『この場所で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題:この場所で
この場所で生まれ、育ち、付き合い、結婚し、家族と過ごし、老後を過ごす。
場所には思い出が積もる所。
ひとつの故郷(ふるさと)を愛する、沢山の故郷を愛すると
人によって様々。
私はこの場所で生まれてきて良かったのかな――
この場所で
本当は、自分で設計した家を建てて
住みたかった
でも、金銭的に実現することはない
だから、今の家が終の住処となるだろう
この場所で子育てし、子供が家を出れば
いつでも帰れる場所として待っていよう
この場所にどっしり根を張り
この場所で自分らしく咲こう
今日、この場所でオレはきみに伝えよう。
どんな顔をするだろう。どう答えるんだろう。
どんな結果になっても、きっと忘れない。
夜空を見上げて、深呼吸。
オレを呼ぶ声。
振り向いて、応える。
きみとオレの、大切なこの場所で。
この場所で
またこの場所で集まろう、そういう言葉を友達と交わしたけれど、その友達とも連絡を取らなくなってしまった。
いつかふとしたきっかけで集まる日が来るのだろうか。今もどこかで元気に頑張ってるかな。
また皆とこの場所で会えますように。
きっとこの場所であなたと結ばれるのよ。
きっと、この公園で。
腐った木でできたベンチの上で。
素敵な愛の言葉を呟いて。
ねえ、そうでしょう?
違うはずないわ。
違うはずないの。
だってこの恋心は
一目惚れで生まれたもの。
運命なのよ。
私の薬指はあなたのものよ。
だから、おかしいの。
あなたが、あの女とベンチで座っているのは。
頬を救急車のサイレンのように赤く染めちゃって。
なんて下品な表情。
ねえ。あの場所であなたと結ばれるのは
アイツじゃない。
あの場所で。
その場所で。
ね
違うわよね
この場所であなたは私に告白してくれたね。あなたと一緒の時間を過ごして、一緒に笑って。
でもまさか、他に好きな人ができて別れを告げられるなんて、告白のときは顔真っ赤で目も合わせてくれなかったのに、別れてほしいっていうときは目を合わせるんだね。
ほんとずるいよ、バカ。
この場所でとても悲しい事が起きた
悲しいのか、、、
それすらもわからない
他人の心はもちろんだが、心の感情を自分自身で読み解く事もまた難しい
ただただこの感情をどう捉えていいのか分からない
心に穴が空いたとも感じるし何も感じていないとも感じる
それが自分自身の本音なのか思い込みすぎて悲劇のヒロインぶりたいのか分からなくなる
ただただ自分自身の感情が分からない
『この場所から』より
私は今日、
この思い出の詰まった場所――いや、校舎で、
鳥になる。
……あ、いや、リアルの鳥じゃないよ?
私自身、そんな羽ばたける人間じゃないから。
あーあ、ほんと、ここにはお世話になったよ。
もう廃校舎だけどね。
今、あいつら何してんだろ。
私の顔見て、陰口言って。
私の物隠して、壊して、散々笑って。
……あぁ、時には、校舎裏で脅してたよね。
『お金ちょーだい』って。
今も誰かにそんなにくだらないことしてんのかな。
まぁ、今の私にとってはもうどうでもいいんだけど。
もう、この世から消えるんだし。
バイバイ、ほんのちょっとの私の友達。
じゃあね、私を育ててくれた校舎。
私は屋上から飛び立つ。
そして、雲ひとつない大空へ……
〜この場所で〜
この場所で
湾になっているその海辺は、常に穏やかな波しかこない。
ここで学校に疲れた時は時間を潰し
ここで初めての恋を実らせ
社会に出るとタバコを片手にのんびり眺めた。
子供が産まれる前にはお腹をさすって散歩をし
去年の夏には息子とカニを捕まえた。
この場所でずっと生きていけたらな。
都会にはもう疲れた。
大地の民は空を恐れ 空の民は大地を嗤う
対なる者だと語られる
誉れ高き 英雄達
内に まるで己の一部で有るように
風に乗り操り 空を駆ける者が
その姿を2つの民は口を揃え
空の支配者 芸術と呼ぶ
その美しい翼に 穢れなど無いと
幻覚を ニセモノを見る
青年は ホンモノは
生を受けたこの場所で
苦しみに独り 堕ちる
お題【この場所で】
タイトル【ホンモノ】
週一回さり気なく待つこの場所で
想いよ届け叶って願い
毎年恒例、桜並木の下で撮る家族写真
母&私:ニコシ☺️
兄弟:腕組み仁王立ち
犬:どこ見とるん?
父:タイマーのちかちか光に追われて走って合流🏃🏻
今年も来年もまたこの場所で🤝🏻
#この場所で
この場所で
結婚して今の場所に住んだ。
水が合わないのか、
土地の風習、人の性質、
私の生まれ育ったふるさとと
ずいぶん違う場所に馴染めないまま
過ごした。
私は、長い時間をかけて
嫁いだ家のしきたり、地域の行事等
この土地の居心地の悪さを
少しずつ受け入れていった。
何度も泣いたし、逃げたくなることも
あったけど、長い月日と共に
友人が出きて、自分も母となり、
気づけば、たくましいおばちゃんに
なっていた。
私、泣き虫だったのに。
今じゃ少々のことじゃびくともしない。(笑)
人は、経験した苦しみ、悲しみ、辛さ、
すべてが糧になる。
母も、祖母も、女性は、嫁いだ時点で
皆同じような経験しながら
見知らぬ土地に溶けこんで行くのだと
思う。
この場所で生きてゆくしかない。
いつしか、覚悟のようなものが
私の鎧になって、居心地の悪さも
消えていた。
この場所で
君といたこの場所で、笑って、泣いて、怒って、愛を知って。
君がいたこの場所で、まだ君の影を探していて、君との思い出で空っぽになった心を満たすんだ。
この場所で
空を見上げたこの場所で
苦しみを味わったこの場所で
友達と遊んだこの場所で
大好きなこの場所で
また誰かがこうして思い出を作っていく
そんな場所であり続けることが僕の一番の願いだ。
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読んでくださりありがとうございます。定期テストが近いなか、1日空けての投稿となります。作者は、提出物が間に合いそうにないの中、詩を書いています。この後、瞑想だけして、眠ろうと思います。作者からでした。
半径10cmの球体のオブジェ。アンティークな味を醸し出すそれを人差し指でくるくると回しながら,世界を眺め思考に耽ける。
例えば行ったこともない異国のこと,有名な学者の唱えた説について 今立っている感覚と実際のかたちのこと。
「不思議」
自分は何も知らない。習ったことや調べたこと以外はほとんど。しかも,知識が正しいかどうかを調べる術すらわからない。
天動説も地動説も,引力や重力も 地球の形どころかこの国の,いや この市の形すら。
「正しいこと」
判断する力に乏しいこの身では,摂理や法則ですら解明不可の難問となりかわる。きっと一生 謎は解けない。
知識を蓄えても,穴だらけの張りぼて仕様。自己満足にしかなりはしない。
「これから知ればいっか」
無知の知と言うには,お粗末だけれど 知らないなら知ればいいだけ。それだけ学べることがあるという証拠。
これからもこの場所で生きていくのだから,目の前の疑問から一つ一つ解決していけばいい。それはきっと楽しいことだから。
テーマ : «この場所で»
「この場所で」
初めはなんとなくだった
なんとなくはじめて不定期に呟いて
始めた頃は辛さや苦しさの捌け口として利用していた。
思った事を思ったままに書いていた。
普段あまり話せないことを赤裸々に。
周りには話し合える人も、聞いてくれる人も居ない。
だからこの場所に自分の思想や考えを書き連ねた。
独自の視点と解釈で心の内を呟いた。
ただ逃げたくて、行き場のないこの気持ちを吐き捨てるように。
居場所が欲しかった。
才能もない、得意なこともない、優れた頭脳もない、何も持ってない。
周りは出来ているのに自分は出来ない。
自分より若い人が自分と比べれないほど上にいて
それなのに自分は出来ていない。
周りを見る度、自分が嫌いになった。
周りを見る度、自分は駄目なんだと思った。
上を見れば見るほど自分の評価が下がっていく
私一人、居てもいなくても変わらない世界
私みたいな人は見向きもされない世界
何かしら個性を持っていたり、その人にしか出せない何かを持っていたり、特出していないと舞台に立つことすら厳しい世界
それくらい厳しく残酷な世界
だから自分なりに抗った。
それでも結果がついてくるとは限らない。
周りとの差が広がっていくばかりで、ただただ現実を叩きつけられるだけだった。
その頃はとにかく現実から逃げたかった。
目を背けたかった。
何も無い空っぽな自分を受け止められなかった。
そんな精神的に不安定な時期になんとなく始めた。
バグだったのかもしれないが最初はいいね機能はなくて、ただ呟くだけだった。
ある日メニュー画面を開いた時に数字が表示されていいね機能があるのだと知った。
それと同時に他人に見られていたんだと初めて気づいた。
オフラインでお題が出てただ書いて終わりだと思っていた当時は驚いた。
それでも続ける事にした。
書いてるうちに"此処"は私にとって居場所の一つとなった。
いいねが読んでもらえてるのだという証の様で嬉しかった。
こんな文でも読んでくれているのだと。
貴重な時間を自分の文を読むのに費やしてくれる人がいる。
もっと読みたいと思ってくれる人がいる。
それは自信にも繋がった。
他のことも頑張ろうと思えた。
だから私はこの場所で夢の為にも、もっと成長していきたいと思った。
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* 後書き
改めて読んでくださってありがとうございます。
大変、励みになっています。
こうして読んでくださる方がいるというのは幸せな事だなと感じます。
独自の解釈ではありますが文や物語というのは誰かに読まれて初めて力を発揮するのかなと思いました。
誰かに読んで欲しいと想い書かれたものは特にそう感じます。
誰かに読んでもらわなければ始まらない。
でもそれは自分自身ではどうにもできない。
読み手がいて初めて成り立つ。
誰かが読んでくださっているからこそ私はこうして書き続ける事が出来ているのだなと改めて実感しました。
まだまだ未熟者ですが私なりに成長していけるよう頑張ります。
君には、たどり着きたかった何かがあるのかな?
ボクにはあるんだよね。
でも、どうやったってたどり着くことはできないんだけどさ。
それでも、もういいかなって思えたのは君がいたから、なんだろうねぇ?
君がいて、君の仲間がいて、ーーが、君と一緒にいるのなら、それだけでよかったんだ。
例えばその場にボクがいなくても、十分すぎるくらい”シアワセ”な景色な訳で。
その為だったら理想なんかどうでもよかったし、ボク自身が邪魔になるなら、いなくなることくらいできたよ?
ーーーでも、ーーにとってはそうじゃなかったんだねぇ。
だから、これからこの場所で起こることは君にとって1つの終わりで、始まりなんだと思ってくれたらいい。
なーんて、ボクが言えた義理じゃないんだけど、ね。
この場所で
あの人ってばこの場所で花束と指輪を持って告白してきたのよね。懐かしいわ。
あの時の告白は酷いもので、セリフなんて
「き、君がいてくれないと僕は、僕、生きていける自信がありません。」って、頭下げてきたんだっけ。
指輪だって、「僕が嵌めたい」って言ってきたからお願いしたのに、落として無くしちゃうし…、でもそんな人だから好きになったのね。
…元気にしてるかしら。ねぇ。
この瞬間、この場所で、私には何が出来るのだろう?何がしたいのだろう?分からないけれど、歩いて行くよ。
#この場所で