さよならを言う前に』の作文集

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さよならを言う前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/20/2023, 1:15:40 PM

さよならを言う前に


電車に乗って、行ってしまった。
あなたを抱き締めた残滓が上半身を侵食する。
目が潤う。

こんなことなら
泣いてしまえばよかった
言ってしまえばよかった

寂しい。行かないでって。

涙を飲み、口を噤んだ。

何とか出た一言は

「がんばってね」

どうかこの言葉が、呪いになりませんように。

8/20/2023, 1:13:52 PM

自分には似合わないおしゃれなカフェ。

そわそわしている。

ワイヤレスイヤホンを片耳につけ、
自分史上最高に気取ってみせる。

目の前には、カフェオレ1つ。

本当は季節限定のフルーツが添えられた
おすすめのパンケーキも食べたい。

でも、いい年した大人が、
オシャレな皿に
オシャレに盛り付けられたパンケーキを
一人で食すのはなんだか恥ずかしい。

「美味しーい」
と、顔がほころんでしまうところを
見られるんじゃないかと思うと余計に恥ずかしい。

ブラックコーヒーは飲めない。
パンケーキにはブラックコーヒーが合うだろう。

そんな事を考えながら、
目の前のカフェオレを飲み、
スマホで特に興味もない記事を読んでみる。

むやみにおしゃれなカフェに一人で入ってみるものではない。
気持ちが落ち着かない。

憧れの1人おしゃれカフェ。
やめよう。

さようなら、憧れの1人おしゃれカフェ。



でも、まだ行ってみたいカフェはたくさんある。
さよならを言う前に、もう一度チャレンジしてみようかな?




#さよならを言う前に         8/20

8/20/2023, 1:12:02 PM

あなたのお腹が大きくなっていく。それを見る度、それをどこか幸せに感じている。
命が宿るということは、とても良い事だ。わかっている。美しくて、尊くて、幸せな事で…
それが、好きな人だとしても。

ここのところ、毎日毎日、妊婦となったあなたの姿を横目に、学校生活を送っている。あなたの担当する授業の前は、いつも緊張して少し饒舌になってしまう。あなたが教室に入ってきた瞬間、私の喉はもうどうしようもなく固まる。いつもより幾音も高い声であなたに話しかける。あなたはいつも落ち着いた低いアルトでそれに応える。
私があなたの事を大好きなのは、同じクラスの皆が気づいている。きっと、あなただって気づいている。
授業中、あなたが私の傍で静かに息をする度に、何かを呟く度に、何かを読むためにそっと目を伏せる度に、にっこりと笑う度に、私の心はいつも揺れる。
どうして、私なんだろう。あなたをこんなにも好きになるのは、どうして私なんだろう。
どうして、私はあなたを好きなんだろう。
別に、あなたが女性だからじゃない。
あなたを人として、大好きになったんだ。
恋が何なのかは、全然わからないし、これが恋だとしたら、私はあまりにも切なすぎる。
あなたが大好き。それで十分だ。
あなたと結婚したあの人が、たまにとても羨ましい。その人のことも私はとても好きだから、嫉妬なんて認めたくない。
でも、羨ましい以前に、思うんだ。
ああ、敵わない。って。笑ってしまうくらいに。
あなたと結婚したのがあの人でよかった。あの人なら、絶対にあなたと幸せになれる。まあ、その前に2人とも自分で幸せを掴むだろうけど。
あと一カ月で、あなたは産休・育休に入る。職場復帰する頃には、私はもう卒業生だ。
ねえ。あなたがもう2歳になるあなたの子供の話をする時、あなたはとても幸せそうな顔をしている。美しくて、優しい母親の顔をしている。
私はその顔が大好きだから、だって、あまりにもあなたのその顔は美しすぎたから、
だから、
元気な赤ちゃんを、元気に、産んでほしい。
あなたは本当に強い人だから、私が願う事祈る事全部、必要性は皆無だなんてわかっている。
だけど、それでも。この先は、必要ないでしょう。
さよならって、あなたにいつ言えばいいんだろう。
わからないけど、いつさよならでもいいように、私はあなたの前で笑ってみせる。あなたの前で、いつまでも笑ってみせる。それくらい、いつでも笑ってられるくらい、あなたがいなくても笑えるくらい、強くなってみせる。
そうすれば、私がかつてどれくらい弱かったか、今どれだけ幸せか、伝わる気がするから。
だから、それをさよならのかわりに。
私がいなくてもあなたが生きていけるように、この先私の人生にあなたがいなくても、私は生きていける。それでいい。
最後に。
あなたを好きになってよかった。

8/20/2023, 1:11:31 PM

「さよならを言う前に」保留…夏休みの課題が終わらないので…。

8/20/2023, 1:10:28 PM

さよならを言う前に。

最後くらい、本当の私で話せたらよかった。
もういいやって、投げやりにならなければよかった。
思ってもないことを言わなきゃよかった。

最後くらい、ちゃんと君を見つめてればよかった。
どうせ分からないでしょって、諦めなければよかった。
その場所から逃げようとしなければよかった。

そうしたらきっと、例えもう二度と会えなくなっても、いい別れだったと思えるはずだった。

どうしたら後悔せずにいられただろう。
どうしたら思い出した時に苦しくならなかったろう。

そう思って、思い続けて、もうずっと君を忘れられないでいる。

君はどうかな。

8/20/2023, 1:10:17 PM

Episode2. さよならを言う前に


___そこで、彼らは突き落とした。
この村に"コレ"を密告する者はいない。
彼らは躊躇わなかった。

彼らでさえ知りもなかった。



こんな話を聞いたことはあるだろうか。

ある森の中に、小さな村がありました。
そこは平和そのものをあらわす村でした。
かつての村長は、こんな掟を残しました。


"極限状態"に陥った場合、村人を排除しなさい


その日から村の空気がガラリと変わりました。
ある家族が、みんなバラバラにされていました。
次の日、隣の村人が丸焦げになっていました。
また次の日、村の子供が消え去っていました。

この村は、崩壊寸前になったのです。



ある日、そんな村に1人の青年がやって来ました。
その青年はこう告げました。

「"極限状態"とは、まさに今であろう。
 苦しくて仕方ないのだろう?可哀想に。
 だが安心したまえ。」


「僕がこの村を変えてやろう。」


村人は僅かな希望を胸に、青年の言葉に耳を傾けた。
青年は、村人を1人ずつ呼び出しこう質問する。

「この村の悪魔は、一体誰だ?」

ある村人は"村長"と。
また、ある村人は"別の村人"と。

青年は、最後の1人には質問を変えた。

「お前は、悪魔か?」

その村人は"悪魔は俺だ"と。

青年と村人は、薄く笑みを浮かべた。


そして、青年から最後の言葉が告げられる。

「これより、お前らを悪魔から解放してやろう。」

村人は、久しぶりの笑みを浮かべた。

ああ、なんて哀れなのだ。
ああ、なんて滑稽なのだ。
ああ、きっと運命なのだ。



数年後、その村は見つけられた。
すでに廃村であり人の気配もない。
そんな村で、何かを書き残された紙が発見された。

その内容とは_____


"極限状態"とは、一体何なのか。

それは、好奇心で溢れた醜く、穢らわしいものである。

僕は悪魔だ。僕は悪魔だ。僕は悪魔だ。

楽しいショーが、始まったのだ。


〇〇〇○年△△月‪✕‬‪✕‬日

??島のとある村で、連続殺人事件が発生していたことが明らかになりました。

捜査官の調べによりますと、何者かによって残されていた書物から、この村には"悪魔"が存在していたと見られるそうです。

また、この村についての詳細はまだ明らかになっておらず、現在も懸命な調査が行われ__________


ピッ



「さよならを言う前に、少し楽しませてもらおうか
              さあ、ショータイムだ。」

8/20/2023, 1:09:38 PM

さよならを言う前に
言えなかったことは
わすれることにした

全部記憶の波間に
沈めることにした

届けられなかったことばを
沈められた海は
砂をさらい 白い糸を撚り
水平線を呑み
何事もなかったという顔で
少しずつ傷んでいく

少しずつ傷んでいく

8/20/2023, 1:08:16 PM

これだけは
覚えておいて。

君はとても素敵な人であること。

優しさに溢れてること。

一緒にいて楽しいこと。

気遣いができて

勇敢で

可愛くて

カッコいい。

覚えておいて

–さよならを言う前に–

8/20/2023, 1:05:46 PM

テーマ:さよならを言う前に #280

さよならを言う前に
あなたの記憶に私が残っているか
確認してもいい?

私の名前は?
私の年齢は?
私が好きなものは?
嫌いなものは?
好きなことは?
趣味は?

あなたとの一番の思い出は?
私といた時間は楽しかった?
あなたの記憶の一部に私はなれましたか?

全て答えられたら
さようなら。

8/20/2023, 1:04:52 PM

明日から
明日から頑張る
何回目だろうこのやり取り
美味しい夕飯を目の前にして誓う自分。そして幾度と叶わないダイエット宣言。
今回は違う
昨日までの自分とはさよならするのです
「皆集まったわね」母の優しい声が響く
そして箸を持って両手を合わせて
せーの
さよなら言う前に「いただきます!」

8/20/2023, 1:04:04 PM

さよならと言うつもりだった。




本当の気持ちは分かっているのに

花火の残響のように過去がやってきて

わたしの頭の中に思い出を写し出す。




また明日ねと言う自分。

8/20/2023, 1:00:10 PM

胡蝶の夢


すべての人間が目障りだった。
僕は夢の中では自分だけの帝国を築く。
そこには僕以外の人間は誰一人登場させない。
美少女を登場させたりもした。
でも、結局人形みたいな彼女に恋はしなかった。
僕はこの夢の世界が好きだ。
雲一つない青空に飛び込みたくなる。
無人の繁華街を散歩してみたくなる。
誰もいない学校の校舎。教室。廊下。グラウンド。
意味はないけど銀行強盗をしたこともある。
海辺で静かに本を読んだことも。
現実はくだらない。
どんな悪夢も、現実よりはマシだ。
神様、僕を捕まえてごらん。
この場所では僕の思うがまま。

夢から覚めるには死ねばいい。
僕のお気に入りは高層ビルから飛び降りること。
墜ちている間、穏やかな気分になる。
きっと現実ではこうもうまくはいかない。
現実の死はくだらないものだと思う。
覚えていないだけで、何度も死を経験したはず。
もしかしたら現実なんてないのかもしれない。
そんなことを考えてたら。
気がつくと見慣れた部屋、ベッドの上。
目覚ましのアラームを止める。

8/20/2023, 12:59:53 PM

さよならを言う前に

 さよならを私から言う前に、話して欲しかった。
 あなたはいつも言葉を出し惜しんで、気持ちを伝えてくれない。
 私が痺れを切らしてさよならを言うまで泳がせていたつもりなのは分かる。
 でもあんまりだよ。最初から話してくれれば。
 もっときちんと話していれば。

 本当は私が甘えすぎていたことだって、叱ってくれなかったね。

8/20/2023, 12:59:47 PM

さよならを言う前に

ちょっと考える
さよならした後も同じ

必要ならその内言うことになる
だから今はいいって事にしとく

言わなくてもやる事になる
なんの因果か知らないけど

他の人がやってくれてもいいのに
捉えられないみたい

明らかなのに言われてはない
そうゆう人が沢山いる

いったい何と付き合ってる
なんで付き合ってる
その場にいるだけで
多分誰も付き合ってないんじゃない

自分とすら
中々上手く付き合えてはいないし
相手にするまでもないってことかもね

8/20/2023, 12:58:51 PM

やめて。お願いだから、
さよならとは言わないでください。
さよならと言ってしまったら、
お別れがホンモノになってしまう。

嘘だと言って。お願いだから、
ありったけのユーモアで、
お別れをお別れにしないでください。
次また会うために離れるのだと、
確かな約束してほしくて。

さよならをいう前に、
またあとでと言わせてよ。

姿を消してしまう前に、
ひとつだけ指切りをしましょう。

8/20/2023, 12:57:09 PM

_________________

きみにありったけの

好きの気持ちを

ちゃんと目を見て

最後くらい自分が1番可愛いと思える

そんな笑顔で笑って伝えたい。
_________________

Theme: さよならを言う前に

8/20/2023, 12:50:16 PM

卒業式.

空には虹がかかっていた.

私はこの日に 恋の終止符を打つことにした.


3年間ずっと君だけを見つめていた

君が私だけを見ていなかったとしても.

君の言葉が声が動きが

君の全てが私をときめかせた.


今日が終わるともう二度と会えんくなる

そんな君にさよならを言う前に伝えたい.

" 君は私の初恋でした "

8/20/2023, 12:49:25 PM

お題《さよならを言う前に》



明日に希望を灯してくれる光だった。



何気ない日常のやり取りすらも薔薇園になる。



君に伝える《嘘》をどうか許してほしい。



真実を灯す勇気はなかった、僕が向かうのは終焉だから。



いつかまた再会できたのならその時は、どんな炎も受け入れよう。



笑顔の中の悲しみを、君は見抜いてしまったかもしれないけど。

8/20/2023, 12:47:55 PM

#さよならを言う前に

「俺たち別れよう」
そう、彼が呟いた。
私は頭が真っ白になり、視界が徐々にぼやけていった。
彼が、何かを話している。何も聞こえない。
「待って、なんで–」
彼は私の言葉を遮り
「さよなら、元気でね」
と、言い放った。
さよならの前に、もう一度彼に「好きだ」と言って欲しかった。

8/20/2023, 12:45:36 PM

さよならを言う前に

帰りの会が終わって、当時初めてできた親友と下校する。

その友人は学校傍のマンションに住んでいたから、一緒に帰れるのはほんの一瞬。

寂しいけれど、好きな瞬間でもあった。

「いまは16時だから、17、18、19、20 …」
そういって指を折りながら時間を数え出す彼女。

「また16時間後ね!」

その健気さが愛らしくて、大好きだった。
さよならをしても、当たり前のように明日会えると信じて疑わなかったあの頃。

寂しくて、愛おしい瞬間だった。

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