『たそがれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
去年の秋にありえない出会いをした。
一瞬で心を奪われ、nのこと以外考えられなくなった。
黄昏の中、nのことを思ったあのビルは取り壊された。
nとの仲も終わった。
今年の秋、黄昏の中、別のビルでnのことを思うのか。
ダメだなぁ
たそがれ時だから。
そんな理由では誤魔化せないくらいに、
君の頬は赤かった。
「たそがれ」
膨大な数の誰かの言葉が
この身に憑依し鼓動している
この言葉は誰のものだ
今この言葉を紡ぐ者は、一体
‐黄昏‐
絹張り緋色
優しい表裝
わたしと云ふ名の物語
終はつたものも
過ぎ去つたものも
美しい插繪と煌めく文字で
愛を持つて刻まれ描かれ
忘却出來ない一章と成る
#たそがれ
一日の終わりに
金色と茜色の混じった
空を眺める…
ゆっくりと
茜色が濃くなって
夜の帳が降りる狭間
物思いにふけるこの黄昏が
私の至福のひととき…
金木犀のかをり
好きな曲を聴きながら
好きな場所を散歩する
どんぐりが転がり落ち
もうこんな季節かと呟く
丘の上にあがり しばしの黄昏れ
少し湿った風をあびながら
白く薄く浮かび上がる月をながめる
明日の風はどんなだろうか
目を瞑って今日の余韻に浸る
「たそがれ」
たそがれているその背中を、蹴り飛ばしたいと思った。
君がいなくなればこんなに苦しむことも無いのに。
どう頑張っても君には勝てない、叶わない。
ただ僕もそれを望んでいる気がしなくもない。
気付かないフリをして、君の後ろを通り過ぎる。
僕は今日も無駄な努力を重ねている。
走っても走っても、苦しいだけなんだろう。
それでも諦められないでいる。
僕は僕が嫌いだ、でも僕を辞められないままでいる。
憎くて憎くて仕方が無いのに、君に憧れてやまない。
沈みかけの日はどうしてこんなに、赤黒いのだろう。
ひとりたそがれて
それらしくしてみても
君が隣にくれば
心は自然と明るく照らされる
夕陽の美しさを、のんびりと眺めることをしだしたのは、何歳からだろう?
日々に追われ、効率でだけを追って、目標を叶えることだけをして。
人生は長く短い。
それに気付いた、人生のたそがれ。
悪くない、こんな日々。
ぬるいアスファルトの上を二人
少しずれた歩幅で歩く
秋風に揺らぐ黒髪に指を通して
陽が地平線に溶けていくのを見ていた
本当は永遠なんて存在しないの
もう気づいているんでしょ
もしもこれが最後の黄昏時になったら
私の事は、早く忘れて欲しいと
言いかけて結局濁した
あからさまに薄れた愛を目の前にしてもなお、
離れていける気がしなかったんだ
君はそんな私を見つめて
何も言わずに、ただ優しく微笑んでいた
〖たそがれ〗
黄昏時
君は僕は目の前から消えた
とても悲しかった
でもまた会えるような気がした
いつか会えるようにがんばろう
憧れを求めて、助走なく飛ぼうとしても
空を覆う事なく、老いても黄昏れることもなく
家路を急ぐ人びと
ライトがいくつも通り過ぎる
私の足は影に絡めとられ
もう一歩も動けない
/ たそがれ
窓の外、広がる街並みをうつろに見つめて
そうやってたそがれていても
何も変わらないというのに
胸のあたりでこわばった恋心
はりつめ、いつか切れてしまいそうな良心
あの人の好きな人だから、傷つけてはいけない
そう分かっていても
隣にいるあの子の柔らかい笑顔が
平原に吹く風のようになめらかな声が
ヒールをはいている時によたつく足元が
全てが不快でしかたない
窓の外、広がる街並みをうつろに見つめていても
結局何も変わらないというのに
それでもただ
たそがれつづける
黄昏、と漢字で書くとマイナスの意味合いで使われることも多いが、私はこの表記が好きだ。
夕焼けの赤さとは違う、少し日が傾いて暗い金色がイメージされる。意味がある文字は強い。
秋の日が落ちるのは早く、黄昏時も見逃しがちだけど、たまには足を止めて見たいと思った。
あの日僕は、学校に忘れ物をしたので、黄昏時に取りに行った。
今日は部活もない日なので、家から少々遠い学校に行くのは嫌気がさしたが、あいにく忘れ物をしたものがレポートで、朝イチ来ても終われないてのものだった。最悪だ。
もちろん学校に来ても、教員しかおらず、学生はいない、はずだったんだ。
バレないように教室まで足を運んだ。そしたら、とても綺麗な黒髪に、紅い瞳の少女が窓の方を見ていた。誰だろうと思った。同じクラスの子かな。僕は物覚えが悪いので、クラスの子の顔さえろくに覚えてない。
こんなに綺麗な子がこのクラスにいたなんて、
そう思いながら彼女に見とれた。それに気づい
は、
「あなたも忘れ物をしたのね」
「あ、ああ」
「どうぞ私に見とれてないで、探しなさいな」
「…」
僕は自分のレポートをとって、教室を出ようと思った。だけどどうしても彼女のことについて聞きたかった。
「君、名前なんていうの」
「私は 、夕子。夕日の子と書いて夕子。」
「わざわざ丁寧にありがとう」
「…」
「君も忘れ物?」
「ええ」
「じゃあ、早く探して出た方がいいと思うよ」
「ええ、そうね…」
「ついでに何を忘れたの?」
「大切なものを…忘れてきちゃったのよ」
「大切なものって、どういう…」
「そうね、ずっと、ずっと昔の日に、この場所で
忘れてきちゃった」
「?」
「早くしないと、見回りが来ちゃうわよ?」
「そ、そうだね…、そろそろ僕も帰るよ。君も早く出た方がいい。」
「ご忠告ありがとう。でも大丈夫」
「そ、そっか、」
「ではさようなら」
「うん、また明日!」
「…」
「ええ、また、明日…」
「明日は私にはないわ」
夕暮れの公園に
幼い影ふたつ
池の桟橋に腰かけて
ふたりの少女は
なにを語らう
好きな本のはなし
学校でのできごと
ともだちのこと
好きな子のこと
それとも
人には明かせない
ふたりしか知らない
秘密の交換
金色に染まりゆく
並んだ影が伸びていく
少女たちの行く末が
たそがれるにはまだ早い
#たそがれ
#黄昏てる
バイクで帰り道に空を見上げたら不思議な空だから
想わず見たくなる❗️あなたもこの空見ているかな⁉️って気になるよ😃
写真を撮ろうとした瞬間に信号替わるから撮り損ねるのはよくあるよね😆
大好きなあなたに黄昏てる私😍
いつもハートをありがとうございます。
たそがれ 後日更新したいと思います。
「たそがれ」
太陽は沈み、山際だけほのかに明るい
山際は梔子色
空は紺青色
その間に残されたような空色のグラデーションが入る
綺麗
あと少しだけ、
このままで