『この道の先に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「この道の先に」
東山魁夷に『道』という作品がある。本当に呆れるほど、すっきりとした、ただの道で、道の先がぷっつりと切れてなくなっているので、少し傾斜のある上り坂であることがわかる。正直言って、小学生でも描けるかもしれない。ただ、何故か引き込まれてしまう。この道の先にあるもの、その先に現れるであろう風景を心の中に思い描いてしまうのだ。そうなると、この絵の前から動けなくなる。長い間、絵の前で場所を占領するわけにもいかないから、少し下がり遠くから、また眺めた。
美術館を後にしても脳裏から消えない。美術館では、学芸員であったり専門家の説明のパネルもあるけれど、いまは皆目思い出せない。私はこの絵は俳句と似ていると思う。鑑賞者を無限の想像へと導いていく。「この道の先に」というテーマから、すぐ『道』を想起してしまうのだから、この絵の凄さを改めて思い知った感がある。
道には終わりがあるものだ。人の命の終わりに死があるように。ただ『道』には終わりがない。人の命も終わりがあるのは肉体だけで、魂に死というものはない。こうして何か書き記すことで、私という存在は永遠になる。そして、そこに鑑賞者が現れると、その人の心の中に、また新たな道が生まれる。
どんなに苦しくて消えてしまいたくても、諦めずに進んでいけばこの道の先に会いたかった人にきっと会えるはず
私は、あの日からずっとあなたには会いたいんだから…
時々ふと振り返る
決して目では見えることのない
自分が歩んできた道
消してしまいたいことや
忘れたくないこと
けれども決して戻ることの出来ない道
この先の道がどこに繋がっているのか
目には見えないけれど
この先もきっと
何かにつま付いたり
何かに驚いたり
時に立ち止まり
時に迷い
泣いて笑って
華やかとは程遠い砂利道を
不器用に1歩1歩進んで行くのだろう
この道の先には何が待っているだろう。
全然わからない。
わからないことだらけ。
毎日いやんなっちゃうな。
だけど、
君がいる。
僕には君がいるから。
どんな困難も乗り越えてこれた。
この先のわからないことも
君が隣にいてくれたら、
一緒にこの道を歩んでくれれば、
僕はそれだけで良いんだ。
こうして手を繋いで
笑い合おう。
僕はこの手を離さぬよう、
君を幸せにする。
一歩、踏み出す。
何があるんだろう
ゆっくり行けばいいよね。
自分のペースで
たまに花に話しかけながら
歌を歌いながら。
『この道の先に』
「この先の道」
この先に道はたくさんある
道に沿って歩いても
歩き続けても
気になる人と会わない確率 100%
それでも 思うだけで
心地よい風に吹かれて
遠くの空 見上げて
1人で見る 景色は格別に違って見えてくる
毎日 歩き続けても
多分 会えないと思ってる
でもね
伝える方法はいくらでも 創れる
だから 貴方がスタンプを送ってくれる限り
私も日記に書こうと思う
いつこの道が途切れるか分からない
不思議な繋がりの道に……
1日 1日の不思議 出来事に…
「この道の先に」
右か、左か、進むのか、留まるのか、
生きていれば必ずぶつかる分岐点
選んだことで未来が動く
ただ絶対にありえないものがある
それは戻るということ
道を選び直すことは出来ない
戻る他の全てができる
君の道は君が選ぶんだ
寄り道をしても
最短で行っても
この道の先に未来がある
そこのあなた!待って下さい
ゆっくり歩いていきましょう
偶然にも同じ道を進むなんて
私たちって縁があるんですね
大丈夫ですよ怖がらなくても
光へと続いている道ですから
適当なこと言っていませんよ
まあエビデンスは無いですが
感情に任せて急ぎ足ではなく
周りをよく見渡して歩く方が
転ばない、それだけの事です
いつも穏やかにいきましょう
すこし休んでもいいんですよ
あなたの気持ちが要なんです
『この道の先に』
この道の先に。
道とは道路や線路だったり、夢や目標だったり
この道の先には何があるのだろうか。
誰も知らない世界。
予想して、探索して、
前に進む。
この先に何があるかなんて
誰にも分からない。
たどり着いて初めて何があったかを知る。
一年先に自分がどうなっているかなんて
やんわりとした予想しかつかないし
なにか想像もつかないことが
起こるかもしれない。
良いことも悪いことも関係なしに迫りくる。
自分の体調すら他人の力を借りなければ
正確にはわからない。
すべてを掌握することなど
人間には不可能だ。
残念ながら過去に戻る方法も
未来を覗く方法も知らないが
それでも前に進む。
前向きな気持というよりは
それしかできないのだ。
だから進む。
前を見て、出来るだけ転ばないように
後ろを見て、繰り返さないように
ゆっくりと確認しながら一歩づつ。
この道の先に
なにか起こったとしても
何もなかったとしても。
海は太陽を反射して
光の道をきらきらと写している。
あの道の先に何があるのか
それを知るために先人たちは旅に出た。
この道の先に、私の理想はあるのだろうか
進んでいけばいつか掴めるだろうか
掴み取って、手に入れたあとに何があるのか
今を犠牲にしてまで手に入れる価値はあるのだろうか
それでもただ、信じて前に進むしかない
後戻りするための道は
もうとっくに潰してしまったのだから
(この道の先に)
テーマ:この道の先に #232
この道の先に何があるのか。
誰にもわからないだろう。
ここは現世と幽世の境目らしい。
ここで神隠しにあうものもいるらしい。
なぜそんなところにいるのか、
俺もよくわからない。
ただ
なにかに導かれるように…。
なにかに連れて行かれるように。
ボーっとしたまま中にはいっていく。
この道の先に一体何があるのか。
俺は一体帰れるのか。
なんの保証もない。
「この道の先に」
この道の先に君がいたらきっと僕は、走って君のもとへ向かうのだろう。
僕が歩いてきた道は遠回りばかりの道だった
でも、君と出会うための遠回りだったのだろう。
「この道の先に」
花香るほの明るい夜
君とほろ酔いで帰り道を歩いた
ぼんやりとした月が優しく照らす
生あたたかい風がふわり
おでこをなでた
あと何回
あと何回君とこの道を歩くだろう
終わりのあるふたりだと知っていても
今は幸せを噛み締めたい
君がふいに手を繋いだ
幸せと悲しみが同時に
目から溢れた
君は黙って少し力を込めた
「好きだ」
二人で歩くこの道は
どこへ行くだろう
この道の先には目指すゴールなんてないんだ
誰も幸せにできない二人だけど
今だけは素直に、握り返した
「私も」
【この道の先に】
黄金色の月の照らす道を君と二人、手を繋いで歩いていく。知りもしない道を、勘だけでただ闇雲に。
生まれ育った村を離れるのは人生で初めてで、怖くないと言えば嘘になる。だからぎゅっと、君と固く手を握り合うのだ。伝わってくる互いの温度で、なけなしの勇気を振り絞るために。
「ねえ。本当に良かったの?」
不意に、君は僕へと問いかけた。その歩みが躊躇うようにぴたりと止まっている。促すようにそっと、君の手を引いた。
「うん。僕は後悔してないよ」
成人もしていない世間知らずの子供が二人だけで生きていけるほど、きっと社会は甘くない。それでも君が『神様』の生贄に捧げられようとしているのを、見て見ぬフリなんてできなかった。
大人たちが信仰し、崇め奉る『神様』の座す神殿が、ただの空っぽの遺跡に過ぎないことを、僕はとっくに知っている。立ち入り禁止の注連縄を乗り越えて、幼い頃に好奇心だけで神殿へと忍び込んだけれど、大人たちの言う天罰なんて下らなかった。
この道の先に何があるのかなんて、わからない。だけどこの先に広がる可能性は、君が存在しない神様に捧げられて殺される未来よりはずっとマシなはずだ。だって君が生きて、僕の隣にいるのだから。
二人きり手を繋ぎ合って、僕たちは月影の照らす夜の道を再び歩き始めた。
#この道の先に
この道の先に、私が輝けるところはあるのかな
たぶんきっとまたたくさんの道がある
でも、その道を絶対乗り越えてみせる
このみちでは
からだはつぶされ
いきもできず
なんじかんも
くらいなかを
はいずることになるだろう
そういわれても
わたしたちはまよわず
とびこみました
あなたにあえるといわれたからです
おかあさん
#27 お題:この道の先に
おまえらにはわからない。
僕のことなんかわかるはずがない。
そうやって、僕の前から消えていくくせに。
もう二度と声をかけることすら叶わなくなるくせに。
……なんだよ。同情かよ。
そんなのいらねえよ。
そう言っておきながら、おまえだって結局の所いなくなるんだろ?
……、……。
――だったら、初めからどっかいけっての
「この道の先は、何があると思う?」
私は、真っ暗なトンネルの中で
隣りにいる君に問いかけた
「さぁ。わからない」
「ふふ」
私は君のそういうことが好き
「きっと夢みたいなところ」
そんな物語のようなことを言わない
そんなとこが好き
とっても君らしくて…
このトンネルを抜けた先が、
たとえ暗闇でも、
私が隣りにいるから…
君が隣りにいるから…
乗り越えられる気がする…