『たそがれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夜さん今晩は。まだ少しはやいよ。
昼さんさようなら。消えるのはまだ早いよ。
すぐに居なくなるタソガレさん、君がいるから、、、
だから どっちも好きなんだ。
また明日
「たそがれ」
夕暮れは悲しい気持ちになる。
終わりは、サヨナラは、どうも苦手だ。
#32
たそがれ
夜に寝ると悪夢を見やすいのでお昼や夕方に寝ます
目覚めてふと窓を見ると綺麗なたそがれ
幸せを感じます
或ることが
不意に恐ろしくなり手を解いた
夢見心地に罵倒した
すっきりと晴れた気持ちで
「永遠にさようならだ」
恐るべき未来たちに
いつか消える電球の灯に
なぜならば、
見たくない君のたそがれ
見てしまった美しい絶望の貌!
黄昏
久しぶりに、この防波堤に来た…夕陽に照らされる桜島を眼前に、少し白波のたつ錦江湾の潮風…見慣れた風景なのに、数年振りに見ると、涙腺が緩んできた…もう齢を重ねた所為だろうか…人影のないこの空間が、淋しくて何故かホッとする時間に抱かれている…
たそがれ時は何故か
心寂しく感じる時が多い
もう少しで1日が終わる時
人々は何を思うのだろう。
一日を振り返って、楽しかったこと、悲しかったこと
そういったことを振り返るのも
良いのかもしれない。
#9 たそがれ 2023.10.1
『良い話だと思うよ。』
此処の住心地は悪くないでしょ、と男は続ける。
この地に留まり我らが主に仕えよ、と。
根無し草の身に、こんな機会はきっと二度と訪れない。
それでも女は静かに目を伏せ、浮かない顔をした。
『長く留まれば煩わされるよ。』
良い事は起こらない。今までずっとそうだった、と。
『そうなったら、言ってくれ。』
私に。そら見たことか、と。
苦虫を噛んだ顔を見せてあげるよ、と男は言った。
『君に居てほしいんだ。』
困ったように眉尻を下げる。
『せめてもう半年……契約更新には同意して。』
少しの沈黙の後、女も同じ顔で微笑んだ。
烏が呆れたように鳴き飛び立つ。
じきに遥か向こうの森の影と同化するのだろう。
『随分、日が短くなった。』
夕陽は沈みきっていた。
夜の帳に押し返されながら、僅かな残り火をこちらに差し出している。『今』に縋るように。
鳥は去り、風は流れ、黄昏は、止められない。
それでも細い糸を千切れぬように手繰りながら、男はそれを解き解す猶予が僅かばかりできたことに安堵した。
『もう半分の季節も、きっと悪くないよ』
君に、ここに居たいと思ってもらう事になるから。
濃く伸びていた二人の影は、もう夜闇に溶けてなくなっていた。
【たそがれ】
#11 たそがれ
君の横顔が紅く見えるんは
夕日のせいなんか
2023/10/2
今日もいい日だった
と胸をいっぱいにさせて
眠りにつきたい
#たそがれ
・たそがれ
その妖怪は、毎日、黄昏時を楽しみにしていたんだ。
なぜかって?
黄昏はもともと、誰そ彼、と言ってね。暗さで、相手をぼんやりとしか判別できない、という意味があるんだ。
おそろしい姿をした妖怪は、日の下では人間たちを怖がらせてしまうからね。黄昏時は都合が良かった。
月のない夜の、薄暗い小道なんかは最高だよ。
道ゆく人に声を掛け、束の間の会話を楽しみ、空が白み始めると同時に姿を消す。
その妖怪は、そんな生活が結構、気に入っていたんだよ。
***
そう、兄者はいつも、さみしそうに笑っていた。
題名は、「嫌われ者の妖怪」。
人間好きの、優しい妖怪。悲しくて、愛しくて、たまらなかった。
私なら絶対、朝が来ても妖怪のこと。こわがったりしないと、誓ったのに。
眼下には、何層にも重なった道路。行き交う、無数の車。
妖怪が愛した薄暗い小道は、もう存在しない。
あの頃の私は、知らなかった。
兄者がいつも、顔を隠していた理由を。
政府の開発から逃れた、辺境の山奥に住んでいた理由を。
後悔しても、もう遅かった。
黄昏。ネオンサインが滲んでいく。
たそがれ
バイバイ、と手を振った。
黄昏時が君の表情を隠す。君がどんな顔をしているか、わからないから、僕もどんな顔をすればいいかわからなかった。
またね、とは言えなかった。さようなら、では二度と会えない気がした。
だから、バイバイ、と小さな子どものようにつたなく手を振って、振り返るのをやめる。
まだ君は、そこにいるんだろう。だけど、もう振り返ることはしなかった。
ただ、君を思い出にしたかった。
煙草に火をつける。煙が夜風に吹かれて遠くへ行くのをぼうっと見ていた。あのとき。もしもあのとき、ああしなければ。ああしてれば。もう考えても無駄なのにいつまでも考えてしまう。
「考え事か?」
お前にしては難しそうな顔をしてる、と俺の顔を覗き込んだ兄弟が言う。そう言われて我に返った。
ふざけんなと鼻で笑って、短くなった煙草を足で消した。
「仕事行くぞ、兄弟」
後ろで、おうと声がした。
『たそがれ』
黄昏時、タソガレドキ、タソカレ、誰そ彼時
秋の夕暮れ、1人であの森に近付いてはいけないよ
深い深い、紅に飲み込まれてしまうから
その森はね、夕暮れ時が1番危ないんだ
誰そ彼時、それはヒトと怪異の境界が曖昧になる時間
嗚呼、今日もまたひとり、ヒトならざるモノに魅入られてしまったね
いつだって彼奴らは、君たちのことを狙っているんだ
だから、あの森に近付いてはいけないよ
でも、少し気にならないかい
決して触れてはいけないと言われるものほど触れてみたくなるのがヒトってやつさ
ふたりなら、きっと大丈夫だよ
ひとりではダメと言われているけれど、ふたりならきっと大丈夫さ
だから、だから、1度だけ、一緒にあの森に行ってみないかい
嗚呼、今日もまたひとり、魅入られたみたいだね
好奇心はヒトを隠す、なんてね
[黄昏]
大分日が沈んで当たりが薄暗くなるのをぼんやりと何をするでもなく本丸の縁側からただ眺めていた。
本丸の季節は景趣によっていくらでも変えられるのでずっと桜が咲き誇る春だったり、しんしんと雪が降り積もる雪景色が続いたりと四季の感覚が無い本丸も稀にあるそうだが自分の小さなこだわりとして折角なら季節の移り変わりを楽しみたいので今は鮮やかな赤や黄色に色付いた葉が時折舞い落ちる秋の景趣にしている。
徐々に行燈の灯りが目立ち始める中でひらり、とたまに舞い落ちる紅葉たちはとても綺麗で現代に居たら中々見ることは出来ない景色だなとしみじみ思ってしまう。
「主、執務が終わってからずっとここに居たのか?」
沢山の刀剣男士が居る本丸の中でも人気が無さそうな縁側に居た自分に突然降ってきた言葉。それに対して短く肯定の言葉を返すとそうか、とだけ彼も応えて静かに自分の隣に座ったのは自分が審神者になってから長く近侍を勤めてくれている鶴丸国永だ。
そんな彼に対して自分もぽつぽつと言葉を交わす。審神者になって長いけれどただ自分の本丸の刀剣男士達を戦場へと送り出し見届ける事しか出来ないもどかしさに未だ慣れないこと、本丸で皆と四季折々の楽しさを共有したことなど取り留めのない話を鶴丸は時折相槌をしながら静かに聞いてくれた。
今日は何時もなら話さないのだけれど、何処と無く縁側から見える綺麗でどこか切ないような景色に気持ちが引きずられてしまったのか少しだけ気持ちが弱ってしまったらしい。自分が審神者としてあとどのくらい貴方達と一緒に居れるのだろうとぽつりと漏らしてしまった。
言ってしまった後に言うべきでは無かったという後悔が襲ってきたが聞いていたのが鶴丸だけだったのが幸いかもしれない。今の言葉は忘れて欲しい、と言おうとした時だった。
「この先はどうなるか分からないが、この本丸にはまだまだ主に居てもらいたいと俺は思っているさ」
口調は普段通りだが、いつものような飄々とした声色よりも真剣味を帯びた声色で返答が返ってきた。本丸の総意という訳では無いけれども、少なくとも自分がまだここに居ていい理由を彼が与えてくれたような気がして少しだけ気持ちが軽くなった心地がした。小さくありがとう、と感謝の言葉を伝えると鶴丸は笑顔で自分の頭に手を置いた。
「大分冷えてきたから体に障るぜ。光坊に温かい飲み物を作ってもらって、厨の前を通り掛かった連中も呼び込んで話でもしながら身体を温めよう」
そういう彼の提案に自分も釣られて笑みが零れる。そうだね、と同意して縁側から離れた。少し歩いてから振り返って見た本丸の庭はもう宵闇に沈んでいたけれど、行燈の灯りに照らされた紅葉たちの鮮やかさのせいか、鶴丸の励ましの言葉のせいか不思議と先程の寂しさはもう感じなかった。
何も無い一日
ただ外を眺めていた
特に意味もなく眺めていたはずなのに
頬には暖かい何かが落ちていた
「たそがれ」
たそがれ
「…………」「…か…な…」「おーいかな」
誰かが私の名前を呼んでる
「おい、かな?聞いてた?」
「うっ…うん聞いてたよ」
「なに黄昏てんの?俺ずーと呼んでたのに」
「あー ごめんごめん💦」
私は今 友達の恋愛相談に乗っている
彼の名前はアツシ
クラスでも1番の人気者
「えーとアツシはマドンナのあやが好きなの?」
「おぅ…でもどうやって振り向かせばいいの分かんねぇ…」
って事らしい…
私も恋愛よく分からんのに💦
「とりあえず 王道のラブレターとかいいんじゃない?」
「ラブレター… それじゃダセーじゃん」
「私はラブレターでも嬉しいけどな〜」
「俺さ出来ればカッケェ告白したい!!!」
「かっこいい告白ねぇ〜 アツシにかっこいいは似合わん(笑)」
「はぁ?じゃあお前だったらどう告白するんだよ」
………そう言われた瞬間私はドキドキした
(ん?今なんでドキドキしたんだろう?)
「おーいかな〜聞いてた?」
「聞いてたよ!私だったら…」
アツシの顔をまっすぐ見つめて
少し恥ずかしがりながら
「好きです❣️」
少しの沈黙が流れアツシが
「バーカ なに俺に告白してるんだよ…」
(そうだよ 私は相談に乗っていたのに告白してしまった)
ある日の黄昏時私は……
もうたそがれ
終わりの色が広がる
笑っているあなたの顔がよく見えない
不安に駆られている間に
あたりは闇に包まれる
自分の音だけが聞こえる
どうせ見えないなら
目を閉じて
過去に帰る
ああ、その笑顔だ
20231001【たそがれ】
きみがワンワンと泣いている。
ぼくはヨシヨシと言いながらユラユラ揺れる。
世界一かわいいきみは世界一ぼくを困らせる。
ふたり揃って黄昏泣き。
小さな手を握り一瞬の永遠に思いを馳せた。
▷たそがれ
まず黄昏ってなんだ
まずそこからである
単語一つ一つの意味を把握していなければその単語を正しく使用することは不可能である
てわけで黄昏ってなんですか
たそがれるわー
好きな人がもうすぐ遠くに帰っちゃう