『ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
大きなかべと理想からにげてにげて
反対側の先端まで行ったら
もう一度うしろをみて
案外ちっちゃく見えるよ
大丈夫な気がする それだけでじゅうぶん
【ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。】
振り向いたらダメだ
ただただ前を向いて走らなくては
息が続かなくて苦しくても
ただただ、走らなければ
振り向いたらなにもかも壊れてしまうから
差し伸べてくれた貴方の手のあたたかさを
一刻もはやく忘れてしまいたい
貴方のあたたかさはやさしさは
わたしをダメにした
弱いわたしをもっともっと弱くしたから
そのやさしさから逃げたのよ
『ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。』
(男性同士の恋愛を匂わせていますので、苦手な方はお逃げくださいませ)
「ジャスティスセブン! 今日はコレぐらいにしといてやる! 覚えていろ!」
某特撮番組の撮影。
悪の怪人アクマイダーの中の人こと、俺・市村大和は、正義の味方ジャスティスセブンに捨て台詞を残すと逃げ出した。
「カーット!」
撮影監督のカットの声に、今日の撮影も無事終わったと振り向いたら…
「エッ? なに?」
カットがかかったのに、何故かジャスティスセブンが追っかけてくる。
「どういうこと?」
訳はわからないけど、追いかけられれば逃げたくなるのが人間のサガと言うもので。
全身着ぐるみ状態の俺は、ドタドタと走り出す。
それを更に追いかけてくるジャスティスセブン。
「おーお、元気だなぁ。まだチカラ余ってんのかぁ」
なんて監督の呆れた声。
そりゃそうだ。
さっきまで結構派手な立ち回りしてたのに。
つか、フルフェイスでピタッとしたアクションスーツのジャスティスセブンは身軽でいいけど、俺は全身色々着いた着ぐるみな訳で。
どんどん、その差は縮まってくる。
と思ったら、俺はそのまま!
お姫様だっこ~?
どこの世界に、正義の味方にお姫様抱っこされた、悪の怪人がいるんだよ~!
「地球の平和のため、無駄な争いは止めて、俺達付き合います!」
ジャスティスセブンの宣言。
いや、確かに昨日、冗談で地球の平和の為には、正義の味方と怪人が付き合えば良いって話をしたけど…
マジでなに言ってんだか。
確かにジャスティスセブンのスーツアクター・中臣光希と俺は、付き合ってる。
って言うか、絶賛同棲中だけど。
「コラー。勝手にストーリー変えてんじゃないぞ。てか、まだフィルム回したままだから、DVDの特典映像にいれるからな、お前ら」
え、ちょっと監督!
悪乗りし過ぎ!
「ミッちゃん、おろして! マジでおろして!」
ジタバタ暴れる怪人を抱いたまま、正義の味方ジャスティスセブンは夕陽を背に立ちポーズを決めているのであった。
「いや、マジでおろして。ホントに」
何かを認識することが大事。それは恐怖だったのか、悲しさだったのか、苦しさだったのか、はたまた優しさだったのか。
そうでないと、また同じ何かから逃げることになってしまう。
私は常に走っている。
心の中の自分に追いつかれないように。
でも、時々立ち止まる。
過去の私との約束を忘れぬように。
そしてまた、走り始める。
新しい道へ進むように。
@ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。
必死に走って、走って、走って。
たまに休憩して。
でもすぐに、必死に走って、走って、走って。
また休憩して。
何で必死に走っているのかはわからない。
ゴールはあるのか。
ずっと止まっているとどうなるのか。
まず、何のために走っているのか。
何もわからない。
だけど、
いつかわかる。
自分のゴールはある。
止まっていると追いつかれる。
ゴールするために走っている。
これはランニングでもかけっこでもない。
終わりの見えないリレーなのだ。
誰かがゴールしたら、誰かがスタートする。
私たちは見えないバトンをつないでいるのだ。
休憩ばかりしているとタイムオーバーになるのだ。
だから私は走る。
必死に走って、走って、走って。
たまに休憩して。
見えないゴールのために走って。
いつ終わるかわからない人生のために走って。
できるだけ遠くに走って。
休憩して。
後悔のないように走って。
無駄にならないよう走って。
次の命のために走って。
また休憩。
でも、いくら必死に走っても、
人によってゴールの距離は決まっていて、
ゴールがある人とない人も決まっていて、
後ろから追いかけてくる何かも決まっていて。
最初から決められたプログラムで走っているだけで、
私の思い通りには走れない。
ああ、足が動かない。
私の順番がここで終わった。
もう、次の人が待ってる。
走っても逃げられはしない現実を それでも駆けて
地球と回れ
#短歌 #書く習慣 20230530「ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。」
お題:ただ、必死に走る私。何かから逃げるように
パッと光が灯った。
私は暗闇に走りこむ。光とは逆方向にひたすら走る。
漠然とした不安が背後から迫る。大きな音や無邪気な声。
全てを振り払うようにして暗闇の奥のさらに奥へ
似たような様子の仲間と共に闇に沈みながらやっと羽を休めることができた。
タイトル
G目線
どこへ行くと、
尋ねる声が聞こえる。
行く宛など無いのだろうと、
言外に含みを持たせて。
そんなの聞くなよ、
答えは知ってるだろ。
その通りだよ。
ただ、ここではない気がしたんだ。
逃げるように走っても、
目的地なんて無かった。
ただ行きやすい見栄えの良い何かを、
夢なんて読んでいただけ。
何でも無いような振りをして、
逃げるように去るんだ。
愚かに見えるかい。
これでも必死なんだよ。
#ただ、必死に走る私、何かから逃げるように。
私は必死に走っていた。
無我夢中で。
周りの目なんて気にせず。
どこに向かっているのかも分からないまま、とにかく走った。
息が上がっても、汗が滴り落ちても、足が縺れそうになっても、私は走るのをやめなかった。
周りの人にとって、それは異様に思えたに違いない。
彼らの反応は様々だった。
仲の良い同級生は、私を応援してくれた。
真面目な先輩は、私を褒めてくれた。
優しい先生は、私を心配してくれた。
私の母親は、私に何もしてくれなかった。
何度も何度も足を止めたくなった。何度も何度ももうやめたいと泣いてしまいたかった。
でも、そんなことは出来なかった。
母の関心を引くためには、走り続けるしかなかった。
どんなに足を動かしても、母が私を応援することは無かった。
どんなに汗を流しても、母が私を褒めることは無かった。
どんなに息が切れても、母が私を心配することは無かった。
それでも、いつか、母が見てくれるかもしれないという期待を背負って、走り続けていた。
そんな私は、ついに小石に躓いて転んでしまった。
それが痛くて苦しくて悔しくて、とうとう涙が溢れてきた。
涙が止まらなかった。
擦りむいた足が痛くて、立ち上がれないほどで。
でも止まる訳にはいかなかったから。
なんとか立ち上がろうとした。
そんなとき、誰かが私の肩を掴んだ。
「何、してるの!!」
母だった。
今まで聞いたことないほど、大きな声で彼女は私に怒鳴った。ただ、息がきれているようで、とても苦しそうだった。
それほどの怒りということだろう。
私は震えた。彼女に認めてもらいたくて、一度も止まらずに走り続けてきた。
しかし、結局、躓いて、起き上がれなくなっている。
彼女は怒っているのだろう。落胆したのだろう。軽蔑のしただろう。
私は、この日から逃げていたのだ。
彼女に見捨てられていまうこの日から。
私は涙を流した。
もう逃げることは出来ない。
走り続けて疲れきった私の足ではもう立ち上がることも厳しい。
涙が止まらない私を彼女は抱きしめた。
「どうして頼ってくれないの!!」
彼女もまた泣いていた。
私を想って泣いていた。
怒りながらも、私を撫でる手は、昔と変わらず優しかった。
いつからか、私は母に認められたくて走り出した。
1人で何でもやってきた。
母が私を見てくれるように一生懸命に。
でも違った。
母はずっと私を見ていた。
私がいつ転けてもいいように、私をいつでも抱きしめられるように、必死に走る私の後ろを必死に追いかけていた。
無我夢中に走る私は、そんな母に気づかずに、ただ、目の前の、母のいない光景だけが事実だと信じて。
私を見守る母を私は見ていなかった。
「さぁ、帰ってご飯にしよう。」
そう言った母は、もう怒っていなかった。
優しい顔をした母に私は何も言えなかった。
私の手を引いて、母は今来た道を帰り始めた。
とにかく進むことしかしなかった私には、それがとてつもなく悪いことに思えた。
私は足を止めて、元の方向へと走ろうとした。
だが、それよりも前に母がこちらを見た。
「大きくなったね。」
母はそう言って笑った。
いつの間にか、母を見る私の目線は下へと向いていた。
「頑張ったね。」
母は、私の手を少し強く握った。
振り払えるくらいの握り方だったが、私はそのまま手を引かれ続けた。
「あなたがとっても頑張ってたから、ご褒美にいちごのケーキを買ってきたよ。」
大好物があると聞いて、私は急にお腹が空いたように感じた。
今まで、走ることに一生懸命で、お腹が空くことも喉が渇くことも感じたことが無かった。
「飲み物は紅茶がいいな。」
急に喉も乾いてきた私は、母にそう言って、母よりも前に出た。
母の手を引く形で家路を辿る。
「もちろんよ。」
そう答えた母の手を感謝の気持ちを込めて、握り返した。
「明日は雨が降るから、傘をさしていきなさいね。」
母がこういった日には、絶対に雨が降る。
雨が嫌いな私は少しげんなりとした。
明日になったら、私はまた、前へ進むべきなのだろう。
今までは、雨が降っても傘をささずに走っていたけれど、母に言われてしまったから、明日は傘をささなくてはならない。
傘をさしながら、走るのは難しいだろう。
それならば、仕方がないから歩くしかない。
2つの傘が並んでいる様子が、頭の中に浮かんだ。
ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。
夜道を駆ける。
息をきらして。
この世界から抜け出したくて。
全力疾走、風になれ!
追いかけてくるのは月と星ばかり。
逃走成功まであと少し。
ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。
走る。走る。走る。
肺が早朝の冷たい空気を吸い込んで痛む。
前へ。前へ。前へ。
ゼリーしか食べてないのに脇腹がキリキリしてきた。
もっと。もっと。もっと。
首に張り付く髪が邪魔だ。
それでも走る。駆ける。逃げる。
逃げる。逃げる。逃げる。
無神経なトモダチ。SNSのマウント合戦。教師の期待。親の過干渉。
そういうめんどくさいもの全部から、逃げる。
置き去りにする。
走る。無心で。
街並みの向こうに、朝日が顔を出した。
逃げたいよ、クラスの人から。学校から、明日から、この世から、逃げたいよ。
なんで進んで私のことを嫌いな私の嫌いな人と一緒に過ごさなきゃいけないの?
逃げさせてよ。逃げることは役に立つんでしょ?
【ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。】
ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。音がしたからか、気配を察知したからか。はたまた、誰かから聞かされていたからか。それとも気分。どれも合ってるけどなんとなく違う気がする。今、私が逃げているのは現実からかもしれない。怪物からかもしれない。なんとなく、走らなきゃいけない気がした。それだけ。それでいいと何人が言ってくれるだろうか。何人が肯定するだろうか。そんなの知らない、どうでもいい。ただ、私はひたすらにがむしゃらに必死に走る。何かから逃げるように。何かに縋るために。
「そりゃ、ゆっくり歩いてもみたかった。」
でも、邪魔されるなら仕方ない。
電車もめったに止まることもない、人がいない真新しい駅ビル。その中を、ひとり駆け抜ける。
人気のないそこで響く、私だけの靴音。
あちこち迷いながら、走って、走って。
エレベーター探して回って。
ようやく見つけたエレベーターの前で足踏みをする。
誰にも見つからないように。
早く、早く。
来るまでが待ち遠しくて、もどかしくて
何度も上るボタンを押す。
ようやくやってきたエレベーターに乗り込んで、屋上を目指す。
早く行かなきゃ
追いつかれる
急がなきゃ
早く
そうして私はビルの屋上の塀を乗り越えて
誰かに助けられた
お題:ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。
ただ、必死に逃げるわたし。何かから逃げるように。
気づいたら何かに追われれてて、
逃げようとしている。
でも、それは人ではなく自分である。
精神的になのか、体力的なのか。
どこまでいけば、止められるのか。
さぁ。
今こそ、
Uターンすべし
すべき
立ち向かう時。
✳︎ただ、必死に走る私。何かから逃れるように✳︎
ただ、必死に走る私。何かから逃げるように
ってタイトルだってよ?
何かから?
なんだよ、それ
まるで夢の中の話だな
いや、この話はオレの話じゃないぜ
お前のことだよ
わかんないのかよ
今これ読んでるだろ
ほら!
うしろだよ
うしろ!
こわ
気を付けた方がいいぜぇ
このアプリ危ねぇ〜から
うしろ確認しとけ
何かから
だから。
ただ、必至に逃げる私。
昔からそう…見えない何かから逃げ続けてる…それがどうしてなのか未だに分からないけど…苦してたまらない。何で生きてるのかも分からない。生まれたことが辛い…多分このまま果てるまで続くのだろうけど…
ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。
逃げる。何から?
現実から。