『この場所で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「この場所で」
この場所で
太古から今まであったことを
全て知る者はいない
至るところに喜びがあり
至るところに悲劇がある
特別な区域だけが
事故物件ではない
この地上そのものが事故物件だ
それらの哀しみに
向き合う覚悟はあるか
そこで幸せを築こうという
強い願いがあるか
生きるとはそういうことだ
ここで彼女と遊んでいた。一緒に食事をしたり、将棋やギターも弾いた。
疲れてくると自然と小さな布団に二人で入り、休んだ。
隣で寝ている彼女を見て、たまらなく愛おしく思った。
さく
夢を見た…。
貴方がこの場所で亡くなる夢を。
私は何度もここに訪れては同じことを言う。
「さようなら」
次の日の朝、貴方はいなかった。
そりゃそうだ…私があの子を…。
【この場所】
「もう大丈夫。
君はこの場所で安心して
ご飯を食べて、
温かいお風呂に入って、
好きなだけ眠ると良いよ。」
僕には何を言っているのかよく分からないけど、
優しく撫でてくれるから
気持ちがよくなって「ニャー」と返事をした。
『この場所で』
この地は、お父さんと出逢った土地
記憶のなかに、ほんのわずかある
わたしのお父さん
出逢ったたくさんの人が
お父さんの記憶のかけらを
プレゼントしてくれた場所
わたしのお父さん
わたしを守ってくれた
可愛がってくれた
いっしょに遊んでくれた
うしなわれた記憶を、取り戻してくれた場所
それが
この場所
あたたかい場所
思いでがたくさんつまった場所
わたしの記憶のなかの
お父さんと出会った場所
お父さんに愛された記憶
それをあなたに渡したい
わたしにプレゼントしに来てくれた
あなたに渡したい
そうだ、渡そう!
それがわたしのやりたいことだ!
初めて会った あの場所
今ではほぼ毎日会ってる この場所
どの場所も私にとって特別な場所__。
#この場所で
置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。
咲けない時は、根を下へ下へと降ろしましょう。
「置かれた場所で咲きなさい」
〜渡辺和子 著〜
与えられたこの場所で咲けばいい…
確かにそうだ
どんなに小さな場所でも
ここが私の居場所だから
高望みせず
羨ましがらず
欲張らず
決して卑下することなく
この場所で咲けばいい
ごく普通です
私の居場所…
でも満たされています
大きな幸せと
少しのやりがいに…
これがいいんだ!
今の私にはこれが一番いい!
普通すぎって笑いたければ笑えばいいさ
負ける気しないけどね〜(。•̀ᴗ-)✧
🌈黒猫のつぶやき🌈
誰かの手のひらで
猫と一緒にゴロゴロ転がされてるのが良き〜♡
盛夏の学校帰り
暑い暑いと文句を言いながら
体操着の半ズボンを仕込んでいるのをいい事に
人目も気にせずスカートを煽ったよね
帰路の途中にある神社を気まぐれに参拝したり
背丈よりずっと高い向日葵が咲いているのを
見つけては2人で見入ったよね
真冬の学校帰り
息が白くなると君ははしゃいで
空に息を吐いては僕に見せたがって
隣で寒い寒いと震える僕に
手を差し伸べてはこっそり繋いで
あったかいねと笑ったよね
この場所から君は居なくなってしまって
僕はこの場所で生きていくと思っていたけど
ふとした瞬間に君の笑い声やポニーテールの先が
ありありと浮かんでくるから
それは酷く困難で
僕はこの場所で生きるのを諦めた
「この場所で」
勿論、ちゃんと書きあげました。書き上げたものの、あまりにも内容が大人っぽくなりすぎて、“この場所で”載せることは出来ませんでした。次のお題は載せられるように、頑張ります。
私は点Pみたいなものなんだと思う。
問題文で指示されるように、誰かから何か言われたらどこまででも、どんな風にでも動くことができるっていうか、動かせられるけど。
自分1人でこうしたいね、ああしたいねって自発的に動いていくことはできない。
だからこの場所で、自分を動かしてくれる誰かや何かが訪れるのを待ってるんだよ。
人生っていう紙の上でね。
【この場所で】
母も父もこの町で生まれて
この町で働いて
この町で出会って
この町で結婚して
この町で私が生まれた
山と海に囲まれた自然豊かなこの町
最近はコンビニが増えて、少し便利になったこの町
この町で幸せに生きていけるほど
私は強くなれなかった
この町で生まれてから沢山傷を負った
幸せなこともあったけど、苦しい思い出が消えない
私や友人を苦しめた人達だけが集まった
みんな笑顔の同窓会の写真
ごめんね母さん、私この町が大嫌い
心配かけてごめんね
どうしても、私はここでは息ができない
たまには帰ってくるからさ
この場所以外で生きることを許して
【この場所で】
【創作】【宵(よい)と暁(あかとき)】
2/12 PM 7:10
「~~~~~っ! 読み終わったー。
真夜(よる)くん、貸してくれて
ありがとう」
「どうだった?」
「『この場所でまた会おう』って
約束したのに、事件に巻き込まれて
タイムリープしちゃって、大切な人に
二度と会えなくなっちゃうの、切な過ぎ」
「でも、暁は好きそうな話かと思って」
「超好き……タイムリープした先で自分が
育てた弟子が、約束の場所で大切な人の
子孫に出会って、その子を護るために
戦っていくなんて、もう偶然じゃなくて
運命って感じで超萌え。
……わたしは萌えたけど、
宵ちゃんは哀しさの方が
勝っちゃうんじゃないかな~?」
「宵は泣いてた」
「あー、やっぱり。そうだよね、師匠は
結局戻れないんだもんね……。
弟子が連れてきた子孫の子を見て、
会えなくなってしまった人を
愛してたんだってことに初めて
気づいちゃうとこは、わたしも
胸がキュッて苦しくなったもん。
一度だけ子孫の子を師匠が抱き締める
とことか、弟子に『お前は絶対に離すな。
離れるな』って言うとこも堪らなかった。
……そういうシーンですぐ泣いちゃう
宵ちゃんて、本当に可愛いよねぇ」
この場所で、色んな人と抱き合って
この場所で、色んな人と寝て
この場所で、苦しんで、悲しんで
この場所で、泣いて
この場所で、そんな自分でも受け入れてくれる人を見つけて
この場所じゃなくて、次は、貴方が向かう先に一緒について行く
この場所で。
私には好きな場所があった。
だが、それはずっとは続かない。
なぜならその場所は
私の大好きだった人と過ごした場所だからだ。
『私は』一生忘れない場所なんだ、きっと。
お題:この場所で
肌寒くなってきた秋頃。
妻の実家からの帰り道、河川敷に寄り道をした。
妻がどうしても寄りたいと言ったのだった。
「私、この場所が好きなの。」
もちろん知っていた。
ここは私にとっても思い出深い場所だ。
「そういえば、なんでこの場所で雄一さんに告白したか話したかしら。」
首を振ると、微笑みながら彼女は言った。
「落ち込んだ時とか、辛い時とかによくきたの。
気持ちのいい風が吹いて、悩み事も一緒に風に流されるようなそんな気分になるのよ。」
確かにこの場所は彼女の家からは近い。
学校終わりなどによくきたのだろう。
川の音、風の音。
この自然たちが、彼女の心を癒したのだろうか。
「そんなことをしてるうちに、いつのまにかここが落ち着ける場所、私に勇気をくれる場所になっていったの。
雄一さんに告白する時も勇気をもらったのよ。」
そう言うと、彼女は私の前に何かを差し出した。
……赤いマフラーだった。
手編みで縫われたそれは、私が仕事をしているときに編んだのだろう。
私は無言で受けとる。
……流石に手編みの赤いマフラーは仕事にはつけていけないな。
そう思った。
「休日、出かける時に巻いてみる。
ありがとう。」
私の飾り気のない言葉でも、彼女は嬉しそうだった。
関連:花束、時計の針、旅路の果てに
この場所であなたが言った バカ
この場所で君が言った アホ
この場所であんたが言った うるせぇ
この場所でお前が言った いなくなれ
この場所でコイツが言った ごめんなさい
この場所でソレは眠った
この場所は
私が選んで決めた場所
この場所は
私を選んで認めてくれた場所
お互いの想いの詰まった
居心地がとても良い
暖かい大切な場所
この場所でずっと、ずーっと
暮らしていけますように
⚠⚠⚠障害という言葉が出てきます。⚠⚠⚠
⚠⚠⚠ご理解の上お読みくださると幸いです⚠⚠⚠
どうした?こんな時間に
珍しく積もる雪の日
辺りは白いカーペットで埋め尽くされている。
ごめんね、
僕、伝えないといけないことがあるんだ
なんだ?
僕、パニック障害で、、だから、
ッ、ごめん嫌いになったよね、面倒臭いよね
……
とうとう打ち明けてしまったのだ。
この3年間彼氏だというのに自分の箱に閉まっておいた言葉
誰にも打ち明けず1人で抑えてきた僕の一部
無言の彼に僕は涙を流した。
ごめん、ね こんなこと言って忘れて!笑
耐えられない。
彼に無理をさせてまで打ち明ける必要はなかった、
僕は雪の中をザクザクと歩み進めた
その時だった
"まて!パニック障害だからって捨てたりしねぇよ、
俺はそれでもお前が好きだわ ばーか笑笑"
彼の声だ。
白い風景に満月が輝く夜(2023/02/00 10:11:03)
優しくて強い言葉が頭に響く
【この場で】
「キーンコーンカーンコーン」
この場所でいつも私は育ってきました。
泣いたこと、笑ったこと、喜んだことも沢山あったこの場所。でも、そろそろお別れです。いつもの日々をありがとう。
#この場所で
なんてことない冬のある日、なぜか僕は夜の散歩に連れ出されていた。
「…聞いてもいいかな、青雲」
「んー?なになに?なんでも聞いていいよ、蒼原」
僕を連れ出して上機嫌な青雲は鼻歌交じりに答えた。青雲は時々こういう突拍子もないことを思いつく。今回もそうだった。
「なんで僕を連れ出したのさ」
「それ今きいてくるのが蒼原らしいよね」
からからと笑いながら青雲は手すりに腕を乗せて眼前の景色を眺めていた。僕もつられるように景色に目を向ける。
「うーん、そうだなあ…今日は本当に夜空が綺麗だったから、そんな夜空がさらに綺麗に見える場所で、蒼原と景色を見たかったから?」
「なんで疑問系なの」
「あはは、なんでだろうねえ」
青雲が連れてきたのは、外灯一つあるだけの、公園もしくは展望台のような場所だった。下には街並みを一望でき、上には息を飲むほど綺麗な夜空が広がっていて、確かに青雲の言った通りの場所。しかし、急すぎるのだ、と少し皮肉を込めた目線を送るも、青雲は気にせず指で灯りをなぞっている。
「ここ銀河鉄道公園って言うんだ。ほらあそこに電車が通ってる。」
青雲が指さした先には、確かに電車らしき光が右から左に動いていた。
「ここから見える電車は宙に浮かんで走っていて、まるで銀河鉄道のようなんだって。一度一人で見に来たことがあるんだけどすごく綺麗で君と見に来たくなったんだよ。」
だから連れ出しちゃった、ごめんね。と青雲は目を伏せながら言った。僕はそっか、とだけ答えた。少しだけ、二人の間に静寂が流れた。ふと、青雲が口を開いた。
「ねえ、蒼原、私
「いつか銀河鉄道に乗ってみたいなあ
「本当の幸いが見つかるのならば
「本当は今すぐにでも乗りたいのだけれども
「でも、隣に蒼原がいないのは寂しい
「でも、隣に蒼原がいたらきっと泣いてしまう
「ねえ、蒼原、私が銀河鉄道に乗ったらどうする?」
きっと青雲はなんてことないように、まるで世間話のように話したかったのだろう。だけどその声が少し悲しそうで、本当はこれを聞きたくて、ここに連れてきたのだと思った。そんな青雲に僕小さくため息をついた。
「…ばかだなあ、青雲
「青雲、君は銀河鉄道になんか乗らないよ、
「僕が乗らせない
「それに銀河鉄道に乗るんだったらやっぱり僕も一緒だ
「君が泣くなら結局僕は隣りにいる
「君は僕の隣でこうやって、くだらないくらい綺麗なものをたくさん見るんだ
「そしたらきっとどんな場所だって楽しいものになる
「だから君は僕から離れられない
「僕も君から離れられない
「だったら僕らは一緒にいるべきでしょ」
僕は目を伏せながら思いを馳せる。水晶の砂、鳥の群れ、青い橄欖の森、赤い蠍の光、どれもきっと美しいことだろう。だけれども。
「ああ、やっぱり乗るのはやだな。だけれども、青雲とまたこうして銀河鉄道を見るくらいならいいな。どうでもいいことを話しながらさ」
青雲の方を見て僕はにやりと笑った。青雲は諦めたように笑い、薄いコートをひらりと揺らしながら、手すりに背中を預け、空を仰ぎ見た。
「まったく、君の口説き文句にはいつも勝てないなあ。仕方がないからもう少しだけ、君の隣でこっちの景色を堪能するよ」
その間になんか面白い話でもしてよ、と青雲は白い息をゆったりと吐き出した。僕はどの話が青雲のお気に召すか、街の灯りを数えながら言葉を紡いだ。
この場所で、こうやって君とまた。