『たそがれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
たそがれは、ひどくつかれた色をしていると思う。
【たそがれ】
ホッと落ち着くひととき
グラスにたそがれ色の飲み物を注ぐ
ブランデーでもウイスキーでも
梅酒でもいい
水割りにしてひと口ふた口…フーッと息をつく
夜のひと仕事の前の儀式と言ってもいい
やっと涼しめになった夜風を浴びて
さてもうひとがんばり。
残りのたそがれ色の飲み物は
今日やることが終わったらご褒美にいただくとしよう。
〜たそがれ〜
たそがれ時 一番好きな時間
太陽が主張するわけでもなく
かといって 暗くなりすぎるわけでもない
なにかもの思いにふけるには
丁度よい
……最近、そんな時間がへったなぁ
色々ありすぎて
考える時間がなくなってる
閑話休題
たそがれ時の肌に感じる空気や
動物や昆虫の鳴き声とか
全部 忘れて謳歌したいな
「たそがれ」
薄暗い夕焼けの、影の色に染まる彼岸花。
迎えを待っているような、それともただ項垂れているような、そんな様子で黄昏れている。
彼岸花の咲く時期は、この世からあの世に亡き人が迎えられる。そのはずだけれど、今年はその時がなかなか来なかった。
亡くなった誰かを、誰かが引き留めていたかのように。
誰か?誰が?
私を置いていった貴方を引き留めようとしたのは誰?
あの長く暑い夏?それとも───私?
私もそちらに行きたい。
でも貴方は、彼岸花は拒むの。
彼岸花の茎には毒がある。
こちらに来る事を拒んでいるかのように。
綺麗な毒をその身に宿す。
たそがれ時は影を持つ。
誰が誰だかわからなくするような。
美しい影を世界に宿す。
影で何もわからない。彼岸花も、何も教えてくれない。
ねぇ。
貴方は誰なの?
この夕暮れに黄昏れる私は───誰なの?
たそがれ
時が戻るとき
心が落ち着く時間
どんなときでもゆっくりし心を落ち着かせる時間なのかな?
【たそがれ】
上手くいかなくても…
上手くいっても…
経験にすぎない
でも…
やっぱりたそがれたい時も
あるよね、
「たそがれ」
私の心の中は
たそがれています
薄暗がりで
姿がぼやけて分からない
私には今の貴方が
どう目を凝らしても見えないのです
もう、たくさん!!
″誰そ彼″
「誰ですか?彼は」
私には、貴方が誰だか分からない...
日が沈んでいく、たそがれ時
だんだんと暗くなる様は、
人に物寂しさを感じさせるもののひとつだろう
これから夜が始まるのだ
そんな中で私は、
寂しさとは無縁、周囲の薄暗さとは真逆の感情で、
軽やかに歩を進める
周りが暗くなっていこうとも、
私には一切関係がない
これから長い間会っていなかった友人と、
店で焼肉を楽しみながら
これまでのことや近況を語り合うのだ
たそがれに街が少しずつ暗くなっていくのは、
友人と会う約束の時間までの
カウントダウンのようで心がウキウキし、
夜だというのに私の心は真昼のような明るさだ
さあ、なにから話そうか?
向こうは何を話すだろう?
街は夜に染まっていく
たそがれ。
たそがれで
猫が歩いてるのが好き。
たそがれで
アイス食べるのが好き。
たそがれの
写真を撮るのが好き。
たそがれ時って毎日少しづつズレてくよね。
仕事終わりに明るい夏、暗い冬。
たそがれる様な気分にならない様に生活したいね。
(たそがれ)
たそがれ
想いはしても
巡っていく空の虹色
遠くを感じ
近くを捉えている
空への追憶
記憶は途切れて
夕闇へと沈む
月の輝きに夜空が佇んでいる
忘れてはいても、いつでもそこにいる
そこにいるから
ここにいられるんだと思う
55たそがれ
ふと
立ち止まる
今日1日
なーんにもなかったし
仕事も忙しかったけど
無事に終わって良かったなあ
そんな事を思う
たそがれ
時刻は6時
この世には存在しない筈のものと人が入り交じる時間帯
夕陽が眩しい
海の向こうへ落ちていく太陽の光が
今日はやけに眩しく感じた
目を細めながら歩いていると、
ふいに、誰かとぶつかった
「すいませんっ」
切羽詰まったように謝るその人の声を、
何処かで聞いたことがある気がする
知り合いなのか
確認しようとも、西日が強く顔が見えない
そんなことを考えているうちに
俺の無事を確認したその人は
「じゃあ」
と言って立ち去ろうとしていた
「まって、待ってください!」
大事な人だった気がした
好きだった気がした
ずっと一緒にいたい。そう思ったことがあった気がした
「あなたはー」
夕方6時
この世にはいない筈のものと人が入り交ざる時間帯
その時間のことを、
『誰そ彼』
と人は呼ぶ
たそがれ
上手くいかなくても…
上手くいっても…
経験にすぎない
でも…
やっぱり
たそがれたい時も
あるよね…
黄昏の 母の白眉や 意思強し
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母は頭のキレる白眉な人でもありまして、圧の強い人でもあります。
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物思いに耽るという意味の黄昏れるが本来使われてきた言葉では無いことを初めて知りました。使ってましたし、好きな誤用?です。黄昏れる柴犬と一言書いたときの哀愁さと可愛さを他の言葉で補填できる気がしない。
本来使われない言葉といえば、「贈る言葉」の「暮れなずむ」も好きな言葉です。もっと色々と使われて欲しい。
黄昏と言われるとSPY×FAMILYになるし、かわたれ時(彼は誰)につながって、かたわれ時を経て、「君の名は。」を見たくなっちゃうよね。
言葉で言うと、朝方のレパートリーが好きです。あさぼらけとか、あけぼのとか、語感がほのぼのするんですよね。(かつての横綱も思い出しますが)
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自分用メモ
宵→夜半→暁→東雲→曙
薄明(両 天文学では太陽の高度によって市民薄明、航海薄明、天文薄明という用語が定義されている。)
黎明、未明、朝まだき、残夜、朝ぼらけ、払暁、早暁
朝焼け、夕焼け
黄昏時、逢魔が時、大禍時
かわたれ時(両だが朝多)
夕暮れ、夕間暮れ(夕目暗)、宵の口、薄暮、火灯し頃
白眉は優秀な人が眉が白かったと言う故事からだそうだが、そこからの験担ぎか、眉の白髪は宝眉なんてありがたがられるものでもあるらしい。
たそがれと聞いて、今、一番に思いつくものと言えば
忍たま乱太郎のタソガレドキ忍軍
子どもが今、忍たま乱太郎にとてもハマっている
子どものキラキラとした喜ぶ顔が見たくて
親は、ついついレアな忍たま乱太郎グッズを買ってあげてしまう
ダメだよね
#たそがれ
振り返れば
いつもそこにいた
シルエットが優しい闇に
溶けて消えた
秋の風が頬をなぶり
冷たく囁く
どうして追いかけないの?
今ならばまだ間に合うのに…
あなたは誰?と問いかけるほど
心が遠くなってしまったのはなぜ?
あなただけのせいじゃない
でも私だけのせいでもないのよ
たそがれゆく空の色
ゆっくりと夜にむかう。
夕と夜の静寂は
なんだか
異次元に繋がっているようで
不思議な時間。
あっ、
夕餉の匂い…
我に返る。
『たそがれ』
人生のたそがれだって、あなたの隣ならば、私はまっすぐに前を向けるようです。
昨日見た貴方の後ろ姿と、綺麗な黄昏を思い出す
なんだか心がじんわりしてしまって
今日を歩む気力がない。
もっと見ていたかったけど
最近君はボクに怯えているから
控えめに、みまもってるよ。