『この場所で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「この場所で」
息をするの あの頃のように
吸っては吐いて 大きく吸い込んでみるの
感じてみるの あなたの事を
肩を寄せ合い 歩いた道を踏みしめてみるの
この場所で 語り尽くせぬ夢を見たいの
テディベア
『この場所で』
産まれた
育った
生きてきて
成長し
キミに出会い
アナタと別れて
また
色んな人と
出会いと別れを繰り返し…
この美しい星で
小さなひとつの細胞から
分裂し 変化し 進化し
望む方向へと歩みを進め
生きていく為に
昔々のその昔
人間が人間に進化していった
と思っていた
この地球上で
美しいもの
楽しいもの
役立つものを
生み出し
未来に残そうとしていた
と思っていた
人の命を脅かし
傷つけ 苦しめ
奪いつくすような
武器や爆弾や毒薬を
作り出し
武力で人を
支配しようとするとは
思ってなかった
人間は本当に進化してきたのか?
それとも退化してきたのか?
その手は
人の命を奪う為にあるのか?
しっかりと手を繋いで
平和や幸せを願う為にあるのか?
私の手は 私の言葉は
誰かを傷つけるための
武器となっていないだろうか?
誰かを救うためや誰かの役に立つために
使うことができているだろうか?
様々な問いと答えを繰り返し
自問自答の毎日を
本当に見つけたい答えを
見つけられないまま
私は この場所で
今日も生きていく
「転生」
居場所を探して旅に出る
ここはあの子が嫌だから
あっちは私が変だから
そっちは環境が悪いから
リセマラばっかで進みやしない
サブの人生
ウラの人生
この場所で、生きれるはずがない
2.11.この場所で
もう一度だけ、
あと少しだけでいいから
あの場所であの時間に彼に会いたい
どうしてわかってくれないの
私はこんなにも好きなのに
生涯であなたをここまで愛したのは私だけだと思う
あなたを見捨てた母より
あなたに暴力を振るった父より
私の方があなたを好きだと。
けれどあなたは私を選ばなかったね
あなたにこれから不幸なことが起きたとしても
私はその不幸を心の底から喜んでしまうかもしれない
だって仕方のない事じゃない。
あなたは私を不幸にしたのだから
一生後悔すればいい。
今私は生きている。
死なないように気をつけながら。
とりあえず生きると決めたあの頃から
一体何が変わったんだろうか。
どこにも何にも全然
こだわりはないんだけど、
ただこの場所できっと
常に迷い苦しみ
たまに笑い泣きながら
命を続けてゆくんだろう。
『この場所で』
『この場所で』
大好きだった親友と
門限まで色々な話をした、この場所で
私はいつも後悔している
小学校4年生の夏休み
いつものように、朝起きて
いつものように、ラジオ体操に行って
いつものように、親友と会って
いつものように、他愛ない会話をして
いつものように、私は去り際に「またね」と言って
いつものように、親友も私に「またね」と返してくれた
それが夏休み中ずっと続くと思っていた
夏休みが終わったら、また遊べると思っていた
まさか、もう「また」がないなんて思わなかったから
彼女が引っ越したと聞いたのは
その翌日だった
『どうしてなにも言わずに引っ越してしまったの』
という気持ちでいっぱいで
昔貰った手紙を1人で読んでぼろぼろと泣いた
数年が経った今も、未だにその手紙は捨てられていない
彼女の連絡先も
彼女が引っ越した先も
何も分からない私は
ただこの場所で後悔するしかない
この場所は自分にとって嫌な場所。
でもあの人の隣は自分にとって一番落ち着く場所。
少し移動するだけで、隣に誰が居るかが変わるだけで
自分にとってこんなにも心地よい場所に変わる。
あなたの居る場所が俺にとって一番の場所になる。
「ここいいですか?」
その日は凄く冷える夜だった。空気が澄み渡り、星が爛々と輝いている。公園のベンチは一人では大き過ぎる。だから隣に座ってくれるのは大歓迎だ。
「お兄さんはここで何を?」
女の声だ。夜特有の暗さと、マフラーや帽子で素顔が見えなかったので気が付かなかった。いや、寧ろ好都合か。誰とも知らぬ相手と語らうのも悪くない。
「幼馴染と昔、ある約束をしましてね。次に帰ってきたら、この場所でまた会おうと。あれから随分経ったし、所詮は子供の頃に交わした約束、律儀に守る方の頭がおかしいんですよ」
と、見ず知らずの人に愚痴を零してしまった。
やはり他人に話すと、いい加減自分の愚かさに気が付き始めた。やはり昔の事は忘れて、今はここでの生活を───。
立ち上がろうとした俺の服の裾がぐいと引っ張られる。思わず振り返るとその女性は僅かに聞こえるくらいの声量で、
「じゃあ私の頭もおかしいって事になるのかな?」
イタズラが成功した小悪魔的な微笑を浮かべて、彼女は隠していた素顔を顕にした。その瞬間、昔の記憶が、感情が、湯のように溢れ出て、俺の心が瑞々しく震えた。
「おかえり、お兄さん?」
ケラケラと弾むように笑う彼女の笑顔を俺は今後一生、絶対に忘れないだろう。
「20年後みんなで掘り起こそうや」
そう言って埋めた卒業式前日のタイムカプセル。
6人分の手紙とおもちゃを土の中に。
それから時はたち、
結局掘り起こさなかったけど、
きっといつでも集まってる。
心のどこかで俺たちは
「この場所に」
この場所で
桜舞う4月の教室に
優しい風が吹き込んだあの日から
君とは沢山の季節を重ねてきたね。
ごめんね…もう僕はここにはいないけれど
生まれ変わっても必ず君を見つけてみせるよ
だからもう泣かないで
約束しよう、また会えるよ、
セピア色したこの場所で。
私には、本音を言える居場所がなかった
でもある日には居場所ができるようになった
それは、転校生がやって来たからだ
私の地域は女の子が少なかった
その転校生は、同じ地域で
私はビックリした 驚いた
私は、転校生が来てよかったと思った
約二年間いつも一緒にいた
やっと居場所が出来たんだ
この日がやって来た
友達が引っ越す事になった
私はショックを受けた
だってまた居場所がなくなるからだ
家の事情だからしょうがなかった
友達も一緒に居たかったって言っていた
私も離れたくなかった
泣きたかった でも泣かなかった
友達泣きたかったはずだから
泣かなかった
ずっと一緒だったから余計悲しかった
今は、LINEで話したりできるけど
出来てなかったら どうなってただろう
また私の居場所が無くなった
居場所がなくなって 居場所が出来ての
繰り返しがいつまでも続くねかな?
本当の居場所が欲しいな
#この場所で
そうそう!まさにここ、この場所!あの子はねー、ここで永遠に時が止まってんの。もちろん物理的に時が止まってるわけじゃないよ?
過去の甘ったるい思い出に囚われてここから身動き出来なくなってんの。時計の針はきちんと前に進んでるのに馬鹿だよね〜。
こんな真っ暗な闇の中。
前後左右も分からないくせに。
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君とまた出会えたら
前見たく笑って話せたらいいね
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Theme:この場所で
この場所で
初めて見つけた 自分が自分でいられる場所
本音を吐き出せたのは、ここが初めてで
嬉しくて泣きそうになっちゃいそうで
この気持ちは他の場所には持っていけない
ずっとここに居られたのならば…。
でもこれは理想であり、現実ではない
だからこの場所で、この一瞬を抱きしめていたい
待機する。
おら『ちょっ!アンパンと牛乳買ってきて』
俺っち『はっ?なんで?』
おら『張り込みの常識だろ!』
俺っち『はっ?それどこの常識だよ』
おら『テレビに決まってんだろがっ!』
俺っち『YouTubeしか観ないからわからんな。』
おら『はっ?おまっ!テレビ観ないの?』
俺っち『観ない。それに俺っち牛乳飲むとお腹ギュルギュルになる。』
オラ『はっ?おまっ!牛乳もダメなのか』
俺っち『……。』
オラ『オラは…オラは…おまいの事、何も知らなかったんだな』
俺っち『俺っちのことは気にすんな!でも、これかくれんぼだから別の所に隠れてくれない?』
オラ『はっ?かくれんぼ?何それ?』
俺っち『……。』
この場所で
生まれ
育ち
死んでいく
理想でも
理想は現実でない
この場所で
生まれた訳でも無く
育った訳でも無く
死ぬ訳でもない
この場所だけでできることは
今しか出来ないことだったりする
Byそこら辺の中学生
思えばずっと、ここではないどこかにと願っている。
自分で選択してこの場所にいるけれど、心のどこかでここではないと感じている。
パチリと欠片が嵌まるようにこの場所で生きていくと思える瞬間はくるのだろうか。
それとも、永久にそんな時は来ないのだろうか。
それでも、この場所にいる。
繰り返す毎日を 当たり前の様に
こなして行く日々を 僕はまるで
何処か他人事の様に見てた 自分が
確かにそこには居て そんな僕を
『強い人ね』って呟いてた 誰かがいた
何かを振り払う様に 僕は先を急いだ
風が冷たくなって 星が綺麗に見える
そんな季節が僕は好きで
いつまでも眺めてた 遠くにいる君は
今何をしているかな…
遠い昔君と 過ごした眩しい日々
『そんな日もあったね…』 今こうして
笑って話せてる事 きっとそんな事が
『幸せ』なんだと 今なら思える
同じ空の下で 何処かできっと君も
今日も闘い続けているんだろう…
僕もそろそろ行くよ 世界中でただ一人
僕のかけがえのない人よ
君に出会えた事が 何より嬉しい
心から本当に 思うから…
君がいつの時も もうこれ以上恐いモノを
見ないようにと そう 空に祈った
どうか幸せである様に…
僕は君が好きだけど、君のはどう思っているかわからない。誰もいない放課後、僕は君の名前を呼ぶ。君は振り向く。はらりとまうさらさらとしている君の髪が風にまう。ああ、やっぱり好きだ。君は何かを叫んだ。
『危ない!逃げて!』
ああ、やっぱり気づかれた。やっぱり誰もいない所を選んで正解だった。しょうがないよね?僕も君が好きなんだ。だから… そう心の中で思いながら、僕は君の隣の子を刺した。
さあ、これで君は僕のものだ。これから…
『よろしくね?ずっと一緒だよ』
※これは、自分の妄想だお⭐︎
「この場所で」
お姉ちゃん、お兄ちゃん…何処行ったの?
怖いよ、寒いよ
戻ってきてよ
「ゔぁ〜、ぁぁ〜」
赤子の泣いている声が聞こえる
耳をよく澄まして、何処にいるかあてる
簡単なこと
ひたすら前へ前へと歩いていく
すると
「!!…いた」
目の前にしゃがむと、あの子は泣きながら、
頑張ってはいはいをしてこっちに向かってくる
「君、何処から来たの?お家は?」
なんて言っても分かる訳がない
「あう、にぃに、」
「…!」
数年後
俺は呪術高等専門学校に上がり、高校生だ
ろんかは、…ああ、そう、赤子だった子の名前だ
千兎聖ろんかっていう子らしい、元は禪院家が引き取っていたんだけど、呪力がないって言うことで捨てられたっぽい
だから俺が引き取っている
呪力がないってのは嘘で、段々と成長していくたびに
俺は、この子はちゃんとした呪力があるって分かっていた
「ろ〜んか、ただいま〜」
「おかえりなさい、」
「なんか、どうしたの?申し分ないっていう顔してる」
「え、あ、そうですかね…?」
「悩み事?」
「いえ、ちがくて…これ、」
「授業参観?」
「いえ、行けなかったら良いんです…」
「行くよ」
「本当ですか?」
「うん」
こんな感じで今は遠慮しちゃう子みたいだけど、とても可愛い!
「ろんか、」
「はい」
「ここの場所、覚えてる?」
「?」
「覚えてないよね」
「君と出会った日の場所」
「…」
ここは紛れもなくとても綺麗だった
もし、もう一度、生まれ変わったら君とここで
逢いたいな