『ずっと隣で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
小さな温もりが
私の身体に寄り添って
こんな時間が長く続くのも
悪くないと思いながら
起きなきゃと人間の行動を
今日もそつなくこなしていく
懐いてくれてる割に
自分は何をあげられたのか
ずっと隣で
ずっと隣で
幼い頃からずっと君のあとを追いかけていた。
追い付きたくて必死で、君がどんな気持ちか知らないで僕はずっと君を目標に追いかけた。
やっと僕は君の隣に並び立てた。でも未熟な僕は君を超える事が出来ない。今は隣に並び立つのに必死だ。
結局僕は君を超える事が出来ず、ずっと君の隣で足掻いていた。
それは君も同じだった。君も、僕も、互いを意識して成長し続けた。どうやら君は僕が思っていたよりも僕を意識していたみたいで、僕が幼い頃から君の隣をいつも僕が歩いていたらしい。
君の隣でこれからも、走って足掻いて泣いて笑ってそう離れるまでは、一緒にいきたい。そう思った。
“ずっと”なんて笑える。
この世に“ずっと”なんてある訳ないのに。
私にだって信じてた事があった。
いつかのあの日私にも好きな彼がいた。
彼はあの日婚約指輪を私にプレゼントしてくれたの。
「いつかは左手につけるから待ってて」
こう言ってくれたから
ずっと待っていたの
でも私の左手に指輪が着くことは無かった。
彼は突然この世界から姿を消したの。
右手の指輪を残して。
ずっと隣で笑う君が好きだった
ずっと隣でお互いの好きなことをする空間が
好きだった。
落ち込んでいた時
ずっと隣で過ごしてくれる貴方が好きだった。
嬉しいことがあった時
ずっと隣で私より喜んじゃうあなたが好きだった。
サヨナラ無しで姿を消すなんて悲しいよ
私だってずっと隣であなたと過ごしていたかった。
ずっとずっと好きな気持ちは変わらないよ。
─────『ずっと隣で』
ずっとそばにいられるって思ってた
ずっと隣にいたいって思ってた
全部幻想だった
対等でいようと言ったことはないけれど、
自然とそんな感じになっていた。
初めの頃は、共感出来ることがある反面、上手く言え
ないこともあって、気の利いた優しい知人がフォローし
てくれることもあった。
あなたが
私に歩幅を合わせてくれたのか。
私が
成長してあなたの歩幅に近づいたのか。
横顔が見える位置に来れたように思う。
「ずっと隣で。」
と多分、あなたも私も口にはしない。
けれど、
歩み寄るナチュラルな気遣いは
形を変えども、
想い続ける限り変わらない。
ずっと隣で笑ってくれると思ってた君はもういない
とかいうありきたりな文章
これにメロディーがつけば、ありきたりな失恋ソングに大変身
「ずっと隣で」
貴方が私にくれたプロポーズの言葉
「ずっと隣で」
私が貴方にあげた同棲への誘い
「ずっと隣で」
年末年始2人で話した私達の目標
「ずっと隣で」
2人がすれ違う中お互いが願った思い
「ずっと隣で」
貴方と別れて一日中頭を巡った言葉
「ずっと隣で」
貴方はもう居ないのに、忘れられない。
私と貴方の願った思い
「ずっと隣で」
私と別れて7ヶ月、貴方が私の知らない女性に放った言葉。
「ずっと隣で」
そう、貴方が彼女に皆の前で伝えた思い。
私その後凄く病んじゃって大変だったんだよ。
でも、2年経った今日この日、私は貴方じゃない
別の人と結婚します。彼となら叶えられそうなの
私が身を焦がす思いで願った…『 』
私があそこで出会わなければ
最愛の人を不幸にしなかったかもしれない
私があのとき運命に抗わなければ
出会わなくてすんだかもしれない
そのかわりこの世にもいない
出会った時から思っていた
犬になって出会いたかったと
忠犬としてそばで支えたかった
人である必要はなかった
ただ、主の幸せを、笑顔を、癒しを
傍にいて守りたかった
ただ、それだけだった
何度も伝えたんだけどね
毎回断られてしまった
人でなきゃできないことがあるから
犬になってはダメなんだとさ
はてさて、どうしたものか
ずっと隣で笑っていたい
そう思える人に初めて出逢えたんだ
それは僕を追っかけた
それは僕に楯突いた
それは僕に負けた
それは僕に勝った
それでもずっと隣にいる君は
何?
分かり合ってはいけない僕ら
人間には必ず混在する、相反する存在
僕らが消えるのは、感情が消えたときだ
「ずっと隣で」
ずっと隣で
お腹の中から隣にいた
姉は2800g、妹の私は2200g
お互いもたれ合って、隣にいた
高校生のとき姉に彼氏ができて
私の隣はひとつ空いた
短大と専門学校に進路が別れて
私の隣はふたつ空いた
就職して、すれ違う生活を送り
私の隣はみっつ空いた
姉が家を出て同棲を経て結婚し
私の隣はよっつ空いた
私も結婚をして家を出たら
何故か隣はひとつ空きになった
ひとつ空きで、支え合って隣にいる
ずっと隣で、なんて夢みたいだね
人間には時間軸があるから、時間での永遠は望めないのです
そう、あの小説に書いてあった
実際わたしだってそうなんだけど
嘘ついてごめんね
ずっとだいすきです!ってリプしたのに
もうフォローも外してしまった
永遠を誓ってもその永遠は時間じゃないのなら
その軸の外でなら永遠でいられるの?
小説じゃないもの、わたしたちはエミリーじゃない
だけど、いつかの夜が永遠でありますように
(ずっと隣で)
今日も明日も明後日も
あなたの隣にいたい
そんな願いを抱きながら
今日もあなたに会いに行く
暗闇に飲み込まれたとしても
あなたが隣にいてくれれば
それだけで幸せなんだ
あなたが隣にいてくれれば
どんな困難にも立ち向かえる
「ずっと隣で」f
集中治療室の前で
泣きじゃくる女の子
聞いてみた
「Kの彼女?」
「一人にしないって言ったのに⋯!」
ぐしゃぐしゃになって
泣き続ける彼女に
「大丈夫だよ、大丈夫」
そう言って
ただ抱きしめてあげる事しか
出来なかった
Kとはそのひと月前
何十年ぶりかに会って
話したばかりだった
予期しない事故
Kは一年後
意識が戻らないまま
逝ってしまった
別れは突然やってくる
誰もが
無意識に思ってる
今笑っている
大切な人の笑顔が
ずっと続くと
ずっと隣で
ずっと一緒だと
「ずっと隣で」
ずっと隣で。
お母さんだよね。
小さい頃からずーっとずーっと、隣で私を支えたりしてくれる。
いい事はいい、と。ダメなことはダメ、と。
きちんと言ってくれるから私は色んなことが身についてるのかなとも思う。
話も親身になって聞いてくれて…
ありがとう。
あなたが笑っている顔は
私だけが見れる顔
あなたが愚痴るその言葉は
私にしか聞けない言葉
あなたの怒っている顔は
私には見せない顔
「ずっと隣りで」
すれ違って意見合わなかった時でも
どんな苦境に立たされても
私は諦めない
ずっと隣りにいるから
だからふたりで乗り越えてゆこう
テディベア
都会から郊外へと走る夜の電車。
乗客は段々と減り、気がつけばこの車両は僕と隣に座る中年の男だけとなった。
がらんとした空間に男がふたり。
そういえば始発の時は若い女の子がここに座っていたような気がする。
うとうとしている間に、女の子は降り代わりにこの男が座ったのだろう。
そこからはずっと隣りにいる。
僕は何だか気詰まりでスマホを弄り続けている。
男は腕を組み少し首を前屈みにして眠っているようだ。でもそういうふりをしているのかもしれない。
ガタンゴトンと小気味良い音が車内に響く。
外は真っ暗だ。
ガラス窓に僕と中年の男の並んで座る姿がくっきりと映っている。
もう誰も乗ってこない。
このまま僕は終点まで乗るのだけれど、
男はいったいどこまで行くのだろう。
警笛の音が鳴り響き、暗闇に吸い込まれて行く。仕事で疲れ切った僕の体もこのまま夜の世界に溶け込んでいきそうだ。そう思った時、不意に男の手が僕のズボンの膝辺りをギュッと掴んだ。
その時は一緒に
ずっと隣で見守ってやるよ
男の背が急に縮み、顔は猿のようにクシャクシャになった。それはいつか子どもの頃に読んだ絵本に出て来る森の悪魔にあまりにも似ていた。
ピーッという警笛を再び鳴らし、電車は終着駅を超え、闇に飲まれていった。
「ずっと隣にいるよ、大丈夫だよ」
「そう言っていなくなるのが人間なんだよ笑ずっとなんて言葉存在しないし証明するとか言ってみんな居なくなっちゃうからわかってるから、ずっと隣にいるなんて言わないで」
ハンドルを握りしめながらかわいた笑顔をうかべている私は彼の目にどう写っているのだろうか。
「ずっと隣で君のことを見守りたい」「隣にいさせて欲しい」「隣で色んな景色を見たい」「隣にいて欲しい」
そう思うことなんて沢山あった。
吹奏楽の演奏を聴きに行く機会があった。
どのような曲想で作者はどのような想いを込めて創ったのか、曲を聴きながらパンフレットを読み込んでいくなんとも不思議な空間が広がる少し特殊な演奏会。
「次に演奏致します曲は、南国のコバルトブルーの海を描いた曲です。私は南国の海をテーマに作曲してくれと依頼された際、実際にこの目で見たことは無いので様々な本や資料を使って取り込んでいきました。その中でも特に印象に残ったのが真っ青な海が真っ黒に染まったという本です。」
この本は、私の知っている本だ。私が今1番気になっている著者が執筆した本。曲全体的にどこか懐かしいような、それでいて想いだしたら壊れてしまいそうな雰囲気がした。聴いていて何故か涙が溢れた。きっと演奏した団体が全国でも有名な、感受性の高い音楽を届けることの出来る高校生達だったからに違いない。決して、断じて違うのだ。なにも考えてないし何も思い出してない。
次に聴いた曲は、とある地域の民謡だった。
指揮を表しながらその地域の独特さを表す曲。
春には桜、夏には大きなお祭り。夏の部分に差し掛かった瞬間に「この人と一緒に夏を過ごしたい」と勝手に考えていてはっとさせられた。
隣で夏をすごしたいと思った。
暑くて外に出たがらないだろう、殊更今年の夏は外に出る機会がないからきっと私は出ない。
人混みがお互い嫌いだから夏祭りに行こうと言ってもきっと行けないのだろう。
ただ夜の虫の音を聴きながら河辺でゆっくりりんご飴が食べたいと思った。
何を話すでもなく、夜にのんびり話がしたい。
曲を聴いていて想ってしまったのだ。
「ずっと隣にいさせて欲しい。」
この言葉を信じるのがずっと怖かった。
また居なくなってしまったら?1人になってしまったら、
もうあんな思いをするのは二度とごめんだった。
今でも怖い。けれど一つだけわかったことがある。
「きっと今の君はそう思ってくれてるから言ってくれるんだよね。もしも変わってしまったとしてもそれはしょうがない事で、でもあの時の君はそう望んでくれていたと思えば少しだけ心が軽くなるんだ」
人を信じるのが本当に怖くなった。傷つくくらいなら傷つけた方が100倍増しだと本気で思った。
傷つくのが怖かった。
だけどこのままじゃダメだと思うから
ゆっくり前を向き始めようと思った。
春風に身を包まれて。
真っ赤な線が貫いて
深い空色を染め上げた
綺麗な琥珀色は罅割れて
透いた 翡翠はもう見えず
果てしない空を すっぽり覆う絡繰りは
嘗ての主に 懺悔して
帰らぬことに 涙した
お題【ずっと隣で】
タイトル【守護】