『ずっとこのまま』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ずっとこのままでいいよ。そう言うと彼は首を振った。「そういうわけにもいかん。お前の才能を活かすには人手がいるのだ」彼は次から次へと人を雇った。二人きりだった会社はみるみるうちに大きくなった。彼の選ぶ人はみんな僕との相性が良いようで、どちらかといえば人嫌いな僕でもうまくやっていけた。他人の中では息が詰まる僕でも普通にやっていけるのだ。こんなこと、今まであなた以外ではありえなかったのに。日々はにぎやかで毎日が楽しかった。あなたがそばにいなくても、さみしいと感じなくなった。そのことに気がついてふいに怖くなった。いつかあなたがいなくなったらどうしよう。もうお前は大丈夫だと一人笑って、僕の前からいなくなったらどうしよう。そして、あなたがいなくなったことにも気が付かず涙も流せない僕だったらどうしよう。僕は騒がしい同僚たちの輪から一人抜けて、社長室へ走り出した。ノックもせずに戸をあけると、彼が大福を伴に茶をすすっているところだった。僕は深い溜め息をついた。「一体どうしたのだ。そんなに慌てて」「なんでもない。ねえ、社長。一人だけで大福なんてずるいよ」もう少しだけ。僕はもう少しだけ、あなたとこうしていたい。
ずっとこのまま
怠け者で、じっとしているのが好きなわたし。ずっとこのままでいられたら良いなと思いながらゆっくりとした生き方でした。
でも、たまにこのままじゃいけないと慌てて動くこともありましたが‥
またしばらくするとゆっくりの生き方に戻ってました。
ゆっくりのんびりが、わたしのペースなんですね。
バタバタと動き回り変化の多い人生だったら?それでは自分らしくありませんね。ゆっくりのんびりがわたしなので。
このまま人生の最後の幕、楽しむつもりです。
私には夢がある。
保育士という小さな夢が。
だけど最近、少子高齢化が進んだせいで保育士の将来性は見込めず、やる人が沢山いるからか給料も少ない。
そして本気で子供を愛し、仕事に取り組む人が減っていっているとニュースを見ていても思う。
そんな保育士にはなりたくない。
だけど、もし自分が保育士になったら自然とそうなってしまうのかもしれない。
だから…ずっとこのまま純粋に夢を追うことは…出来ないかもしれない。
そんな微笑みってあるかよ。
そんな眼差しってあるかよ。
普段そんな顔、誰にも見せないくせに。
慈悲深ささえ感じる、その瞳。
まっすぐな瞳。
いくら見てても見飽きない。
むしろ、ずっと見ていたくなるその瞳。
たまらなく、愛おしくなる…。
心が暖かさで満たされて、心地よくなる。
その目、その顔、その声が、私を魅了し惹きつける。
それだけでも十分なのに、それだけですごいのに、何で言ってないことも分かる?
何で離れた場所で同じことをする?
何故会話が成立してる?
何故欲しいところに手を貸せる?
お互いにさ。
何度言われた?
「それ会話成立してんの?」
してるんだよ。
ちゃんと。
お互いに。
心地いいくらいに。
阿吽の呼吸で。
お願いだから離れないでよ…。
離れたら自分が自分じゃなくなるんだよ…。
お互いパワースポットなんだからさ。
ずっとこのまま…、一緒にいようよ。
別にこのままでなくていい、一緒に生きようよ。
みんな巻き込んでさ。
テーマ:ずっとこのまま #61
「久しぶり、エレン」
私はそういった。返事はない。
「全く、何年ぶりだろうね」
私は変わらず話す。
「エレン。世界は変わったね」
私は腰を下ろした。そして目の前に見える街の灯りを見つめ、目を細める。
「こんなに活気が出るとは、あのときは思っていなかったよ」
私はハハハと笑う。そんな声も街の人々の声にかき消される。
「エレンはどう? 元気なの?」
私は街の明かりから目を離さず言った。もちろん返事は帰ってこない。
私は膝に顔を寄せる。
「エレンが本当にいてくれたらよかったのになぁ」
そう小さく呟く。
エレンは、約3年前死んだ。
私達は2人で冒険していた。冒険者といったところだ。
色んな場所へ行って経験した思い出たちは今でも私の中で生きている。
4年前、エレンの病気が発覚するまでは楽しい冒険だった。
「あのとき私が、魔法を使えていたら。こんな後悔はしなかったのになぁ…」
鼻の奥がツンとして、今までこらえてきた弱音が出てくる。
エレンは正体不明の不治の病によって体を蝕まれていた。エレンの体が自然に朽ちていく。エレンの体は白くなり、死ぬ直前は顔にヒビが入っていた。
それでも最後までエレンは笑顔を絶やさなかった。
死なないで復活するんじゃないかって、そう思っていた。そう、願っていた。
それは叶いはしない願いだった。
「『ずっとこのまま』冒険を続けていたいなぁ」
そんな言葉を星が輝く丘の上で、エレンが言っていたことを不意に思い出した。
私はその時。
「もうすぐ死ぬみたいに言うんじゃないよ」
なんて、ふざけていった気がする。でも、本当にエレンの言ったとおりだ。
私も『ずっとこのまま』冒険を一緒に続けていたかった。今は届かない。私の腰掛けた隣には、エレンの墓石が立っている。ここにいるときはエレンがすぐそばにいる気がした。
この街はエレンと私が冒険者として最後に救った街だった。ボロボロで人も住めるかどうかといった、荒廃した街だったが今では、そんなことも忘れさせるような賑やかさだ。
「この景色、見せたかったなぁ…」
私はそう言うと墓石に頭をつけた。
会いたい。会えない。
こんな思いが続くなんてつらい。でも私は、歩き続けないといけない。
それはエレンのためにも、自分のためにも…。
ぬくぬくとした冬晴れ
きらきらと輝くお日さま
空に響く遊ぶ声
君とずっとこのまま
ずっとこのまま
暖かいお布団に
すっぽり埋もれて 夢を見る
幸せな時間♡
ずっとこのまま
眠りたい
あぁ スマホのアラーム様
今だけは せめて鳴らないで
「ずっとこのまま」
出会系アプリで出会って、初めてのやり取りから付き合い始めた日までは、彼女の良いとこしかみえていなかった。
メッセージのやりとりは新鮮でとても楽しかった。
でも付き合い始めて同棲してから喧嘩絶えなくなった。
純粋に好きな気持ちは、あのときピークだったのかな?
本当は出会わない方が良かったのかな私達?
ずっとこのまま良い関係でいけると思っていたあの時。
ごめんね、幸せにするための気づかいと努力が足りなくて。
あの時は、「ずっと二人でいようね」の「ずっとこのまま」。
別れた今は「ずっとこのまま元気で幸せに生きてね」の「ずっとこのまま」
何故、ずっとこのままでいて欲しい事だけすぐに無くなってしまうのだろう。
このままだったら自分自身健康だったかもしれないし、相手も傷つかずに終わるのに。
でも自分の成長の為にずっとこのままは無いのかもしれない。
努力して掴み取る物なのかな?
ずっとこのままと言うのは儚く桜のように散りゆくのかもしれない。
―ずっとこのまま―
私は知っている
上手く飛んだ紙飛行機も
いつかは落ちてしまうことを
恵みの雨も
気持ちいい晴れ間も
永遠には続かないことを
今の自分が幸運すぎて
昔の自分が弱すぎて
ずっとこのまま成功し続けることができたら
ずっとこのまま関係を保つことができたら
どんなに楽だろうか
いつもそう思ってしまう
何も壊れることはなくて
突如として消えることもなくて
減ることも劣ることもなくて
きっと苦労なく生きられるから
ずっとこのままでいたい
傷つきたくない
でもそんな夢は叶わないってわかってる
この世を生きるにおいて
落胆を避けては通れないから
だから
今の自分を作ってくれてる人達に
感謝を伝えておくこと
今の自分は幸福なんだと
気づいておくこと
それらを大切にしたら
きっと、変化も怖くなくなるんだ
そう思っておくことにしよう
ずっとこのまま知りたいと思っていたら良かった。
「ずっとこのまま」
彼が死んだ。
知らなかった。知ろうともしなかった。
認めたくなかったから。
「ただいま。お疲れ様ー!」
今日の仕事も終わり、帰宅する。
「今日は上司に褒められたんだ。仕事よく出来てるってさ。」
彼からの返事は無い。
冷たくなった廊下には、誰の声も響かなかった。
「帰ってこねぇかな、、。」
スマホを見つめながら零す。
彼とのトーク画面を見る。何日経っただろう。
そこには一方的に殴り書きになっているトークが残っていた。
「、、、飯作るかぁ。」
今日も2人分のカレーを作り、2人分置いてテレビを前に座る。
「上手くなっただろ?めっちゃ練習したんだぜ。」
2人分のスプーンは、動かなかった。
「、、返事しろよカス。」
意地をはった子供のように言う。つくったカレーは一口も減っていなかった。
彼は死んだ。
認識するのが怖くて。怖くて。
俺も死ねたら、ずっと一緒だったのかな。
この妄言も消え失せるのかな。
そしたら、君は
涙が出た。彼が死んで初めて。
怖かった、辛かった、恐ろしかった、嫌だった。
あなたを失うのが。
写真の中の彼は笑っていた。
この笑顔も天国で見れるのかな。
昔の夢も、この職も、君がいたからなんだよ。
「昔に戻りたいなぁ。」
彼の写真を抱き、今日も眠りにつく。
彼が迎えに来てくれる。その時まで。
ずっと一緒だよ。
#ずっとこのまま
ヤンデレた???いや好きなのでいいです。
暗い話にしない予定だったのに!!!
少しお話変えました、申し訳ない、、。
ずっとこのまま、貴方だけを愛したい
ずっとこのまま、貴方だけに愛されたい
「私」である間は
永遠を望むのは罪なのでしょうか
「不易流行」
貴方が私のことを見てくれなくなる
それよりずっと
私が貴方のことを見つめなくなる
それに怯えている
私の好きもいつかは嫌いになって
私の嫌いもいつかは好きになって
そうして周りにいる人がかわって
代わって、替わって、いくのかな
幸せの感じ方も
貴方といるときの気持ちも
ずっと、このままならいいのに
1.12.ずっとこのまま
気分は腫れやかで
気温は冷ややかで
私はずっと個のままで居るけれど
想像力は健やかで
自論はふくよかで
奴はずっと子のままで痛いね
-ずっとこのまま-
窓ガラスから吹いてくる冷たい風
「寒いね、閉めようか」
だいぶ枯れてしまっている木を見つけ、もうそんな時期かと寂しくなりながら窓を閉める
彼は寒くないのだろうか、彼の寝ているベッドの金
属の部分は冷たくなってしまっているのに
「手、つなご」
そう言うとすっと静かにゆっくりと出される手
指は細くなってしまったが、この大きな手は変わらないみたいだ
「あのね、今日学校でね、、」
頷くことも口を挟むこともなく、ただ静かに私の話を聞いてくれる彼
がらっ
「あら、今日もきてくれたのね、ありがとう」
「病院が学校の通り道なので、来やすいです!」
「良かったわ、またあとで来るわね、ごゆっくり」
「ありがとうございます」
「でね、さっきの続きなんだけどね、、」
本当はこの病院は、学校の通り道ではない
むしろ真逆だ
けど、お医者さんが言うにはこの木が枯れる頃、きっと彼は死んでしまうのだ
考えるだけでも涙がとまらない
真逆だろうが、私はどこへだって彼のもとへいく
彼といる時間が大好きだから
ああ、ずっとこのまま時が止まってしまえば良いのに
ずっとこのまま、
前の話だけどね、私とあなたで交わしたあの会話私は忘れない、忘れられないと思う。
あなたは最初
「私はあなたのことを全て知っていないけれどあなたもそうでしょう?」
と言った。
いきなりそう言われたもんだから驚いた
確かにそうさ誰だって相手の全てをわからないし理解も出来ない当たり前のことその問に対し私は
「それは当たり前のことじゃないのかな誰だって何か一つや二つの秘密くらいもっているだろう?」
と聞いたがどうしてこのようなことをあなたは聞くのだろうか
「いつもあなたが私の思うことを分かってるかのように全て当ててしまうから...」
そこであなたは一度口を閉じ目線を下ろしながらこう言った
「あなたはずっと友達でいてくれる?」
と一言残し再び私の目を見た。私は
「ずっと友達だよ」
その一言でこの会話は終わってしまい翌日会った時にはいつもとかわりなく笑っているあなたが居て心なしか安心した
ずっとこのまま
ずっとこのまま
安全地帯に留まっていてもいい
でも
冒険をしてみたい
でも
怖い
ぼくの膝の上は
ふわふわの君の特等席。
こいぬの頃からおおきくなっても
ずっと膝の上にいたがる君。
あたたかくて柔らかくて
ぼくは幸せ、君も幸せ?
だといいな。
でもそろそろ足がじんじん痺れてきたよ。
うれしいんだけど、
ぼくの限界がきちゃいそう。
ああもう、かわいい寝顔に言えないよ。
__ずっとこのまま
ずっとこのまま
生きていくんだろうか?
私は特別に早く死なせてくれないかな?
早く死にたい。
1秒でもここにいたくない。