『さよならを言う前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
さよならを言葉にする前に、私はことごとく"独りぼっち"になる。
この人とは、この人達とは、生涯仲間や友人として関わり続けていくことだろう。
などと希望を持ち始めて間もなく、裏切られドン底に落とされる。
こちらがどんなに身を削り、気を使い、実際に手を差し伸べ、助けたか記憶にも残っていなければ自覚もない。
無神経な人間ほど、離れていく私に対して口を揃えてこう言うだろう。
"あいつは変わった、裏切った"と。
離れていくのにも、それ相応の"きっかけ"があるものだ。
こうして使い使い古されて、世の中の悪意を吸い続け汚れた私のスポンジは、誰に洗われることもなく用が済んだら捨てられる。
結局身に染み込んだ毒は、じわじわと苦しみを味わいながら自力で出すしかないのだ。
あと幾つ夜明けが来れば、私の心は安らかになるのだろうか。
今日も冷たい大地を這いながら、果ての見えない闇の中を進む。
「さよならを言う前に」
あなたがさよならを言う前に、
わたしはまたねって言ったのよ。
もう終わりなの?そんなの辛いわ。そんな晴れやかな顔向けないで。こっちは未練タラタラ。まるで梅雨のように涙が滴ってるわ。タラタラってね(笑)。...何よ。
あなたの冷たい視線がつくる寒気。そしてあなたの肌の温もりだけが残された惨めなあたしの暖気。ぶつかりあってこのまま今の関係停滞したまんまでいいから。お互いすれ違って、もう維持できないなんて嫌よ、嫌。消したくないの。でももうじきに涙枯れてしまうわ。
これが俗に言う、梅雨明けかしら。
梅雨前線さんの感情配置
【さよならを言う前に】
さよなら の前に
好きだよ が欲しかった
結局はどっちも貰えなかったけど
俺はずっと待ってるから
さよならを言う前に口をきゅっと結んだ。こんなお別れでも僕らにはきっとお似合いだから、言葉で汚してしまわぬように。
私の好きな君へ#1
君が本当に好きだった。
君がいたらどんなことでも乗り越えられそうだった。
君がいたから嫌なことがあってもすぐに立ち直れた。
君の笑顔、優しいところ、顔、声も何もかもが 好きだった。
君が私のことなんて、なんとも思ってないと思う。
だけど、私は君が好き。
片思いだとしても…、どんなに離れた場所に君がいても…、君が最低だったとしても、君が1番好き。
どんなに届かない思いだとしても、君が好き。
一方的な愛だとしても、やっぱり君が好き。
だけど、君のことを記憶から消してしまいたい。
どうしたら、君のことを忘れられるの?
そう考えてるうちに、私の記憶に君との記憶が脳にうえつけられている。
私の心に縛り付けてくるかのように、定期的に君のことを思い出す。
君は私のことを覚えてないかもしれないけど、私はずーっと君のことが好きだよ。
恋はしたくない私より
さよならを言う前にこれを言わせてくれ私は貴方について行きたかった
さよならを言う前に
私は今日も学校に行く
学校の廊下で友達に会った
「やっほ!」
何気ない会話を交わした
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなった
クラスが違う彼女とは、ここでさよなら
でも、私は毎回いう
「今日遊べる??」
とで、毎回彼女は言う
「今日彼氏と遊ぶんだぁ!」
と毎回言う【彼氏】の存在
私は毎回思う、やっぱだめかぁと
彼女にとって、私は友達
でも
私にとって彼女は
好きな人
私は言う
「そっかぁ、彼氏大好きだねぇ!さよなら!」
「好きだよ!またね」
私は必ず最後はさよならを言う
なぜなら、
私の恋もさよならできるだろうと願うから
その日が来るまで
さようなら
#さようならを言う前に…
さようならを告げることは
あまりにも悲しくて
あまりにも切なくて
でも…
あなたの心に
私が住んでいないことに
気付いてしまったら
どうしょうもなかった…
あなたはまだ気付いていないけど
あなたの言葉の端々に
私への愛情は些かもないことに…
さようならを告げる前に
いろいろなことを考え
いろいろなことを思い出し
悩んだ末
側にいてはお互いが不幸になることに
気付いた今…
悲しいけれど
苦しいけれど
タイミングは今なの…
【さよならを言う前に】
何か一つ、もう一度伝えられることがあるとするならー
もし何か未練が少しでもあるなら、さよならなんて言うべきじゃないんだ
じゃあ、なぜ別れを選択したのか?
それが説明できないなら、死んじまえ
「ちょっと思想が強いんじゃない?」
マコトが言う。
「俺はよく知らない。そっちが聞いてきたんでしょ。最近どんな歌が流行ってるのって」
「いや、そうだけど」
学校が休みの土曜日。いつもより少し遅い時間にマコトのカフェを訪れたシュンは、コーヒーを啜りながら顔をしかめた。
「まぁ、良かったじゃん。音楽何聞いてるか教え合えるような友達ができて。」
「・・・。」
高校生のシュンがこのカフェに通うようになったのは、留年してほとんどグレて夜の街で喧嘩してぶっ倒れてるところを、このカフェの店主、マコトに介抱されてからだ。それ以来、なんとなく近所のおばちゃんみたいな雰囲気のあるマコトの店に入り浸っている。
「同級生じゃねぇよ。」
「え、じゃあ、誰?」
シュンは少し大きく息を吸ってから言った。バイトを始めたことはまだマコトには話してない。
「バイト先。」
「え?バイトなんかしてんの?いつの間に!」
ほとんどじゃれ合っているような二人の後ろで、マユミはカフェのドアを開けたまま固まって二人を見ていた。
「おじさんて、なぜか若い男好きですよね。」
マユミのすぐ耳の後ろで、見透かしたような声が聞こえた。振り向くと、綺麗な顔立ちの少年が立っている。これまた高校生くらいか。
「え、今私の考えてること分かっ・・・」
「とにかく、お姉さん、中に入ったらどうですか?シンプルに邪魔なんですけど。」
「あ、ごめんなさい・・・」
マユミは道を譲るように端に寄った。
「あ!ナガツカ先輩!」
マコトの声に振り返ると、背の高い男子高校生の腕を掴んだまま、こちらに手を振っている。
「・・・。よっ。」
我ながら間抜けな声である。
「お客さんも。いらっしゃいませ。」
マコトはマユミの後ろにいる美少年に営業スマイルを向けた。
マユミは背の高い男子高校生のいるカウンター席に座った。マコトは美少年の方に注文を取りに行った。男子高校生は身長180cm以上はあるだろう。体格もいいし、不良っぽい目つきの悪さだが、まだ幼さが残るのか、よく見ると可愛い。タケヨシマコトはそれに比べると少し背が低く、もちろん可愛い。
「先輩は何にしますか?」
「あ、えーと・・・」
タケヨシと会うのは、あの日以来、つまり、お泊りをしたものの何もなかった日以来だ。マユミは多少の気まずさがあるのに、タケヨシはあっけらかんとしている。
「じゃあ、ホットカプチーノで。」
「はい、かしこまりました~」
マコトはカウンターの内側にまわる。コーヒーの準備をするマコトの手つきを眺めながら、マユミはモヤモヤしていた。どうにかこの男子高校生の正体を暴けないかな・・・。
「先輩、最近はどうですか?」
マコトの声に顔を上げると、いつもの優しそうな表情でこちらを見ている。男子高校生の方は、素知らぬ顔をしてスマホを見ている。
「ん~、特に変わりないよ!あ、タケヨシくん知らないでしょ、最近若い子の間で流行ってる歌~。これ!」
マユミはスマホでREONAの新曲、「さよならを言う前に」を出してマコトに見せた。もちろん横にいる男子高校生の反応も伺っていた。うまくいけば、話せるようになるかもしれない。
「えっと・・・。」
客が少ないとは言え、カフェの雰囲気にそぐわない音楽を大音量で流すわけにもいかないので、そのままスマホをマコトに渡す。
「あれ?これって、さっきシュンが教えてくれた曲?」
そう言うとマコトはマユミの許可も取らずにスマホをシュンに見せた。
「ああ・・・、そうっすね」
シュンは遠慮がちにマユミのスマホを覗き込んだ。
「先輩、こういう歌聞くんですね。ちょうどさっき、思想強くない?って話してたんですよ。」
「え、そうなの?」
シュンを巻き込むことを狙っていたとはいえ、あまりにドンピシャでマユミはうろたえた。
「俺はいい曲だと思いますよ。他にもいろいろ勧められたけど、それが一番良かった。」
シュンが言う。
「そうよね!!」
それから結局、シュンという男子高校生とREONAについて語り合ってしまった。といっても、ほとんどマユミが熱弁しているのにシュンがうなずくだけだったが。
気が済んだのか、マコトが先輩と呼ぶ女の人が店を出て、マコトも見送りに付いていった。
「もし何か未練が少しでもあるなら、さよならなんて言うべきじゃないんだ」
シュンは歌詞を眺めて、思った。「死んじまえ」と思うほど、母親を恨んだことはない。
(さよならすら、言わせてもらえなかったしな・・・。)
マコトの先輩のせいで冷め切ったコーヒーを喉に流し込んだ。
「さよなら」
その言葉を最後にして私は死んでしまった。
泣いている彼を見たら最後に好きだったは言えない。
でも正直さよならを言う前に好きだったって伝えれば良かったなぁ。
# 99
其の時がきたら
サヨナラが言えたらいい
サヨナラの前に
御礼を言いたい
全てのことに
親しい人々に
愛する家族に
そして
愛しい愛しいあなたに
ありがとう
さよならをいう前に
できるだけのことをしよう。
あなたの笑顔が私に向けられなくとも、
その暖かな腕の中に居られなくなっても…
たとえ努力が報われなくとも、
この胸の思いに身を焦がすことになり、
涙が溢れようとも…
一緒に過ごす、過ごせるこのひと時が儚いものだとしても。
さよならをした後に、後悔が残らないように。
たとえ、涙が枯れ果て
途方に暮れ、
先の見えない長い長いトンネルの中にいようとも。
この一瞬一瞬が、愛おしいものに変わりはないのだから
さよならをいう前に、
後悔しない未来を紡ぐために、
今日を考えよう。
この世に、さよならを言う前に、色々やらなければならないことが有る。ざっと計算しても60年は最低必要だ。多分、さよならを言う前に死んでるだろな。百万遍唱えたら今よりもっと頭が良くなるお経ってなんでした?千日回法業なんかを、やれるものならやりたいけれど他の事できないのは辛いな!
マラソン大会42.195Km完走、サブ4からサブ3サブ2へ、そして日本記録更新、賞金1億円、続いてオリンピックで金メダル獲得、国民栄誉賞受賞とか、現上、血圧高目でアウト、選手育成かな。
徳博
「嗚呼………、なんで…。
あなたの代わりを…、わたしが…。
なんで……、あなたが……わたしより…、早く…。
あなたは……、なんで……。
なんで……、なんで……、どうして……。
答えて…、応えて…、嘘だと…、冗談だと…。
いつもの…、あなたみたいに…。
嗚呼……、嗚呼…、噫々…、ああ……。
あの頃のわたしが…、もっと、あなたを理解していれば……。
わたしが……、あなたのことを…もっと…、もっと……、
あなたの、深く、深く、深くまで…。
あなたの…、感情を掬いとっていれば…。
ああ……、もっと…、あの時に………、努めていれば……。
嗚呼…、なんであの時に……、なんで…、なんで…。
あの時…、伝えられなかったのだろう…………。
あなたへ、届けられなかったのだろう…。
感謝の意を…。たった、その一言を…。
あなたのことを…、友のように…、姉のように…、母のように…、
思っていたことを…。
…何故、あの日……、あの時……、伝えなかったのだろうか。」
「さよならを言う前に」
さよならを言う前に
またねと言って
すきだった、てあくまで過去のうちでしか話せない気持ちを、きみのその、けがれのない胸のひきだしに詰めておいて。こわれないように、みせかけの愛でできた緩衝材でもふくませておいて。ついでにきみの手書きの文字ばかりの手紙を入れておいて。あるとき、思いついて振り返って、その思い出を恨まないように。
さよならを言う前に
私はまだ、大切な人とさよならしたことが無い
でも、さよならはいつ来るか分からないことだって、周りにいる人を大切にするべきだって、よく分かってる。
私の親はいわゆるオタクで、この前、私が死んだらこれ処分してーなんて、冗談交じりに大量の同人誌を渡された
こんなくだらない些細な会話で、その夜は眠れなくなる。別れのことなんて考えたくもない。
「私が死んだら」なんてもう二度と言わないで欲しい。そんなことも考えたくない。
私は本当に弱い。本当にサヨナラが来た時はどうすればいい?
「さよならを言う前に」
“愛してる” の キスをして。
大好きだったんだ
その優しさもその笑顔も
なにもかも
でも手に入らないって分かったから
そばにいられないって分かったから
大切にしたかった貴方に
ひどく冷たくて尖った言葉を
貴方に嫌われてしまえば
いっそ楽になれるでしょうね
さよならを言う前に
〝さよならという前に〟
何をしようか。
私は〝さよなら〟と言う事が少ない。
別れを告げることがほとんど無い。
〝またね〟ならよく使う。
〝さようなら〟は
〝左様ですか、それならば〟
という。もともとは接続詞である。
それが〝ごきげんよう〟、〝のちほど〟
と言った別れの表現と結びついた形で用いられたと言われている。
これは私の独断と偏見だが、
〝またね〟
と言うと、その人にまた会う約束をしている気がする。
〝さようなら〟
これは私の中では関係を切る言葉に聞こえる。
だから私はこの言葉を使うとしたら
関係を切る時だろう。
しかしまあ、
私は人の断捨離はよくするもので
その言葉を言う前に切るから
その言葉を使うことがないな
今、ふとそう思った。