「嗚呼………、なんで…。
あなたの代わりを…、わたしが…。
なんで……、あなたが……わたしより…、早く…。
あなたは……、なんで……。
なんで……、なんで……、どうして……。
答えて…、応えて…、嘘だと…、冗談だと…。
いつもの…、あなたみたいに…。
嗚呼……、嗚呼…、噫々…、ああ……。
あの頃のわたしが…、もっと、あなたを理解していれば……。
わたしが……、あなたのことを…もっと…、もっと……、
あなたの、深く、深く、深くまで…。
あなたの…、感情を掬いとっていれば…。
ああ……、もっと…、あの時に………、努めていれば……。
嗚呼…、なんであの時に……、なんで…、なんで…。
あの時…、伝えられなかったのだろう…………。
あなたへ、届けられなかったのだろう…。
感謝の意を…。たった、その一言を…。
あなたのことを…、友のように…、姉のように…、母のように…、
思っていたことを…。
…何故、あの日……、あの時……、伝えなかったのだろうか。」
8/20/2023, 4:13:22 PM