した。
2人を埋葬した後、男は自暴自棄になり街をさまよっていた。街もまた悲惨なあり様である。善社会(ヒーロー)と呼ばれる者たちはどこにもいない。男が覚えていたのはそこまでであった。その後何があったのかわからない。気づいたときには奴隷市につれて来られていた。手の甲や腕には暴れたのか傷ができていた。ジクジクと痛むたび血が垂れていた。
家畜同然で檻に入れられた男がそこで見聞きしたのは善社会(ヒーロー)の裏の顔であった。
名は──アキレギア。表の顔は反社会(ヴィラン)と戦う英雄。裏では人権を奪い人身売買、臓器売買、売春で荒稼ぎする善人の皮を被った糞野郎だった。
生きているのなら──男は腹の奥から沸き立つような衝動に決心するように立ち上がった。
時は経ち────惨劇から2年が過ぎた。
復興は善社会(ヒーロー)たちと国が力を合わせ刻々と進んでいた。
あの日、現場に急行できなかった善社会(ヒーロー)たちはカメラの前で頭を下げていた。形だけの謝罪と本心ではない言葉の羅列を並べていた。
男は着々と決行の日を伺っていた。奴隷市で聞いた言葉を胸に最初のターゲットをアキレギアに決めた。
あの男を野放しにはできない。かと言って前線で戦う善社会(ヒーロー)に腕っ節が叶うわけではないので裏で動いてもらうことにした。金を詰めばいくらでも話に乗る者は多い。
レストランで食事を取りながら男は店内にあるテレビを見ていた。そこにはアキレギアが映っていた。
──今日の勝利は市民の方々の協力もありスムーズに反社会(ヴィラン)を確保することができました! 我々が戦えるのは皆様のおかげです。ありがとうございました!
猫をかぶり市民を欺く男(アキレギア)に男は静かな怒りを抱いていた。
テーブルにチップと紙を起き、レストランを後にする。
決行は今夜だ。
男は指示のあった場所へと訪れていた。スラム街から車で1時間ほど走らせた所にある廃墟となった研究施設だ。元は動物を使った実験が行われていた場所でもある。
重い扉を開け荒れた廊下を進み、階段で地下へと降りていく。手付かずのためややホコリとカビの臭いが充満していた。
地下は実験が行われていた痕跡が至るとこにあった。奥に進み自動ドアを手動で開けて入る。
そこにはアキレギアがいた。やや興奮した様子でガラス張りの小部屋に囚われていた。
「ここから出せェ! こんなことしてただで済むと思うなよォ!」
アキレギアは声を荒げガラスを叩く。前線で戦うのも頷けるほどのガタイのいい体。腕や脚も太く背も180はあるだろう。だが今は善社会(ヒーロー)という面影はなく、ボクサーパンツ1枚でそこに捕まっていた。
「……こんなに上手く行くとは思ってもいなかった」
「あぁ?」
男の言葉にアキレギアは顔を顰めた。
「はじめまして、善社会(ヒーロー)のアキレギア」
男は腰を下ろししゃがんで言った。
「誰だてめェ! どうでもいいから出しやがれくそったれェ!!」
アキレギアの怒号が飛ぶ。ガンガンとガラスを割るように叩く。冷ややかな目をした男はそれを眺めているだけで何も言わなかった。
「ちっくしょー、あの女(アマ)美人局かよォ。覚悟してろよォ、ぜってぇ娼婦に落としてやる!」
善社会(ヒーロー)としてあるまじきな言葉を吐き散らしアキレギア暴れていた。
「今のお前を見たら市民は何と言うんだろうな?」
その言葉にアキレギアは動きを止め男を睨みつけた。
男は続けて───
「お前がしてきたことは全て調査済みだ。お前が奴隷市で金稼ぎしていること、約2年前にあった街が襲われた事件も────全て知っている」
「だから何だァ?! てめェに何が関係があるんだァ? あぁ?」
アキレギアは今一度語気を強めた。
「妻子を、あの事件で殺された。その後どに連れて行かれた俺はお前の所業を知った。ただそれだけだ」
アキレギアは呵々と嗤った。
「そうか、そうか、死んじまったかァ! それでてめェはオレに復讐しようとしてるわけかァ!! 悪かったなァ救えなくってよォ」
手を叩き、それは愉しそうに言うアキレギアに男の眉が顰む。
「そうやって嗤って入ればいいさ。失ったものは戻らない。善社会(ヒーロー)くせに何もわかっていないんだな、お前」
男は小部屋の横にある装置を弄り作動させる。轟々と機械が動き出す。
「な、何をした! おい、おい! ここから出せェ!」
焦りだしたアキレギアはいっそう強くガラスを叩き出した。
「………この糞反社会(ヴィラン)」
ボソっとアキレギアが呟く。小部屋内の空気が変わったのか、
げほ、げほ咳き込みながら荒い息をしながら男を睨みつけていた。
アキレギアの息遣いに混じるようにははっと冷笑に似た嗤いがこぼれる。
「いいや、俺は反社会(ヴィラン)じゃない」
「……てめェみたいなっ、やつを反社会(ヴィラン)と呼ばずに……なんと言うんだァ!」
ゼェゼェと肩で息をしているアキレギアを横目に男は背を向けた。
「俺に反社会(ヴィラン)のような度胸はない。大層な思想も支配欲もない。ただ俺は俺の目的のためにやっているだけだ」
「馬鹿馬鹿しい……」
アキレギアは鼻で嗤った。
「お前には言われたくないよ」
男はアキレギアを見て嗤った。
「てめェは……反社会(ヴィラン)……だ。オレ(ヒーロー)たちの、敵だ」
げほ、げほと咳込み喉からヒューヒューと喘鳴する。アキレギアの体に徐々に毒ガスが回っていた。
「お前の口からまだその言葉が聞けてよかった」
息が漏れるように嗤い、男はアキレギアに背を向け地下施設を出た。
翌朝──テレビはアキレギアの死亡報道ではなく、アキレギアの不祥事で持ちきりであった。
市民は当然激昂し、善社会(ヒーロー)団体に批判殺到してしまった。一部の地域では暴動が起き、首が回らない事態に陥った。
あの後───アキレギアは男の通報により仲間に助けられ、一命を取り留めた。
男にとって目的は“殺人”ではない。悪行を働く者の厚生でもない。目的は──。
男は今日も変わらずスラム街のレストランに入ろうとしていた。
「よお、お前さん。上手く行って良かったなぁ〜」
薄汚れた面立ちで歯の抜けた中年が声をかけてきた。この男は──情報屋だ。男の計画にいち早く乗った人間だった。
「あぁ、お陰様で。どうです? メシでも奢りますよ」
「ひひっ、悪いねぇ〜。お言葉に甘えてそうさせてもらうよ」
禿げた頭を掻きむしりながら情報屋は嬉しそうに笑った。
「お前さん、これからどうするつもりだ?」
席に座ると同時に情報屋は聞いてきた。続けて──
「あの男だけじゃないだろう? お前さんは何のためにあんなことをした?」
「単純に復讐心だけですよ」
「本当に──?」
「えぇ、本当に──」
他愛もない会話をしていると注文したメシが運ばれてきた。
男の前にハンバーグランチ、情報屋の前にオムライスが運ばれてきた。
食べすすめながら男は口を開いた。
「──わかっているんですよ。俺がしていることが間違っていることぐらい。それでも失ったものは戻らない、どうしたって」
男はハンバーグを一口頬張り嚥下する。
「たとえ間違いだったとしても俺はこの生き方を変えることはできない───戦場にいた頃と何も変わらないんですよ」
男は左足を撫でた。無機質な硬い感触──義足であった。
「復讐心だけでは心が癒えることはないぞ」いたずらっぽく、声に真剣さを残しながら情報屋は言った。
「──知っていますよ」
男が2人のも元にやってきたのは情報屋と別れてすぐのことだった。スラム街からかなり離れた所に群生しているスミレの中を足取り確かに進んだ。
大きな木の下、スミレが一番綺麗に咲く場所の近くに妻と娘が眠る。
小さな花束と、複数味の入ったドロップス缶をを供えた。
2人の側に座り男は語りかける。幸せだったときにしていたような他愛のない話を。
「ごめんな……。もう少し俺は生きていないといけないらしい。こんなことしているってバレたらお前たちに叱られてしまうな。それでも俺はお前たちを殺したやつを許さない」
たとえ間違いだったとしても俺は俺のためにやり遂げる。
───そう俺は“復讐者”(ヒール)
【Heel】
[それが間違いだったとしても]
たとえまちがいだったとしても、まちがいだということがわかるために、まちがいをすることは、まちがいじゃないし、まちがいない。