『これからも、ずっと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日で5年目を迎える
私の恋愛はいつの間にか
片方が愛してもう片方が愛されるだけの
一方通行なものに変わっていた
【これからも、ずっと】
「ずっと友達だよ!」
うん!友達だよ!
―――怖かった
「ねぇねぇ、今日一緒に帰ろ!」
うん、いいよ。
「―――の所で待ってるね!」
はーい
―――どこかへ行ってしまうんじゃないか
「聞いてよ―今日さ―――なことがあってさー」
そうなんだ。大丈夫?
―――いなくなってしまうんじゃないか
『ずっと友達だから!もし離れようとしても
絶対離れないから、離れたら私が許さん!(笑)』
そんな言葉を貰えても…
その場しのぎの嘘だと疑ってしまう
ずっと一緒って言ってもらえるのは嬉しいし
私も一緒にいたい。
だから…怖い…怖いんだ…
君はいつも一人で抱え込むから
君は辛いのに、苦しいのにいつもそれを隠すから
君も辛いはずなのにいつも私を気にかけてくれるから
私が苦しませてないかって…思うんだ。
いつか、消えてしまわないかって心配なんだ。
だから「これからも、ずっと友達!」っていうのが
縛っていないか不安なんだ。
私のことはいいから、自分のことを心配して欲しい
お願いだ……もう十分もらったから……
今度は私が君にあげたいんだ。
―――――本当に君は優しいね。
「あれ、久しぶりじゃん」
後ろから、急に声をかけられた。
想定していない方向からの声だったので、思わず、肩がビクッと震えた。
「あ、わりわり。ま、入って」
声の主は、顧問の永野(ながの)先生。
デカイ体ときれいな声の持ち主──ただし、専門の音楽以外は、からっきし……のタイプ。
どうぞ、と手で示されて、慌てて音楽準備室に入った。
「さて、お久しぶり。かっちゃん、いつ退院したの」
「半月前に……お母さんから、学校には連絡してもらったんですけど、先生のとこまで連絡まわんなかったんですね」
すみません、と頭を下げると、永野先生は、いやいや、と手を振る。
「で、前に、お母さん通じて伝えてもらってるはずなんだけど、キミの練習の件」
真面目な顔で、永野先生は続けた。
「練習…戻ってこれそ?ユーフォ隊、マージーで人足らんのだけど、吹ける?」
そうなのだ。
うちの吹部、人数が足りない。
夏に3年の先輩が引退したとたん、部員半減・戦力大幅ダウン。音はスカスカ技術はへっぽこ……「まずいぞー、来年のコンクール大丈夫?」って言われるタイプのブラスバンドだ。
先生は、「ステージを休まずに務められる」なら今まで通りユーフォ隊に置いてくれる、と言うのだけど、だけども、……今の私は病み上がりの難病患者。
しかもどうやら別の病気も発症してるらしいという面倒な人なので、確約が出来ない。
しばらく、無言になってしまった。
私は、ユーフォニアムが好きだ。ずっと、このパートで行くと思ってた。だけど……
「かっちゃん、どうやろ?ここは無理せず、パート移籍してリスタート……でやってみない?」
大学病院では、主治医の愛ちゃんにも
「美術部に移籍するってのは?絵、描くの好きでしょ?」て言われた。
でも、違うんだ。
絵を描くときの「楽しい」は“一人で自分の世界を遊ぶ楽しさ”、吹奏楽の「楽しい」は“みんなで心一つにハーモニーを作る楽しさ”だから、「楽しい」のニュアンスもベクトルも、全然違うんだ。
だから、「この部に在籍して前に進む」ことが、私にとって、一番大事だ。
大事なことを、譲れないことを見誤ってはいけない。優先すべきこと と妥協できること をきちんと見分けなければ。
……覚悟はきまった。あとは、行動あるのみ。
私は、音楽を諦めない。このまま、潰れたりなんかしない。
拳をきゅっと握って、先生に向き直る。
言葉が自然と飛び出してきた。
「はい、人数に余裕のあるパートに移籍させてください。経験足りないぶんは、練習頑張ります。だから、再スタートさせてください、お願いします!」
私は、吹奏楽が好きだ。
だから、ここでやっていく。
ここから、ずっと。
これからも、ずっと。
#これからも、ずっと
これからも ずっと
死んでしまうのが怖くて
ペットを飼うのは嫌だった
でも ひょんなことから
猫を飼うことになってしまった。
いつかは 死んでしまうのかな
と思いながら 一緒に暮らしている。
「ずっと一緒にいようね」
にゃー
「ずっと一緒にいよう」
にゃっ
毎日 毎日 声をかける
君は いなくなる恐怖なんて
感じてないんだろうね。
いびきをかいて隣でまるまって寝てる
君がとっても愛おしい。
これからも ずっと ずっと
一緒にいたいよ。
美しくて聡明な君は
僕なんかにはもったいない
僕はお金もなく学もないし
昔あった事故のせいで
顔も醜く歪んでる
君を幸せにできる甲斐性なんて
これっぽちも持ち合わせてはいないけれど
たったひとつだけ
君に捧げられるものがある
僕は
【これからも、ずっと】
変わらずに君のことを愛し続ける
それだけは絶対に約束できるよ
お題 「これからも、ずっと」
今でもよく覚えてる、幼い時に親友が放った一言 「これからも一緒だ。」
そう言った親友が都会に以来1度も会えていない。
今頃親友はどうしているだろう…と思いを馳せながら自身の趣味に没頭する。
20歳を過ぎた現在、3人で同居をしている。
同居しているとは言ってもそれぞれ自由に過ごしているから特に何かあるという訳でもない
そんな何でもない一日を過ごそうと作業をしていると家のインターホンがなる。
よく頼んでいるコーラでも届いたのかな?と思い扉を開ける
そこには、
「よう、久しぶりだな?親友。」
都会に行ったっきり会えていなかった親友だった。
これからも昔のように4人で一緒に楽しい人生を送れると思い胸を躍らせた。
【これからも、ずっと】
今、子どもの私でも。
いつか、大人の私になるんだよね。
忘れたくない子ども心を。
歳を経ても、内面くらいは自分らしくありたい。
思うことは、それだけ。
先週、余命宣告されていた夫がなくなった。病気発覚までは、ずっと一緒に年齢を重ねることが、当たり前に思ってた。1日終われば、残りが少なくなる。毎日怖かった。今は、心の中でずっと一緒だね。
いつも、何かが足りない。と感じる。
人間誰しも完璧じゃないし、凸凹だから良いのだ。
それ自体はわかっている。
でも、何かが違う。
足りないものは、自分にとってすごく重要なものである気がする。
周りはカケラでも持っているのに、自分にはそれ自体が存在していない気がするのだ。
存在していないから、全くソレが何なのかもわからない。
ある意味探しようも無いとも思う。
気にしなくて良いのかもしれない。
諦めた方が楽なのだろう。
でも、欲しいのだ。
欲しくてたまらないし、埋まったら安心できる代物なのだろう。
諦めきれないから、やっぱり探すのだ。
これからも、ずっと。
終わりが来るその日まで。
お題: これからも、ずっと
別に、あなたのことを想い続けているとかじゃないけれど。ふとした瞬間に思い出す。雨の日にパスタを食べたときとか。ヒールが高めのパンプスを履いたときとか。ささやかな日常にあなたがいたことを少しだけ実感する。
未練があるのかしらと自虐的に笑って、とはいえ嫌な記憶ではないから怒りも悲しみも湧いてこない。あなたがいなくなった日々を感慨もなく生きている。たぶん明日には忘れている。
でもきっと。たとえば新しい恋をして、結婚して、子供が出来たとしても。別にそんなに嫌いじゃなかったから、ささやかな日常の中でたまにあなたを思い出すのだろう。これからも、ずっと。
これからもずっと続けることといえばダイエットだ。
ダイエットに終わりはない。やめたらまた太る。だからずっと続ける必要があるわけだ。
そのために必要なのは生活習慣の改善。特に食生活だな。運動も重要だけどそれは健康面の話であってダイエットで最も重要なのは食事だ。
ダイエットにおいて運動はあくまで補助。すごい運動したのに消費カロリーおにぎり一個分、なんてのはよく聞く話だ。
まぁ筋肉を増やして基礎代謝を上げて痩せやすい体を作るなんて話もあるけどそういうのははっきりいって理想論よな。
デブになるような人間がそんな運動をできるわけないし続けられるわけがない。デブが努力できるわけないだろ。
運動は努力だが食事制限は我慢だ。我慢ならデブでもできるだろ。それに食事制限ならカロリーの低い食べ物を一杯食べて満腹になるという手段も取れるしな。
金を気にせずにカロリーの低い食べ物を食べれるならダイエットなんて簡単なんだよな。こんなところにも貧富の差が現れるのが資本主義ってやつか。
資本主義批判は別の話なのでどけておくとして、ダイエットに終わりはないという話。
人間はこの苦痛に満ちた世界で生きていかなければならないのだからせめて健康に生きていけるように生活習慣に気をつけて生きていかなければね。
(これからも、ずっと変わらないでいて欲しい。)
言われた時に僕は君を嫌いになった。
今の自分は子供だと思っていたから。
( 変わらないね。)
久しぶりに会ったとき君はそう言ってきた。
自分では、良くも悪くも変わってしまった。
これからも変わるだろう。
けど、君から言われた (変わらない) の言葉が嬉しかった。
僕は、まだ自分で思うほど汚れてなかった。
いや、ただ隠すのが上手くなっただけかな。
散策の途中に見つけた廃墟。
興味津々な君は、俺の静止に耳を貸さずに駆け出してしまった。野盗や動物が寝ていたら危険だ。ましてや廃墟ならいつ崩れてもおかしくない。急いで後を追いドアすら残っていない入り口を抜けると空間が広がっていた。朽ちてはいるが整然と並べられた木製の長椅子に中央奥には祭壇に燭台が置かれて、外観では何の建物か判断がつかなかったがここは教会だったらしい。ステンドグラスもほとんど割れ落ち、歩くたびにガラス片がガラスくずになっていく。もはや何を祭っていたのか見る影のない祭壇前で君が言う。
「すごく昔の話らしいんだけど私の先祖が式を挙げたらしくて、一度来てみたかった場所なの」
何代かはここで式を挙げ土地の神にも感謝を捧げていたらしい。もうなにもないね、とステンドグラスを背に笑う君は何を想像しているんだろうか。過去の姿に思いを馳せているのか、未来を見ているのか。
「きっと白いウェディングドレスにステンドグラスの色が映ってとっても素敵だったと思うの。それでこの場所で指輪の交換をして…」
一人芝居のように祭壇前で式の再現を試みている。空想上の相手にだって君を渡したくなくて割り込んだ。
「『これからも、ずっと』そばに。この指は空けておいて」
絵本のような白馬に乗った王子様は俺の柄ではないが、真似事くらいなら。男の俺の厳つい手は指先まで手入れの行き届いた白い手を掬い上げる。顔に持っていくと甘さを孕んだ君の香りが広がっていくようで、左手の薬指に感触を確かめるようにゆっくりと唇を押し当てた。
「俺のために誓ってくれる?」
君をさらって閉じ込めて、永遠に一緒にいることを望む…絵本では悪役と例えられるそれが一番似合っているんだ。教会で誓わせてしまう俺のタチがが悪いことは君も十分知っているだろうけど。
気が付いたら隣にいて
笑っている時も
泣いてる時も
いつの間にか隣にいてくれた
これからも、ずっと
この先も、ずっと
でも、そんな日は突然消えた
僕は君に何をしてあげられただろう
一緒にいて幸せだっただろうか…
答えを聞くことはできないけれど
僕の中で君は生き続ける
これからも、ずっと
この先も、ずっと…
「これからも、ずっと」
愛してる。
ただそう伝えたい人がいる。
彼女は嫌われ者だ。いつも何かとグチグチ言われている。
でも、それで良い。
彼女のいい所を知っているのは、私だけで良い。
愛しているよ。
これからも、ずっと。
これからも、ずっと
これからも、ずっと
わたしはわたしのままなんでしょうか
変わることは不可能ですか
変わりたいと願うことは愚かですか
あーあ、まったく。
これで何回目だよ、ボクの顔にヒビを入れるの。
前回は転んで顔面強打だったよね。
で、今回は何もしてないのにヒビが入ってた?
そんなわけないでしょ。
カバンの中でずっと何かがゴンゴン当たってたよ。
せめて面倒くさがらずに、保護フィルムを貼ってくれればなぁ。
あ、ちょっと待って、もう電池が切れる!
ほらぁ、だからさっき言ったのに。
ボク切れそうになったらいつも忠告してるよねぇ。
まぁ、そんなキミと一緒にいられるのなんてボクだけだろうからね。
もう少しだけ付き合ってあげるよ。
とりあえず今はもう寝むくて仕方ないや。
早く充電してボクの事を起こしてね。
そしたらまた、キミのために、働いて、あげ………。
#これからも、ずっと
これからも、ずっと、許さない。あなたの隣に居るのは私だけだと思っていた。
私の宝物なのに、私のなのに...私だけの彼女なのに...なので?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?
突然、のうのうとやって来て、私の宝物を奪うなんて、もうほんと最悪。絶対許さない。殺してやる。絶対殺してやる。いや、殺しても、許さない。これからも、ずっと、許さない。
これからも、ずっと
結婚式を控えている矢先の事だった。
僕が世界で一番愛している志穂が亡くなったのは。
これからも、ずっと一緒に居るって約束したのに。
それなのに志穂は·····志穂は自分の意思でこの世を去ってしまった。
隣で笑っていた志穂の笑顔がずっと忘れられない。
コロナ禍だし、お金が無いわけじゃないけど、先の事を見据えて、「結婚式は大々的にやる必要は無いからやらなくてイイよ!」なんて、僕のお嫁さんになる志穂は言ったよね。
でも僕は志穂のウエディング姿が見たいと思っていたので、「結婚式は小さくてイイからチャペルで挙げよう」と提案したのは一年程前の事。
志穂も本音はウエディングドレスが着たいという想いを抱いていたので、身内だけの式にする案に何とか賛成してくれて、準備は順調に進んでいった。
所が、身内だけの挙式にしようとしたのが良くなかったらしい。
結婚式を挙げる事を伝えた後から、志穂にはお金があると思ったのか、志穂の母親(小学生の頃離婚していて片親)が事ある毎に実の娘に対してお金をせびる様になったのだという。
それを知ったのは志穂が亡くなる三日前のこと。
半年ほど程前から志穂から笑顔が消えていていることに気付いたけど、人手不足で仕事が忙しいって説明してくれていたから、たまの休みには美味しいもの食べに連れてってあげたり、温泉に行ったりしたよね。
暫くすると笑顔が戻って一安心していたけど、ふた月程前からどんなに手を尽くしても志穂に笑顔が戻らなくなっていた。
「今も仕事大変なの?」
「うん、人が入ると、別の人が辞めちゃうループがあってね·····それで常に人手不足!」
「大変だね、志穂は無理してない!?」
「ま、まぁね·····中々休みが思うように取れないけど、仕事は好きで働いてるか無理なんてしてないよ」
そう言って一瞬笑ったあの時の笑顔·····。
悔しいい!
気付いていたら違ったのかな。
本当は仕事だけでなくお母さんの事もかあったから、凄い大変だったんだよね、一緒にいたのに気付いてあげられなくてごめんなさい。
市の役所の待合室でキミと待っている。
普段は手続きなんてめんどくさいことこの上ないのだが、今日に限っては僕もキミもどこかソワソワしている。
手に持つ書類には、同じ苗字の書かれた届出。
そう、僕らは今日、結婚するのだ。
僕らの番号が呼ばれる。手続きは案外シンプルに終わり、逆に拍子抜けするほどだ。
しかしこのあと残っている免許とかマイナンバーとかの手続きの残り時間が大丈夫なのだろうか。
僕は焦るように時間を確認していたら、突然肩を叩かれた。
「これからもずっと、よろしくね」
キミは書類を仕舞いながら、笑ってそう言った。