窓の外、広がる街並みをうつろに見つめて
そうやってたそがれていても
何も変わらないというのに
胸のあたりでこわばった恋心
はりつめ、いつか切れてしまいそうな良心
あの人の好きな人だから、傷つけてはいけない
そう分かっていても
隣にいるあの子の柔らかい笑顔が
平原に吹く風のようになめらかな声が
ヒールをはいている時によたつく足元が
全てが不快でしかたない
窓の外、広がる街並みをうつろに見つめていても
結局何も変わらないというのに
それでもただ
たそがれつづける
10/2/2022, 4:53:04 AM