『すれ違い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ずっと、諦めていたんだ。
どう考えたって、あり得ないって解ってたし。
ずっと、傷つけてきたのに、許して、なんて言えなくて。
そうやって”すれ違い”を繰り返していたのに。
こんな結末が来るなんて、当事者でさえ予想外だった。
すれ違い
最近、耳の調子が悪くて病院に行く頻度が増えていた。だから、親友と一緒に帰る日も減っていった。
そんな彼女には、好きな人がいる。私の幼なじみだ。もちろん、私は喜んで応援した。
そんな中、病院に行くために早く帰る時、幼なじみとは家の方向が一緒だったから、最近は幼なじみと帰る日が増えていた。親友はいつも学校前のバス停で別れてしまうから、家の前まで友達がついてきてくれるというのが少し新鮮だった。
でも、私は大切な関係を壊してしまった。
「ねぇ……勝君と付き合ってるの?私のこと、応援してくれるって言ってくれたくせに!」
その言葉を言い残して、親友は私の前から二度と現れることはなくなった。
親友は、たまたま私と幼なじみが一緒に帰っている所を、同級生が見ていたらしく、そのみていた子に教えてもらったらしい。
これが、すれ違いというのだろうか。
涙が止まらないや。
すれ違いが起こるとき、私達は必ずと言っていいほど、どちらかが不安な気持ちでいた。
諸事情に阻まれて、不安から生まれた小さな誤解を直接に解く時間やタイミングを、掴めない。そんな状況が少し続くと、いつの間にか「恐れ素材で作ったサングラス」が両目を覆っている。
心配をかけた恋女房からビンタを食らい、「大っ嫌い!」と言われてしまった旦那。その「大嫌い」が「大好き」の言い換えだとひしひし解るけれど、単純に「大っ嫌い」という言葉は堪える。
忙しさに追われて大変だけど平気そうな顔して頑張ってたら無理が祟った彼女。恋人に心が伝わらなくて彼は拗ねてしまった。
どちらも誤解が解けて仲直りに至ったのだが、「不安」が主役のような顔をして居座っていた。
不安という奴に、主役の座をくれてやってはいけない。あなたの感情はあなたのものだけど、あなた自身ではないのだから。ミスキャストを押しのけて、ちゃんと話をしよう。「すれ違い」のままじゃ、ずっと寂しい。
友達とのすれ違いが多いかな?
何か話が噛み合ってなくていつもすれ違う。もう嫌。
下手に交わってしまうよりは
平行線を辿るばかりの方が
幸いなのかもしれない
/お題「すれ違い」より
すれ違い
別れの言葉に
自問する
心抉るは
君の一言
すれ違い
何か言いかけてるのに
面倒くさそうに何も言わず去って行く
私には彼の気持ちが分からない
悲しみで心が淀んでいき
流れた涙が冷たい床に音もなく落ちた
お互いに対して抱いる気持ちがズレ始めてる…
私はどうすればいいの?
別れを予感させる
心のすれ違い
最近
話をしても
何だか
すんなりいかない
いかないどころか
え、そんなことで
私、責められないと
いけない?
なんてことがあった
でも
相手を責める必要もない
進む道が別れる
ってだけのこと
その人が占めていたスペースに
新しい出会いが起きてくるための
出来事
相手にとっても
同じこと
今までありがとう
それじゃ、
新しい出会いを
楽しみにしてましょう
#28 すれ違い
ほつれを優しく解いてあげれば
よかったのに、無理やり引っ張って
戻らなくなっちゃった。
2023/10/20
「すれ違い」
私の中で言葉を発するという行為は、
とても大きいことに感じる。
相手の人柄と、状況と、関係性と。
気にすることがたくさんで。
私の頭の中と、受け取られるものとが
すれ違うことを恐れて。
#46
すれ違い
例え友人と
行動や考えがすれ違っても
自分のことを大切にしてくれてる
1番の友人だ
大切にしたい
ごめんなさい
そんなつもりはなかったの。
後から言えば
いくらだって。
でも言いにくかったのかも?
馬鹿、それすら計算だよ。
でも本当は…
なんて嘘かも知らない。
私も謝らなきゃ
自分は悪くないのに?
ほら、なんて。
自分の心すら分からないのに
他人と意思を合わすなんて
こんな意見すら
–すれ違い–
考えがどんなに噛み合わなくても、
どんなに些細なことで喧嘩をしても、
どんなにすれ違っても、
そのすれ違いすら、こいつとなら心地よくて、
#すれ違い
94作目
追記
過去一駄作!!!本当すみません!!!
弓を弾き絞り、対象に向ける。
殺意の照準は、遠く離れた漆黒の化け物に向けられていた。
矢を放とうとしたその瞬間、背後から化け物の声が聞こえる。
まずい
後ろを振り向こうとしたその時、自身の横を何かが通る。
それは、すれ違い様に耳元でこう囁いた。
「こっちは任せろ」
音速のようにその人物は通り過ぎ、化け物が斬られる音と、化け物が苦しみ、倒れる音が背後から聞こえてくる。
馴染みある声の人物を信じ、前方の目標に向かって矢を放つ。
頭に命中して、化け物は倒れ込み、そして塵になって消えた。
一安心し、振り向く。
そこに居たのは、かつてすれ違い、今は同じ目標の為にすれ違った人物が居た。
お題『すれ違い』
君と何処かで偶然
すれ違っているのかな?
そうだったら嬉しいな
すれ違い
私には好きな人がいる。
私とは真逆の存在の彼。
高身長、陽キャ....。
上げていったらキリが無いぐらい、真逆の人。
いつも移動教室の時に廊下とかですれ違うから、だんだんと目で追っていたりしていた。
告白なんて出来ないけど、いつかはちゃんと面と向かって告白出来ればいい。
彼は今高3だから、卒業するまでに....。
俺には好きな人がいる。
俺とは真逆の人だ。
低身長、陰キャ....。
数え切れないほど、俺と反対の人。
俺がいつも、友達と一緒に移動教室の時にすれ違う。
その子が一人でいて、いつも寂しそうな表情をしているから、だんだんとその子を目で追っていた。
いつかは話をしてみたいけど、話しかける勇気を持っていない自分が嫌いだ。
その子は高2だが、俺は高3。
卒業する前には、その子に話をしてみたい。
卒業する前には....。
「ちゃんと告白しよう。」
「話を聞いてあげよう。」
すれ違うよりずっと前に
ぼくに気づいてピュッと逃げる猫
硬い顔をして歩いていたのに
すれ違うときニコッとしてくれるひと
すれ違わないでクンクンぐるぐる
しばらくじゃれ合う仲良し
強そうな大型犬はチラッとだけぼくを見て
あとはビシッと飼い主さんについて歩く
みんなとすれ違うのも楽しいけど
あの角を曲がったおうちには
いつもなでてくれるおばあちゃん
今日も会いにいくんだ
待っててね
「すれ違い」
#230
"すれ違い"
すれ違いは、お互いの事を殆ど知らなくたって起きるし、仲が悪くたって起きるし、親密になっても起きる。
自分のエゴで起きる事もあるし、お互いがお互いを思うからこそ起きる事もある。
関わっている以上、すれ違いが起きるのはしょうがない。
そう、思っているのに、頭では分かっているのに。
すれ違う度、もどかしくて、苦しくて…辛い。
《違う》と伝えたくても「違う」が出てこなくて、「違う」以外の《違う》を伝える言葉も出てこない。そのせいで変に仲違いするのは嫌だ。なのに、言いたい事が沢山ありすぎて、
何から言えばいいのか、どう言えばいいのか分からなくて、頭が沢山の言葉でとっ散らかって、言葉に詰まる。
そうしている間にも、どんどん遠ざかってしまう。
何か言わなきゃと思っても、どんなに引き止めようと声帯を揺らしても、引き止める為の言葉にならない。
引き止めたところで、何を言えばいいのか分からないから。《行かないで》すらも言えない。
こういう時『俺にもっと、言葉を伝える力があれば』『どうして俺の体は、こういう時に咄嗟に動けないんだ』って自分を責めてしまう。
どんなにお互いの事を分かっていても起きる事だって、頭で分かっていたって、辛くて苦しいのに変わりは無い。
傷付くのは俺だけで十分。そう生きてきたのに、今だってそう思っているのに。
こんな思いは…嫌だ。
瞳は遠い夢を見据えて
声はハキハキとしていて
服装から品格が溢れ
髪や爪も綺麗に揃っている
いつの日かそんなオトナになるのだと思っていた。
正確には、そんな出来すぎたモノになれやしないが、
そう目指すべきだとは、思っていた。
目標と、本当の自分と。
気付けばどちらともかけ離れてしまった今の自分がいた。
満員電車ですれ違い樣の、誰かの「馬鹿だな」という
軽口が、鼓膜を揺らし続けていた。
お題「すれ違い」
すれ違い
風のむこうに 大きな空が
僕らの明日は わからないけど
沸き立った雲を 指差して
ここまで歩いてきた 道程を 確認したよ
すれ違いを繰り返し
何度も風に 口づけをして
僕らの明日は 先行きは不安で
立ち止まってしまうときが いつかきたとしても
ここでであって 共に息を吸って 叫んだ
思い出を大事にしよう
柔らかな日差しは
非情なほどの毎日を
忘れさせていく
おいてきたものたちが 溢れた
都会の日々に安らぎを与えてくれる
君はここで何度も 僕らに
この世界が未だ 開けきらないことを
教えてくれるから
僕らの旅立ちを ここで誓うよ
明日が必ず 幸せとは限らない
追い越していく時間が
限られているから
さぁ明日へ向かって
大空へジャンプする
遠回りやすれ違いが何度も
僕らを悲しませたって いくよ きっと