『たくさんの想い出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
悲観的な人間であるので、特に自分の人生が輝いていると
思ったことはない。
ただ、振り返ると楽しかったことや嬉しかったことばかりが
想い出として残っている。
その度に自分も捨てたもんじゃないのかもと
一時的に思うことが出来る。
持続力はないけど、一瞬でも自分を楽にできるのなら
想い出を振り返るのも悪くないね。
(たくさんの想い出)
たくさんの思い出と言えば…
良い事も、悪い事も、それは
毎日、毎日、と日々の積み重ねで
今、この時を生きているのだから
過ぎ去った時間を振り返れば
全てが思い出の上に出来上がっている
…と言っても過言ではないかも知れない
その中から、自分に対してインパクトが
あった出来事は誰しも持っているだろうが
この短い文章の中で、何か1つを選べと
言われても……これは正直難しい。
物心ついた幼い頃から今までの時間を
目を閉じて思い出してみると、
どれもこれも鮮明に浮かびあがって
顔がニヤけてみたり、ため息をついたり
時には、涙を浮かべてみたり…
本当に、なに1つとして無駄な経験は
なかったなぁ…
改めてそう感じるばかり
明日からもまた、大切な思い出を
重ねながら1日、1日を大切に生きて
いきたいと思う…
子供の頃いつも行っていた公園は取り壊しになってしまったし、仲が良かった友人とは連絡をとっていない。
大好きだったオレンジジュースはもう売っていないし、通っていた学校は廃校になってしまった。
アルバムを無くした今では、あの頃のことは私の脳内にしかない。
私しか覚えていない思い出だって、きっとある。
私の心には、そんな「たくさんの思い出」が詰まっている。
作品No.232【2024/11/18 テーマ:たくさんの想い出】
いいことよりも
悪いというかよくないことばかりが
ここに残っている
もっと
楽しい思い出とか
ほしいな
『たくさんの思い出』
たくさんの写真が貼られたアルバム。
写真に映っている人物はどれもみんな笑顔だ。
「おかあさん、これはー?」
そう言って、男の子は1枚の写真を指差す。
「これはなおくんが生まれたときの写真よ」
「ぼくが生まれたときの写真?」
「そうよ」
「じゃあこれは?」
「これはなおくんが初めて歩いたときの写真よ」
「これは?」
「これは幼稚園の運動会の写真よ。なおくん、かけっこで一番だったでしょ?」
「うん!ぼく、がんばって走って一番取ったの!」
「そうね。なおくん、すごかったわ」
「これはおさかなさん?」
「そうねぇ、これはイルカって言うのよ」
「いるか?ぼくいるかさんだいすき!見に行きたい!」
「そうだね、また今度イルカさん見に行こうね」
「うん!」
「ほら、なおくん、この写真を新しいページに貼ってごらん?」
「これ、この間撮ったやつ?」
「そうよ。ママとパパとなおくんで紅葉見に行ったでしょ?」
「うん!あかとかきいろとか、いろんな色の葉っぱさんあってきれいだった!」
そう言って男の子はアルバムの新しいページに持っていた写真を貼り付けた。
また1つ、新しい思い出が増えた。
「これからもたくさんの思い出、一緒に作っていこうね」
私と貴方
過ごした時間は一緒なのに
つくった想い出も一緒のはずなのに
その重さはまるで違うのね。
「たくさんの想い出」
「あの子、大丈夫なの?」⸺心配?
「えぇ…当然でしょう?まだ、完璧には割り切れていないもの」⸺…大丈夫。あの男には、たくさんの想い出の記憶が残っているんだろ?なら、目的を見失うことは無いはずさ。
「だといいのだけど…相棒、私達も仕事するわよ」⸺りょーかい。コッチも、いつもみたいにサポートするから。
「あの、”泥人形”と”涙目ピエロ”の先輩である”リバーシ”として、威張って再会したいもの!」⸺その一言がなきゃ、イイ感じに怪しい人物で終われたのに……このブラコンめ。
「ん?シロメちゃん…なにか言ったかしら?」⸺イヤ?なんにも言ってないよ…ナクロ。
***
「そういえば……泥人形。貴方って、家族がいたりしません?」
「ぁー……異父兄が二人?…いる、とは聞いた」
「異父兄、ですか…お会いしたことは?」
「上の兄は、理想郷を探しに行ったとかなんとかで、生死不明だし、会ったこと無いが…下の兄なら、一度だけ。まぁただ……喋り方が、その、珍しい…な、うん」
「へー…(まさかあの人じゃ…いや、そんな偶然無いよね?えぇ、無いでしょうし!)」
◇◆◇◆◇
私はただ、映像が映りっぱなしの水晶玉を見ていただけなのに……なんで別世界かと思ってた二つのお話が同じ世界で繋がりが近いの!?
思いつきか!?思いつきなのか?!………あの上司の思考をよく分からんわぁ。はぁ。
「とりあえず、気になるとこでお話が終わったし…上司の気が向いて、この物語の続きを書く気になるまではして預けだねぇ」
【水晶玉はすべてみえている】
星空と湖
水面とボート
乗り慣れない電車
たくさんのコスモス
キラキラした夜景
満開の桜の下
水平線と潮風を感じて
鮮やかな紅葉の中
イルミネーションと銀世界
声と笑顔と温もりと…
悲しみと苦しみと後悔と…
たくさんの思い出と
薄れないトラウマと
消えない
消せない
愛してる
君はもう覚えてないけど私は覚えている、私は覚えてないけど君は覚えている、そういう思い出がたくさんある。
【たくさんの思い出】
今日は本当に最悪なことをした。
私にはとりわけ仲のいい友達が一人いる。その子はモテる。
前回の授業で個人に配られる配布物があり、その子の分は他の人が持ってきた。その子のことが好きな人がだ。私のはいつまでたっても来ないので自分で取りに行った。私はきっと不平不満を感じていたのだろう、正直に言うと妬んだ。
今回はあの悲劇を繰り返さないべく最初に自分で取りに行った。するとその子はまあ誰かが持ってきてくるのを願おうかな、とそう言った。
これが私の琴線に触れたのだと思う。
私は全部自分でやらなきゃいけない人生だったからな、と言ったのだ。
友人は戸惑っていた。その時の私はふざけているようなニュアンスのつもりだった。いつもみたいに笑ってくれるかと思っていた。少し気まずかった。
今思うと私は多分皮肉で言ったのだと思う。
あんたは人が何でもしてくれていいよね、といったところだろうか。
最悪だ、最悪。その上ワードチョイスがちょっと痛い。最近流行りのホンモノというやつだろうか。
まあ所詮私はそんなものか、と思うことにする。
【書く練習】
他人が上手にコミュニケーションとっているのを見ると
焦りと
嫉妬と
嫌悪と
羨望と
色々な感情が沸いてくる
【たくさんの想い出】
よく
やられた方は憶えてる
なんて言葉を聞くけど
ここに来て物思いにふける時
嫌な事ばっかり思い出す
なんて事はなくむしろ逆だ
滅入った時でも
あんな嫌な事があった
辛い事があった
と言うより
その時の自分の弱さであり悲しさであり
愛しさと切なさと心強さだ
想い出は多いに越したことはないと思う
良い想い出はニンマリ出来るし
悪い想い出も時と共にマイルドに変換されてるように思う
喉元過ぎれば
と言うやつかも知れない
どちらにしても
都合の良い俺の脳みそ
父ちゃん母ちゃんありがとう
「スゥーッ、痛ってぇ…」
腰の痛みで起床。
昔は痛いところなんてなくて無敵な毎日だったのにねぇ…
部活を頑張っていたあの頃、彼女が出来て背伸びをしていたあの頃、社会人になって張り切っていたあの頃。
こうやってたくさんの思い出に浸れるのは歳を重ねた人だけの特権だったりしてね。
いや、でもやだわ。腰痛てぇし。膝とかも!
#たくさんの思い出
たくさんの想い出
気泡の様に、沸々浮かんでくる小さな記憶…モノクロ写真の様に現れて、段々と色づいてくる…
忘れかけていた、沢山の想い出たち…その一つ一つが、段々と鮮やかに蘇る…今は、もう、バラバラになった仲間達だけれど、こうして、ふっと浮ぶのは、いつも皆の笑顔…
想い出は、美しい儘にあるのがいいけれど…少しだけ、想い出から抜け出して、逢いたい…
人間、必ず良くも悪くも思い出を抱えていく。
忘れてしまった思い出も、今の自分を作る栄養となっているのだから……まぁ思うところがある。
育った結果だけを持って、嫌な思い出は完全に忘れてしまえればいいのに。
「たくさんの思い出」
君とはたくさんの思い出がある。
「思い出が増えたなぁ」
私は、呟きながら写真を見ていた。
これからも私は君とたくさんの思い出を作って日々を一緒に過ごしたいと思った。
「Lは、楽しい?」
うん。楽しいよ。
前のこと、全部忘れたままだけど、みんなと過ごす時間はとっても楽しい。
みんなのこと、大好きなんだ。
強いやつと戦うのだって楽しいし、毎日、充実してるはずだよ。
でも、なんでだろうな。
何か、ボクを形作る決定的な何かがぽかんと穴を開けているんだ。
それがなんなのか、全然分からない。
いくらみんなとの想い出を積み重ねても、その空白がどんどん広がっていって、みんなとの想い出さえも飲み込まれそうになるんだ。
5年前、4年前、3年前、2年前、1年前、半年前、1か月前、1週間前、1日前、1時間前、1分前、1秒前……
どんどんボクが消えていく。
だから、みんなの記憶に残るようなせめてもの想い出を。
例えボクが忘れてしまっても、みんなが思い出してくれるなら、まあ、それもいいかもね。
でも、もし、叶うなら、ボクの空っぽの想い出の空白を、誰か埋めてくれないかな。
「空白の想い出」
夏休みが明けて、教室に入って、席に座って、窓の方を向いて白百合に挨拶したとき、もう貴女は居ないんだと気がついたんだよ。
いつも通りを気取りながら、スマホの写真フォルダを遡ろうか。私は写真が得意じゃないけれど、貴女との日常を忘れたくなくて、貴女と見た景色を撮ったんだ。
それから私は、写真を撮ることが日課になって、写真を撮る意味も増えたんだよ。私の日常を、貴女と共有したかったんだ。私のスマホを覗き込む貴女の、淡くとろけた瞳を、撮れればよかったのに。
白飛びした海に、ピントの合わない向日葵に、ブレた屋台の光。それを撮っているとき、貴女はいつも隣で笑っていて、だから私は、それを通して隣の貴女を見ているの。
チャイムが鳴る前にと、カメラを起動して、いつもよりざわめく教室をうつせば、白百合が笑ったような気がした。
『たくさんの想い出』
2024/11/18
思い出....
初めて、猫カフェに家族で行ったとき、将来の夢が猫カフェしたいってなったのが、
私の思い出
たくさんの想い出
私はふとした瞬間に、自らの「手」を眺める
手の甲、掌、指の関節、爪先。
年齢を重ねる事に、昨年ははなかった傷やシミが増えている。
夏の終わりには、こんがりと焼き上がった焦げ茶色の手の甲になる
「手」には想い出が宿る。
私が経験した陽の光、温度、出来事を「手」は記憶する
これからもこの相棒とともに私は生きていく
私が死ぬまでこの相棒は私を記憶していく。