『たった1つの希望』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「必ず迎えに行くからね」
そう言って涙を流しながら
あたしを抱きしめてくれた
彼女の顔が今でも頭から離れない
男手ひとつであたしたちを育ててくれた
お父さんが事故で亡くなった
まだ幼くて頼る大人もいなかった
世間知らずのあたしたちにできることは
かぎられていて
あたしたちは離れ離れになった
一日中働いて酷いこともたくさんあった
でも悲しいことがあった日は楽しかった頃を
思い出すと元気が湧いてくる
彼女の笑顔 彼女の眼差し
彼女の匂い 彼女の温もり
お金をためてここを出て彼女を探しに行くんだ
それがあたしの唯一の希望だから
お題「たった1つの希望」
「たった1つの希望」
ぼくは彼岸に生まれ変わった。
狭いのか広いのかわからないこの世界で、ある時きみと出会った。
それから、きみはどういうわけか、この宇宙の全てを取り込んでいった。
「Xjlro」というメッセージをぼくに送りながら、宇宙の滅亡を目論んでいるのだろうか。
時間をかけて修理した観測機器のモニターを見つめながら、ぼくは恐怖に打ちひしがれた。
観測できる事象がないことを現す「0」の数字に混じって送られてくる「Xjlro」という意味のわからない文字列。
ぼくは彼岸の者だから、宇宙に干渉することはできない。
ぼくは、どうしたら。
なんにもできないこのぼくは、一体なにをすればいいんだ?
絶望しながらモニターをよく見ると、あることに気がついた。
このコマンドを使えば、どこかにメッセージが送れる!
そうとわかったから、ぼくはひとつだけ登録されていた「IFO-712」という連絡先に一言「Help」とだけメッセージを送った。もし誰かがこれに気づいてくれたら、ぼくは助かるかもしれない。
この世界に来てから待つのは得意になった。
しかし、本当に送れているのだろうか、気づかれないまま放置されないだろうかと不安で仕方がないままだ。
「0」「0」「0」「Xjlro」「0」「0」……
「Replying: Hi!!! Can u read this message??」
思っていたよりもずっと早く返事が来た。
「Yes! Thank you for finding my message!」
「Replying: Are u really in that space?!」
「Yes. I’m here.」
「Replying; OKAY ;-) We’ll pick u up!!!」
英語が少しだけわかってよかった。どうやら助けてもらえるようだ。しかし、実際助けが来るまでどのくらいかかるのかがわからない。
それでも、ぼくにとっての「希望」を見つけることができた。それだけでも、十分すぎるくらいだ。
よかった。本当に、よかった。
たった1つの希望を胸に抱き、ぼくは久しぶりの眠りについた。
たとえ挫けそうになっても前を向く。
そんなお前は、俺のたったひとつの希望。
「別の道を歩みたい。」
ずっと目標違わず足並み揃えて一緒に進んできた仲間の門出。
初めてその想いを聞いた時は先への不安で押しつぶされそうだった。
でも、お前がいる。
背中を預け合い一蓮托生歩んできたお前がいる。
だから俺は、今日も前を向ける。
240302 たったひとつの希望
たった一つの希望は、
キミの笑顔…。
僕は、自分の未来に希望は
残念ながら見出せないけれど(笑)
キミには無限の可能性があって、
いかようにも転がれるっ!
だから、めげないで あきらめないで
たくさんのことを浴び続けてほしい。
春は花粉症、秋は咳喘息、たまに蕁麻疹…などとアレルギー反応が起こりやすい私でも食物アレルギーがないことだけがたった一つの希望。
蕎麦もカニもエビもピーナッツも卵もおいしくいただくことができています。
ありがとう神様。
あと1ヶ月、花粉に耐えるぞー(笑)
テーマ:たった一つの希望
上手くいかないことが続いて
なにもかもすべて投げ出したくなる夜
自分なんていらないんだろうな、と
考えてしまうこともある
そんなときあなたの笑顔がふと浮かぶ
あなたのことを考えるとがんばろうって思える
わたしにとってたったひとつの希望なんだよ
わたしも誰かにとって
そんな存在になりたいと思う
『たったひとつの希望』
ゲームとかでありそうなフレーズ。
「あなたはたった一つの希望なのよ」
希望を託す意味で伝えたんだろう。
冒険が始まりそうな予感。
…私も、誰かの希望になれてるのかな?
私はろくでもない人間だがね
しかし人間なんだ。
ゴミみたいな世界でも奥底にあると信じている。
信じてしまう。諦めきれないんだ。
何度裏切られても捨てられても嗤われても。
このパンドラの箱を手放すことは出来ない。
いつか来るその日まで負けやしないさ。
だから頼んだぞ。
たった1つの希望
たった一つの希望
儚く叶わないことの例え
希望への道となり
その道こそが
目的である
人は極限に陥ったとき
たった一つの希望があれば
耐えられるのかな?
希望は 人の力になるはず
希望って言葉は なんか良いな
私にはたった一つの希望なんてものはない。
何故なら、全てを諦めて自分を見捨てたからだ。
希望がある人は自分を信じて、自分に確信を持っているから希望の光が導いてくれる。
希望の光が見えない私や貴方は、自分を信じなかった。いや、信じきれなかった。
貴方にもまだ希望の光は見えている。貴方が見ようとしてないだけで。
自分では人生を諦めたつもりだろうけど、そういう人ほど諦めきれていない。
人生は難しい。分かりきったこと。
人生を少しでも簡単にする方法を教えてあげよう。それは、自分を信じてあげるだけ。それだけで人生は大きく変わる。
明日を信じて今日を生きていこう。
やせ我慢なんて意味ない。
無理して頑張るなんて意味がない。
一度きりの人生だ。楽しく生きていこう。
希望はたった一つじゃない
大きくても小さくてもそれぞれ輝いて
その光で心を照らしてくれる
たった1つの希望で生きられるか?
希望も依存先もたくさんあればあるほどよい。
どれだけ用意しても、たった1つの絶望で全て無に帰すかもしれないから。
たった1つの希望なんて頼りない。唯一性より数だ。
「たった一つの希望」
みなさんは初恋をしたことはありますか?
私はあまり覚えていません。
野球部の彼だったか、部活の先輩だったか…
恋心というのは何歳になっても分からない。
近年、「好き避け」なんて言葉もあるように、素直になれない人間も多いようです。
私だってその一人だ。
お話したければ話しかければいいのに、いざ本人を目の前にすると自分の語彙力、知識、話題の貯蓄が全て空気に溶けていくみたいに言葉が出てこなくなる。
慌てる私を、冷静な自分が一生懸命隠して、変なことをしないように好き避けをしてしまう。
冷静に考えてみよう。
そんな相手など、自分に相応しくないのだ。
自分が頑張らなければ関係を構築できないのであれば、構築できたとしてもずっと頑張らなければならない。
恋人でも友人でも、自分がリラックスした状態でいられるべきである。
無理など初めからするべきではない。
こう仮定すると、避けてしまう相手は、自分に必要でないから本能的に遠ざけているとなるだろう。
もし、これを読んでいる人の中に、好き避けをしてしまう自分を奮い立たせて頑張ろうとしている人は、これをいい機会に諦めてみるのが良いだろう。
希望が叶うなら、こんな面倒なことを考えることがなかった頃の自分に戻って、もっと純粋な初恋を繰り返したい。
ただ、逞しくて輝いている背中を追っていたい。
たった1つの希望、それがあればいい。
でも、無ければどうするのが正解かな?
お題:たった一つの希望
『春を告げる』
夢があるということは
とてもすごいことだと思う
将来に希望を持ち
前を向いて歩めるということだから
それならば、夢を持てない私は不幸なのか?
いや、そうじゃない
残したいものがあるうちは不幸ではないと言える
形に残らなくてもいい
あなたが知っているだけでもいい
誰も知らなくてもいい
あるべきものがあるべき場所へ
進むべきものが行きたい道へ
凍えてもなお生きようとするものたちが
いるべき場所で輝けるように
暖かな日差しの下でまた
新しい1日を守り続ける
皆年老いて、死んでゆく。
残ったのは
自分と、飼い猫、
1日中、いや毎日、
若い頃の儚い記憶を辿りながらの日々を過ごす。
ソファに腰を掛けているといつものように飼い猫が
体をこすりつけて甘えてくる。
そして昼頃に、太陽の日差しが窓から入り、
全身に温もりを感じた。
…残った自分には、この、ちょっとした瞬間がたまらなく幸せなのかもしれない。
生きる幸せとはこのことなのかもしれない。
まだ生きよう思えるような、
「一つの希望」がいつのまにか、
生活の日々に芽生えていた。
愛してる。その言葉が最後だった。
他の女と関係を持ち、私の元を離れていった。
金も時間も誰よりも費やしたのに。
彼は私を選ばなかった。私を捨てた。
子を身篭ったとわかったのはその2週間後。
彼との子だ。確信した。
この子がいれば、彼はきっと戻ってくる。
彼は子供好きだったから、
子供が欲しくて他の女に移っただけよ。
私たちの間に子供が出来たと知ったら、
直ぐに私の元に帰ってくるわ。
だって、だって愛してるって言ってくれたもの。
早く出ておいで。私のたった一つの希望。
「あなたをずっと待っているのよ。」
まだ齢十にも満たない子どもを担ぎあげ戦いを仕掛ける。失ったものと残されたものを抱え、我らこそが大義だと。
たった一つの希望
貴方を見つけて好きになった。
見るたびにいいところばかりしか目に入らなくて、
ずっとずっと目で追いかけてしまっている。
僕にないものを持っている貴方は本当に輝かしくて、いつしか僕の目標にもなった。
貴方の様になりたい。
貴方になりたい。
貴方になりたい。
貴方に、
僕は、君だ。
君は僕の美しいところだけを集めた僕だ。
君は僕なんだ。
だって僕は君だから。
なのになのに、なのに。
いつから君は僕の様に穢れたの。